作業療法評価学の過去問


第57回午後:第38問

MTDLPで正しいのはどれか。  

1: 合意目標の遂行度を聞き取る。

2: 家族が困っている問題は聞き取らない。

3: アセスメントではICIDHの視点を用いる。

4: アセスメントシートには個人因子の分析が含まれる。

5: 生活課題分析シートで対象者の活動を幅広く捉える。

  • 答え:5
  • 解説:MTDLP(Modified Task-oriented Approach with Daily Life Performance)は、対象者の生活行為を幅広く捉えることを目的としたアプローチであり、生活課題分析シートを用いて活動と参加を評価します。
  • 選択肢1は間違いです。MTDLPでは、合意された生活行為の目標の自己評価を実行度と満足度で評価しますが、遂行度で評価するのはCOPM(Canadian Occupational Performance Measure)です。
  • 選択肢2は間違いです。MTDLPのインテークでは、対象者や家族が望む生活行為を聞き取ります。困っている問題も含めて聞き取ることが重要です。
  • 選択肢3は間違いです。MTDLPのアセスメントでは、生活行為の制限要因をICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)の視点を用いて分析します。ICIDHではなく、ICFを用いることが正しいです。
  • 選択肢4は間違いです。MTDLPのアセスメントシートでは、心身機能、活動と参加、環境因子の分析を行います。個人因子の分析は含まれていません。
  • 選択肢5は正しいです。MTDLPの生活課題分析シートの特徴は、活動と参加を幅広く捉えることであり、対象者の生活行為を詳細に評価することができます。
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第57回午後:第41問

「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれる社会機能の評価法はどれか。  

1: SFS

2: Rehab

3: SF-36

4: LASMI

5: 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれる社会機能の評価法を求めています。正解はLASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)で、精神障害者の生活障害を包括的に捉えることを目的として開発された尺度です。
  • SFS(Social Functioning Scale)は、精神障害者の社会機能を評価する尺度ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
  • Rehabは、リハビリテーションの略であり、特定の評価法ではありません。
  • SF-36(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)は、健康関連の生活の質を測定する尺度ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
  • LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)は精神障害者の生活障害を包括的に捉えることを目的として開発された尺度で、「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれています。このため、正解は4です。
  • 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)は、精神障害者のケアマネジメントを評価するためのアセスメント表ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
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第57回午前:第1問

Danielsらの徒手筋力テスト(段階5及び4)で、検査者が抵抗を与える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。

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第57回午前:第2問

背臥位のまま右手でスマートフォンを持ち電子書籍を閲覧していた。図のように、この時の肩関節は屈曲40度、肘関節は屈曲90度であった。文字が見づらいためゆっくり肘を曲げて画面を顔に近づける際に活動する筋と収縮様式の組合せで正しいのはどれか。 

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1: 上腕二頭筋―――遠心性収縮

2: 上腕二頭筋―――等張性収縮

3: 上腕三頭筋―――遠心性収縮

4: 上腕三頭筋―――求心性収縮

5: 上腕三頭筋―――等張性収縮

第57回午前:第25問

栄養評価に適した項目はどれか。2つ選べ。  

1: 体 重

2: 血糖値

3: 前腕周囲径

4: 上腕三頭筋筋力

5: 血清アルブミン値

  • 答え:1 ・5
  • 解説:栄養評価に適した項目は、体重と血清アルブミン値です。体重は栄養状態を直接反映し、血清アルブミン値はタンパク質の状態を示すため、栄養状態の評価に適しています。
  • 体重は栄養状態を直接反映するため、栄養評価に適した項目です。適切な体重を維持することは、健康維持に重要です。
  • 血糖値は、糖尿病やインスリン抵抗性の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 前腕周囲径は筋肉量や筋力の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 上腕三頭筋筋力は筋力の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 血清アルブミン値は、アミノ酸を原料として主に肝臓で作られるタンパク質で、栄養状態をみる指標です。3.8 g/dL以下は低栄養に注意を要するため、栄養評価に適した項目です。
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第57回午前:第26問

身長170 cm、体重60 kgの人のBMIで正しいのはどれか。ただし、値は小数点以下第1位を四捨五入するものとする。  

1: 15

2: 17

3: 19

4: 21

5: 23

第57回午前:第28問

上肢の形態計測と方法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 上腕周径―――上腕の最大周囲の長さ

