医療従事者のとるべき態度について適切でないのはどれか。
1: 業務中に知り得た患者の秘密はその死後といえども他人に漏らさない。
2: 患者に痛みや苦痛をできるだけ与えないように心掛けること。
3: 患者の社会的立場や家庭環境を十分に考慮して患者に接する。
4: 医療は患者に施し与えるものであるから、医療従事者が患者と対等の立場をとることはできる限りさける。
5: 患者の不安に満ちた、とかく弱くなりがちな心を励まし助けていく愛情と心くばりをもって業務を行う。
退行性病変はどれか。
1: うっ血肝
2: 動脈管開存症
3: 肺膿瘍
4: アルツハイマー病
5: 胆道癌
悪性上皮性腫瘍はどれか。
a: 絨毛上皮腫
b: 大腸乳頭腫
c: リンパ性白血病
d: 唾液腺混合腫瘍
e: 肺腺癌
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
心筋梗塞と最も関係の深いのはどれか。
1: 炎症
2: 循環障害
3: 腫瘍
4: 進行性病変
5: 奇形
関連の深い組合せはどれか。
a: 肺結核症・・・・・・・・・・・・肉芽腫性炎症
b: 心室中隔欠損症・・・・・・奇形
c: 胃 癌・・・・・・・・・・・・・・・悪性非上皮性腫瘍
d: 脳梗塞・・・・・・・・・・・・・・進行性病変
e: 脂肪肝・・・・・・・・・・・・・・循環障害
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: 平成30年簡易生命表によると、日本人の0歳時の平均寿命は80歳を超えていない。
b: 平成30年の我が国の死因別死亡率は高い順に1悪性新生物、2心疾患、3脳血管疾患である。
c: 我が国の疾病構造は急性感染症、慢性感染症、次に成人病型へと変化してきた。
d: 人口構造が高齢化すると包括的医療の重要性が増す。
e: 成人病の予防に食生活の注意は重要でない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: コレラは三類感染症である。
b: インフルエンザは届出伝染病である。
c: 病院内で緑膿菌感染が発見されたら、保険所に届け出なければならない。
d: 病院内で血液に接触する可能性のある従事者にはB型肝炎ワクチン接種が法律により義務づけられている。
e: いわゆるAIDSウイルスは、性的接触がなければ感染しない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
保険所業務でないのはどれか。
1: 人工動態統計に関すること。
2: 栄養改善に関すること。
3: 大気汚染防止に関すること。
4: 精神衛生に関すること。
5: 歯科衛生に関すること。
臨床工学技士の取扱う生命維持管理装置でないのはどれか。
1: 直流除細動装置
2: 血液透析装置
3: 人工呼吸器
4: 超音波診断装置
5: 体外式心臓ペースメーカ
たとえ医師の指示があっても、臨床工学技士が行ってはならない業務はどれか。
a: 気管内挿管
b: 血液浄化装置の穿刺針のシャントへの接続
c: 導出電極の皮膚への接続
d: 人工呼吸用マスクの患者への接続
e: 人工心肺装置用カニューレの血管への接続
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: 口-口人工呼吸が有効に行えない原因の多くは気道確保が不十分のためである。
b: ハイムリック法は喉頭や気管内の異物を除去する方法である。
c: 心マッサージは肋骨を骨折しないように、柔らかいベッドの上で行う。
d: 一人で蘇生術を行うときは心マッサージ60回と人工呼吸10回を交互に行う。
e: 頚動脈の脈拍触知は心マッサージの効果を知る指標になる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 同じ薬を長期間使用すると効果が弱くなることを耐性発現という。
b: 薬効を公正に評価する方法として二重盲検法がある。
c: 解熱鎮痛薬で異常反応を示す人は他の薬にも過敏症を起こしやすい。
d: 抗腫瘍薬を連用すると菌交代がみられる。
e: 母親の服用した薬が授乳で乳児に移行することはない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
中枢神経系用薬でないのはどれか。
1: サクシニルコリン
2: ハロセン
3: バルビツレイト
4: モルヒネ
5: ベンゾジアゼパム
血圧を下げる作用があるのはどれか。
a: アルドステロン
b: ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
c: インスリン
d: カルシウム拮抗薬
e: β遮断薬
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
圧力P、体積V、絶対温度T、気体定数Rとしたとき、ボイル・シャルルの法則PV=nRTの中のnの意味として正しいのはどれか。
1: 気体の分子量
2: 気体の物質量(モル数)
3: 気体分子の原子数
4: 標準状態の気体密度
5: アボガドロ数
熱容量と比熱について誤っているのはどれか。
1: 1gの物体の温度を1°C上昇させるのに必要な熱量を比熱という。
2: 体積と比熱が等しく密度の異なる二つの物体では、密度の大きい物体の方が熱容量は大きい。
3: 熱容量が等しく温度の異なる二つの物体を接触させると、熱平衡に達したとき、この二物体はそれぞれの最初の温度の平均の温度となる。
4: 温度の等しい二つの物体を接触させると、比熱の大きい物体から比熱の小さい物体に熱が移動する。
5: 一定の質量の気体の熱容量は、圧力や体積によって異なる。
低周波電流の生体影響の限界電流値として誤っている組合せはどれか。
a: 体内から心臓に流すと心室細動が起こる。・・・・・1μA
b: 体内から心臓に流すと心室細動が起こる。・・・・・100μA
c: 体外から流すと電流刺激を感じる。・・・・・・・・・・・1mA
d: 体外から流すと不随意運動を生ずる。・・・・・・・・10mA
e: 体外から流すと心室細動を生じる。・・・・・・・・・・10A
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
動脈血の酸素飽和度を連続測定するパルスオキシメータはどの方法を用いているか。
1: 特定周波数の電流に対する電気インピーダンスを利用
2: 磁場を加え、核磁気共鳴を利用
3: 微弱なエックス線の吸収率を利用
4: 超音波に対する音響インピーダンスを利用
5: 特定波長の光の吸収率を利用
超音波ドップラ血流計について正しいのはどれか。
a: 無侵襲的な測定法である。
b: 血液によって散乱される超音波を利用している。
c: 血流によって生じる血管壁の運動を利用している。
d: 血流量を直接測定できる。
e: 肺組織の血流測定は困難である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
侵襲のない血流測定機器、方法はどれか。
1: 色素希釈法
2: 熱希釈法
3: 電磁血流計
4: 超音波ドップラ法
5: サーミスタ血流計
エックス線検査のコンピュータ画像処理の特徴として誤っているのはどれか。
a: 造影剤が到達する前後の動き(体動、蠕動)による画像の劣化を少なくすることができる。
b: 造影剤の量が少なくても鮮明な画像が得られる。
c: 画像処理を行うと軟部組織のみの画像が得られる。
d: エックス線の被曝量を少なくできる。
e: 空間分解能を向上させるために特殊な造影剤が使われている。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e