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第6回午前の過去問

国試第6回午前:第1問

臨床工学技士として適切なのはどれか。

a:法を守ることが基本である。
b:患者に対して精神的支援をするべきである。
c:患者の求めに応じて病状を説明してよい。
d:患者を助けるためには患者の経済状態を配慮しなくてよい。
e:患者との間に上下関係をつくらない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第2問

臨床工学技士として正しいのはどれか。

a:臨床工学技士の名称を用いて行う。
b:医師その他の医療関係者との緊密な連携を図る。
c:適正な医療の確保に努める。
d:計測データについて判断する。
e:医療事故に対して全責任を負う。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第3問

我が国の現状として正しいのはどれか。

a:三大疾病は脳血管疾患、心疾患、悪性新生物である。
b:死亡率の最も高い悪性新生物は女性の乳癌である。
c:脳血管疾患による死亡率は昭和10年ごろと比較して大差ない。
d:最近、胃癌が減少する傾向にある。
e:死因の第1位は悪性新生物である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第4問

感染病について正しいのはどれか。

a:保菌者とは症状がなく特定の病原体をもつ感染者をいう。
b:検疫伝染病は検疫法や国際保健規則により定められる。
c:感染経路には直接伝播と間接伝播の二つがある。
d:サーベイランスは感染経路対策として有用である。
e:日本脳炎は伝染予防法に基づく法定伝染病ではない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第5問

食中毒について正しいのはどれか。

a:原因食品は事件数でみると魚介類が最も多い。
b:病因物質の判明したもののうちでは細菌が最も多い。
c:原因施設は事件数でみると家庭が最も多い。
d:起因菌はセレウス菌が多い。
e:ボツリヌス菌による場合は致命率が高い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第6問

労働衛生対策の三本柱のうち、健康管理について正しいのはどれか。

a:作業自体を適正なものにする。
b:作業環境中の健康阻害因子を排除する。
c:労働者の健康診断を行う。
d:業務に起因する疾病を予防する。
e:労働者の健康の保持増進を図る。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第7問

誤っているのはどれか。

a:肺は胸腔内にある。
b:左肺は2葉、右肺は3葉からなる。
c:ボーマン嚢でガス交換が行われる。
d:心臓は正中よりやや右寄りに位置する。
e:肺動脈には静脈血が流れる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第8問

正しいのはどれか。

a:成人の安静時心拍出量は4~6L/minである。
b:心音第I音は僧帽弁の開放により生じる。
c:1回拍出量は静脈潅流量に影響されない。
d:心筋収縮力はアシドーシスにより低下する。
e:心臓は自発的に活動電位を発生している。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第9問

誤っているのはどれか。

1:腎における血液の濾過は腎小体で行われる。
2:濾過尿の再吸収は尿細管で行われる。
3:生体内での尿の流れは腎→尿道→膀胱→尿管→排出という方向をとる。
4:膀胱内に尿が250~300mL貯留すると尿意を感じる。
5:尿の生成により血中老廃物の除去や浸透圧、pHの調整が行われる。

国試第6回午前:第10問

神経について正しいのはどれか。

a:ニューロンとは神経細胞体の総称である。
b:軸索突起と細胞体の接合部をシナプスという。
c:シナプスにおける情報伝送を伝達という。
d:インパルスの振幅は1V程度である。
e:自律神経は中枢神経系の一部である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第11問

誤っているのはどれか。

1:脳神経には12対の神経がある。
2:内臓は自律神経により支配される。
3:運動神経を構成する神経線維は遠心性である。
4:感覚神経は外界や体内の情報を中枢神経系に伝える。
5:副交感神経は交感神経の作用を増強する。

国試第6回午前:第12問

炎症に関して正しいのはどれか。

a:急性炎症時の滲出は前毛細血管小動脈で起こる。
b:特異性炎は変質性炎の特殊な型と定義される。
c:増殖性炎では炎症巣の腐敗を伴うことが多い。
d:劇症肝炎では炎症の他の病変が起こるより先に肝組織の壊死が見られる。
e:3週間以上続いた炎症は通常、慢性炎症とされる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第13問

次の諸疾患のうち病原微生物の感染によるのはどれか。

a:陰嚢水腫
b:過誤腫
c:結核性肉芽腫
d:成人T細胞白血病
e:カリニ肺炎
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第14問

悪性上皮性腫瘍はどれか。

a:絨毛上皮腫
b:大腸乳頭腫
c:リンパ性白血病
d:唾液腺混合腫瘍
e:肺腺癌
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第15問

誤っているのはどれか。

1:転移は悪性腫瘍にしばしば見られる。
2:ヒトの悪性腫瘍のなかでウイルスの感染によるものは少ない。
3:喘息やじんま疹は即時型アレルギーと呼ばれる。
4:Bリンパ球は分化成熟すると抗体を作る形質細胞となる。
5:初期変化群とは癌の初期にリンパ節が腫大することである。

