第22回午後の過去問


国試第22回午後:第1問

QOL(quality of Life)で誤っているのはどれか。

1: がん患者のQOL向上には生存期間の延長が不可欠である。

2: 健康寿命と密接に関連している。

3: がん患者の治療評価に用いられる。

4: 医療従事者は患者のQOLを重視しなければならない。

5: ヘルスプロモーションの重要な要素である。

国試第22回午後:第2問

医療事故防止で正しいのはどれか。

a: 指差呼称による確認を実践する。

b: 医療事故防止対策は外部組織に委託する。

c: ヒヤリ・ハット事例をおこした者を厳しく罰する。

d: 医療機器の保守点検や安全管理を確実に実践する。

e: フェイルセーフ、フールプルーフの概念による機器設計を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第3問

我が国の過去5年間の人口統計で正しいのはどれか。

1: 合計特殊出生率は増加している。

2: 年齢調整死亡率は粗死亡率より高い。

3: 1年間の死亡数は100万人を上回っている。

4: 粗死亡率は男性より女性の方が高い。

5: 死因別死亡率の第1位は脳血管疾患である。

国試第22回午後:第4問

正しいのはどれか。

a: ブドウ糖は二糖類である。

b: 核酸は塩基、脂質から構成される。

c: タンパク質はアミノ酸から構成される。

d: アミノ酸はカルボキシル基をもつ。

e: 酵素は触媒作用を有する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第5問

正しいのはどれか。

a: チアノーゼは局所の充血で生じる。

b: 浮腫は局所の充血が続くことで生じる。

c: 包帯などの圧迫でうっ血が生じる。

d: 慢性心不全では全身性のうっ血が生じる。

e: 動脈を圧迫すると末梢側に充血が生じる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第6問

心臓の構造で正しいのはどれか。

a: 僧帽弁は左心房と左心室との間に位置する。

b: 大動脈弁は左心室からの流出路に位置する。

c: 肺動脈弁は腱索で乳頭筋に連結する。

d: 右冠状動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる。

e: 左心室壁は右心室壁よりも厚い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第7問

線維素溶解に働くのはどれか。

a: フィブリノゲン

b: プラスミン

c: ウロキナーゼ

d: トロンボプラスチン

e: トロンビン

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第8問

肝臓の機能で正しいのはどれか。

a: ビタミンEの合成

b: プロトロンビンの合成

c: グリコーゲンの貯蔵

d: インスリンの分泌

e: プロゲステロンの分泌

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第9問

顔面の知覚を支配する脳神経はどれか。

1: 動眼神経

2: 三叉神経

3: 顔面神経

4: 内耳神経

5: 舌下神経

国試第22回午後:第10問

速乾性エタノール手指消毒で正しいのはどれか。

1: 事前の手指洗浄は必要ない。

2: 1回1mlを使用する。

3: 手荒れの予防には皮膚に擦り込まない。

4: 消毒後タオルで十分に薬液を拭きとる。

5: 有芽胞菌は殺菌されない。

国試第22回午後:第11問

肺血栓塞栓症について誤っているのはどれか。

1: 深部静脈血栓に続発する。

2: 小児に多発する。

3: 低酸素血症を呈する。

4: 右心不全を呈する。

5: ヘパリンは有効である。

国試第22回午後:第12問

深部静脈血栓症で正しいのはどれか。

a: 肥満女性に多い。

b: 長期臥床時に多い。

c: 脱水は誘因である。

d: 下肢に輸液すると防止できる。

e: 間欠的空気圧迫装置では防止できない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第13問

心臓外科における抗凝固療法で正しいのはどれか。

a: 機械弁による大動脈弁置換術後1年目にワルファリンを中止した。

b: 僧帽弁形成術後1年目に洞調律になったのでワルファリンを中止した。

c: 冠動脈バイパス術後にアスピリンを投与した。

d: ワルファリンを中和するためにプロタミンを投与した。

e: 開心術中のヘパリンの効果判定にプロトロンビン時間を測定した。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第14問

