第57回午前第89問の類似問題

第46回午前:第87問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

第42回午後:第74問

原発性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発症率は男性の方が高い。

2: 類骨の割合が増加する。

3: 海綿骨の骨梁が減少する。

4: 血清カルシウム値は低下する。

5: 血清アルカリフォスファターゼ値は正常である。

第41回午後:第84問

一次性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨量の減少

2: 骨梁の減少

3: 血清カルシウム値の上昇

4: 血清リン値の低下

5: 類骨の増加

第38回午後:第83問

骨粗鬆症について適切でないのはどれか。  

1: 骨の絶対量が減少する。

2: 皮質骨は薄くなる。

3: 海綿骨の骨梁は減少する。

4: 類骨組織の割合は増加する。

5: 血清Ca、Pは正常である。

第43回午後:第80問

骨粗鬆症の成因で誤っているのはどれか。  

1: 閉経

2: 慢性腎不全

3: 男性ホルモンの投与

4: 過度のアルコール摂取

5: 副腎皮質ホルモンの投与

第54回午後:第89問

続発性骨粗鬆症発症の危険因子はどれか。  

1: 肥満

2: 副腎不全

3: 関節リウマチ

4: 甲状腺機能低下

5: 副甲状腺機能低下

  • 答え:3
  • 解説:続発性骨粗鬆症は、他の疾患や薬剤などが原因で発症する骨粗鬆症です。関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、Cushing症候群などの内分泌疾患や、ステロイド薬、抗けいれん薬などの薬剤性、慢性腎不全、糖尿病、アルコールや廃用、栄養不良などの生活習慣が危険因子とされています。
  • 肥満は続発性骨粗鬆症の危険因子ではありません。むしろ、適度な体重は骨密度を維持するのに役立ちます。
  • 副腎不全は糖質コルチコイドの分泌が減少するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副腎皮質ホルモンの過剰分泌がある場合、ステロイドによる骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 関節リウマチは続発性骨粗鬆症発症の危険因子です。関節リウマチの治療に用いられるステロイド薬や炎症による骨密度低下が、骨粗鬆症の発症につながることがあります。
  • 甲状腺機能低下は、破骨細胞の形成が抑制されないため、骨粗鬆症の危険因子になる場合がありますが、関節リウマチがより大きな危険因子です。甲状腺機能亢進症の場合は、骨の吸収が抑制され、石灰化が促進されるため、骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 副甲状腺機能低下は、骨形成に作用するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副甲状腺機能亢進症の場合は、骨吸収が亢進され、続発性骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第99問

骨粗鬆症で正しいのはどれか。  

1: 正常の骨と比べて骨量に差はない。

2: 正常の骨と比べて類骨の割合が増加している。

3: 女性では閉経以後その進行が緩徐となる。

4: 内分泌疾患に伴って起こる。

5: エックス線透過性が低下している。

第51回午後:第24問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 発症は50代に多い。

3: 脱髄病変がみられる。

4: 視力低下が出現する頻度が高い。

5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。

第47回午後:第89問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 発症は50歳代に多い。

3: 脱髄病変がみられる。

4: 視力低下が出現する頻度が高い。

5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。

第57回午後:第93問

多発性骨髄腫にみられるのはどれか。  

1: 肝障害

2: 病的骨折

3: 赤血球増多

4: 血清総蛋白量減少

5: 低カルシウム血症

  • 答え:2
  • 解説:多発性骨髄腫は、骨髄で異常な白血球(形質細胞)が増殖する病気で、貧血、血液・尿中の高蛋白、骨病変、高カルシウム血症、免疫抵抗力の低下、腎不全などの症状が見られます。
  • 肝障害は多発性骨髄腫の症状ではありません。多発性骨髄腫では腎不全が見られることがあります。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の症状の一つで、骨病変によって骨が弱くなり、病的骨折が起こりやすくなります。これが正解です。
  • 多発性骨髄腫では赤血球の減少が見られ、貧血が起こります。赤血球増多は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では血清総蛋白量が増加することがあります。血清総蛋白量減少は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では高カルシウム血症が見られることがあります。低カルシウム血症は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午前:第33問

