関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
32歳の女性。下痢症状の後に四肢の脱力が出現したGuillain-Barré症候群で、入院2週後のGuillain-Barré障害スコアが5(人工呼吸管理)であった。グラフは表の3項目の合計点と歩行の関係を示す。この患者が発症6か月後に歩行不可能な確率はどれか。
1: 20%
2: 30%
3: 60%
4: 80%
5: 90%
検査方法を図に示す。この検査方法はどれか。
1: Oberテスト
2: Patrickテスト
3: SLRテスト
4: Thomasテスト
5: Thompsonテスト
検査方法を図に示す。この検査で陽性となるのはどれか。
1: アキレス腱断裂
2: 膝蓋骨脱臼
3: 大腿筋膜張筋短縮
4: 大腿四頭筋短縮
5: ハムストリングス損傷
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
56歳の男性。発症時に明らかな運動麻痺はないが、歩くとすぐによろけて物につかまっていないと立っていられなくなり、頭部CT検査で脳出血と診断された。頭部CT画像を示す。この患者の頭部CT画像として最も可能性が高いのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
正中神経を手首と肘部で電気刺激した運動神経伝導検査の波形を示す。この運動神経伝導検査から考えられる病態はどれか。ただし、手首と肘部の刺激部位間の距離は175 mmである。(正常範囲:振幅3.5 mV以上、運動神経伝導速度48 m/s以上)
1: 運動ニューロン変性
2: 軸索変性
3: 神経筋接合部異常
4: 正常
5: 脱髄
3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。影響する反射はどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: 緊張性迷路反射
4: 交叉性伸展反射
5: 非対称性緊張性頸反射
65歳の男性。視床出血による左片麻痺。救急搬送され保存的治療が行われた。発症後3日より脳卒中ケアユニットでの理学療法を開始。このとき覚醒しておらず、大きな声で呼びかけたが開眼しなかったため胸骨部に痛み刺激を加えたところ、刺激を加えている手を払いのけようとする動きがみられた。この患者のJCS〈Japan Coma Scale〉での意識障害の評価で正しいのはどれか。
1: Ⅱ-10
2: Ⅱ-20
3: Ⅱ-30
4: Ⅲ-100
5: Ⅲ-200
45歳の男性。会社の事務職として働いていたが、自転車運転中に自動車にはねられ、びまん性軸索損傷を受傷した。身体機能に問題がなかったため、1か月後に以前と同じ部署である庶務に復職した。仕事を依頼されたことや仕事の方法は覚えているが、何から手を付ければ良いのか優先順位が付けられず、周囲の同僚から仕事を促されてしまう状況である。考えられるのはどれか。
1: 記憶障害
2: コミュニケーション障害
3: 失行
4: 失認
5: 遂行機能障害
70歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。下肢の随意運動は共同運動がわずかに認められる程度である。歩行はT字杖にて室内は自立している。ADL指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
82歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 股関節脱臼
2: 坐骨骨折
3: 大腿骨近位部骨折
4: 恥骨結合離開
5: 恥骨骨折
60歳の男性。右利き。歩行困難のため搬送された。発症7日目の頭部MRIと頭部MRAを示す。閉塞している動脈はどれか。
1: 右前大脳動脈
2: 右中大脳動脈
3: 右内頸動脈
4: 右椎骨動脈
5: 脳底動脈
42歳の男性。スキーの滑走中に転倒し、腕神経叢の図に示す部位を損傷した。前腕外側(橈側)と手の掌側の母指から環指に感覚鈍麻がある。筋力低下をきたす筋はどれか。2つ選べ。
1: 円回内筋
2: 三角筋
3: 小指外転筋
4: 上腕三頭筋
5: 上腕二頭筋
図に示す排痰体位に対応する肺区域で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肺尖区(S1)
