基礎理学療法学・理学療法管理学の過去問


第57回午前:第21問

患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。  

1: 専門用語で説明する。

2: 説明用の文書を用意する。

3: 治療のデメリットは伝えない。

4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。

5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。

第57回午前:第37問

感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。

2: 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。

3: 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。

4: 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。

5: マスクはN95を使用する。

第57回午後:第21問

厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計」において、死因の第2位はどれか。  

1: 肺 炎

2: 老 衰

3: 心疾患

4: 悪性新生物

5: 脳血管疾患

第57回午後:第48問

発症が労働衛生環境に関連しないのはどれか。  

1: じん肺

2: 腰痛症

3: 頸肩腕症候群

4: レイノー症候群

5: 大腿骨頭すべり症

第56回午後:第50問

標準予防策〈standard precautions〉において、正しいのはどれか。  

1: 手洗いは温水で行う。

2: 汗に触れるときは手袋を着用する。

3: 感染のある患者のみを対象とする。

4: 目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。

5: 創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。

第56回午前:第1問

75歳の女性。誤嚥性肺炎。喀痰培養でMRSAを検出した。マスク、手袋、ガウンを装着し病棟個室で肺理学療法を開始した。感染予防策について正しいのはどれか。  

1: N95マスクを装着する。

2: 個室のドアは開放してはならない。

3: ガウンは退室時病室内で脱いで廃棄する。

4: 退室時手袋を装着したままドアノブに触れて開ける。

5: 手袋を装着していれば手指消毒は不要である。

第56回午前:第21問

理学療法士の守秘義務を規定するのはどれか。  

1: 憲 法

2: 民 法

3: 医師法

4: 医療法

5: 理学療法士及び作業療法士法

第56回午前:第23問

一次予防はどれか。  

1: 高血圧症患者の運動療法

2: 脳出血患者の合併症予防

3: 脳梗塞患者の再発予防教育

4: メタボリックシンドロームの予防教育

5: 糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング

第56回午前:第48問

法律とその規定内容の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 医療法 ── インフォームドコンセント

2: 介護保険法 ── 義肢の支給

3: 健康増進法 ── がん検診

4: 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律〈バリアフリー新法〉 ── 車椅子使用者用の駐車場確保

5: 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉 ── 自立生活援助

第55回午後:第22問

チーム医療において理学療法士が行わないのはどれか。  

1: チームのリーダーを務める。

2: 要介護認定申請の意見書を作成する。

3: 栄養指導について管理栄養士に相談する。

4: 人工呼吸器の設定について医師に相談する。

5: 福祉用具の貸与についてソーシャルワーカーに相談する。

第55回午後:第49問

障害者総合支援法に基づくサービスのうち、介護給付にあたるのはどれか。  

1: 補装具

2: 相談支援

3: 自立生活援助

4: グループホーム

5: ホームヘルプサービス

第55回午前:第1問

病気Xの有無を調べる検査の感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 病気Xに罹患している人で、検査が正しく陽性と判定された確率は85%である。

2: 病気Xに罹患していない人で、検査が正しく陰性と判定された確率は95%である。

3: 病気Xを判定する検査が陽性の場合、真に病気Xに罹患している確率は80%である。

4: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患している確率は15%である。

5: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患していない確率は90%である。

第55回午前:第21問

臨床研究を実施するうえで適切でないのはどれか。  

1: 研究対象はポスターを用いて募集した。

2: 研究の内容について対象者に書面を見せながら口頭で説明した。

3: データ処理を匿名化で行った。

4: 得られたデータはパソコンの共有フォルダで保管した。

5: 対象者からの研究の同意への撤回請求に応じた。

第55回午前:第50問

介護保険法で貸与の対象とならないのはどれか。  

1: 車椅子

2: 歩行器

3: スロープ

4: 体位変換器

5: ポータブルトイレ

第54回午前:第20問

図に示す姿勢のうち、労働災害予防を目的とした動作指導で適切な作業姿勢はどれか。

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第54回午前:第21問

治療についてのインフォームドコンセントで適切なのはどれか。  

1: 治療者は専門用語で説明する。

2: 患者の同意内容は文書で保存する。

3: 治療者は患者の要求があってから説明する。

4: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。

5: 患者は正当な理由がなければ同意を撤回できない。

第54回午前:第22問

SOAPで正しいのはどれか。  

1: Oには患者の訴えを記載する。

2: Sには検査データを記載する。

3: Pには検査結果の解釈を記載する。

4: 問題志向型診療記録として記載する。

5: Aには理学療法プログラムを記載する。

第54回午前:第38問

成人に対する一次救命処置で正しいのはどれか。  

1: 胸骨圧迫は1分間に100~120回のテンポで行う。

2: 胸骨圧迫は胸骨が1 cm程度沈む強さで圧迫する。

3: AEDによる電気ショック後には胸骨圧迫を行わない。

4: 人工呼吸(口対口呼吸)の吹込みは続けて10回以上行う。

5: 胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える。

第54回午後:第21問

最もエビデンスレベルが高いのはどれか。  

1: 無作為化比較試験

2: コホート研究

3: 症例集積研究

4: 症例対照研究

5: 症例報告

第54回午後:第50問

介護保険制度における福祉用具貸与で、要支援1の者が給付対象となる福祉用具はどれか。  

1: T字杖

2: 手すり

3: 車椅子

4: 特殊寝台

5: 移動用リフト