脳波検査について誤っているのはどれか。
1: 開眼するとα波が抑制される。
2: 周波数はα波よりβ波の方が大きい。
3: ノンレム睡眠では高振幅徐波が出現する。
4: 小児では成人に比べて背景活動の周波数が低い。
5: 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。
組織の再生能力が最も高いのはどれか。
1: 角 膜
2: 骨 髄
3: 心 筋
4: 神 経
5: 横紋筋
急性炎症と比較した場合の慢性炎症の特徴はどれか。
1: 局所の浮腫
2: 白血球の集積
3: フィブリン析出
4: 毛細血管の退縮
5: 血管透過性の亢進
痙縮の治療に用いられるボツリヌス毒素の作用部位はどれか。
1: 筋小胞体
2: 脊髄前角
3: 脊髄前根
4: 運動神経終末
5: 脊髄後根神経節
抗コリン薬の作用で生じにくいのはどれか。
1: 尿 閉
2: 便 秘
3: 流 涎
4: せん妄
5: めまい
炎症と原因の組合せで誤っているのはどれか。
1: 外 傷 ── 物理的原因
2: 日 光 ── 物理的原因
3: 寄生虫 ── 生物学的原因
4: 放射線 ── 化学的原因
5: アルカリ ── 化学的原因
人工透析患者の死亡原因として最も多いのはどれか。
1: 肺 炎
2: 心不全
3: 脳出血
4: 悪性腫瘍
5: 慢性肝炎
疾患と遺伝形式の組合せで正しいのはどれか。
1: 筋強直性ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
2: 脊髄性進行性筋萎縮症 ── 伴性劣性遺伝
3: Becker型筋ジストロフィー ── 常染色体劣性遣伝
4: Duchenne型筋ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
5: Huntington病 ── 伴性劣性遺伝
肺機能検査とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: 1秒量 ―――――安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量
2: 残気量―――――安静呼気位に肺内に残存した肺気量
3: 肺活量―――――最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量
4: 拘束性換気障害―%肺活量90%未満
5: 閉塞性換気障害―1秒率80%未満
胎児期に感染することで先天性奇形を生じるのはどれか。
1: MRSA
2: 結核菌
3: 風疹ウイルス
4: B型肝炎ウイルス
5: ヘリコバクター・ピロリ菌
頭部CTを示す。所見として考えられるのはどれか。
1: くも膜下出血
2: 硬膜外血腫
3: 硬膜下血腫
4: 脳動静脈奇形
5: 皮質下出血
尿検査項目とその検査結果が高値となる疾患との組合せで正しいのはどれか。
1: ケトン体――――膵炎
2: ビリルビン―――糖尿病
3: アルブミン―――肝硬変
4: ヘモグロビン――心筋梗塞
5: ミオグロビン――横紋筋融解症
ステロイド薬の長期投与によって生じやすいのはどれか。
1: 腎不全
2: 低血圧
3: 骨粗鬆症
4: 体重減少
5: 高カリウム血症
診断においてMRI拡散強調像が最も有用なのはどれか。
1: 頭蓋底骨折
2: 脳室内出血
3: 脳梗塞急性期
4: 脳出血急性期
5: くも膜下出血急性期
疾患と頻度の多い症候との組合せで正しいのはどれか。
1: Alzheimer型認知症――羽ばたき振戦
2: Huntington病――――線維束性収縮
3: 多発性硬化症―――――舞踏運動
4: 筋萎縮性側索硬化症――静止時振戦
5: 多系統萎縮症―――――起立性低血圧
病原体と腫瘍発生との組合せで誤っているのはどれか。
1: A型肝炎ウイルス―――――肝細胞癌
2: Epstein Barrウイルス――――Burkittリンパ腫
3: HTLV-Ⅰ―――――――――成人T細胞白血病
4: ヒトパピローマウイルス ―― 子宮頸癌
5: ヘリコバクター・ピロリ菌――胃癌
性染色体異常で発症するのはどれか。2つ選べ。
1: Down症候群
2: Marfan症候群
3: Turner症候群
4: Williams症候群
5: Klinefelter症候群
疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1: Parkinson病――大脳白質の変性
2: 多発性硬化症――中枢神経の脱髄
3: Lewy小体型認知症――大脳白質の虚血
4: 筋萎縮性側索硬化症――脊髄後索の変性
5: Guillain-Barré症候群――脊髄前角の変性
アレルギーの分類と組織傷害の機序との組合せで正しいのはどれか。
1: Ⅰ型アレルギー―即時型過敏症
2: Ⅱ型アレルギー―細胞性免疫による組織傷害
3: Ⅱ型アレルギー―免疫複合体病
4: Ⅲ型アレルギー―抗体による機能亢進
5: Ⅳ型アレルギー―補体活性化による細胞傷害
急性期のくも膜下出血の診断に最も有用なのはどれか。
1: MRI T1強調像
2: MRI T2強調像
3: 頸動脈超音波像
4: 単純CT像
5: 単純エックス線写真