骨関節障害と臨床医学の過去問


第42回午後:第78問

骨折、脱臼に合併しやすい障害の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺

2: 腓骨頭骨折-深腓骨神経麻痺

3: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺

4: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺

5: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺

第41回午後:第2問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨の関節面は滑膜で覆われている。

2: 骨芽細胞は骨吸収に関与している。

3: 骨は緻密骨と海綿骨とに分けられる。

4: 長骨の骨幹には髄腔がある。

5: 副甲状腺ホルモンは骨形成を促進する。

第41回午後:第77問

関節リウマチの診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)に含まれていない項目はどれか。  

1: 朝のこわばり

2: 対称性の関節炎

3: リウマトイド結節

4: 血清リウマトイド因子

5: CRP

第41回午後:第78問

神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。  

1: 関節痛覚低下

2: 滑膜増殖

3: 関節液貯留

4: 軟骨増生

5: 骨破壊

第41回午後:第79問

骨折の治癒機転で誤っているのはどれか。  

1: 炎症反応が起こる。

2: 血腫を形成する。

3: 破骨細胞が増殖する。

4: 仮骨が形成される。

5: 骨改変を生じる。

第41回午後:第80問

骨折後に発生する合併症で誤っているのはどれか。  

1: 静脈血栓症

2: 阻血性拘縮(フォルクマン拘縮)

3: 骨化性筋炎

4: 無腐性骨壊死

5: デュプイトラン拘縮

第41回午後:第81問

第4・5腰椎の椎間板ヘルニアでみられないのはどれか。  

1: ラセーグ徴候陽性

2: 疼痛性側弯

3: 膝蓋腱反射減弱

4: 下腿外側の触覚鈍麻

5: 長母指伸筋の筋力低下

第41回午後:第82問

誤っている組合せはどれか。  

1: 円回内筋症候群-橈骨神経

2: 手根管症候群-正中神経

3: 足根管症候群-脛骨神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: ギヨン管症候群-尺骨神経

第41回午後:第83問

末梢神経損傷で予後が最も良いのはどれか。  

1: ニューロトメーシス

2: アクソノトメーシス

3: ニューロプラキシア

4: ワーラー変性

5: 引き抜き損傷

第41回午後:第84問

一次性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨量の減少

2: 骨梁の減少

3: 血清カルシウム値の上昇

4: 血清リン値の低下

5: 類骨の増加

第40回午後:第72問

手根管症候群の症状で正しいのはどれか。  

1: 母指球筋の萎縮

2: 長母指屈筋の麻痺

3: 手背尺側の感覚鈍麻

4: 鷲手

5: レイノー徴候

第40回午後:第76問

老人の転倒による骨折で少ないのはどれか。  

1: 上腕骨近位端骨折

2: コーレス骨折

3: 椎体圧迫骨折

4: 骨盤骨折

5: 大腿骨頸部骨折

第40回午後:第81問

関節リウマチにみられないのはどれか。  

1: 関節滑膜の炎症

2: 関節軟骨の破壊

3: 関節周囲の腱断裂

4: 関節内の結晶析出

5: 関節の亜脱臼

第40回午後:第89問

変形性股関節症で誤っているのはどれか。  

1: 日本では二次性が多い。

2: 血沈値が上昇する。

3: 歩き始めに疼痛が出現する。

4: 関節裂隙が狭小化する。

5: 股関節外転が制限される。

第39回午後:第64問

脊髄損傷患者で異所性骨化(異常骨形成)の好発部位はどれか。  

1: 肩関節

2: 肘関節

3: 手関節

4: 股関節

5: 足関節

第39回午後:第82問

変形性膝関節症患者への生活指導で適切でないのはどれか。  

1: 水泳

2: ジョギング

3: 体重のコントロール

4: 重量物運搬の回避

5: 椅子使用などの洋式生活

第39回午後:第83問

誤っている組合せはどれか。  

1: 熱傷-瘢痕拘縮

2: 手掌腱膜-デュプイトラン拘縮

3: 筋阻血-筋性斜頸

4: 関節リウマチ-骨性強直

5: 五十肩-関節包癒着

第39回午後:第84問

正しいのはどれか。  

1: 変形性肘関節症では前腕の回内制限が著しい。

2: 変形性膝関節症は男性に多い。

3: 変形性股関節症の多くは一次性である。

4: 変形性頸推症は第3、4頸椎に生じやすい。

5: 腰椎変形性後弯症は女性の農業従事者に多い。

第39回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 先天性股関節脱臼は男児に多い。

2: ペルテス病では股関節に内転制限が起こる。

3: マルファン症候群では四肢の短縮が起こる。

4: 先天性多発性関節拘縮症は生後進行する。

5: 二分脊椎では水頭症を合併しやすい。

第39回午後:第90問

高齢者の頸髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 半側横断型不全損傷が多い。

2: スポーツ障害で起こりやすい。

3: 頸椎の骨傷を伴わないことが多い。

4: 上肢に比べ下肢の障害が重い。

5: 頸部過屈曲を受傷機転とする。