正しい組合せはどれか。

a: カルシトニン ------------- 骨形成促進

b: 副甲状腺ホルモン -------- 骨吸収促進

c: レニン ------------------ タンパク分解酵素

d: アルドステロン ----------- Na排泄促進

e: プロラクチン ------------- 乳汁分泌抑制

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第15問

MRSA感染症の起因菌はどれか。

1: セラチア菌

2: 黄色ブドウ球菌

3: 非結核性抗酸菌

4: ジフテリア菌

5: レジオネラ菌

国試第22回午後:第16問

尿路感染症の誘因はどれか。

a: 水腎症

b: 腎性糖尿

c: ファンコニ症候群

d: 前立腺肥大症

e: 膀胱尿管逆流現象

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第17問

経口感染する肝炎ウイルスはどれか。

a: A型

b: B型

c: C型

d: D型

e: E型

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第18問

自己免疫機序が原因と考えられる出血性疾患はどれか。

1: DIC

2: 血栓性血小板減少性紫斑病

3: 特発性血小板減少性紫斑病

4: フォン・ヴィルブランド病

5: 血友病A

国試第22回午後:第19問

悪性高熱症に最も有効なモニタはどれか。

1: 心電図

2: 観血式血圧

3: 中心静脈圧

4: カプノメータ

5: パルスオキシメータ

国試第22回午後:第20問

パルスオキシメトリの精度に影響するのはどれか。

a: 年 齢

b: 末梢循環不全

c: PaO2 ≦ 70mmHg

d: マニキュア

e: 高二酸化炭素血症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第21問

接触感染するのはどれか。

1: 風 疹

2: 麻 疹

3: 流行性耳下腺炎

4: 流行性角結膜炎

5: AIDS

国試第22回午後:第22問

図のスパイログラムで肺活量はどれか。

22PM22-0

1: a

2: b

3: c

4: d

5: e

国試第22回午後:第23問

疾患と治療法との組合せで正しいのはどれか。

a: 悪性貧血 ------------------ ビタミンB12投与

b: 赤血球増加症 -------------- 血小板輸血

c: 慢性白血病 ---------------- 白血球除去

d: DIC ------------------------ ヘパリン投与

e: 重症再生不良性貧血 --------- 骨髄移植

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第24問

ネフローゼ症候群の所見で正しいのはどれか。

a: 血糖値が170 mg/以上である。

b: 尿タンパクが3.5g/日以上である。

c: 血清アルブミン値が3 g/以下である。

d: 血清コレステロール値が220 mg/以下である。

e: 血中ヘモグロビン値が7 g/以下である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第25問

単位について正しいのはどれか。

a: 国際単位系(SI単位)では4つの基本単位が定められている。

b: パスカル(Pa)は組立単位である。

c: 氷点は約273ケルビン(K)である。

d: 1ジーメンス(S)は1V/A である。

e: 接頭語ピコ(p)は10-15表す。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第26問

心電計の入力インピーダンスを高くする理由として正しいのはどれか。

1: 大きな増幅度を必要とするため

2: 増幅度の安定化のため

3: 信号源インピーダンスが高いため

4: 低周波信号を計測するため

5: 筋電図の混入を防ぐため

国試第22回午後:第27問

筋電計の性能について正しい組合せはどれか。

a: 入力インピーダンス --------- 1MΩ以上

b: 時定数 ------------------- 0.3秒以上

c: 標準感度 ----------------- 10mV/div

d: 総合周波数特性 ----------- 5~10000Hz(-3dB)

