水中運動療法で正しいのはどれか。
1: 剣状突起部の水深では体重の約50%が免荷される。
2: 静水圧は深さ1 mにつき約1気圧増加する。
3: 運動速度が速い方が抵抗力は小さくなる。
4: 水の浮力を利用した自動介助運動が可能である。
5: 水温は40℃が適温である。
平地の運動と比較した水中の運動で正しいのはどれか。
1: 頸部の水位での運動では抗利尿作用が働く。
2: 膝関節の水位での歩行は下肢への抵抗が少ない。
3: 上前腸骨棘部の水位での立位は50%の免荷となる。
4: 乳頭部の水位での上肢挙上運動は心負荷が減少する。
5: 臍部の水位でのゆっくりした股関節外転は負荷が軽減する。
体重60 kgの人が図のように立位姿勢を保持したとき、体重計は24 kgを示した。足圧中心は踵(B)から何 cm前方にあるか。ただし、AB間は50 cm、AC間は100 cmとする。
1: 6 cm
2: 10 cm
3: 14 cm
4: 18 cm
5: 22 cm
成人の静止立位で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 体重心線は膝関節軸の前方を通る。
2: 体重心は床から身長の45%の高さにある。
3: 頭部の重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
4: 身長に対する体重心の相対的位置は小児より低い。
5: 足関節にかかる重力のモーメントは底屈モーメントである。
体幹を前傾して静止した人体の模式図を示す。図中の数値は、人体の各部位の重量と、各部位の重心を鉛直に投影した点と基準点との距離である。人体全体の重心を投影した点と基準点との距離はどれか。
1: 0.4 m
2: 0.5 m
3: 0.6 m
4: 0.7 m
5: 0.8 m
水中運動療法について誤っているのはどれか。
1: 運動速度の速い方が抵抗は大きい。
2: 水の浮力による自動介助運動が可能である。
3: 剣状突起部の水深では体重の約30%が免荷される。
4: 同一歩行速度では陸上の運動に比べエネルギー消費が大きい。
5: 静水圧によって右心負荷が増大する。