2: 上肢長――――肩峰から中指先端までの長さ

3: 前腕長――――肘関節中央部から手関節中央部までの長さ

4: 手 長――――三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点から中指先端までの長さ

5: 手 厚――――第1中手指節関節部での手背面から手掌面までの直線距離

  • 答え:1 ・2
  • 解説:上肢の形態計測には様々な方法がありますが、正しい組み合わせは上腕周径と上肢長です。
  • 正しい。上腕周径は上腕の最大周囲の長さを測る方法で、筋肉量や脂肪量の評価に使用されます。
  • 正しい。上肢長は肩峰から中指先端までの長さを測る方法で、身体のバランスや成長の評価に使用されます。
  • 間違い。前腕長は肘関節中央部から手関節中央部までの長さではなく、肘関節中央部から手首までの長さを測る方法です。
  • 間違い。手長は三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点から中指先端までの長さではなく、手首から中指先端までの長さを測る方法です。
  • 間違い。手厚は第1中手指節関節部での手背面から手掌面までの直線距離ではなく、第3中手指節関節での手背面から手掌面までの直線距離を測る方法です。
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第57回午前:第29問

評価法と障害の組合せで正しいのはどれか。  

1: BADS―――気分障害

2: MMPI―――注意障害

3: POMS―――視知覚障害

4: SPTA―――記憶障害

5: WCST―――遂行機能障害

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、評価法とそれが対応する障害の組み合わせを正しく選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、ウィスコンシンカード分類検査(WCST)と遂行機能障害です。
  • BADS(Behavioral Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は遂行機能障害を評価するための検査であり、気分障害とは関連がありません。
  • MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)は、人格特性や精神症状を評価するための検査であり、注意障害とは直接関連がありません。
  • POMS(Profile of Mood States)は、現在の気分状態を評価するための検査であり、視知覚障害とは関連がありません。
  • SPTA(Serial Position Test of Attention)は存在しない評価法であり、記憶障害とは関連がありません。記憶障害を評価するための検査としては、WMS(Wechsler Memory Scale)があります。
  • WCST(ウィスコンシンカード分類検査)は、概念形成、セットの転換障害、反応の柔軟性を調べる遂行機能検査であり、遂行機能障害と関連があります。このため、選択肢5が正しい組み合わせです。
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第57回午前:第30問

日常生活活動の評価で自記式の評価法はどれか。  

1: PULSES

2: Barthel Index

3: 老研式活動能力指標

4: 障害老人の日常生活自立度判定基準

5: Katz Activities of Daily Living Index

  • 答え:3
  • 解説:日常生活活動の評価で自記式の評価法は、対象者が質問表に自ら記入して評価できる方法である。この問題では、老研式活動能力指標が自記式の評価法である。
  • PULSESは、患者の機能レベルを評価するための尺度であり、自記式の評価法ではない。
  • Barthel Indexは、ADLの評価表であり、検査者が採点する評価方法であるため、自記式の評価法ではない。
  • 老研式活動能力指標は、IADL、知的能動性、社会的役割の下位尺度を対象者が質問表に自ら記入して評価できる自記式の評価法である。
  • 障害老人の日常生活自立度判定基準は、介護保険制度の要介護認定で用いられる認定調査または主治医意見書で、専門家により調査されて用いられているため、自記式の評価法ではない。
  • Katz Activities of Daily Living Indexは、対象者が実行しているADLを検査者がランク付けする評価方法であり、自記式の評価法ではない。
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第57回午後:第1問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。

