第54回午後第21問の類似問題

第56回午前:第39問

エビデンスレベルが最も高いのはどれか。  

1: 症例報告

2: コホート研究

3: 症例対照研究

4: ランダム化比較試験

5: 非ランダム化比較試験

  • 答え:4
  • 解説:エビデンスレベルは、研究の信頼性や妥当性を示す指標であり、ランダム化比較試験が最も高いエビデンスレベルを持つことが一般的です。
  • 症例報告は、個々の患者の症例について記述したもので、エビデンスレベルは5レベルとされています。これは、研究デザインが単純であり、一般化が難しいためです。
  • コホート研究は、特定の集団を追跡調査する分析疫学的研究で、エビデンスレベルは4レベルとされています。これは、観察研究であるため、介入が行われず、因果関係を確立するのが難しいためです。
  • 症例対照研究は、病気の有無によってグループ分けされた集団を比較する分析疫学的研究で、エビデンスレベルは4レベルとされています。これも観察研究であるため、因果関係を確立するのが難しいとされています。
  • ランダム化比較試験は、被験者を無作為に割り付けて介入を行い、その効果を比較する研究で、エビデンスレベルは2レベルとされています。ランダム化により、バイアスが最小限に抑えられ、因果関係を確立しやすいため、エビデンスレベルが最も高いとされています。
  • 非ランダム化比較試験は、被験者の割り付けが無作為でない比較試験で、エビデンスレベルは3レベルとされています。無作為でない割り付けにより、バイアスが生じる可能性があり、因果関係を確立するのが難しいため、エビデンスレベルが低くなります。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第39問

作業療法研究においてエビデンスレベルが最も高いのはどれか。  

1: 専門家委員会の報告

2: 1つのランダム化比較試験

3: よくデザインされた記述的研究

4: よくデザインされた準実験的研究

5: 複数のランダム化比較試験のメタ分析

  • 答え:5
  • 解説:エビデンスレベルは、研究の信頼性や妥当性を示す指標であり、最も高いエビデンスレベルを持つ研究は、複数のランダム化比較試験のメタ分析です。
  • 専門家委員会の報告は、専門家の意見や経験に基づくものであり、エビデンスレベルが最も低いとされています。
  • 1つのランダム化比較試験は、ランダム化された対照群と実験群を用いた研究で、エビデンスレベルが高いとされていますが、複数のランダム化比較試験のメタ分析に比べると、エビデンスレベルは低くなります。
  • よくデザインされた記述的研究は、状況や現象を詳細に記述することを目的とした研究で、エビデンスレベルは低いとされています。
  • よくデザインされた準実験的研究は、実験群と対照群を用いた研究で、ランダム化が行われていないため、エビデンスレベルはランダム化比較試験よりも低くなります。
  • 複数のランダム化比較試験のメタ分析は、複数の研究結果を統合し、全体的な効果を評価するための研究で、エビデンスレベルが最も高いとされています。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第36問

エビデンスレベルの高い順に左から並べたのはどれか。  

1: 症例検討 → 前後比較研究 → メタアナリシス

2: 症例検討 → メタアナリシス → 前後比較研究

3: 前後比較研究 → 症例検討 → メタアナリシス

4: メタアナリシス → 症例検討 → 前後比較研究

5: メタアナリシス → 前後比較研究 → 症例検討

第46回午後:第47問

無作為化比較試験で誤っているのはどれか。  

1: 群間で基本特性に差のないことが前提となる。

2: 介入効果を明らかにすることが目的である。

3: 患者の希望によって治療法を割り付ける。

4: 質の高いエビデンスが期待できる。

5: 高い追跡率が求められる。

第45回午後:第25問

エビデンスに基づく理学療法を実践する場合に最初に行うのはどれか。  

1: 検証

2: 適用

3: 情報収集

4: 批判的吟味

5: 問題点の定式化