人間発達学の過去問


第57回午後:第85問

発達評価はどれか。  

1: DDSTⅡ

2: K-ABCⅡ

3: WAIS-Ⅲ

4: WISC-Ⅲ

5: WPPSI-Ⅲ〈Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence-Ⅲ〉

  • 答え:1
  • 解説:発達評価は、子どもの発達状況を把握するための検査であり、DDSTⅡが正解です。他の選択肢は、知能評価や認知処理過程の評価を行うもので、発達評価とは異なります。
  • DDSTⅡ(Denver Developmental Screening Test Ⅱ)は、発達スクリーニング検査であり、子どもの発達状況を把握するために使用されます。正解です。
  • K-ABCⅡ(Kaufman Assessment Battery for Children)は、子どもの知的能力を認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価するもので、発達評価ではありません。
  • WAIS-Ⅲ(Wechsler Adult Intelligence Scale 3rd edition)は、知能指数(IQ)を評価するための検査であり、発達評価ではありません。
  • WISC-Ⅲ(Wechsler intelligence scale for children 3rd edition)は、児童を対象とした知能評価であり、発達評価ではありません。
  • WPPSI-Ⅲ〈Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence-Ⅲ〉は、幼児を対象とした知能評価であり、発達評価ではありません。
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第56回午後:第85問

中脳が中枢となるのはどれか。  

1: Moro反射

2: Galant反射

3: Landau反応

4: 陽性支持反射

5: 非対称性緊張性頸反射

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、中脳が中枢となる反射を選択肢の中から選ぶ必要があります。選択肢には、さまざまな反射が含まれており、それぞれ異なる発達段階や神経系レベルで現れます。
  • Moro反射は、胎児期後期から5~6か月までみられる反射で、脳幹レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • Galant反射は、胎児期後期から生後2か月までみられる反射で、脊髄レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • Landau反応は、第1相で0~6週、第2相で7週~4か月、第3相で6か月から1~2歳で統合される反射で、中脳レベルでの反射です。このため、正解は選択肢3です。
  • 陽性支持反射は、胎児期後期から生後3~8か月までみられる反射で、脊髄レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • 非対称性緊張性頸反射は、生後から生後4~6か月までみられる反射で、脳幹レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
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第56回午前:第92問

遠城寺式乳幼児分析的発達検査(九大小児科改訂版)で1歳6か月までに獲得されるのはどれか。  

1: ボールを前にける。

2: 積木を横に二つ以上ならべる。

3: お菓子のつつみ紙をとって食べる。

4: 親から離れて遊ぶ。

5: 大きい、小さいがわかる。

  • 答え:3
  • 解説:遠城寺式乳幼児分析的発達検査(九大小児科改訂版)は、乳幼児の発達を評価するための検査であり、各年齢に応じた発達課題が設定されている。この問題では、1歳6か月までに獲得される発達課題を選ぶことが求められている。
  • 「ボールを前にける」は1歳9か月~2歳で獲得される発達課題であり、1歳6か月までに獲得されるものではない。
  • 「積木を横に二つ以上ならべる」は1歳9か月~2歳で獲得される発達課題であり、1歳6か月までに獲得されるものではない。
  • 「お菓子のつつみ紙をとって食べる」は1歳~1歳2か月で獲得される発達課題であり、1歳6か月までに獲得されるものであるため、正しい選択肢である。
  • 「親から離れて遊ぶ」は容易に母親から離れる時期の1歳8か月~2歳で獲得される発達課題であり、1歳6か月までに獲得されるものではない。
  • 「大きい、小さいがわかる」は2歳前後で獲得される発達課題であり、1歳6か月までに獲得されるものではない。
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第55回午前:第85問

原始反射のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。  

1: Moro反射

2: 足底把握反射

3: 緊張性迷路反射

4: 交叉性伸展反射

5: 非対称性緊張性頸反射

第54回午前:第86問

改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〈JDDST-R〉の個人—社会領域で最も早く可能になるのはどれか。  

1: 手を洗ってふく。

2: 簡単なお手伝い。

3: コップから飲む。

4: 上着などを脱ぐ。

5: ビスケットを自分で食べる。

  • 答え:5
  • 解説:JDDST-Rは、子どもの発達を評価するための検査で、個人-社会領域では、子どもが自分で行動できるようになる年齢を評価します。この問題では、5つの選択肢の中で最も早く可能になる行動を選ぶ必要があります。
  • 「手を洗ってふく」は、生後42~45か月で90%の子どもができるようになりますが、他の選択肢と比較して最も早く可能になるわけではありません。
  • 「簡単なお手伝い」は、生後19~20か月で90%の子どもができるようになりますが、他の選択肢と比較して最も早く可能になるわけではありません。
  • 「コップから飲む」は、生後16~17か月で90%の子どもができるようになりますが、他の選択肢と比較して最も早く可能になるわけではありません。
  • 「上着などを脱ぐ」は、生後27~30か月で90%の子どもができるようになりますが、他の選択肢と比較して最も早く可能になるわけではありません。
  • 「ビスケットを自分で食べる」は、生後7~8か月で90%の子どもができるようになります。これが最も早く可能になる行動であるため、正しい答えです。
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第54回午後:第85問