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第57回午後:第24問

Barthel Indexの評価項目で車椅子とベッド間の移乗に含まれないのはどれか。  

1: ベッドに移動する。

2: ブレーキをかける。

3: フットサポートを上げる。

4: 靴を脱ぐ。

5: 臥位になる。

  • 答え:4
  • 解説:Barthel Indexは、日常生活動作(ADL)の評価を行うための指標であり、車椅子とベッド間の移乗に関連する動作が評価項目に含まれています。この問題では、それらの動作の中で含まれないものを選ぶ必要があります。
  • ベッドに移動する動作は、車椅子とベッド間の移乗に関連する動作であり、Barthel Indexの評価項目に含まれています。
  • ブレーキをかける動作は、車椅子とベッド間の移乗に関連する動作であり、安全な移乗を行うために必要な動作です。このため、Barthel Indexの評価項目に含まれています。
  • フットサポートを上げる動作は、車椅子とベッド間の移乗に関連する動作であり、移乗の際に足を適切な位置に保つために必要な動作です。このため、Barthel Indexの評価項目に含まれています。
  • 靴を脱ぐ動作は、車椅子とベッド間の移乗に関連しない動作であり、更衣動作に関連するものです。このため、Barthel Indexの評価項目で車椅子とベッド間の移乗に含まれない正しい選択肢です。
  • 臥位になる動作は、車椅子とベッド間の移乗に関連する動作であり、ベッドへの移乗後に行う必要がある動作です。このため、Barthel Indexの評価項目に含まれています。
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第57回午後:第27問

SIASで使用する検査器具はどれか。2つ選べ。  

1: 音 叉

2: 握力計

3: 打腱器

4: 秒針付き時計

5: 30 cmメジャー

  • 答え:2 ・3
  • 解説:SIAS(筋力・感覚・関節可動域評価システム)は、脳卒中患者の運動機能を評価するための検査です。この問題では、SIASで使用される検査器具を2つ選ぶ必要があります。
  • 音叉は聴覚または振動覚の検査に用いられますが、SIASには聴覚・振動覚の検査は含まれていないため、正解ではありません。
  • 握力計はSIASの「非麻痺側握力」を測定する際に用いられます。2回の計測のうち1回が25 kgより大きければ「3点」、10 kgより大、または25 kg以下は「2点」、0 kgより大、10 kg以下は「1点」、0 kgの場合は「0点」と評価されます。このため、正解の選択肢の1つです。
  • 打腱器はSIASの「上肢腱反射(上腕二頭筋反射および上腕三頭筋腱反射)と下肢腱反射(膝蓋腱反射およびアキレス腱反射)」に用いられます。これも正解の選択肢の1つです。
  • 秒針付き時計は運動時間や反応時間を測定できますが、SIASにはこれを用いる検査は含まれていないため、正解ではありません。
  • 30 cmメジャーは、四肢の長さや可動域測定の補完として用いられることがありますが、SIASにはこれを用いる検査は含まれていないため、正解ではありません。
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第56回午前:第1問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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第56回午前:第2問

筋萎縮性側索硬化症の機能的予後を示しているのはどれか。縦軸は機能、横軸は時間を示す。 

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第56回午前:第25問

発症後2時間の脳梗塞病巣を確認するために最も適切なのはどれか。  

1: CT像

2: MRI水強調像

3: MRI拡散強調像

4: MRI脂肪抑制像

5: MRI3DT1強調像

  • 答え:3
  • 解説:発症後2時間の脳梗塞病巣を確認するために最も適切なのはMRI拡散強調像である。これは、水分子の移動を時間差のある画像で反映したもので、超急性期脳梗塞の描出に優れている。
  • CT像は脳出血の場合には高吸収像を示し、脳梗塞の場合は低吸収像を示すが、超急性期脳梗塞の病変を描出できないことがあるため、最も適切ではない。
  • MRI水強調像は「T2強調像」のことで、水分があるところを強調して描出できるが、脳梗塞が生じて2時間では水と油脂成分が時間的に緩やかに変化しているため、時間分解能の高い拡散強調画像の方が適する。
  • MRI拡散強調像は、水分子の移動を時間差のある画像で反映したもので、超急性期脳梗塞の描出に優れているため、最も適切である。
  • MRI脂肪抑制像は水分の多い脂肪を黒く描出するが、脳梗塞病変描出には向いていないため、最も適切ではない。
  • MRI3DT1強調像は、T1強調像を3D化した画像であるが、超急性期脳梗塞の病変描出には拡散強調像が最も適切であるため、この選択肢は正しくない。
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第56回午前:第26問

