患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。
1: 専門用語で説明する。
2: 説明用の文書を用意する。
3: 治療のデメリットは伝えない。
4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。
感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
1: 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。
2: 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
3: 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。
4: 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。
5: マスクはN95を使用する。
厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計」において、死因の第2位はどれか。
1: 肺 炎
2: 老 衰
3: 心疾患
4: 悪性新生物
5: 脳血管疾患
発症が労働衛生環境に関連しないのはどれか。
1: じん肺
2: 腰痛症
3: 頸肩腕症候群
4: レイノー症候群
5: 大腿骨頭すべり症
標準予防策〈standard precautions〉において、正しいのはどれか。
1: 手洗いは温水で行う。
2: 汗に触れるときは手袋を着用する。
3: 感染のある患者のみを対象とする。
4: 目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。
5: 創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。
75歳の女性。誤嚥性肺炎。喀痰培養でMRSAを検出した。マスク、手袋、ガウンを装着し病棟個室で肺理学療法を開始した。感染予防策について正しいのはどれか。
1: N95マスクを装着する。
2: 個室のドアは開放してはならない。
3: ガウンは退室時病室内で脱いで廃棄する。
4: 退室時手袋を装着したままドアノブに触れて開ける。
5: 手袋を装着していれば手指消毒は不要である。
理学療法士の守秘義務を規定するのはどれか。
1: 憲 法
2: 民 法
3: 医師法
4: 医療法
5: 理学療法士及び作業療法士法
一次予防はどれか。
1: 高血圧症患者の運動療法
2: 脳出血患者の合併症予防
3: 脳梗塞患者の再発予防教育
4: メタボリックシンドロームの予防教育
5: 糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング
法律とその規定内容の組合せで誤っているのはどれか。
1: 医療法 ── インフォームドコンセント
2: 介護保険法 ── 義肢の支給
3: 健康増進法 ── がん検診
4: 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律〈バリアフリー新法〉 ── 車椅子使用者用の駐車場確保
5: 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉 ── 自立生活援助
チーム医療において理学療法士が行わないのはどれか。
1: チームのリーダーを務める。
2: 要介護認定申請の意見書を作成する。
3: 栄養指導について管理栄養士に相談する。
4: 人工呼吸器の設定について医師に相談する。
5: 福祉用具の貸与についてソーシャルワーカーに相談する。
障害者総合支援法に基づくサービスのうち、介護給付にあたるのはどれか。
1: 補装具
2: 相談支援
3: 自立生活援助
4: グループホーム
5: ホームヘルプサービス
病気Xの有無を調べる検査の感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 病気Xに罹患している人で、検査が正しく陽性と判定された確率は85%である。
2: 病気Xに罹患していない人で、検査が正しく陰性と判定された確率は95%である。
3: 病気Xを判定する検査が陽性の場合、真に病気Xに罹患している確率は80%である。
4: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患している確率は15%である。
5: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患していない確率は90%である。
臨床研究を実施するうえで適切でないのはどれか。
1: 研究対象はポスターを用いて募集した。
2: 研究の内容について対象者に書面を見せながら口頭で説明した。
3: データ処理を匿名化で行った。
4: 得られたデータはパソコンの共有フォルダで保管した。
5: 対象者からの研究の同意への撤回請求に応じた。
介護保険法で貸与の対象とならないのはどれか。
1: 車椅子
2: 歩行器
3: スロープ
4: 体位変換器
5: ポータブルトイレ
治療についてのインフォームドコンセントで適切なのはどれか。
1: 治療者は専門用語で説明する。
2: 患者の同意内容は文書で保存する。
3: 治療者は患者の要求があってから説明する。
4: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由がなければ同意を撤回できない。
SOAPで正しいのはどれか。
1: Oには患者の訴えを記載する。
2: Sには検査データを記載する。
3: Pには検査結果の解釈を記載する。
4: 問題志向型診療記録として記載する。
5: Aには理学療法プログラムを記載する。
成人に対する一次救命処置で正しいのはどれか。
1: 胸骨圧迫は1分間に100~120回のテンポで行う。
2: 胸骨圧迫は胸骨が1 cm程度沈む強さで圧迫する。
3: AEDによる電気ショック後には胸骨圧迫を行わない。
4: 人工呼吸(口対口呼吸)の吹込みは続けて10回以上行う。
5: 胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える。
最もエビデンスレベルが高いのはどれか。
1: 無作為化比較試験
2: コホート研究
3: 症例集積研究
4: 症例対照研究
5: 症例報告
介護保険制度における福祉用具貸与で、要支援1の者が給付対象となる福祉用具はどれか。
1: T字杖
2: 手すり
3: 車椅子
4: 特殊寝台
5: 移動用リフト