基礎作業療法学・作業療法管理学の過去問


第52回午後:第22問

あるスクリーニングテストの結果を表に示す。このテストの感度はどれか。 

52_1_22

1: 20%

2: 40%

3: 50%

4: 60%

5: 80%

第52回午後:第23問

患者に対するOSAについて正しいのはどれか。  

1: 役割の有無を示す。

2: 身体機能の状態を示す。

3: 行動状況をVASで示す。

4: 生活史をスロープで示す。

5: 希望する改善点を優先順位で示す。

第52回午後:第28問

地域包括ケアシステムに関する説明で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 2020年を目途に整備を進めている。

2: 地域差をなくし、画一的なシステムを構築することを目的としている。

3: 障害者福祉センターはこのシステムの中核的機関として設置されている。

4: 住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている。

5: NPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである。

第52回午後:第29問

道具の把握形態において、編み棒と同じ手の構えをとる道具はどれか。  

1: スプーン

2: 千枚通し

3: つまようじ

4: 筆

5: 包丁

第52回午後:第34問

感覚受容器の刺激の対象が主に皮膚である促通法はどれか。  

1: Brunnstrom法

2: Bobath法

3: Rood法

4: Fay法

5: PNF

第52回午後:第50問

精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのはどれか。  

1: リワーク ――――――― ハローワーク

2: ジョブコーチ ――――― 地域障害者職業センター

3: 職場適応訓練 ――――― 保健所

4: トライアル雇用 ―――― 地域包括支援センター

5: ジョブガイダンス ――― 障害者就業・生活支援センター

第52回午前:第21問

理学療法士及び作業療法士法の規定内容について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 作業療法士は業務独占資格である。

2: 作業療法士の診療報酬を規定している。

3: 国家試験に合格した日から業務を行うことができる。

4: 業務上知り得た人の秘密を他に漏らしてはならない。

5: 作業療法は社会的適応能力の回復を図るために行われる。

第52回午前:第22問

研究法の説明で正しいのはどれか。  

1: 横断研究は症例の経過を追って情報収集する。

2: メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。

3: 留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。

4: 縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。

5: ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。

第52回午前:第23問

人間作業モデルについて誤っているのはどれか。  

1: 役割の変化を評価する。

2: 作業の興味を評価する。

3: 作業の重要度を10段階で評価する。

4: 人が作業に適応できるように介入する。

5: 人を意志、習慣化および遂行能力の相互作用でとらえる。

第52回午前:第24問

SOAPに関する説明で正しいのはどれか。  

1: Oには患者の言葉をそのまま記載する。

2: Sには作業療法の評価結果を記載する。

3: Oから治療方針を定めたものがPである。

4: Pには他部門からの情報やカルテ情報を記載する。

5: SとOを専門的知識によって分析した内容をAに記載する。

第52回午前:第31問

疾患と作業種目の組合せで適切なのはどれか。  

1: Parkinson病―――――――毛糸のかぎ針編み

2: 関節リウマチ―――――――タイルモザイク

3: 脊髄小脳変性症――――――彫刻

4: 慢性閉塞性肺疾患―――――木工

5: 筋萎縮性側索硬化症――――パソコン操作

第52回午前:第37問

ポピュレーションアプローチによる予防の対象として最も適切なのはどれか。  

1: 膵臓癌

2: 白内障

3: 生活習慣病

4: 統合失調症

5: 慢性腎臓病〈CKD〉

第52回午前:第38問

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉における日常生活用具支給制度の対象となるのはどれか。  

1: T字杖

2: 前腕義手

3: 電動車椅子

4: モールド型座位保持装置

5: 重度障害者用意思伝達装置

第52回午前:第39問

ICFの構成要素である活動と参加に関する説明で適切なのはどれか。  

1: 情動機能は、活動と参加に含まれる。

2: 実行状況と能力の2つの評価点によって評価する。

3: 活動とは生活・人生場面への関わりのことである。

4: 活動と参加は、それぞれ独立したリストとして示される。

5: 活動制限は、本人の主観的な困難を基準として評価する。

第51回午前:第23問

家族関係を示すジェノグラムについて正しいのはどれか。  

1: 男性は△で表す。

2: 本人は○で表す。

3: 婚姻関係を線で囲む。

4: 死亡者は黒く塗りつぶす。

5: 親子の関係は二重線で表す。

第51回午前:第27問

成人に対する口腔内・鼻腔内吸引行為について誤っているのはどれか。  

1: 吸引前に手を清潔にする。

2: 吸引圧は吸引前に確認する。

3: 1回の吸引は25秒以上かけて行う。

4: カテーテルを挿入後に陰圧をかける。

5: 事前に水道水を通して正常に吸引できるかを確認する。

第51回午前:第37問

間隔尺度を用いる評価法はどれか。  

1: FIM

2: MMT

3: Rehab

4: ROM

5: STEF

第51回午前:第38問

回復期リハビリテーション病棟について正しいのはどれか。  

1: 環境調整は行わない。

2: 病棟での訓練は行わない。

3: 昭和60年に制度化された。

4: 家庭復帰の推進を目標とする。

5: 作業療法士の人員配置基準はない。

第51回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

第51回午前:第48問

心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律で、精神保健審判員(必要な学識経験を有する医師)とともに処遇を決定する職はどれか。  

1: 検察官

2: 裁判官

3: 都道府県知事

4: 保護観察所長

5: 精神保健福祉士