医療従事者が患者との信頼関係を築くためには、患者との良好な共感的コミュニケーションを図ることが大切である。この場合の「共感」の意味に最も近いのはどれか。
1: 相手の気持ちに過剰に入り込む。
2: 相手の気持ちを完全に理解する。
3: 自分の気持ちに相手を巻き込む。
4: 自分の気持ちを可能な限り相手に理解させる。
5: 相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。
感染性廃棄物の運搬容器に表示することが推奨されているマークはどれか。
急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。
1: 好中球の遊走
2: 血管透過性の亢進
3: 液性成分の滲出
4: 組織圧の上昇
5: 線維芽細胞の増殖
ある疾患の検査結果を表に示す。感度はどれか。
1: 0.2
2: 0.22
3: 0.8
4: 0.89
5: 0.9
パルスオキシメータによるモニタリングについて正しいのはどれか。
a: 同じ酸素分圧でも高体温では酸素飽和度が低くなる。
b: 同じ酸素分圧でもアシドーシスでは酸素飽和度が低くなる。
c: インジゴブルーなどの臨床検査用の色素は測定値に影響しない。
d: 一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)の存在は測定値に影響しない。
e: 末梢循環不全で拍動が検知不良の場合、測定誤差が生じる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
超音波パルスドプラ血流計について正しいのはどれか。
a: 血流がプローブに向うとき受信周波数は送信周波数よりも低くなる。
b: 超音波ビームが血流方向に対して垂直なときは測定できない。
c: 周波数祈り返し現象は血流速度が速いほど起こりやすい。
d: パルス繰り返し周波数は超音波の振動周波数の2倍以上とする。
e: 最大計測深度はパルス繰り返し周波数が高いほど大きい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
体温計測について誤っているのはどれか。
1: 電子体温計は測温体としてサーミスタを用いる。
2: 予測式電子体温計は温度上昇曲線で体温を推定している。
3: 深部体温計は熱流補償法を用いて核心温を測定する。
4: 耳用赤外線体温計には量子型検出器が使われる。
5: サーモグラフは体表面の赤外線放射分布を画像化したものである。
X線を使用した医用画像について正しいのはどれか。
a: X線に対する臓器の反射率を画像化する。
b: X線CTの空間分解能は0.5~1mm程度である。
c: X線CTは臓器の立体構造を画像化できる。
d: 造影剤はX線画像のコントラストを増強する。
e: 体表面に近い臓器の画像化に適している。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
内視鏡画像計測の構成要素でないのはどれか。
a: 光ファイバ
b: CCD
c: レンズ
d: 光電子増倍管
e: 検出コイル
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電流に対する人体の反応について正しいのはどれか。
a: 直接心臓に電流が流れ込んで起こる電撃をマクロショックという。
b: 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしにくい。
c: 直接心臓に10μAの商用交流電流が流れると心室細動が誘発される。
d: 体表面に0.1Aの商用交流電流が流れると心室細動か誘発される。
e: 最小感知電流閾値は1kHzを境に周波数に比例して上昇する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
図1に示した特性のダイオードを2つ用いた図2の回路の出力電圧VOの最大値VOmax[V]と最小値VOmin [V]はどれか。ただし、順方向の電圧降下は0.6Vとする。
1: $ V_{o\max }=0.6$、$V_{o\min }=-0.6$
2: $ V_{o\max }=0.6$、$V_{o\min }=-3.0$
3: $ V_{o\max }=3.0$、$V_{o\min }=-3.0$
4: $ V_{o\max }=3.6$、$V_{o\min }=-3.6$
5: $ V_{o\max }=6.0$、$V_{o\min }=-6.0$
図の回路の入力電圧Viと出力電圧V。の関係式(V。/Vi)はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とする。
1: $ -\left( 1+\frac {R_{2}}{R_{1}}\right) \cdot \frac {R_{4}}{R_{3}}$
2: $ \left( 1+\frac {R_{2}}{R_{1}}\right) \cdot \frac {R_{4}}{R_{3}}$
3: $ -\left( 1+\frac {R_{2}}{R_{1}}\right) \cdot \left( 1+\frac {R_{4}}{R_{3}}\right) $
4: $ \frac {R_{2}}{R_{1}}\cdot \frac {R_{4}}{R_{3}}$
5: $ -\frac {R_{2}}{R_{1}}\cdot \left( 1+\frac {R_{4}}{R_{3}}\right) $
図のように水平に置かれた絞りのあるパイプに流体が流れている。絞りの前のパイプの断面積をA1、絞りの後のパイプの断面積をA2とする。絞りの前後の圧力差P1一P2を表す式はどれか。ただし、流体の密度をρ(一定)、絞りの前の流速をv1とし、完全流体が定常流で流れているとする。
1: $ \frac {1}{2}\rho v^{2}_{1}\left( \frac {A^{2}_{1}}{A^{2}_{2}}-1\right) $
2: $ \frac {1}{2}\rho v^{2}_{1}\left( 1-\frac {A^{2}_{1}}{A^{2}_{2}}\right) $
3: $ \frac {1}{2}\rho v^{2}_{1}\left( \frac {A_{1}}{A_{2}}-1\right) $
4: $ \frac {1}{2}\rho v^{2}_{1}\left( 1-\frac {A_{1}}{A_{2}}\right) $
5: $ \frac {1}{2}\rho v^{2}_{1}\left( \frac {A^{2}_{1}}{A^{2}_{2}}\right) $