2: 後上葉区(S2)
3: 上-下葉区(S6)
4: 前肺底区(S8)
5: 後肺底区(S10)
78歳の男性。慢性閉塞性肺疾患の急性増悪により人工呼吸器管理中である。意識レベルJCS〈Japan Coma Scale〉Ⅱ-20、体温37.5℃、呼吸数は26回/分、努力性呼吸を認める。二次的合併症の予防目的で行う理学療法で適切でないのはどれか。
1: 呼吸介助
2: 体位排痰法
3: ベッドアップ
4: 関節可動域運動
5: 徒手的抵抗運動
図に示す姿勢のうち、労働災害予防を目的とした動作指導で適切な作業姿勢はどれか。
治療についてのインフォームドコンセントで適切なのはどれか。
1: 治療者は専門用語で説明する。
2: 患者の同意内容は文書で保存する。
3: 治療者は患者の要求があってから説明する。
4: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由がなければ同意を撤回できない。
SOAPで正しいのはどれか。
1: Oには患者の訴えを記載する。
2: Sには検査データを記載する。
3: Pには検査結果の解釈を記載する。
4: 問題志向型診療記録として記載する。
5: Aには理学療法プログラムを記載する。
固定負荷にて行う運動負荷試験はどれか。
1: Bruce法
2: ランプ負荷法
3: 6分間歩行テスト
4: マスターシングルテスト
5: シャトルウォーキングテスト
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で足部の内がえしを測定する。基本軸と移動軸の組合せで正しいのはどれか。
1: 下腿軸への垂直線―足底面
2: 下腿軸への垂直線―足背面
3: 腓骨への垂直線――足底面
4: 腓骨への垂直線――足背面
5: 腓骨への垂直線――第5中足骨
関節可動域が正常な患者に対し、Danielsらの徒手筋力テストの段階5の検査で、軽度屈曲位で抵抗を加えるのはどれか。
1: 肩関節伸展
2: 肘関節伸展
3: 手関節伸展
4: 股関節伸展
5: 頸部複合伸展
認知症の原因になりにくい疾患はどれか。
1: 葉酸欠乏症
2: 正常圧水頭症
3: 慢性硬膜下血腫
4: 甲状腺機能亢進症
5: ビタミンB12欠乏症
歩行周期で立脚相直前から活動し、踵接地時に大きな活動を示す下肢の筋はどれか。2つ選べ。
1: 下腿三頭筋
2: 前脛骨筋
3: 大腿四頭筋
4: 長母指屈筋
5: 腸腰筋
内反足に対する最も適切な靴の補正はどれか。
1: Thomasヒール
2: 内側フレアヒール
3: クッションヒール
4: メタタルザルバー
5: 外側ソールウェッジ
関節リウマチにおいて、余暇、仕事、身の回りのことの3つの要素から機能状態の程度を示す指標はどれか。
1: CMI
2: DAS28〈disease activity score 28〉
3: Larsen分類
4: Sharp score
5: Steinbrockerのclass分類
尺骨骨幹部骨折と橈骨小頭の脱臼を生じるのはどれか。
1: Barton骨折
2: Colles骨折
3: Galeazzi骨折
4: Monteggia骨折
5: Smith骨折
上腕二頭筋腱炎で陽性所見を呈する検査はどれか。
1: Adsonテスト
2: Apleyテスト
3: Finkelsteinテスト
4: Kempテスト
5: Yergasonテスト
脳卒中片麻痺患者に用いられる評価法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: FMA〈Fugl-Meyer assessment〉はADLの評価を含む。
2: JSS〈Japan Stroke Scale〉は関節可動域の評価を含む。
3: mRSは歩行速度の評価を含む。
4: NIHSSは意識状態の評価を含む。
5: SIASは非麻痺側機能の評価を含む。
Parkinson病に対する包括的な評価指標であるUPDRSの評価項目でないのはどれか。
1: 感覚
2: 姿勢
3: 歩行
4: 知的機能
5: ジスキネジア
GMFMで正しいのはどれか。
1: GMFM-88は間隔尺度として使用される。
2: 各項目は0~4の5段階評価で判定する。
3: 脳性麻痺のための標準化された発達評価である。
4: 健常5歳児であれば達成可能な項目で構成される。
5: Item Mapの使用により認知機能の判定が可能である。
NYHA分類で正しいのはどれか。