国試第6回午前:第16問

正しいのはどれか。

a:心筋梗塞は冠動脈の閉塞によって起こる。
b:肝硬変のときに起こる大量の吐血は食道静脈瘤の破裂による。
c:脳には側副循環路は存在しない。
d:心肥大は心臓を構成する細胞数の増加により起こる。
e:すべての組織は欠損すると再生する能力をもっている。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第17問

意識障害者などにみられる嚥下性肺炎の原因として多いのはどれか。

1:ニューモシスティス・カリニ
2:トリコモナス
3:マイコプラズマ
4:嫌気性菌
5:クラミジア

国試第6回午前:第18問

慢性肺気腫にみられるのはどれか。

a:ビア樽状胸
b:肉芽種
c:大量の喀痰
d:蜂窩肺
e:口すぼめ呼吸
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第19問

正しい組み合わせはどれか。

a:ハウスダスト・・・・・・・・・じん肺
b:石綿粉じん・・・・・・・・・胸膜中皮腫
c:テトロドトキシン・・・・・・呼吸筋麻痺
d:ブレオマイシン・・・・・・間質性肺炎
e:アルミニウム・・・・・・・・夏型過敏性肺炎
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第20問

呼吸不全について誤っているのはどれか。

1:大気吸入時の動脈血酸素分圧は60mmHg以下となる。
2:高炭酸ガス血症を伴うと意識障害をきたす。
3:高炭酸ガス血症に酸素を投与するときには換気抑制に注意する。
4:呼吸不全は大動脈バルーンパンピング法の適応である。
5:呼吸不全は肺に病変がなくても起こり得る。

国試第6回午前:第21問

心拍出量に影響を及ぼさない因子はどれか。

1:静脈潅流量
2:循環血液量
3:肺活量
4:血圧
5:心拍数

国試第6回午前:第22問

心電図について誤っているのはどれか。

a:STとはS波の終わりからT波の終わりまでをいう。
b:PQ時間とは活動電位の房室伝導に要する時間である。
c:房室ブロックにはウェンケバッハ調律がある。
d:WPW症候群は心電図所見で診断される。
e:心房細動ではQRS波は規則的に出現する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第23問

先天性心疾患でチアノーゼがみられるのはどれか。

a:ファロー四徴症
b:完全大血管転位症
c:心室中隔欠損症
d:大動脈縮窄症
e:純型肺動脈狭窄症
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第24問

先天性心疾患として小児でもっとも多いのはどれか。

1:心房中隔欠損症
2:心室中隔欠損症
3:動脈管開存症
4:肺動脈弁狭窄症
5:大血管転位症

国試第6回午前:第25問

血圧を下げる作用があるのはどれか。

a:アルドステロン
b:ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
c:インスリン
d:カルシウム拮抗薬
e:β遮断薬
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第26問

浮腫について正しいのはどれか。

a:細胞内液が異常に増加した状態をいう。
b:血液の膠質浸透圧上昇で起こる。
c:血管内水分の血管外漏出や滲出で起こる。
d:急性糸球体腎炎で認められる。
e:ネフローゼ症候群で認められる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第27問

腎病変を続発する疾患として誤っているのはどれか。

a:ヘノッホ・シェーンライン(Henoch-Schoenlein)紫斑病
b:バセドー病
c:動脈管開存症
d:骨髄種
e:膠原病
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第28問

正しいのはどれか。

1:A型の血清には凝集素抗Aが含まれる。
2:O型血液は凝集原のAとBの両者をもつ。
3:白血球には抗原がない。
4:保存血液とは採血後21日以降の全血のことである。
5:輸血によるHIV感染は自己血輸血により予防できる。

国試第6回午前:第29問

誤っているのはどれか。

1:フグ中毒の救命率は人工呼吸器による呼吸管理によって向上する。
2:破傷風菌の毒素は主に筋肉系をおかす。
3:筋萎縮性側索硬化症では運動神経系の障害を起こす。
4:進行性筋ジストロフィーでは換気機能が障害される。
5:慢性気管支炎は病因の面で喫煙との関係が深い。

国試第6回午前:第30問

健常者の尿中たんぱく1日排泄量の上限として正しいのはどれか。

1:0(検出されない)
2:0.15mg
3:1.5mg
4:15mg
5:150mg

国試第6回午前:第31問

慢性腎不全にみられるのはどれか。

a:高クレアチニン血症
b:代謝性アルカローシス
c:高浸透圧尿
d:高窒素血症
e:貧血
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第32問