反復唾液嚥下テストのカットオフ値は30秒間に何回か。  

1: 1回

2: 3回

3: 5回

4: 7回

5: 9回

  • 答え:2
  • 解説:反復唾液嚥下テスト(RSST)は、嚥下障害のスクリーニングに用いられる試験で、30秒間に何回嚥下運動が行えるかを観察します。カットオフ値は3回で、これを下回る場合は嚥下障害があると判断されます。
  • 1回ではカットオフ値に達しておらず、嚥下障害があると判断されるため、正しくありません。
  • 3回はカットオフ値であり、これを下回る場合は嚥下障害があると判断されるため、正しい答えです。
  • 5回はカットオフ値を超えており、嚥下障害がないと判断されるため、正しくありません。
  • 7回はカットオフ値を大幅に超えており、嚥下障害がないと判断されるため、正しくありません。
  • 9回もカットオフ値を大幅に超えており、嚥下障害がないと判断されるため、正しくありません。
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第56回午前:第27問

高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査において、動作性検査(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)と言語性検査(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)の14項目で構成される検査はどれか。  

1: BADS

2: MMSE

3: SLTA

4: WMS-III

5: WAIS-III

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査の中で、動作性検査と言語性検査の14項目で構成される検査を求めています。正解はWechsler Adult Intelligence Scale-Third Edition(WAIS-III)です。
  • BADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は遂行機能障害を評価する方法であり、問題解決能力に関する6種類の下位検査と1つの質問を用いて検査します。この検査は動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • MMSE(Mini-Mental State Examination)は、見当識・記憶・計算・言語能力・図形能力などを30点満点で評価する検査です。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • SLTA(Standard Language Test of Aphasia)は失語症の検査で、下位検査は26項目で構成されており、聴く・話す・読む・書く・計算について評価できます。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • WMS-III(Wechsler Memory Scale-Third Edition)は、記憶の包括的検査で、13の下位検査があり、言語性記憶、視覚性記憶、総合、注意・集中力、遅延再生の指標を評価できます。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • WAIS-III(Wechsler Adult Intelligence Scale-Third Edition)は、言語性IQ(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)と動作性IQ(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)の14項目で構成される検査です。言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度などを評価できるため、正解はWAIS-IIIです。
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第56回午前:第40問

ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているのはどれか。  

1: BACS〈The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia〉

2: LASMI〈Life Assessment Scale for the Mentally Ill〉

3: SCSQ〈Social Cognition Screening Questionnaire〉

4: SMSF〈Inventory Scale for Mood and Sense of Fatigue〉

5: WHO-DAS 2.0〈WHO disability assessment schedule 2.0〉

  • 答え:1
  • 解説:ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているのはBACS(The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)であり、言語性記憶と学習、ワーキングメモリー、運動機能、注意と情報処理速度、言語流暢性、遂行機能の項目で構成される。
  • BACSは、言語性記憶と学習、ワーキングメモリー、運動機能、注意と情報処理速度、言語流暢性、遂行機能の項目で構成され、ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているため正しい選択肢です。
  • LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)は、統合失調症患者に対して実施され、日常生活、対人関係、労働または課題遂行能力、持続性・安定性、自己認識について評価できるが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • SCSQ(Social Cognition Screening Questionnaire)は、心の状態推論質問紙であり、場の雰囲気や他人の気持ちを読むのに必要な機能を測定する検査ですが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • SMSF(Inventory Scale for Mood and Sense of Fatigue)は、気分と疲労のチェックリストであり、統合失調症の気分と疲労感に関して、13項目からなる自記式尺度で、主観的体験を評価できるが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • WHO-DAS 2.0(WHO disability assessment schedule 2.0)は、様々な文化を超え、健康および障害を評価するために標準化された評価法ですが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
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第56回午後:第1問

椅子座位でテーブル上にあるコップにゆっくりと手を伸ばしてつかむ作業の図を示す。この時の肩関節と肘関節の運動に関与が推定される筋と収縮様式との組合せで正しいのはどれか。 

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1: 三角筋前部線維 ── 求心性収縮

2: 三角筋後部線維 ── 求心性収縮

3: 上腕二頭筋 ── 求心性収縮

4: 上腕三頭筋 ── 遠心性収縮

5: 腕橈骨筋 ── 求心性収縮

第56回午後:第3問

Danielsらの徒手筋力テストで、段階2の測定肢位で正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、関節可動域には異常がないものとする。 

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