1: 5段階分類である。
2: 自覚症状により重症度を分類する。
3: Ⅰ度では心疾患を有し、日常生活で疲労、呼吸困難がある。
4: Ⅱ度では日常生活以下の労作で疲労、呼吸困難がある。
5: Ⅳ度では安静時に心不全症状はみられない。
成人に対する一次救命処置で正しいのはどれか。
1: 胸骨圧迫は1分間に100~120回のテンポで行う。
2: 胸骨圧迫は胸骨が1 cm程度沈む強さで圧迫する。
3: AEDによる電気ショック後には胸骨圧迫を行わない。
4: 人工呼吸(口対口呼吸)の吹込みは続けて10回以上行う。
5: 胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える。
筋力増強トレーニングの効果で正しいのはどれか。
1: 自動介助運動では効果は得られない。
2: 筋肥大が生じるまで効果は得られない。
3: 最大抵抗を用いれば月1回の運動で効果が得られる。
4: 等運動性運動ではトレーニングに用いた運動速度付近で大きな効果が得られる。
5: 最大筋力に対して極めて弱い抵抗運動であっても回数を増やすことで効果が得られる。
大腿義足装着者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 過度の腰椎前弯―股関節伸展拘縮
2: 外転歩行――――股関節屈曲拘縮
3: 義足膝の不安定―股関節伸展筋力低下
4: 伸び上がり歩行―股関節内転筋力低下
5: 分回し歩行―――股関節内転拘縮
軽い運動から激しい運動へと運動強度を徐々に増加させるときの正常な循環応答で正しいのはどれか。
1: 運動中の心拍数変化は主に副交感神経活動の亢進によって生じる。
2: 運動強度の増加に伴い心筋への血流配分率が大幅に増加する。
3: 運動強度が増加しても動脈血酸素含量はほぼ一定である。
4: 運動開始から軽い運動中の心拍出量増加は主に心拍数の増加によって生じる。
5: 中等度から激しい運動中の一回拍出量は直線的に増加する。
腹圧性尿失禁に対する筋力増強練習の対象で最も優先すべき筋群はどれか。
1: 腹筋群
2: 殿筋群
3: 骨盤底筋群
4: 脊柱起立筋群
5: 股関節外旋筋群
小児でVolkmann拘縮を起こしやすいのはどれか。
1: 上腕骨顆上骨折
2: 上腕骨外顆骨折
3: 上腕骨近位部骨折
4: 上腕骨骨幹部骨折
5: 上腕骨内側上顆骨折
偽関節を生じやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 手の舟状骨骨折
2: 鎖骨骨折
3: 肋骨骨折
4: 大腿骨頸部骨折
5: 踵骨骨折
脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。
1: 痙縮の減弱
2: 褥瘡の予防
3: 異常疼痛の抑制
4: 骨粗鬆症の予防
5: 消化管運動の促進
アテトーゼ型脳性麻痺に残存しやすい原始反射はどれか。
1: 吸啜反射
2: 手掌把握反射
3: 陽性支持反射
4: 交叉性伸展反射
5: 対称性緊張性頸反射
閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか。
1: 冷感はない。
2: 安静時痛はない。
3: しびれ感はない。
4: 間欠性跛行は体幹前傾で改善する。
5: 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。
廃用症候群で正しいのはどれか。
1: 加齢による影響は少ない。
2: 二次性サルコペニアを認める。
3: 筋萎縮は上肢に強くみられる。
4: 進行しても摂食嚥下機能は保たれる。
5: 高齢者では高アルブミン血症を認める。
身体的フレイルの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 疲労感が増す。
2: BMIが増加する。
3: 動作が緩慢になる。
4: 寝たきり状態である。
5: Barthel Indexのスコアが高くなる。
頸椎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 環椎に椎体はない。
2: 軸椎に上関節面はない。
3: 第4頸椎に鈎状突起はない。
4: 第5頸椎の横突孔は椎骨動脈が貫通しない。
5: 第7頸椎の棘突起先端は二分しない。
脳神経と支配筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 滑車神経―眼輪筋
