第55回午前第21問の類似問題

第55回午前:第21問

臨床研究に関する倫理指針で正しいのはどれか。  

1: 研究への参加は任意である。

2: 研究終了後は、守秘義務は解除される。

3: 個人データは誰にでも開示する義務がある。

4: 開始した研究への参加中止の申し立ては認められない。

5: 第三者へ個人データを提供する場合、事後報告が必要である。

  • 答え:1
  • 解説:臨床研究に関する倫理指針では、参加者の権利やプライバシーを保護するために、任意参加、守秘義務の継続、個人データの適切な取り扱い、参加中止の権利、第三者へのデータ提供に関する同意が重要な要素となっています。
  • 選択肢1は正しいです。臨床研究への参加は任意であり、参加者は自由に参加を決定できます。また、参加者は研究の途中であっても参加を中止する権利があります。
  • 選択肢2は間違いです。臨床研究が終了した後も、研究者は参加者の個人情報に関する守秘義務を継続して負う必要があります。
  • 選択肢3は間違いです。個人データは参加者本人または代理人からの開示請求があった場合にのみ開示されるべきであり、誰にでも開示する義務はありません。
  • 選択肢4は間違いです。参加者は研究開始後であっても、いつでも不利益を受けることなくインフォームド・コンセントを撤回し、参加を中止することができます。
  • 選択肢5は間違いです。第三者へ個人データを提供する場合、事前に参加者の同意を得る必要があります。事後報告ではなく、事前の同意が重要です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第50問

病院で患者の個人情報を取り扱う上で適切なのはどれか。  

1: 親族の求めに応じ、その場で診療録の開示を行った。

2: 個人情報に関する苦情申し立てに医療相談窓口で対応した。

3: 患者の同意なしで見舞い客からの病状問い合わせに回答した。

4: 病院長の同意を得たので、患者の個人情報を病院外で発表した。

5: 学生が個人情報を取り扱っていたことを実習後に患者に説明した。

第48回午前:第38問

病院内における個人情報の保護で正しいのはどれか。  

1: 患者名を記した作業療法実施予定表を掲示した。

2: 患者の上司から電話で病状を尋ねられたので説明した。

3: 近隣病院との勉強会で、同意なく患者の写真を使用した。

4: 依頼された患者について、他の診療科の診療録を参照した。

5: 患者と職員が利用する食堂で、職員が他患者の病状について話をした。

第41回午後:第62問

個人情報保護に関する法律で患者本人からの同意を必要としないのはどれか。  

1: 他医療機関への診療情報提供

2: 勤務先から求められた診断書の提出

3: 学生実習で得た診療記録の学外での発表

4: 法で規定された重症感染症の届け出

5: 患者の配偶者への病状説明