骨量の低下を認めるのはどれか。  

1: 痛風

2: 骨軟化症

3: 骨粗鬆症

4: サルコペニア

5: 甲状腺機能低下症

第37回午前:第58問

骨粗鬆症について適切でないのはどれか。  

1: 閉経後の女性に生じやすい。

2: ステロイド治療により生じやすい。

3: 大腿骨頸部骨折をきたしやすい。

4: 脊椎圧迫骨折ではコルセットを装着する。

5: 高齢者の腰背痛には体幹前屈を指導する。

第57回午後:第34問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 脱髄病変がみられる。

3: 発症は70代以上に多い。

4: 神経症状の進行は稀である。

5: 視力低下が出現する頻度が高い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:多発性硬化症は、中枢神経系において神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害される病気です。脱髄病変が見られることや視力低下が出現する頻度が高いことが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。多発性硬化症は女性に多い病気であり、男性よりも女性の方が罹患率が高いとされています。
  • 選択肢2は正しいです。多発性硬化症では、神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害されるため、脱髄病変が見られます。
  • 選択肢3は間違いです。多発性硬化症の発症は、一般的に20代から40代にかけて多く見られます。70代以上では発症は稀です。
  • 選択肢4は間違いです。多発性硬化症では、神経症状の進行が徐々に進むことが一般的であり、進行が稀であるとは言えません。
  • 選択肢5は正しいです。多発性硬化症では、視神経炎が起こることがあり、これが原因で視力低下が出現する頻度が高いとされています。
  • 科目:神経筋疾患
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第55回午後:第95問

骨粗鬆症の原因で誤っているのはどれか。  

1: 安静臥床

2: 胃切除後

3: 糖尿病

4: ビタミンA欠乏症

5: 副甲状腺機能亢進症

  • 答え:4
  • 解説:骨粗鬆症は骨量の減少によって引き起こされる病態で、続発性骨粗鬆症の原因には廃用、栄養性、生活習慣、内分泌性などが関与している。選択肢の中で誤っているのはビタミンA欠乏症である。
  • 安静臥床は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、骨への負荷が減少することで骨量が減少する。
  • 胃切除後は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、栄養素の吸収が悪くなることで骨量が減少する。
  • 糖尿病は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、生活習慣に関連した骨量減少が起こる。
  • ビタミンA欠乏症は骨粗鬆症の原因ではなく、ビタミンDやビタミンC欠乏症が骨粗鬆症の原因となる。
  • 副甲状腺機能亢進症は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、内分泌性の要因によって骨量が減少する。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午後:第54問

誤っているのはどれか。  

1: 骨軟化症の骨組織には類骨が残存する。

2: 甲状腺機能亢進性では病的骨折が起こる。

3: クッシング症候群では骨粗鬆症が起こる。

4: 関節リウマチではパンヌスが形成される。

5: 変形性関節症では関節縁に骨棘が形成される。

第49回午後:第28問

骨粗鬆症のある高齢者で起こりやすい骨折はどれか。  

1: 橈骨骨幹部骨折

2: 上腕骨顆上骨折

3: 骨盤骨折

4: 大腿骨頸部骨折

5: 脛骨骨幹部骨折

第41回午後:第49問

関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。  

1: 骨塩量の減少

2: 軟骨の変性

3: 組織内の好中球集積

4: 結合織の増殖

5: 血管の増生

第47回午前:第77問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

第55回午後:第93問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

  • 答え:5
  • 解説:多発性骨髄腫は形質細胞ががん化し異常増殖する病気で、貧血、腎障害、易感染性、病的骨折などの症状が現れる。しかし、低カルシウム血症は特徴的ではなく、高カルシウム血症が起こることがある。
  • 貧血は多発性骨髄腫の特徴的な症状の一つで、造血機能の障害により生じる。
  • 腎障害も多発性骨髄腫の特徴的な症状で、免疫グロブリン(M蛋白)の増加により生じる。
  • 易感染性は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、造血機能の障害により免疫機能が低下するため生じる。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、サイトカイン分泌による破骨細胞の活性化により骨破壊が起こる。
  • 低カルシウム血症は多発性骨髄腫に特徴的ではない。実際には、血液中にカルシウムが溶け出すことで高カルシウム血症が生じることがある。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第46回午前:第33問

骨粗鬆症性骨折が起こりやすいのはどれか。  

1: 頸椎

2: 鎖骨

3: 胸椎

4: 腓骨

5: 踵骨