2: 三叉神経―咬筋
3: 顔面神経―広頸筋
4: 舌咽神経―舌筋
5: 副神経――側頭筋
脳の解剖で誤っているのはどれか。
1: 黒質は中脳にある。
2: 海馬は側頭葉にある。
3: 中小脳脚は中脳と小脳を連絡する。
4: 脳梁は左右の大脳半球を連絡する。
5: 中心溝は前頭葉と頭頂葉の間にある。
第7胸椎の高さの水平断で最も腹側にあるのはどれか。
1: 食道
2: 右心室
3: 右心房
4: 左心室
5: 左心房
消化器の解剖で正しいのはどれか。
1: 胃の筋層は2層の平滑筋からなる。
2: 空腸は回腸より長い。
3: 食道は3か所の狭窄部をもつ。
4: 十二指腸は腸間膜を有する。
5: 内肛門括約筋は横紋筋からなる。
腎臓で誤っているのはどれか。
1: 遠位尿細管は集合管につながる。
2: 尿細管は腎小体の尿管極に始まる。
3: Henle係蹄は小葉間静脈につながる。
4: Bowman囊は糸球体を包んでいる。
5: 輸入細動脈は糸球体につながる。
ホルモンの産生で正しいのはどれか。
1: エリスロポエチンは骨髄で産生される。
2: グルカゴンはLangerhans〈ランゲルハンス〉島B細胞で産生される。
3: ソマトスタチンは黄体で産生される。
4: トリヨードサイロニンは上皮小体で産生される。
5: バソプレシンは視床下部で産生される。
末梢神経と体表からの触知部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 腕神経叢――胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間
2: 正中神経――上腕近位部で烏口腕筋の外側
3: 尺骨神経――肘頭と上腕骨内側上顆の間
4: 脛骨神経――外果とアキレス腱の間
5: 総腓骨神経―膝窩部で半腱様筋腱の内側
遺伝情報伝達で正しいのはどれか。
1: リボゾームRNAはATP産生に関与する。
2: DNAではアデニンはシトシンと結合している。
3: 核の中のすべてのDNAの塩基配列をゲノムという。
4: DNAから転移RNA〈tRNA〉に塩基配列が転写される。
5: 伝令RNA〈mRNA〉上では2個の塩基の組合せが1つの暗号の単位を形成する。
骨格筋の筋収縮で正しいのはどれか。
1: 筋小胞体にはNa+を貯蔵している。
2: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。
3: Ca2+が筋小胞体に取り込まれると筋収縮が起こる。
4: ミオシン頭部の角度が戻るときにATPの加水分解が起こる。
5: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経と筋との間で双方向性である。
左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 圧覚――左脊髄前索
2: 位置覚―右脊髄後索
3: 温覚――右脊髄後索
4: 振動覚―左脊髄側索
5: 痛覚――右脊髄側索
交感神経の機能で正しいのはどれか。
1: 膵液分泌を促進する。
2: 心収縮力を減少させる。
3: 直腸平滑筋を収縮させる。
4: 水晶体の厚さを減少させる。
5: 肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。
心筋の再分極に最も影響するのはどれか。
1: Ca2+電流
2: K+電流
3: Na+電流
4: 細胞外電流
5: ペースメーカー電流
末梢組織への酸素供給を増やすのはどれか。
1: pHの低下
2: 体温の低下
3: PCO2の低下
4: 赤血球数減少
5: ヘモグロビン濃度減少
摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。
1: 吸気
2: 咀嚼
3: 喉頭蓋反転
4: 鼻咽腔開放
5: 輪状咽頭筋収縮
集合管における尿の濃縮に関わるホルモンはどれか。
1: グルカゴン
2: メラトニン
3: オキシトシン
4: パラトルモン
5: アルドステロン
代謝で誤っているのはどれか。
1: 呼吸商〈RQ〉は摂取する栄養素によって異なる。
2: 特異動的作用〈SDA〉とは食物摂取後の体温上昇である。
3: 基礎代謝量〈BM〉は同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
