アキレス腱断裂について正しいのはどれか。
1: つま先立ちは可能である。
2: 受傷好発年齢は10歳代である。
3: 高齢者では日常活動での受傷が多い。
4: 術直後から患側の足関節可動域訓練を行う。
5: ステロイド注射はアキレス腱断裂を予防する。
骨形成不全症で正しいのはどれか。
1: 遺伝性疾患ではない。
2: 聴覚障害を合併する。
3: 四肢・体幹の変形は少ない。
4: 骨折の頻度は小児期より思春期で高い。
5: 出生1,000人あたり1~2人の割合である。
原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 海綿骨の減少を伴う。
3: 喫煙は危険因子である。
4: 低カルシウム血症を伴う。
5: 骨折好発部位は尺骨である。
腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。
1: 先天発症が多い。
2: 内反尖足を生じる。
3: 間欠性跛行を生じる。
4: 腰椎前屈で症状が増強する。
5: 下肢の深部腱反射は亢進する。
一次性の変形性関節症にみられるのはどれか。2つ選べ。
1: ボタン穴変形
2: Charcot関節
3: Bouchard結節
4: Heberden結節
5: スワンネック変形
腱板断裂の範囲の把握に最も有用な検査はどれか。
1: MRI
2: 単純CT
3: 血管造影
4: 単純エックス線
5: 骨シンチグラフィー
切断について正しいのはどれか。
1: 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。
2: 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。
3: Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。
4: Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。
5: 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Cotton骨折 ── 大腿骨
2: Dupuytren骨折 ── 第1中手骨
3: Galeazzi骨折 ── 橈 骨
4: Jefferson骨折 ── 環 椎
5: Straddle骨折 ── 上腕骨
骨形成不全症で正しいのはどれか。
1: 強膜炎を合併する。
2: 遺伝性疾患ではない。
3: 視覚障害を合併する。
4: 二次的に側弯症を発症しやすい。
5: 治療にはステロイド薬が有効である。
切断後の幻肢で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 幼児の切断では強く現れる。
2: 四肢末梢部ほど明確に感じる。
3: いったん出現した幻肢は消失しない。
4: 術直後義肢装着法には予防効果がある。
5: 上肢切断よりも下肢切断で強く現れる。
肩腱板断裂で陽性となるのはどれか。
1: Adsonテスト
2: drop armテスト
3: Finkelsteinテスト
4: Phalenテスト
5: Thomsenテスト
骨折の名称と部位との組合せで正しいのはどれか。
1: Bennett骨折―脛骨
2: Duverney骨折―橈骨
3: Jefferson骨折―大腿骨
4: Malgaigne骨折―骨盤
5: Smith骨折―上腕骨
熱傷で正しいのはどれか。
1: 熱傷面積はI、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。
2: I度熱傷では水疱がみられる。
3: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。
4: 深達性Ⅱ度熱傷では疼痛がみられる。
5: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。
外傷による骨折で、通常、完全骨折となるのはどれか。
1: 亀裂骨折
2: 若木骨折
3: 竹節骨折
4: 圧迫骨折
5: 剝離骨折
熱傷について正しいのはどれか。
1: 第Ⅰ度熱傷では熱感はみられない。
2: 浅達性第Ⅱ度熱傷では瘢痕を残す。
3: 深達性第Ⅱ度熱傷の水疱底は発赤している。
4: 第Ⅲ度熱傷では疼痛が著明である。
5: 鼻咽腔内に煤が見られたときは気道熱傷が疑われる。
関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 股関節などの大関節に初発する。
2: 間質性肺炎を合併することが多い。
3: 罹患関節の症状は非対称性に現れる。
4: 半数以上にリウマトイド結節が認められる。
5: 血清アルカリフォスファターゼが高値となる。
変形性膝関節症の進行に伴う関節構成体の変化で正しいのはどれか。
1: 滑膜の肥厚
2: 骨嚢胞の消失
3: 軟骨下骨の肥厚
4: 関節裂隙の拡大
5: 関節靭帯の緊張
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
1: 老年期に多い。
2: 原則として手術を行う。
3: 外反肘を生じることが多い。
4: 前腕の循環不全を生じやすい。
5: 肘関節屈曲位での受傷が多い。
特発性大腿骨頭壊死症について正しいのはどれか。
1: 小児に多い。
2: 手術適応例は少ない。
3: 両側性病変は稀である。
4: ステロイド薬使用者に多い。
5: 股関節内外旋可動域は保たれる。
上腕骨外側上顆炎について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 高齢者に多い。
3: 自発痛はない。
4: 手関節伸筋腱の付着部の炎症である。
5: 物を持ち上げる際は前腕回内位で行うようにする。