e: 同相除去比(CMRR) --------- 60dB以上

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第28問

心拍出量の測定法はどれか。

a: 熱希釈法

b: 経食道心エコー法

c: パルスオキシメトリ

d: ニスタモグラフィ

e: スパイロメトリ

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第29問

血液ガス分析用電極で誤っているのはどれか。

1: pH測定ではガラス膜内外間の電位差を計測する。

2: PO2測定では電極間に直流電圧を印加して電流を計測する。

3: PCO2測定ではCO2のテフロン膜透過性を利用して計測する。

4: 経皮的血液ガス分圧の測定では皮膚を加温する。

5: ISFETはゲート上のイオン感応膜を透過したイオン電流を計測する。

国試第22回午後:第30問

PET装置で正しいのはどれか。

a: 放射性同位元素の崩壊時に1個のガンマ線が出る。

b: コリメータでガンマ線を検出する。

c: 同時計数法を用いて断層像を得る。

d: 使用核種の半減期はSPECTより短い。

e: 空間分解能はエックス線CTより低い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第31問

内視鏡検査装置で誤っているのはどれか。

1: ファイバスコープでは光源が先端に装着されている。

2: 生検は鉗子孔から挿入した鉗子を用いる。

3: 電子内視鏡では撮像素子が先端に装着されている。

4: 電子内視鏡は多人数での同時観察に適する。

5: 超音波内規鏡では超音波プローブが先端に装着されている。

国試第22回午後:第32問

吸光光度法を用いるのはどれか。

a: 分光光度計

b: 屈折計

c: 蛍光光度計

d: 炎光光度計

e: 原子吸光光度計

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第33問

除細動器で正しいのはどれか。

1: 心室細動にはR波同期で除細動を行う。

2: AEDはバイフェージック波形を用いる。

3: 直接心臓に通電する場合は出力を体外通電時の半分程度に下げる。

4: 出力端子の片側は接地されている。

5: 植込み式では100~300Jのエネルギーで通電する。

国試第22回午後:第34問

マイクロ波手術器で正しいのはどれか。

a: 用いられる電磁波の標準的波長は約1.2mである。

b: モノポーラ電極を利用する。

c: マイクロ波は電極まで同軸ケーブルで伝送する。

d: 切開より凝固に適している。

e: 対極板による電流の回収が必要である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第35問

PTCAで誤っているのはどれか。

1: PTCAのTはtransluminalを意味する。

2: 施行には冠動脈造影検査と同等の設備が必要である。

3: ガイドワイヤを用いてバルーンを血管狭窄部に導く。

4: 0.2~0.3気圧でバルーンを拡張する。

5: 再狭窄防止にステントを挿入する。

国試第22回午後:第36問

レーザについて誤っている組合せはどれか。

1: ArFレーザ ------------------------ 角膜切除

2: Nd:YAGレーザ -------------------- 除痛治療

3: ルビーレーザ --------------------- 黒あざ治療

4: Arレーザ ------------------------- 網膜凝固

5: アレキサンドライトレーザ ------------ 脱 毛

国試第22回午後:第37問

超音波吸引手術器で正しいのはどれか。

1: 100 MHz の振動を利用する。

2: 先端は1~2mmの振幅で振動する。

3: 冷却には蒸留水を用いる。

4: 金属メスより鋭利に切開する。

5: 骨切離に適する。

国試第22回午後:第38問

悪性腫瘍の温熱療法で正しいのはどれか。

a: 腫瘍組織を39~40°Cに加温する。

b: マイクロ波加温法は深在性腫瘍の加温に適する。

c: RF波加湿法では組織を二つの電極で挾む。

d: 放射線療法や化学療法と併用される。

e: 熱耐性は1週目で最大となる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第39問

機器のクラス別分類で正しいのはどれか。

a: 患者に使用できるのはクラスI、クラスII及び内部電源機器の3種類である。

b: クラスII機器の保護手段は二重絶縁または強化絶縁である。

c: クラスII機器を2Pコンセントで使用することはできない。

d: クラスI機器の追加保護手段は基礎絶縁である。

e: 内部電源機器に二次電池は使用できない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第40問

JIS T 0601-1によると交流では何Vを超えると高電圧と呼ぶか。

1: 500V

2: 1000V

3: 1500V

4: 3000V

5: 5000V

国試第22回午後:第41問

医療機器の操作で正しいのはどれか。

1: ホースアセンブリは壁取付配管端末器に接続したままにする。

2: 患者に誘導コードを装着する前に電源スイッチを入れる。

3: 追加保護接地としてテレビのアンテナ端子を利用する。

4: ボール型浮子の流量計では上端部の目盛りを読む。

5: 複数台の機器が必要なときは2Pのテーブルタップを使用する。

国試第22回午後:第42問

内容量が40?の未使用の酸素ボンベから大気中に酸素が噴出した。噴出した酸素の量はどれか。

1: 1250l

2: 3420l

3: 5960l

4: 7640l

5: 9510l

国試第22回午後:第43問

JIS T 7101「医療ガス配管設備」で正しいのはどれか。

1: CEシステムの満量は予想使用量の10日分以上である。

2: マニフオールドでは予想使用量の3日分以上を貯蔵する。

3: 吸引供給装置は吸引ポンプを4基以上設置する。

4: 緊急用の酸素貯蔵量は予想使用量の1日分以上を確保する。

5: 静止圧状態の標準圧力は酸素の方が亜酸化窒素より約0.3MPa高い。

国試第22回午後:第44問

EMCについて正しいのはどれか。

1: 電界強度の単位はWである。

2: エミッションとは電磁エネルギーを放出する現象をいう。

3: イミュニティとは電磁界に対する人体の耐性である。

4: EMCに関係がある電磁波は10kHz以下である。

5: 直流磁場はぺースメーカに影響しない。

国試第22回午後:第45問

臨床工学技上が医師の指示下に行えるのはどれか。

a: 気管内および気管挿管内の吸引

b: 人工心肺装置の操作に必要な装置からの採血

c: 血液浄化装置の先端部の外シャントヘの接続

d: 人工呼吸装置回路の先端部の気管チューブヘの接続

e: 血圧測定用に単独に留置された血管カテーテルからの採血

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第46問

 図のように2本の直線状導線がxy平面内でx軸に平行に保たれており、AからBの方向へ電流が流れている。CからDの方向へ電流を流した場合に導線CDに作用する力の方向はどれか。

