生体物性材料工学の過去問


ME2第31回午前:第55問

赤外領域の連続レーザ光を生体に照射したとき、生体への治療効果が最も大きい作用はどれか。

1: 光音響作用

2: 光化学作用

3: 光熱作用

4: 光解離作用

5: 光電作用

国試第36回午後:第90問

人工肺のハウジング(外筒)に使われる材料はどれか。 

1: ポリ乳酸 

2: セルロース 

3: ポリカーボネート 

4: ポリウレタン 

5: ポリビニルアルコール 

国試第36回午後:第89問

血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。 

1: タンパク質吸着 

2: 線溶系亢進 

3: 赤血球凝集 

4: 血小板粘着 

5: 石灰化 

国試第36回午後:第88問

医療機器の生物学的安全性評価で誤っているのはどれか。 

1: 感作性試験を行う。 

2: 細胞毒性試験を行う。 

3: 生体と接触する時間で分類される。 

4: 生体と接触する面積で分類される。 

5: 生体と接触する部位で分類される。 

国試第36回午後:第87問

生体の光特性について正しいのはどれか。 

a: メラニンは紫外光よりも可視光の吸収が大きい。 

b: 脂質はタンパク質に比べ紫外光の吸収が大きい。 

c: 水は可視光よりも赤外光の吸収が大きい。 

d: 核酸は可視光よりも紫外光の吸収が大きい。 

e: ヘモグロビンは赤外光よりも可視光の吸収が大きい。  

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第86問

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。 

1: Bq 

2: C/kg 

3: Sv 

4: Gy 

5: eV 

国試第36回午後:第10問

1日あたりのエネルギー消費量が2500kcalであるときの熱産生率[W]として最も値が近いのはどれか。ただし、1cal=4.2Jとする。 

1: 120 

2: 100 

3: 80 

4: 60 

5: 40 

国試第36回午前:第90問

分子間力に関連するのはどれか。 

a: ファンデルワールス力 

b: 共有結合 

c: 金属結合 

d: イオン結合 

e: 水素結合

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第89問

不動態について正しいのはどれか。 

a: チタン合金に形成される。 

b: ステンレス鋼に形成される。 

c: 酸化被膜である。 

d: 形状記憶効果を示す。 

e: 熱硬化性をもつ。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午前:第88問

生体内における物質の移動に関わる現象で正しい組合せはどれか。 

a: 腎臓における水分の再吸収拡散 

b: 腎糸球体での物質移動濾過 

c: 肺胞から血液への酸素の移動拡散 

d: 毛細血管壁から血管外への水分移動対流 

e: 細胞内から細胞外へのNa+の移動浸透 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第85問

100Hzにおける生体組織の導電率の大小関係で正しいのはどれか。 

1: 脂肪<血液<骨格筋 

2: 脂肪<骨格筋<血液 

3: 骨格筋<血液<肝臓 

4: 骨格筋<肝臓<脂肪 

5: 肝臓<血液<脂肪 

国試第35回午後:第88問

医療機器の安全性試験として含まれていないのはどれか。 

1: 接触面積による分類 

2: 接触期間による分類 

3: 溶出物試験 

4: 物性試験 

5: 生物学的試験 

国試第35回午後:第87問

生体の光特性で正しいのはどれか。

1: UVAはUVCよりDNAの損傷を引き起こしやすい

2: 遠赤外線の生体作用は電離作用である

3: 水は赤外光より可視光の吸収が大きい

4: メラニンは可視光より紫外線の吸収が大きい

5: デオキシヘモグロビンは可視光より近赤外線の吸収が大きい

国試第35回午後:第86問

放射線感受性の最も高い組織はどれか。 

1: 骨髄 

2: 神経 

3: 血管 

4: 心筋 

5: 脂肪 

国試第35回午後:第9問

皮膚の構造と機能について正しいのはどれか。 

1: 表皮に血管が存在している。 

2: 表皮に感覚神経が分布している。 

3: ケラチンは紫外線による細胞傷害を抑制している。 

4: 赤外線を浴びるとビタミンD前駆体が活性化する。 

5: 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。 

国試第35回午前:第90問

生体活性材料はどれか。 

a: アルミナ 

b: ジルコニア 

c: リン酸三カルシウム 

d: バイオガラス 

e: パイロライトカーボン 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第89問

材料と生体との相互作用において急性反応はどれか。 

a: カプセル化 

b: 石灰化 

c: 肉芽形成 

d: 補体活性化 

e: ショック 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第88問

体表面からの熱放散でないのはどれか。 

1: 放射 

2: 散乱 

3: 伝導 

4: 対流 

5: 蒸散 

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第34回午後:第90問

形状記憶機能をもつのはどれか。

1: ニッケル-チタン合金

2: パイロライトカーボン

3: ステンレス

4: チタン-アルミニウム-バナジウム合金

5: コバルト-クロム合金