4: エネルギー代謝率〈RMR〉は基礎代謝量を基準とした運動強度である。
5: 代謝当量〈MET〉は安静臥位時の代謝量を基準とした運動強度である。
肩甲骨を胸郭に押し付ける作用のある筋はどれか。
1: 大胸筋
2: 広背筋
3: 前鋸筋
4: 鎖骨下筋
5: 肩甲挙筋
膝蓋骨で正しいのはどれか。
1: 関節面は外側面に比べて内側面で広い。
2: 膝関節屈曲位で可動性が高くなる。
3: 膝関節伸筋の作用効率を高めている。
4: 膝関節の屈曲に伴い上方に引かれる。
5: 膝関節の伸展に伴い接触面は上方に移動する。
膝関節の運動で正しいのはどれか。
1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。
2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。
3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。
4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。
5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。
努力性呼気時に働く筋はどれか。2つ選べ。
1: 腹直筋
2: 横隔膜
3: 外肋間筋
4: 内肋間筋
5: 胸鎖乳突筋
病原体と腫瘍発生との組合せで誤っているのはどれか。
1: A型肝炎ウイルス―――――肝細胞癌
2: Epstein Barrウイルス――――Burkittリンパ腫
3: HTLV-Ⅰ―――――――――成人T細胞白血病
4: ヒトパピローマウイルス ―― 子宮頸癌
5: ヘリコバクター・ピロリ菌――胃癌
神経原性ショックの特徴はどれか。
1: 交感神経の緊張
2: 徐脈
3: 心拍出量の増加
4: 中心静脈圧の上昇
5: 皮膚温の低下
肺気量で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 1秒率=1秒量÷%肺活量
2: 機能的残気量=予備吸気量+残気量
3: 最大吸気量=1回換気量+予備吸気量
4: 残気量=全肺気量-肺活量
5: 肺活量=予備吸気量+予備呼気量
正しい組合せはどれか。
1: A. Beck―――愛着理論
2: J. Bowlby――認知療法
3: R. Liberman―系統的脱感作
4: C. Rogers ――来談者中心療法
5: J. Wolpe―――社会生活技能訓練
ライフステージにおける成人期後期(50~60歳ころ)の特徴で適切なのはどれか。
1: 親しい人の死を経験し、自分の死についても受容的になる。
2: 心理社会的な猶予期間(モラトリアム)といえる時期である。
3: 仕事や家庭を持つようになり、社会人としての成長をみせる。
4: 経験の蓄積により判断力は向上を続けるが記憶力は低下を示す。
5: 社会的役割の減少や身体的不自由など多くの喪失体験がみられる。
交通事故により下肢を骨折したが、リハビリテ-ションの回数が少ないことで、治療者に強い不満をぶつけてしまった。その後「先生は私を嫌っている」と考える防衛機制はどれか。
1: 回避
2: 投影
3: 否認
4: 抑圧
5: 合理化
ある患者の心理検査の一部を示す。この検査法はどれか。
1: HTP〈House-tree-person test〉
2: SCT
3: MMPI
4: P-Fスタディ
5: ASQ〈Autism Screening Questionnaire〉
ASIAの評価法における脊髄の髄節とそのkey muscleの組合せで正しいのはどれか。
1: C6――上腕二頭筋
2: C8――上腕三頭筋
3: T1――小指外転筋
4: L1――大腿四頭筋
5: L5――前脛骨筋
絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 手根管――下垂手
2: 足根管――足背の異常感覚
3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚
4: 肘部管――涙滴徴候
5: 腓骨頭――下垂足
失行の検査でないのはどれか。
1: お茶を入れてもらう。
2: 金槌で釘を打ってもらう。
3: 日常物品の名前を答えてもらう。
4: 「おいでおいで」の動作をしてもらう。
5: 歯ブラシを持ったつもりで歯を磨くまねをしてもらう。