22PM46-0

1: x軸の圧の方向

2: x軸の負の方向

3: y軸の正の方向

4: y軸の負の方向

5: z軸の正の方向

国試第22回午後:第47問

図の回路で、R2の消費電力が1WであるときにR1の両端の電圧はどれか。ただし、R1=2Ω、R2=4Ω、R3=2Ωである。

22PM47-0

1: 3V

2: 5V

3: 7V

4: 9V

5: 11V

国試第22回午後:第48問

図の回路のスイッチを入れてから十分に時間が経過したとき、コンデンサの両端の電圧に最も近いのはどれか。

22PM48-0

1: 0.20V

2: 0.33V

3: 0.50V

4: 0.67V

5: 1.0V

国試第22回午後:第49問

図のような抵抗とコンデンサの直列回路に、実効値100V、50Hzの交流電源を接続した。抵抗とコンデンサのインピーダンスがそれぞれ100Ωの場合、回路に流れる電流の実効値に最も近いのはどれか。

22PM49-0

1: 0.5A

2: 0.7A

3: 1.0A

4: 1.4A

5: 2.0A

国試第22回午後:第50問

図の回路で正しいのはどれか。

22PM50-0

1: 時定数は$\frac{1}{CR}$である。

2: 低域(通過)フィルタとして動作する。

3: 入力電圧の周波数が0に近づくと入力電圧と出力電圧の位相差は0に近づく。

4: コンデンサに流れる電流は入力電圧より位相が遅れる。

5: 遮断周波数では出力電圧の振幅は入力電圧の振幅のである。

国試第22回午後:第51問

ダイオードについて正しいのはどれか。

a: カソードにアノードより高い電圧を加えると電流は順方向に流れる。

b: 逆方向抵抗は順方向抵抗より小さい。

c: 逆方向電流が急激に大きくなるときの電圧を降伏電圧という。

d: ダイオードには整流作用がある。

e: 理想的なダイオードでは順方向抵抗は無限大である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第52問

