図の前腕と手を支える肘関節屈筋の力Fはどれか。ただし、Cos 45°= 0.71とする。
1: 約20 kgw
2: 約25 kgw
3: 約30 kgw
4: 約35 kgw
5: 約40 kgw
図に示す方法で股関節に30 Nmの外転トルクを生じさせる等尺性筋力増強運動を行った。作用点Bの力として正しいのはどれか。
1: 5.1 kgf
2: 10.2 kgf
3: 15.3 kgf
4: 20.4 kgf
5: 25.5 kgf
歩行パターンを図に示す。筋力低下を生じている筋はどれか。
1: 下腿三頭筋
2: 前脛骨筋
3: 大殿筋
4: 中殿筋
5: 長内転筋
正常な歩行周期とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: 右立脚中期 ── 右踵接地から左爪先離地まで
2: 右立脚終期 ── 左踵離地から右踵離地まで
3: 右前遊脚期 ── 左踵接地から右爪先離地まで
4: 右遊脚中期 ── 右爪先離地から右足部が左下腿部を通過するまで
5: 右遊脚終期 ── 右足部が左下腿部を通過してから右下腿が垂直になるまで
膝関節伸展位で足背屈の関節可動域測定をしたところ、可動域制限が認められた。次に、膝関節屈曲位で測定したところ可動域制限は認められなかった。短縮している筋はどれか。
1: 大腿直筋
2: 大腿二頭筋長頭
3: 半膜様筋
4: 腓腹筋
5: ヒラメ筋
歩行障害とその原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: frozen gait ── 小脳性運動失調
2: scissors gait ── パーキンソニズム
3: steppage gait ── 総腓骨神経麻痺
4: waddling gait ── 下肢帯の筋力低下
5: wide-based gait ── 両下肢の痙縮
小児を裸足で方眼紙の上を歩行させた図を示す。重複歩距離はどれか。
1: 10 cm
2: 20 cm
3: 35 cm
4: 40 cm
5: 55 cm
図に示す方法で筋力測定器を用いて膝関節伸展等尺性筋力を測定したところ、測定値は28 kgfであった。膝関節伸展トルクはどれか。
1: 約6.9 Nm
2: 約17.2 Nm
3: 約34.5 Nm
4: 約51.8 Nm
5: 約68.6 Nm
歩行周期と筋活動パターンの関係を図に示す。このグラフが示す特徴をもつ筋はどれか。
1: 大殿筋
2: 中殿筋
3: 大腿四頭筋
4: ハムストリングス
5: 下腿三頭筋
歩行周期で立脚相直前から活動し、踵接地時に大きな活動を示す下肢の筋はどれか。2つ選べ。
1: 下腿三頭筋
2: 前脛骨筋
3: 大腿四頭筋
4: 長母指屈筋
5: 腸腰筋
若年者と比較した高齢者の歩行で正しいのはどれか。
1: 歩隔は狭くなる。
2: 歩幅は大きくなる。
3: 腕の振りは減少する。
4: 両脚支持期は短くなる。
5: 遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなる。
歩行について正しいのはどれか。
1: 身長が高いほど重複歩距離は短くなる。
2: 進行方向と足の長軸がなす角度を足角という。
3: 両脚支持期は歩行速度が速くなると長くなる。
4: 水平面上の進行方向に対して垂直方向の両足の開きを歩幅という。
5: 一側の踵が接地してから再び接地するまでの時間をステップ時間という。
端座位で膝関節を完全伸展位から屈曲した際に生じるのはどれか。
1: 前十字靱帯は弛緩する。
2: 内側側副靱帯は緊張する。
3: 屈曲初期に脛骨は外旋する。
4: 内側半月板よりも外側半月板の方が大きく移動する。
5: 屈曲初期にすべり運動が生じ、続いて転がり運動が加わる。
関節を他動的に動かしたときの正常な最終域感と関節運動の組合せで正しいのはどれか。
1: 骨 性―――――――手指中手指節〈MP〉関節伸展
2: 靱帯の伸張―――――下肢伸展挙上〈SLR〉
3: 軟部組織の接近―――膝関節屈曲
4: 筋の伸張感―――――肘関節伸展
5: 関節包の伸張――――前腕回外
立位で外乱による体の前方への傾きを足関節の運動で制御する際、外乱直後に最も活動する筋はどれか。
1: 腓腹筋
2: 大胸筋
3: 腹直筋
4: 前脛骨筋
5: 大腿四頭筋
筋疲労時にみられるのはどれか。
1: 乳酸の減少
2: ADP濃度の増加
3: グリコーゲンの増加
4: 筋形質中のpHの上昇
5: 小胞体のカルシウムイオン取り込みの増加
異常歩行とその原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 酩酊歩行――――――――――総腓骨神経麻痺
2: 小刻み歩行―――――――――脊柱管狭窄症
3: 間欠性跛行―――――――――Parkinson病
4: はさみ足歩行――――――――脳卒中片麻痺
5: Trendelenburg歩行―――――変形性股関節症
健常者で最も歩行率が大きいのはどれか。
1: 5歳
2: 10歳
3: 20歳
4: 40歳
5: 80歳
新しい運動を学習するときに患者の手続き記憶に変換される段階はどれか。
1: 患者に理想とする運動パターンを言葉で教示しているとき。
2: 患者に運動課題を提示しつつ説明しているとき。
3: 患者が運動を試行錯誤しているとき。
4: 患者が正しい運動パターンを反復練習しているとき。
5: 患者が実際の生活環境で実践しているとき。
てこを図に示す。Aを支点とした棒のB点から60 kg重の錘を糸で垂らした。棒を水平に支えるためにC点にかかる力F(N)はどれか。ただし、1 Nを100 g重とし、棒と糸の質量は無視できるものとする。
1: 60 N
2: 80 N
3: 90 N
4: 100 N
5: 120 N