臨床工学技士として適切なのはどれか。
a: 法を守ることが基本である。
b: 患者に対して精神的支援をするべきである。
c: 患者の求めに応じて病状を説明してよい。
d: 患者を助けるためには患者の経済状態を配慮しなくてよい。
e: 患者との間に上下関係をつくらない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
臨床工学技士として正しいのはどれか。
a: 臨床工学技士の名称を用いて行う。
b: 医師その他の医療関係者との緊密な連携を図る。
c: 適正な医療の確保に努める。
d: 計測データについて判断する。
e: 医療事故に対して全責任を負う。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
我が国の現状として正しいのはどれか。
a: 三大疾病は脳血管疾患、心疾患、悪性新生物である。
b: 死亡率の最も高い悪性新生物は女性の乳癌である。
c: 脳血管疾患による死亡率は昭和10年ごろと比較して大差ない。
d: 最近、胃癌が減少する傾向にある。
e: 死因の第1位は悪性新生物である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
感染病について正しいのはどれか。
a: 保菌者とは症状がなく特定の病原体をもつ感染者をいう。
b: 検疫伝染病は検疫法や国際保健規則により定められる。
c: 感染経路には直接伝播と間接伝播の二つがある。
d: サーベイランスは感染経路対策として有用である。
e: 日本脳炎は伝染予防法に基づく法定伝染病ではない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
食中毒について正しいのはどれか。
a: 原因食品は事件数でみると魚介類が最も多い。
b: 病因物質の判明したもののうちでは細菌が最も多い。
c: 原因施設は事件数でみると家庭が最も多い。
d: 起因菌はセレウス菌が多い。
e: ボツリヌス菌による場合は致命率が高い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
労働衛生対策の三本柱のうち、健康管理について正しいのはどれか。
a: 作業自体を適正なものにする。
b: 作業環境中の健康阻害因子を排除する。
c: 労働者の健康診断を行う。
d: 業務に起因する疾病を予防する。
e: 労働者の健康の保持増進を図る。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
炎症に関して正しいのはどれか。
a: 急性炎症時の滲出は前毛細血管小動脈で起こる。
b: 特異性炎は変質性炎の特殊な型と定義される。
c: 増殖性炎では炎症巣の腐敗を伴うことが多い。
d: 劇症肝炎では炎症の他の病変が起こるより先に肝組織の壊死が見られる。
e: 3週間以上続いた炎症は通常、慢性炎症とされる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
悪性上皮性腫瘍はどれか。
a: 絨毛上皮腫
b: 大腸乳頭腫
c: リンパ性白血病
d: 唾液腺混合腫瘍
e: 肺腺癌
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誤っているのはどれか。
1: 転移は悪性腫瘍にしばしば見られる。
2: ヒトの悪性腫瘍のなかでウイルスの感染によるものは少ない。
3: 喘息やじんま疹は即時型アレルギーと呼ばれる。
4: Bリンパ球は分化成熟すると抗体を作る形質細胞となる。
5: 初期変化群とは癌の初期にリンパ節が腫大することである。
正しいのはどれか。
a: 心筋梗塞は冠動脈の閉塞によって起こる。
b: 肝硬変のときに起こる大量の吐血は食道静脈瘤の破裂による。
c: 脳には側副循環路は存在しない。
d: 心肥大は心臓を構成する細胞数の増加により起こる。
e: すべての組織は欠損すると再生する能力をもっている。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血圧を下げる作用があるのはどれか。
a: アルドステロン
b: ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
c: インスリン
d: カルシウム拮抗薬
e: β遮断薬
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
浮腫について正しいのはどれか。
a: 細胞内液が異常に増加した状態をいう。
b: 血液の膠質浸透圧上昇で起こる。
c: 血管内水分の血管外漏出や滲出で起こる。
d: 急性糸球体腎炎で認められる。
e: ネフローゼ症候群で認められる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
関係のない組み合わせはどれか。
1: 糖尿病・・・・・・・・・・・キンメルスチール・ウィルソン(Kimmelstiel-Wilson)病変
2: 痛風・・・・・・・・・・・・尿酸塩沈着
3: 骨髄腫腎・・・・・・・・単クローン性たんぱく沈着
4: ループス腎炎・・・・自己免疫疾患
5: 紫斑病性腎炎・・・・血友病
ショック患者のモニタとして必要性のもっとも低いのはどれか。
1: 心電図
2: 動脈圧
3: 中心静脈圧
4: 尿量
5: 体重
正しいのはどれか。
a: 薬の体内分布は薬力学で扱う。
b: 薬の有効成分と受容体との関係は薬物動態学で扱う。
c: アルコールは体内濃度の高低に関係なく代謝速度はほぼ一定である。
d: 薬効評価のうえで心理的な影響を避けるには二重盲検法を用いる。
e: 新薬開発で市販を許された薬でも追加研究を行い再審査を受ける。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: ジゴキシンの投与量決定にはTDMが有効である。
b: 新薬開発に際しての倫理的配慮を加味した指針にGCPがある。
c: 菌交代とは病原性の低い菌を強い菌が押しのけて繁殖することをいう。
d: ビタミンは大量を連用しても副作用を招かない。
e: アセチルコリンは生体活性物質の一つである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: ころがり軸受は一般にベアリングといわれる。
b: 軸受の半径方向の荷重をラジアル荷重という。
c: すべり軸受では軸と軸受とが薄い油膜を介して相対的な滑りをする。
d: すべり軸受では軸方向のスラスト荷重を受けることはできない。
e: すべり軸受は低速回転に限られる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体膜における輸送現象に関係のないのはどれか。
1: 浸透圧
2: 蠕動運動
3: 拡散
4: 組織圧
5: 能動輸送
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。
生体電気現象の計測について正しいのはどれか。
a: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
b: 金属と電解液の接触面では静止電位が発生する。
c: 電極に電流が流れると静止電位の他に電極と生体間に分極電圧が発生する。
d: 生体と電極との接触インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
e: 増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体発生情報の計測時の雑音について正しいのはどれか。
a: 目的信号以外の生体電気は雑音とみなされる。
b: 差動増幅器は同相雑音を軽減することができる。
c: 商用交流雑音の除去には帯域除去フィルタが有効である。
d: 脳波測定のためのシールドルームのシールドは接地してはならない。
e: 周期的な信号をn回加算すれば不規則雑音を1/nにすることができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
単光子断層法について誤っているのはどれか。
1: PETとも呼ばれる。
2: ラジオアイソトープの濃度分布を測定することができる。
3: 代謝機能がわかる。
4: 空間分解能は3~5mmである。
5: 体内放射線被曝がある。
ディジタルラジオグラフィに必要でないのはどれか。
1: 造影剤
2: イメージングプレート
3: エックス線源
4: シンチレーションカウンタ
5: コンピュータ