炎症の仲介物質の作用で正しい組合せはどれか。
1: ヒスタミン − 血管透過性の亢進
2: セロトニン − 発 熱
3: ブラジキニン − マクロファージの活性化
4: ロイコトリエン − 疼痛作用
5: プロスタグランジン − 白血球の活性化
病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。
1: 髄膜腫
2: 血管芽腫
3: 神経鞘腫
4: 神経膠芽腫
5: 下垂体腺腫
エックス線写真を示す。この病態の原因で最も多いのはどれか。
1: 外 傷
2: 腫 瘍
3: 糖尿病
4: 閉塞性血栓血管炎(Buerger病)
5: 閉塞性動脈硬化症
萎縮の機序で誤っている組合せはどれか。
1: 長期臥床による筋萎縮 - 廃用
2: 水頭症による大脳萎縮 - 持続的圧迫
3: 総腸骨動脈狭窄による筋萎縮 - 血流の減少
4: 末梢神経損傷による筋萎縮 - 神経支配の消失
5: 下垂体腫瘍による視神経萎縮 - 内分泌刺激の減少
褥瘡発生の要因ではないのはどれか。
1: 低栄養
2: 高血圧
3: 浮腫
4: 筋萎縮
5: 末梢神経障害
誤っているのはどれか。
1: 心不全の分類としてNYHA分類がある。
2: 右心不全では末梢血管の虚脱が著明となる。
3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。
4: 肺高血圧症は右心不全の原因となる。
5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。
遅延型アレルギーで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 抗原抗体反応によって起こる。
2: 抗原暴露後、発現までに1週間を要する。
3: 主にBリンパ球が関与する。
4: リンホカインで細胞集積が起こる。
5: ツベルクリン皮内反応を起こす。
頭蓋内腫瘍で浸潤性に発育するのはどれか。
1: 神経膠芽腫
2: 髄膜腫
3: 聴神経鞘腫
4: 下垂体腺腫
5: 脂肪腫
萎縮の原因で誤っているのはどれか。
1: 栄養の低下
2: 血液供給の減少
3: 対臓器の一側の欠損
4: 仕事負荷の消失
5: 内分泌刺激の消失
創傷治癒で瘢痕組織の形成に主に関わるのはどれか。
1: 角化細胞
2: メラノサイト
3: 血管内皮細胞
4: 線維芽細胞
5: 脂肪細胞
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 心房細動は脳塞栓の原疾患となる。
2: 下肢静脈の血栓は肺塞栓の原因となる。
3: 脳塞栓の好発部位は大脳基底核である。
4: 下肢の外傷後に空気塞栓症が起こる。
5: 潜函病では脂肪塞栓症が起こる。
急性炎症と比較したとき、慢性炎症の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 血漿蛋白の浸出
2: 血管内皮細胞の損傷
3: 好中球の集積
4: 組織の線維化
5: 血管の増殖
悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。
1: 転移が多い。
2: 再発率が高い。
3: 細胞の異型性が強い。
4: 浸潤性に発育する。
5: 細胞の分化度が高い。
正しいのはどれか。
1: B細胞は細胞性免疫を担当する。
2: T細胞はサイトカインを産生する。
3: マクロファージはT細胞から分化する。
4: 形質細胞は抗体が結合した物質を貪食する。
5: ナチュラルキラー細胞は免疫グロブリンを産生する。
若年者に多い腫瘍はどれか。
1: 子宮筋腫
2: 膵癌
3: 悪性黒色腫
4: 骨肉腫
5: 大腸癌
眼疾患とその病態との組合せで正しいのはどれか。
1: 白内障-硝子体の混濁
2: 緑内障-眼圧の低下
3: ベーチェット病-ぶどう膜の炎症
4: 流行性角結膜炎-色素上皮の剥離
5: 麦粒腫-眼瞼の悪性腫瘍
髄膜刺激症候で誤っているのはどれか。
1: 項部硬直
2: バレー徴候
3: ブルジンスキー徴候
4: 頭痛
5: ケルニッヒ徴候
関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。
1: 骨塩量の減少
2: 軟骨の変性
3: 組織内の好中球集積
4: 結合織の増殖
5: 血管の増生
ビタミン欠乏症で誤っている組合せはどれか。
1: ビタミンA-夜盲症
2: ビタミンB1-脚気
3: ニコチン酸-ペラグラ
4: ビタミンD-骨軟化症
5: ビタミンK-血栓症
褥瘡発生の要因でないのはどれか。
1: 低栄養
2: 高血圧
3: 浮腫
4: 筋萎縮
5: 末梢神経障害