性染色体異常で発症するのはどれか。2つ選べ。
1: Down症候群
2: Marfan症候群
3: Turner症候群
4: Williams症候群
5: Klinefelter症候群
改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〈JDDST-R〉の個人—社会領域で最も早く可能になるのはどれか。
1: 手を洗ってふく。
2: 簡単なお手伝い。
3: コップから飲む。
4: 上着などを脱ぐ。
5: ビスケットを自分で食べる。
帯状疱疹で正しいのはどれか。
1: 発疹は左右対称にみられる。
2: 感染後数日で発症する。
3: Koplik斑が出現する。
4: アロディニアを伴う。
5: 帯状絞扼感を伴う。
骨折の名称と部位との組合せで正しいのはどれか。
1: Bennett骨折―脛骨
2: Duverney骨折―橈骨
3: Jefferson骨折―大腿骨
4: Malgaigne骨折―骨盤
5: Smith骨折―上腕骨
脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。
1: 頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる。
2: 出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる。
3: 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。
4: 脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる。
5: 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。
Parkinson病でみられないのはどれか。
1: 便秘
2: 運動失調
3: 動作緩慢
4: 静止時振戦
5: レム睡眠行動障害
下肢の末梢神経伝導検査で複数の神経に運動神経伝導速度低下を認めた。最も考えられる疾患はどれか。
1: 多発性筋炎
2: 視神経脊髄炎
3: 閉塞性動脈硬化症
4: 筋萎縮性側索硬化症
5: Guillain-Barré症候群
慢性閉塞性肺疾患患者に推奨されないのはどれか。
1: 低脂肪食
2: 在宅酸素療法
3: 上肢の筋力トレーニング
4: 下肢の筋力トレーニング
5: インフルエンザワクチン接種
熱傷で正しいのはどれか。
1: 熱傷面積はI、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。
2: I度熱傷では水疱がみられる。
3: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。
4: 深達性Ⅱ度熱傷では疼痛がみられる。
5: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。
リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン2006に基づく、積極的なリハビリテーションを実施しない場合はどれか。
1: 安静時脈拍130/分
2: 安静時体温37.5˚C
3: 安静時酸素飽和度92%
4: 安静時収縮期血圧160 mmHg
5: 安静時拡張期血圧100 mmHg
うつ病に起こりやすい思考障害はどれか。
1: 迂遠
2: 観念奔逸
3: 思考制止
4: 思考途絶
5: 滅裂思考
アルコール離脱せん妄で正しいのはどれか。
1: 生命への危険性は低い。
2: 羽ばたき振戦がみられる。
3: 抗酒薬を速やかに投与する。
4: 飲酒停止後72~96時間に多くみられる。
5: アルコール血中濃度の上昇に伴って生じる。
夢に関連する睡眠障害がみられるのはどれか。
1: 睡眠時驚愕症
2: 睡眠時遊行症
3: レム睡眠行動障害
4: 睡眠関連摂食障害
5: 周期性四肢運動障害
神経性無食欲症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 骨密度は増加する。
2: 消化管の吸収不全がある。
3: 病識を持たないことが多い。
4: 食物に対する関心が低下する。
5: ボディイメージの歪みがある。
パニック障害の薬物療法で用いられるのはどれか。
1: 抗うつ薬
2: 抗精神病薬
3: 気分安定薬
4: 抗てんかん薬
5: 中枢神経刺激薬