関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 股関節などの大関節に初発する。
2: 罹患関節の症状は非対称性に現れる。
3: 約半数にリウマトイド結節が認められる。
4: 血清アルカリフォスファターゼが高値となる。
5: 悪性関節リウマチでは血管炎による臓器障害が起こりやすい。
関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 内反尖足が合併しやすい。
2: DIP関節に病変を生じやすい。
3: 肘関節にはムチランス変形が生じやすい。
4: 環軸椎亜脱臼を認めるときには頸部を屈曲させる。
5: 炎症が強い時期の運動療法は自動運動を中心に行う。
慢性関節リウマチで正しいのはどれか。
1: 発症好発年齢は20歳代である。
2: 生命予後は不良である。
3: リウマトイド因子陽性が診断上有用である。
4: ランズバリー指数はADLの評価尺度である。
5: スタインブロッカーのクラス分類は骨破壊を評価する。
関節リウマチの診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)に含まれていない項目はどれか。
1: 朝のこわばり
2: 対称性の関節炎
3: リウマトイド結節
4: 血清リウマトイド因子
5: CRP
慢性関節リウマチで誤っているのはどれか。
1: 半数以上の患者が高度障害となる。
2: 血沈値の亢進がみられる。
3: 慢性で進行性である。
4: 朝のこわばりがみられる。
5: 骨・関節の破壊を生じる。
関節リウマチの診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)に含まれない項目はどれか。
1: 朝のこわばり
2: 対称性の関節炎
3: リウマトイド結節
4: 血清リウマトイド因子
5: CRP
誤っているのはどれか。
1: 朝のこわばりは慢性関節リウマチの診断基準項目に含まれる。
2: 全身性エリテマトーデスは男性に多い。
3: レイノー現象は寒冷により誘発される。
4: リウマチ熱は溶連菌感染と関連する。
5: 強直性脊椎炎は仙腸関節に好発する。
関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 肩関節痛――――――持続伸張運動
2: 手指の変形―――――超音波療法
3: 足の外反母指――――金属支柱付短下肢装具
4: 膝関節外反変形―――外側ウェッジ
5: 環軸関節亜脱臼―――頸椎前屈姿勢の予防
関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 渦流浴は禁忌である。
2: 家事の実施は午前中が良い。
3: 疼痛の特徴として圧痛がある。
4: 疼痛に対して装具は使用しない。
5: 非ステロイド性抗炎症薬で疼痛は軽減しない。
関節リウマチの理学療法で誤っているのはどれか。
1: 炎症症状の強い関節に寒冷療法を行う。
2: 朝のこわばりの強い時間帯は避ける。
3: 筋力増強運動は等尺性を原則とする。
4: 起き上がり動作は下肢と頭頸部の反動を利用する。
5: 移乗動作は座面を高く調整する。
関節リウマチで起こりにくいのはどれか。
1: 環軸関節亜脱臼
2: 肘関節の屈曲拘縮
3: 尺骨遠位の背側脱臼
4: 股関節の中心性脱臼
5: 膝関節の内反変形
慢性関節リウマチについて誤っているのはどれか。
1: エックス線所見で関節周囲の骨萎縮が認められる。
2: 遠位指節間関節から初発することが多い。
3: 罹患関節は左右対称性に症状が現れる。
4: 環軸関節の亜脱臼が生じることが多い。
5: 関節周囲などに皮下結節が認められる。
関節リウマチでみられないのはどれか。
1: 関節の亜脱臼
2: 腱鞘滑膜の炎症
3: 関節軟骨の破壊
4: 関節内の結晶析出
5: 関節周囲の腱断裂
関節リウマチで炎症が初発する部位はどれか。
1: 滑膜
2: 靱帯
3: 骨膜
4: 線維膜
5: 関節軟骨
関節リウマチに合併しやすいのはどれか。
1: 内反足
2: 脊椎分離症
3: Heberden結節
4: Dupuytren拘縮
5: 指伸筋腱皮下断裂
関節リウマチにみられないのはどれか。
1: 関節滑膜の炎症
2: 関節軟骨の破壊
3: 関節周囲の腱断裂
4: 関節内の結晶析出
5: 関節の亜脱臼
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 活動期では関節可動域運動は行わない。
2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。
3: 関節強直では関節可動域運動を行う。
4: 等尺性運動で筋力を維持する。
5: ムチランス変形では他動運動を行う。
関節リウマチの薬物療法の目的はどれか。2つ選べ。
1: 炎症の鎮静
2: 筋力の保持
3: 変形の改善
4: 骨破壊の予防
5: 関節可動域の改善
関節リウマチの検査所見で正しいのはどれか。
1: CRP陽性
2: 血清鉄増加
3: 赤沈値低値
4: 白血球数減少
5: 赤血球数増加