健康維持・増進の活動について正しいのはどれか。
1: 肺がん予防のための禁煙指導は特異的2次予防である。
2: 保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促す。
3: 健康日本21(第二次)では心の健康の目標値が設定されていない。
4: ポピュレーションアプローチでは個人への働きかけに重点が置かれる。
5: ヘルスプロモーションとは誰でも病院に受診することができる過程のことである。
集団作業療法について正しいのはどれか。
1: レクリエーション活動は開放集団では実施できない。
2: 調理活動は開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすい。
3: 閉鎖集団よりも開放集団の方が参加者の凝集性が高まる。
4: 急性期には個人作業療法よりも集団作業療法が優先される。
5: 集団作業療法よりも個人作業療法で受容体験は得られやすい。
就労した障害者が一般企業での就労を継続する際に、就職後6か月を経てから利用できる障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づくサービスはどれか。
1: 就労移行支援
2: 就労継続支援A型
3: 就労継続支援B型
4: 就労定着支援
5: 生活訓練
ICFで正しいのはどれか。
1: ICD-10と相互補完的な関係がある。
2: 社会経済的要因による健康を範囲とする。
3: 2015年に世界保健機関で承認されている。
4: 生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。
5: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。
感度•特異度について正しいのはどれか。
1: 血液検査は特異度が高い。
2: 感度が高いと見落としが多い。
3: 特異度が高いと過剰診断が少ない。
4: 信頼区間が広いと再現性が高くなる。
5: 感度の高い検査としてエックス線による肺がんの発見がある。
作業療法における効果判定について正しいのはどれか。
1: 再評価は異なる尺度で行う。
2: 自然回復の影響は考慮しない。
3: 可能な限り質的なデータで示す。
4: 結果の前後比較のみで判断する。
5: プログラム再検討の判断材料とする。
作業分析の目標として適切でないのはどれか。
1: 治療手段としての作業を体系的に理解する。
2: 治療過程を段階づける。
3: 作業の材料、道具を分類する。
4: 作業遂行に必要な患者の能力を明確にする。
5: 作業実施の環境因子を明確にする。
中央値の説明として正しいのはどれか。
1: データの最大値から最小値を引いた値
2: 全データの中で最もデータの数が多い値
3: データの総和をデータの個数で割った値
4: データの値を小さい順に並べ変えたとき、真ん中に位置する値
5: 各データから平均値を引いたものを2乗した総和をデータの個数で割った値
個人情報保護の観点から、事例報告における記載内容と記載方法の組合せで正しいのはどれか。
1: 患者氏名――――K.R
2: 生年月日――――1970年12月1日
3: 年 齢―――――50歳代前半
4: 現住所―――――東京都千代田区霞が関1-2-2
5: 職 業―――――公務員(厚生労働省勤務)
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に規定されるサービス利用方法について正しいのはどれか。
1: 障害支援区分は6区分ある。
2: 地域包括支援センターに申請する。
3: 介護給付の申請に医師の意見書は必要ない。
4: 家族はサービス利用計画書を作成できない。
5: 障害区分の認定有無に関係なく訓練等給付に申請できる。
ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。
1: コミュニケーション
2: 資 産
3: 住居の入手
4: 人 権
5: 福祉用具
作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。
1: 呉秀三は認知行動療法を実践した。
2: A. Meyerは感覚統合療法を提唱した。
3: 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。
4: 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化させた。
5: W. Duntonは精神力動的作業療法理論を提唱した。
主な感染経路と感染症の組合せで正しいのはどれか。
1: 空気感染 ── 流行性角結膜炎
2: 空気感染 ── 風 疹
3: 接触感染 ── 結 核
4: 飛沫感染 ── 流行性耳下腺炎
5: 飛沫感染 ── 疥 癬
介護予防とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: 一次予防 ── 活動性を維持させる。
2: 二次予防 ── 身体機能を改善させる。
3: 二次予防 ── 要介護状態を改善させる。
4: 三次予防 ── 生活習慣を改善させる。
5: 三次予防 ── 要介護状態になるのを遅らせる。
作業分析の観察による評価について最も適切なのはどれか。
1: 観察者の主観により行う。
2: 観察者の経験に左右される。
3: 事前に認知機能評価を行う。
4: 職業関連活動は模擬動作で評価する。
5: 患者の病気に対する認識が評価できる。
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉における補装具費支給制度で18歳未満のみが対象となるのはどれか。
1: 座位保持椅子
2: 側弯矯正装具
3: 電動車椅子(リクライニング・ティルト式普通型)
4: 歩行器(六輪型)
5: ロフストランドクラッチ
エビデンスレベルが最も高いのはどれか。
1: 症例報告
2: コホート研究
3: 症例対照研究
4: ランダム化比較試験
5: 非ランダム化比較試験
就労定着支援事業について正しいのはどれか。
1: 利用期間は1年である。
2: 他の職場への斡旋を行う。
3: 目的は職業上の適性を確認することである。
4: 一般就労を6か月継続している者が対象である。
5: 日常生活や社会生活上の相談・指導は行わない。
感染症のスクリーニング検査の特異度で正しいのはどれか。
1: 感染していない人で検査陽性と判定される割合
2: 感染していない人で検査陰性と判定される割合
3: 感染している人で検査陰性と判定される割合
4: 検査が陰性で感染していない人の割合
5: 検査が陽性で感染している人の割合
CMOP〈Canadian Model of Occupational Performance〉で誤っているのはどれか。
1: 人を身体面と認知面の2側面で捉える。
2: COPMを実践するときに必要な基本的な考え方である。
3: 個人と作業と環境が相互に関わりあった結果を説明できる。
4: 作業ニーズを満たすという作業療法の方向性を示している。
5: 環境の要素には物理的、制度的、社会的、文化的に関する要素が含まれる。