臨床医学総論(病理学)の過去問


第44回午後:第54問

炎症の仲介物質の作用で正しい組合せはどれか。  

1: ヒスタミン − 血管透過性の亢進

2: セロトニン − 発 熱

3: ブラジキニン − マクロファージの活性化

4: ロイコトリエン − 疼痛作用

5: プロスタグランジン − 白血球の活性化

第44回午後:第55問

病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。  

1: 髄膜腫

2: 血管芽腫

3: 神経鞘腫

4: 神経膠芽腫

5: 下垂体腺腫

第44回午後:第64問

エックス線写真を示す。この病態の原因で最も多いのはどれか。 

44_1_64

1: 外 傷

2: 腫 瘍

3: 糖尿病

4: 閉塞性血栓血管炎(Buerger病)

5: 閉塞性動脈硬化症

第43回午後:第50問

萎縮の機序で誤っている組合せはどれか。  

1: 長期臥床による筋萎縮 - 廃用

2: 水頭症による大脳萎縮 - 持続的圧迫

3: 総腸骨動脈狭窄による筋萎縮 - 血流の減少

4: 末梢神経損傷による筋萎縮 - 神経支配の消失

5: 下垂体腫瘍による視神経萎縮 - 内分泌刺激の減少

第43回午後:第51問

褥瘡発生の要因ではないのはどれか。  

1: 低栄養

2: 高血圧

3: 浮腫

4: 筋萎縮

5: 末梢神経障害

第43回午後:第52問

誤っているのはどれか。  

1: 心不全の分類としてNYHA分類がある。

2: 右心不全では末梢血管の虚脱が著明となる。

3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。

4: 肺高血圧症は右心不全の原因となる。

5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。

第43回午後:第53問

遅延型アレルギーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 抗原抗体反応によって起こる。

2: 抗原暴露後、発現までに1週間を要する。

3: 主にBリンパ球が関与する。

4: リンホカインで細胞集積が起こる。

5: ツベルクリン皮内反応を起こす。

第43回午後:第54問

頭蓋内腫瘍で浸潤性に発育するのはどれか。  

1: 神経膠芽腫

2: 髄膜腫

3: 聴神経鞘腫

4: 下垂体腺腫

5: 脂肪腫

第42回午後:第49問

萎縮の原因で誤っているのはどれか。  

1: 栄養の低下

2: 血液供給の減少

3: 対臓器の一側の欠損

4: 仕事負荷の消失

5: 内分泌刺激の消失

第42回午後:第50問

創傷治癒で瘢痕組織の形成に主に関わるのはどれか。  

1: 角化細胞

2: メラノサイト

3: 血管内皮細胞

4: 線維芽細胞

5: 脂肪細胞

第42回午後:第51問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 心房細動は脳塞栓の原疾患となる。

2: 下肢静脈の血栓は肺塞栓の原因となる。

3: 脳塞栓の好発部位は大脳基底核である。

4: 下肢の外傷後に空気塞栓症が起こる。

5: 潜函病では脂肪塞栓症が起こる。

第42回午後:第52問

急性炎症と比較したとき、慢性炎症の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 血漿蛋白の浸出

2: 血管内皮細胞の損傷

3: 好中球の集積

4: 組織の線維化

5: 血管の増殖

第42回午後:第53問

悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 転移が多い。

2: 再発率が高い。

3: 細胞の異型性が強い。

4: 浸潤性に発育する。

5: 細胞の分化度が高い。

第42回午後:第54問

正しいのはどれか。  

1: B細胞は細胞性免疫を担当する。

2: T細胞はサイトカインを産生する。

3: マクロファージはT細胞から分化する。

4: 形質細胞は抗体が結合した物質を貪食する。

5: ナチュラルキラー細胞は免疫グロブリンを産生する。

第42回午後:第55問

若年者に多い腫瘍はどれか。  

1: 子宮筋腫

2: 膵癌

3: 悪性黒色腫

4: 骨肉腫

5: 大腸癌

第42回午後:第69問

眼疾患とその病態との組合せで正しいのはどれか。  

1: 白内障-硝子体の混濁

2: 緑内障-眼圧の低下

3: ベーチェット病-ぶどう膜の炎症

4: 流行性角結膜炎-色素上皮の剥離

5: 麦粒腫-眼瞼の悪性腫瘍

第42回午後:第81問

髄膜刺激症候で誤っているのはどれか。  

1: 項部硬直

2: バレー徴候

3: ブルジンスキー徴候

4: 頭痛

5: ケルニッヒ徴候

第41回午後:第49問

関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。  

1: 骨塩量の減少

2: 軟骨の変性

3: 組織内の好中球集積

4: 結合織の増殖

5: 血管の増生

第41回午後:第50問

ビタミン欠乏症で誤っている組合せはどれか。  

1: ビタミンA-夜盲症

2: ビタミンB1-脚気

3: ニコチン酸-ペラグラ

4: ビタミンD-骨軟化症

5: ビタミンK-血栓症

第41回午後:第51問

褥瘡発生の要因でないのはどれか。  

1: 低栄養

2: 高血圧

3: 浮腫

4: 筋萎縮

5: 末梢神経障害