第56回午後第94問の類似問題

第57回午後:第21問

厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計」において、死因の第2位はどれか。  

1: 肺 炎

2: 老 衰

3: 心疾患

4: 悪性新生物

5: 脳血管疾患

第50回午前:第85問

我が国における平成23年以降の死因の第1~3位の組合せで正しいのはどれか。(2015年の問題)  

1: 1位:悪性新生物 - 2位:心疾患 - 3位:脳血管疾患

2: 1位:悪性新生物 - 2位:心疾患 - 3位:自殺

3: 1位:悪性新生物 - 2位:心疾患 - 3位:肺炎

4: 1位:悪性新生物 - 2位:脳血管疾患 - 3位:心疾患

5: 1位:悪性新生物 - 2位:脳血管疾患 - 3位:肺炎

第54回午前:第30問

透析患者で正しいのはどれか。  

1: 透析導入の原因疾患のうち慢性糸球体腎炎の割合は年々増加している。

2: 透析患者数はこの10年間減少し続けている。

3: 身体活動量の低下は生命予後を悪化させる。

4: 透析導入は腹膜透析が最も多い。

5: 死因の第一位は悪性腫瘍である。

  • 答え:3
  • 解説:透析患者に関する問題で、正しい選択肢は3である。透析患者における身体活動量の低下は、生命予後を悪化させる。運動療法を用いて、心臓や血管疾患の発症を予防したり、骨関節や骨格筋の機能を維持・回復させたり、フレイルから要介助状態へ至る危険因子を是正することが重要である。
  • 選択肢1は間違いです。透析導入の原因疾患は、糖尿病性腎症が約半数を占める。慢性糸球体腎炎は、学校検尿の普及や治療の進歩などにより、透析導入に至る患者数は減少している。
  • 選択肢2は間違いです。透析患者数はこの10年間増加し続けている。高齢化や生活習慣病の増加が影響していると考えられます。
  • 選択肢3は正しいです。透析患者における身体活動量の低下は、生命予後を悪化させる。運動療法を用いて、心臓や血管疾患の発症を予防したり、骨関節や骨格筋の機能を維持・回復させたり、フレイルから要介助状態へ至る危険因子を是正することが重要である。
  • 選択肢4は間違いです。透析導入は、腹膜透析よりも血液透析の方が多い。血液透析は、半透膜を介して患者の血液と透析液の間で拡散(濃度差)と限界濾過(圧較差)を行う方法である。1回の治療に3~4時間、1週間に2~3回の頻度で行う必要があり、患者の負担が大きい。
  • 選択肢5は間違いです。透析患者の死因の第一位は心不全、第二位が感染症、第三位が悪性腫瘍である。透析患者は、一般人口に比べて心血管疾患や感染症による死亡リスクが高いため、これらの疾患が死因の上位を占める。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第51回午後:第34問

廃用症候群が原因となるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 糖尿病

3: 心筋梗塞

4: 沈下性肺炎

5: 閉塞性動脈硬化症

第36回午後:第94問

喀血を生じる疾患で誤っているのはどれか。  

1: 自然気胸

2: 気管支拡張症

3: 肺結核症

4: 原発性肺癌

5: 原発性肺高血圧症

第54回午後:第46問

人工呼吸器管理中に生じる呼吸器合併症でみられやすいのはどれか。  

1: 胸水

2: 肺炎

3: 喘息

4: 肺線維症

5: 慢性閉塞性肺疾患

第57回午後:第78問

下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。  

1: 脳

2: 肺

3: 肝 臓

4: 心 臓

5: 腎 臓

  • 答え:2
  • 解説:下肢の深部静脈血栓症は、血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが最も多い。そのため、肺が最も塞栓を起こす臓器である。
  • 脳は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が脳に達することは稀である。
  • 肺は下肢の深部静脈血栓症による塞栓が最も多い臓器である。血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが多いため、正解である。
  • 肝臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が肝臓に達することは稀である。
  • 心臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が心臓に達することは稀であり、通過する部分が広いため詰まることが少ない。
  • 腎臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が腎臓に達することは稀である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第56回午前:第45問

悪性腫瘍の合併がない初発の皮膚筋炎で、死因となる頻度が最も高い合併症はどれか。  

1: 肝不全

2: 腎不全

3: 心筋梗塞

4: 間質性肺炎

5: ステロイドミオパチー

第50回午前:第95問

肝硬変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。  

1: 出血性胃炎

2: 吻合部潰瘍

3: 食道静脈瘤

4: アカラシア

5: 逆流性食道炎

第43回午後:第76問

慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。  

1: 多血症

2: 骨軟化症

3: 出血傾向

4: 不均衡症候群

5: 末梢神経障害

第54回午後:第93問

急性膵炎で正しいのはどれか。  

1: 胆石が最も多い原因である。

2: 重症例の死亡率は1%前後である。

3: 急性期は血中アミラーゼが低下する。

4: 膵内での消化酵素の活性化がみられる。

5: 体幹の伸展で痛みが軽減することが多い。

  • 答え:4
  • 解説:急性膵炎は、膵臓の炎症を引き起こす病気で、膵内での消化酵素の活性化が原因となる。主な症状は上腹部の激痛、悪心、嘔吐、発熱、腹部膨満などで、体幹屈曲位で痛みが軽減する傾向がある。
  • 急性膵炎の原因で最も多いのはアルコール性で、次いで胆石症であるため、この選択肢は正しくない。
  • 急性膵炎全体における死亡率は2%前後だが、重症例では10%前後となるため、この選択肢は正しくない。
  • 急性膵炎の急性期においては、血中・尿中アミラーゼの急峻な上昇が認められるため、この選択肢は正しくない。
  • 急性膵炎は、主にトリプシンの活性化を生じ、活性化された種々の膵酵素が働いて炎症を悪化させ、血中へ逸脱した酵素が全身をめぐって自己消化を生じる。この選択肢が正しい。
  • 急性膵炎の痛みは、体幹屈曲位で軽減する傾向がある。逆に、体幹の伸展では疼痛が増強するため、この選択肢は正しくない。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午後:第53問

虚血性心疾患の病態と最も関連があるのはどれか。  

1: 心筋炎

2: 大動脈硬化

3: 肺循環不全

4: 冠動脈硬化

5: 心弁膜不全

第43回午後:第74問

肝硬変の患者が茶碗1杯の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。  

1: 出血性胃炎

2: 吻合部潰瘍

3: 食道静脈瘤

4: アカラシア

5: 逆流性食道炎