Milani運動発達評価表における反射や運動のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。  

1: 手掌把握反射

2: 自動歩行

3: 足底把握反射

4: 非対称性緊張性頸反射

5: Moro反射

  • 答え:3
  • 解説:Milani運動発達評価表は、生後2年間の運動機能の発達を検査する方法で、乳幼児の運動発達遅滞の有無のスクリーニングに使用されます。反射や運動の消失時期は、それぞれ異なります。
  • 手掌把握反射は、生後3か月半頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが手に触れると自動的に握る反射です。
  • 自動歩行は、生後1か月半~2か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが足の裏を刺激されると歩行のような動作をする反射です。
  • 足底把握反射は、生後9か月頃に消失するとされており、最も遅い時期に消失する反射です。これは、赤ちゃんが足の裏を刺激されるとつま先を曲げる反射です。
  • 非対称性緊張性頸反射は、生後4か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが頭を横に向けると、その方向の腕が伸び、反対側の腕が曲がる反射です。
  • Moro反射は、生後4か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが急激な音や動きに驚くと、両腕を広げて手を開く反射です。
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第52回午後:第91問

10か月の正常児でみられるのはどれか。  

1: Moro反射

2: 手の把握反応

3: 緊張性迷路反射

4: パラシュート反応

5: 非対称性緊張性頸反射

第50回午前:第88問

物につかまらず立てる乳児においてみられるのはどれか。  

1: 自動歩行

2: Moro反射

3: 手掌把握反射

4: パラシュート反応

5: 非対称性緊張性頸反射

第50回午後:第87問

原始反射とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: Moro反射 - 両上肢の挙上

2: 緊張性迷路反射 - 腹臥位での四肢の伸展

3: 非対称性緊張性迷路反射 - 顔を向けた側の上下肢屈曲

4: Galant反射 - 刺激側が凸になる体幹の側屈

5: 台のせ反応 - 刺激側足関節の底屈

第50回午後:第88問

小児の正常発達で最も早く可能になるのはどれか。  

1: 手掌握り

2: 高這い移動

3: 1人で座る

4: つかまり立ち

5: バイバイをする

第49回午前:第85問

改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査(JDDST-R)において90%通過率が6~8か月なのはどれか。  

1: 手に持ったビスケットを自分で食べる。

2: 手に持ったコップから自分で水を飲む。

3: 声(呼びかけ)に振り向く。

4: つたい歩きができる。

5: 人の顔を見つめる。

第48回午後:第90問

姿勢発達の順序を矢印で示す。正しいのはどれか。

48_1_90

第48回午前:第80問

Eriksonによる発達段階と獲得すべき課題の組合せで正しいのはどれか。  

1: 学童期 − 親密

2: 青年期 − 生産性

3: 成人期 − 勤勉性

4: 中年期 − 同一性

5: 老年期 − 統合

第47回午前:第90問

小児の正常発達で最も早く可能になるのはどれか。  

1: 高這いをする。

2: 橈側手指握りをする。

3: つかまって立ち上がる。

4: 背臥位で足を口に持っていく。

5: 座位で上肢の後方保護伸展反応が出る。

第47回午後:第90問

生後10か月の健常乳児でみられるのはどれか。  

1: Moro反射

2: 手の把握反射

3: 緊張性迷路反射

4: パラシュート反応

5: 非対称性緊張性頸反射

第45回午前:第85問

新生児にみられないのはどれか。  

1: ホッピング反応

2: 交叉性伸展反射

3: 陽性支持反応

4: 逃避反射

5: 把握反射

第39回午後:第58問

正しいのはどれか。  

1: 生後3週を過ぎると誰を見ても微笑むようになる。

2: 8か月頃になると人見知りが激しくなる。

3: 1歳を過ぎると積木を電車に見たてる遊びを始める。

4: 2歳になると3人以上の集団遊びをするようになる。

5: 3歳を過ぎると現実と空想との区別がつくようになる。

第34回午後:第79問

新生児にみられる反射と中枢レベルとの組合せで正しいのはどれか。  

1: モロー反射-脊 髄

2: パラシュート反射-脊髄・橋

3: 自動歩行-大脳皮質

4: 非対称性緊張性頸反射-中 脳

5: ランドウ反射-中 脳