トランジスタについて誤っているのはどれか。

1: FETのn形チャネルのキャリアは電子である。

2: FETは入力インピーダンスが高い。

3: エミッタはFETの端子の1つである。

4: コレクタ接地増幅回路はインピーダンス変換回路に用いる。

5: バイポーラトランジスタは入力電流で出力電流を制御する。

国試第22回午後:第53問

理想演算増幅器の特性で正しいのはどれか。

a: 差動利得は0である。

b: 同相利得は無限大である。

c: 周波数帯域幅は無限大である。

d: 入力インピーダンスは無限大である。

e: 出力インピーダンスは無限大である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第54問

図の回路で2kΩの抵抗に流れる電流はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とする。

22PM54-0

1: 1mA

2: 2mA

3: 3mA

4: 4mA

5: 6mA

国試第22回午後:第55問

アナログ信号からディジタル信号への変換について正しいのはどれか。

1: ビット数を多くすると精度が低下する。

2: 周波数が低い信号の変換には高いビットレートを要する。

3: 瞬時値を離散値で近似することを標本化という。

4: 信号を0と1の組合せで表すことを符号化という。

5: アナログ信号を短い時間間隔の瞬時値で表す操作を量子化という。

国試第22回午後:第56問

パルス変調方式で誤っているのはどれか。

1: アナログ量の変調に用いる。

2: ディジタル量の変調に用いる。

3: 時分割多重方式によって多重化できる。

4: PSKは信号波の振幅によって搬送波のパルス幅を変化させる。

5: PCMは信号波の振幅によってパルス符号を変化させる。

国試第22回午後:第57問

記憶素子で正しいのはどれか。

1: RAMは不揮発メモリである。

2: RAMはランダムにアクセスできる。

3: キャッシュメモリはROMの一種である。

4: USBメモリはシーケンシャルアクセスメモリである。

5: ROMは繰り返し書込みが必要である。

国試第22回午後:第58問

図のフローチャートで計算終了時のSUMの値はどれか。

22PM58-0

1: 6

2: 8

3: 10

4: 12

5: 14

国試第22回午後:第59問

$ j(1-j)$の偏角[rad]はどれか。ただし、は虚数単位である。

1: π

2: $\frac{\pi}{2}$

3: $\frac{\pi}{4}$

4: 0

5: $-\frac{\pi}{4}$

国試第22回午後:第60問

図の出力Xはどれか。

22PM60-0

1: $\overline {A}\cdot \overline {B}+A\cdot B $

2: $\overline {A}\cdot\ B+A\cdot\ \overline {B}$

3: $\left( A+B\right) \cdot \left( A+\overline {B}\right) $

4: $\left( A+B\right) \cdot \left( A+\overline {B}\right) $

5: $\overline {A}\cdot \left( A+B\right) +B\cdot \left( \overline {A}\cdot \overline {B}\right) $

