発達・小児疾患の過去問


第57回午前:第16問

12歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢで、立位では図のような姿勢を示す。治療方針として優先されるのはどれか。 

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1: 長下肢装具を作製する。

2: 体幹筋の同時収縮を促す。

3: 選択的後根切断術を検討する。

4: 歩行練習での介助量を減らす。

5: 上肢での支持能力を向上させる。

第57回午前:第45問

Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸管理について正しいのはどれか。  

1: 非侵襲的陽圧換気療法〈NPPV〉の適応ではない。

2: 舌咽呼吸は強制的に吸気する最大量を得るのに有効である。

3: 咳最大流量〈cough peak flow〉は咳介助を行う目安にならない。

4: 呼吸管理の適応になる時期は機能障害度ステージⅣからである。

5: 排痰補助装置による咳介助は徒手による咳介助に優先して行われる。

第57回午後:第2問

図に示す姿勢が出現する時期として正しい順序はどれか。 

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1: A→B→C

2: A→C→B

3: B→C→A

4: C→A→B

5: C→B→A

第57回午後:第5問

Down症候群の乳幼児期に特徴的な座位姿勢はどれか。

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第56回午前:第8問

6歳の男児。潜在性二分脊椎。足部の変形を図に示す。MMTを行ったところ、大腿四頭筋の筋力は5、内側ハムストリングスは3、前脛骨筋は3、後脛骨筋は2であった。Sharrardの分類による障害レベルはどれか。 

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1: I群

2: II群

3: III群

4: IV群

5: V群

第56回午前:第31問

GMFMで正しいのはどれか。  

1: 4領域88項目で構成される。

2: 各項目の判定は0~4の5段階評価である。

3: 脳性麻痺のため標準化された発達評価である。

4: 健常3歳児であれば達成可能な項目で構成される。

5: 次に獲得すべき能力をItem Mapにより予測・検討できる。

第56回午後:第1問

正常な小児の背臥位からの立ち上がりプロセスを図に示す。このプロセスを辿る月齢はどれか。 

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1: 8か月

2: 13か月

3: 24か月

4: 30か月

5: 60か月

第56回午後:第15問

32歳の男性。筋強直性ジストロフィー。手指を強く握ると筋強直のために開くのに時間がかかる。側頭部と頬部の筋萎縮と閉口障害を認める。筋力はMMTで頸部2、肩関節周囲2、肘関節周囲2、手指3、股関節周囲2、膝関節周囲2、足関節周囲1で、立位になればかろうじて短距離歩行可能である。労作時に動悸や呼吸苦の自覚はなく、SpO2の低下を認めない。正しいのはどれか。  

1: ROM運動は筋強直に抵抗して行う。

2: 食事は咀嚼回数を減らす形態にする。

3: 等尺性収縮による筋力増強は行わない。

4: アンビューバックを活用した呼吸練習を行う。

5: 下肢装着型の補助ロボット導入は有効でない。

第56回午後:第16問

8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。 

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1: 座面を床面と平行にする。

2: 平面形状の座面を使用する。

3: 胸と骨盤をベルト固定する。

4: 背もたれの高さは肩までとする。

5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。

第55回午後:第5問

5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。 

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1: 大腿骨頭壊死症

2: 大腿骨頭すべり症

3: 単純性股関節炎

4: 発育性股関節形成不全

5: Perthes病

第55回午後:第6問

5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。この疾患について正しいのはどれか。 

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1: 外傷が原因である。

2: 可動域制限は生じない。

3: 感染症が原因である。

4: 男児に多い。

5: 二次性変形性股関節症になりにくい。

第55回午後:第7問

8か月の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。腹臥位で図のような姿勢を示す。影響しているのはどれか。 

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1: 緊張性迷路反射

2: 屈筋逃避反射

3: 非対称性緊張性頸反射

4: Moro反射

5: Landau反射

第55回午後:第13問

8歳の男児。脳性麻痺による痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢであり、床上はバニーホッピングで移動している。学校内の移動は車椅子駆動で自立している。車椅子の設定で正しいのはどれか。  

1: ヘッドサポートをつける。

2: 座面高は標準より高くする。

3: 背もたれの高さは肩までとする。

4: 背もたれはリクライニング式にする。

5: フットサポートはスイングアウト式にする。

第55回午後:第46問

8歳の脳性麻痺児が階段昇降時に手すりを必要とし、長距離の歩行や狭い場所を歩くときに介助が必要な場合、GMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉のレベルはどれか。  

1: レベルⅠ

2: レベルⅡ

3: レベルⅢ

4: レベルⅣ

5: レベルⅤ

第55回午前:第11問

図のような移動(シャフリング)をする乳児に促す姿勢や運動で最も適切なのはどれか。 

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1: 椅子座位

2: 起き上がり

3: 寝返り

4: 背臥位

5: 腹這い

第55回午前:第19問

8歳の女児。顕在性二分脊椎。Sharrardの分類はⅣ群である。歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。  

1: 靴型装具を使用する。

2: 長下肢装具を使用する。

3: 短下肢装具とロフストランド杖を併用する。

4: 長下肢装具とロフストランド杖を併用する。

5: 骨盤帯付き長下肢装具とPCW〈postural control walker〉を併用する。

第55回午前:第47問

Down症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。  

1: 腹筋群の収縮を促す。

2: 不随意運動を抑制する。

3: 背這いを移動手段とする。

4: 緊張性迷路反射を促通する。

5: 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。

第54回午前:第8問

3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。影響する反射はどれか。 

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1: Moro反射

2: Galant反射

3: 緊張性迷路反射

4: 交叉性伸展反射

5: 非対称性緊張性頸反射

第54回午前:第36問

GMFMで正しいのはどれか。  

1: GMFM-88は間隔尺度として使用される。

2: 各項目は0~4の5段階評価で判定する。

3: 脳性麻痺のための標準化された発達評価である。

4: 健常5歳児であれば達成可能な項目で構成される。

5: Item Mapの使用により認知機能の判定が可能である。

第54回午前:第44問

小児でVolkmann拘縮を起こしやすいのはどれか。  

1: 上腕骨顆上骨折

2: 上腕骨外顆骨折

3: 上腕骨近位部骨折

4: 上腕骨骨幹部骨折

5: 上腕骨内側上顆骨折