血液浄化療法装置の過去問


国試第36回午後:第79問

2つの分離器を同時に使用するアフェレシス治療はどれか。 

a: 血漿吸着法 

b: 単純血漿交換法 

c: 血液直接灌流法 

d: 血球成分除去療法 

e: 二重濾過血漿分離交換法 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午後:第78問

慢性維持血液透析の治療指標で無次元数はどれか。 

1: 除去量 

2: クリアスペース 

3: Kt/V 

4: タンパク異化率 

5: 腎相当クリアランス 

国試第36回午後:第77問

維持透析患者の食事で摂取制限に特に留意すべき成分はどれか。 

a: 脂質 

b: リン 

c: 塩分 

d: カリウム 

e: 炭水化物 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第76問

緊急透析用バスキュラーアクセスとして最も利用されるのはどれか。 

1: カテーテル法 

2: 自己血管内シャント 

3: 人工血管内シャント 

4: 動脈表在化 

5: 動脈直接穿刺 

国試第36回午後:第75問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。 

a: 血漿浸透圧 

b: 気泡 

c: 漏血 

d: 透析液圧 

e: 透析液エンドトキシン濃度 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第74問

血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。 

a: 限外濾過溶質の濃度差による移動 

b: 拡散圧力差による移動 

c: 浸透溶媒の移動 

d: 半透膜細孔によるふるい分け 

e: 吸着吸着材への溶解 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第79問

HDに比べたCAPDの特徴として正しいのはどれか。 

a: 小分子溶質の除去に優れる。 

b: 循環系への影響が少ない。 

c: 不均衡症状が起きにくい。 

d: 20年以上の長期透析が可能である。 

e: 糖負荷量が少ない。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第78問

糖尿病を原疾患とする患者が血液透析を受けている。ドライウェイトは60kgであり、4時間で4Lの除水を行っている。開始時140/90mmHgであった血圧が、透析3時間後に80/50mmHgとなった。このときの対応として正しいのはどれか。 

1: 頭部挙上 

2: 除水速度増加 

3: 降圧薬の内服 

4: 透析液加温 

5: 生理食塩液の投与 

国試第36回午前:第77問

親水化剤としてポリビニルピロリドン(PVP)を含有し、非対称構造をもつ透析膜はどれか。 

a: セルローストリアセテート(CTA) 

b: ポリスルフォン(PS) 

c: ポリエーテルスルフォン(PES) 

d: ポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA) 

e: ポリメチルメタクリレート(PMMA) 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午前:第76問

オンラインHDFの特徴として誤っているのはどれか。 

1: 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。

2: .浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。 

3: 清浄化された透析液の利用が前提である。 

4: 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。 

5: 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。 

国試第36回午前:第75問

血液透析によって積極的に除去すべき血中の物質はどれか。 

a: クレアチニン 

b: 尿素 

c: b2-ミクログロブリン 

d: 重炭酸 

e: ヘモグロビン 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第79問

患者血液をカラムに直接灌流する治療はどれか。 

a: 石油ピッチ系活性炭を用いた薬物吸着 

b: ポリミキシンBを用いたエンドトキシン吸着 

c: トリプトファンを用いた抗アセチルコリンレセプタ抗体吸着 

d: デキストラン硫酸を用いたLDL吸着 

e: 酢酸セルロースビーズを用いた顆粒球除去 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第78問

個人用透析装置汇組込去の陆上加。 

1: 電導度計 

2: 氣泡検出器 

3: 透析液溫計 

4: 除水制御装置 

5: 透析液浸透圧計 

国試第35回午後:第76問

標準体重60kg無尿の血液透析患者の食事療法で正しいのはどれか。

a: 食塩15g/日

b: リン800mg/日

c: タンパク質70g/日

d: カリウム4000mg/日

e: エネルギー1000kcal/日

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午後:第75問

市販されている血液透析用の透析液中の溶質濃度で正しいのはどれか。 

a: ブドウ糖濃度100mg/dL 

b: 重炭酸イオン濃度25mEq/L 

c: カリウムイオン濃度2mEq/L 

d: マグネシウムイオン濃度0mEq/L 

e: ナトリウムイオン濃度154mEq/L 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第74問

清浄化した透析液を置換補充液として利用する治療はどれか。 

1: 血液透析 

2: 血液濾過 

3: オンライン血液透析濾過 

4: 持続的血液透析濾過 

5: 持続的腹膜透析 

国試第35回午前:第79問

腹膜透析患者の合併症はどれか。 

a: 血圧の急激な低下 

b: スチール症候群 

c: ソアサム症候群 

d: カテーテル出口部感染 

e: 被嚢性腹膜硬化症 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第78問

透析中のトラブルとその考えられる原因との組合せで誤っているのはどれか。 

1: 口渇 低濃度透析液の使用 

2: 漏血 膜破損 

3: 回路内凝血 抗凝固不足 

4: 空気入 穿刺針と回路の接続不良

5: 自己抜針 認知症

国試第35回午前:第77問

重症の出血性病変を有する患者に対する血液浄化療法で使用される抗凝固薬はどれか。 

1: 非分画ヘパリン 

2: 低分子量へパリン 

3: クエン酸ナトリウム 

4: ナファモスタットメシル酸塩 

5: アルガトロバン 

国試第35回午前:第76問

血液透析の標準的回路構成として誤っているのはどれか。 

1: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。 

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。 

3: ダイアライザ内血液と透析液が向流(平行かつ反対向き)になるよう接続した。 

4: 静脈側ドリップチャンバから圧ラインを確保した。 

5: 気泡検知器を静脈側ドリップチャンバ下流側に設置した。