国試第22回午後:第61問

10進数の365を2進数で表すと何ビットになるか。

1: 7

2: 8

3: 9

4: 10

5: 12

国試第22回午後:第62問

雑音を直接除去する方法でないのはどれか。

a: 高速フ一リエ変換

b: 移動平均

c: 同期加算

d: ディジタルフィルタリング

e: 標本化

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第63問

死腔について正しいのはどれか。

a: 呼吸細気管支は解剖学的死腔である。

b: 人工鼻は死腔でない。

c: 肺血栓塞栓症では死腔が増加する。

d: 正常では生理学的死腔率(VD/VT)は約0.3である。

e: 呼吸パターンは死腔に影響しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第64問

V 3.4、W 5.0と刻印された酸素ボンベで圧力調整器は10MPaと表示している。この状態で3?/分の酸素投与を行うと供給可能時間はおよそいくらか。

1: 10分

2: 20分

3: 80分

4: 110分

5: 150分

国試第22回午後:第65問

酸素療法の合併症でないのはどれか。

1: 気管線毛上皮障害

2: 呼吸抑制

3: 吸収性無気肺

4: 未熟児網膜症

5: 圧外傷

国試第22回午後:第66問

NPPVが適応となる呼吸不能はどれか。

a: COPDの急性増悪

b: 心原性肺水腫

c: 胸郭形成術

d: 一酸化炭素中毒

e: 気 胸

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第67問

人工呼吸からのウィーニングの中断を判断する指標はどれか。

a: PaCO2が5mmHg減少した、

b: pHが0.3以上低下した。

c: 血圧が20mmHg以上上昇した。

d: 脈拍数が20回/分以上増加した。

e: 最大吸気圧が-35cmH2Oを示した。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第68問

人工呼吸器関連肺炎(VAP)のリスク因子でないのはどれか。

1: 呼吸回路の毎日交換

2: 経鼻胃管

3: 気管挿管

4: 鎮静薬

5: 半坐位

国試第22回午後:第69問

低体温について正しいのはどれか。

a: 血液粘度が低下する。

b: 人工心肺の安全限界が狭まる。

c: 組織への酸素移行が減少する。

d: 混合静脈血酸素飽和度が増加する。

e: アルファスタット法による管理ではpHが上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第70問

人工心肺中に人工肺の交換が必要なのはどれか。

a: 溶 血

b: 血漿漏出

c: wlung

d: 除泡能の低下

e: 回路内空気混入

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第71問

体外循環開始前のチェック項目はどれか。

a: 冷温水槽内の水温

b: 血液ガスデータ

c: 脱血血液温度

d: 溶血量

e: ポンプチューブ圧閉度

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第72問

酸素解離曲線で誤っているのはどれか。

1: アシドーシスでは解離曲線は右方偏位する。

2: 2、3-DPGの増加は解離曲線を右方偏位させる。

3: 低体温では解離曲線は右方偏位する。

4: 高体温では同じ酸素分圧でも飽和度は低下する。

5: 低二酸化炭素血症では解離曲線は左方偏位する。

国試第22回午後:第73問

IABPによる合併症で誤っているのはどれか。

1: 感 染

2: 下肢虚血

3: 大動脈壁の損傷

4: 血小板数の増加

5: 挿入部からの出血

国試第22回午後:第74問

腹膜透析で正しいのはどれか。

a: 生体膜による血液浄化法である。

b: 溶質除去は拡散による。

c: 除水は浸透圧差による。

d: 尿素クリアランスは一定である。

e: 腹腔内透析液量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第75問

水処理装置でクロラミンを低減・除去するのはどれか。

1: フィルタ

2: RO装置

3: 軟水化装置

4: 活性炭濾過装置

5: 紫外線殺菌装置

国試第22回午後:第76問

血液浄化器の選択で正しいのはどれか。

1: 体外限外濾過法には透水性の低いものがよい。

2: 中・高分子量物質除去には高透水性膜がよい。

3: 再生セルロース膜は合成高分子膜より生体適合性が優れている。

4: 小児にはプライミング量が多い方がよい。

5: 導入初期では高効率血液浄化器がよい。

国試第22回午後:第77問

抗凝固薬で正しいのはどれか。

1: クエン酸ナトリウムは高Ca透析液に使われる。

2: 低分子量ヘパリンはヘパリンより活性半減期が長い。

3: メシル酸ナワァモスタットはプロタミンで中和できる。

4: ワルファリンは体外循環に用いる。

5: ヘパリンは血小板粘着・凝集を抑制する。

国試第22回午後:第78問

透析療法の合併症で正しいのはどれか。

1: 消化管出血があるときはヘパリンを使用する。

2: 感染症は透析患者の死亡原因の第1位である。

3: アルカローシスでは高カルシウム血症の発生頻度が高まる。

4: 高血圧の大部分はレニン依存性である。

5: 体液過剰が続くと心不全の発生頻度が高まる。

国試第22回午後:第79問

慢性血液透析の透析液で適切なのはどれか。

a: 重金属汚染の確認には水質検査を毎月行う。

b: 透析液エンドトキシンは毎日測定する。

c: 透析液の精製には逆浸透装置を用いる。

d: 透析監視装置にはエンドトキシンカットフィルタを設置する。

e: 鉄分を含む透析液を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第80問

図のように点Aに静止していた質量mの物体が斜面を滑り降りた後、水平面を滑走する。区間ABCは滑らかで、点Cより先は一様な摩擦があるとする。物体の速さの変化を表すグラフとして最も適切なのはどれか。

22PM80-0 22PM80-1

国試第22回午後:第82問

血管の脈波伝搬速度で正しいのはどれか。

a: 血管壁が硬いほど速くなる。

b: 血圧が高いほど速くなる。

c: 血管が太いほど速くなる。

d: 血管壁が薄いほど速くなる。

e: 血液の密度が高いほど遅くなる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第83問

27℃、1気圧で1?の理想気体がある。圧力を1気圧に保ったまま温度を変化させたところ、体積が1.2?になった。温度の変化はどれか。

1: 5.4°C下降

2: 2.7°C下降

3: 5.4°C上昇

4: 30°C上昇

5: 60°C上昇

国試第22回午後:第84問

正しいのはどれか。

a: 音波は空気や水などの媒質中を伝わる横波である。

b: 音の伝搬速度は気体の種類に依存しない。

c: ドプラ効果は音源と観測者との相対運動で生じる現象である。

d: 水中や生体軟部組織内での音の伝搬速度は約1500m/sである。

e: 音の強さは振幅の2乗に反比例する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第85問

生体磁気計測について正しいのはどれか。

a: 心臓から発生する磁界の強さは10-11~10-10Tである。

b: 脳から発生する磁界の強さは10-13T程度である。

c: 肺内に蓄積された磁性微粉体による磁界の強さは10-8~10-7Tである。

d: ホール素子の磁気センシング感度は10-20T程度である。

e: SQUIDの磁気センシング感度は10-14T程度である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第86問

120mmHgの血圧はおよそ何kPaか。

1: 0.16

2: 1.6

3: 16

4: 160

5: 1600

国試第22回午後:第87問

質量50 kg のヒトの温度を1K上昇させるのに必要な熱量は何kJか。ただし ヒトの比熱を3.36kJ/(kg・K)とする。

1: 0.168

2: 1.68

3: 16.8

4: 168

5: 1680

国試第22回午後:第88問

医療機器の生物学的評価で主要評価試験に義務づけられているのはどれか。

a: 慢性毒性

b: 発癌性

c: 細胞毒性

d: 埋植試験

e: 通電性

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第89問

セルロース系透析膜で起こる白血球数の一過性減少の主因はどれか。

1: アレルギー

2: 血液凝固系の活性化

3: 補体の活性化

4: 白血球の透析膜への吸着

5: 血小板の透析膜への吸着

国試第22回午後:第90問

体内埋植後に分解されやすい材料はどれか。

a: ポリグリコール酸

b: ポリ乳酸

c: ポリスチレン

d: ポリメチルメタクリレート

e: ポリエチレンテレフタレート

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e