関係のない組み合わせはどれか。

1:糖尿病・・・・・・・・・・・キンメルスチール・ウィルソン(Kimmelstiel-Wilson)病変
2:痛風・・・・・・・・・・・・尿酸塩沈着
3:骨髄腫腎・・・・・・・・単クローン性たんぱく沈着
4:ループス腎炎・・・・自己免疫疾患
5:紫斑病性腎炎・・・・血友病

国試第6回午前:第33問

急性腎不全に対する透析の適応とされるのはどれか。

a:BUN :80mg/dL以上
b:血清K+ :7.0mEq/L以上
c:血清クレアチニン :6.0mg/dL以上
d:血清HCO3- :20mEq/L以上
e:血液pH :7.45以上
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第34問

体液のpH調節に大切なのはどれか。

a:肺(呼吸)
b:血液
c:
d:脊髄
e:
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第35問

糖尿病の三大合併症はどれか。

a:網膜症
b:腎症
c:高尿酸血症
d:高脂血症
e:神経障害
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第36問

治療法として適切な組合せはどれか。

a:巨赤芽球性貧血・・・・・・・・・・・・・・・・ビタミンB12投与
b:赤血球増加症・・・・・・・・・・・・・・・・・血小板輸血
c:慢性白血病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白血球除去
d:血管内血液凝固症候群(DIC)・・・ヘパリン投与
e:重症再生不良性貧血・・・・・・・・・・・骨髄移植
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第37問

正しい組合せはどれか。

a:劇症肝炎・・・・・・・・・プロトロンビン時間測定
b:肝細胞癌・・・・・・・・・超音波検査
c:膵癌・・・・・・・・・・腹部CT検査
d:急性膵炎・・・・・・・・・CPK測定
e:大腸癌・・・・・・・・・・・GPT測定
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第38問

正しいのはどれか。

a:3-3-9度方式は運動障害の程度を表す方法である。
b:CTスキャンで意識の有無が判定できる。
c:脳波はてんかんの診断に有用である。
d:MRIIでは脳の水分量の解析が可能である。
e:脳血管撮影で脳内病変の局在を知ることができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第39問

一次救命処置はどれか。

a:手指による咽頭内異物の除去
b:口-口人工呼吸
c:アンビューバッグによる人工呼吸
d:エアウェイによる気道確保
e:体外式心マッサージ
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第40問

誤っているのはどれか。

a:重症筋無力症の急性増悪はICU入室の適応である。
b:慢性呼吸不全の急性増悪はICU入室の適応である。
c:肺シャントは肺の酸素加能に影響を及ぼす。
d:酸素療法には換気を改善する直接的な作用がある。
e:自発呼吸のない患者にはIMVを用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第41問

ショック患者のモニタとして必要性のもっとも低いのはどれか。

1:心電図
2:動脈圧
3:中心静脈圧
4:尿量
5:体重

国試第6回午前:第42問

PEEPについて誤っているのはどれか。

a:機能的残気量を増加させる。
b:静脈潅流を減少させる。
c:尿量を増加させる。
d:脳圧を低下させる。
e:肺胞をつぶれにくくする。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第43問

正しいのはどれか。

a:SIMVは人工呼吸器からの離脱に用いられる。
b:SIMVはIMVよりもファイティングを起こしにくい。
c:MMVでは患者の自発呼吸が低下すると低換気に陥る。
d:IRVでは呼気時間の方が吸気時間より長くなる。
e:プレッシャーサポートは患者自身の呼吸仕事量を軽減させる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第44問

麻酔器について正しいのはどれか。

a:笑気はボンベ内では液体として存在する。
b:ソーダライムは炭酸ガスを吸収する。
c:閉鎖式よりも半閉鎖式の方が供給ガス量を節約できる。
d:炭酸ガス吸収装置は回路外に取り付けるべきものである。
e:気化器は回路内に直列に連結すべきものである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第45問

正しいのはどれか。

a:薬の体内分布は薬力学で扱う。
b:薬の有効成分と受容体との関係は薬物動態学で扱う。
c:アルコールは体内濃度の高低に関係なく代謝速度はほぼ一定である。
d:薬効評価のうえで心理的な影響を避けるには二重盲検法を用いる。
e:新薬開発で市販を許された薬でも追加研究を行い再審査を受ける。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第46問

正しいのはどれか。

a:ジゴキシンの投与量決定にはTDMが有効である。
b:新薬開発に際しての倫理的配慮を加味した指針にGCPがある。
c:菌交代とは病原性の低い菌を強い菌が押しのけて繁殖することをいう。
d:ビタミンは大量を連用しても副作用を招かない。
e:アセチルコリンは生体活性物質の一つである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第47問

滅菌に用いられるのはどれか。

a:高圧蒸気
b:エチレンオキサイドガス
c:エチルアルコール
d:クロールヘキシジン
e:ガンマ線
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第48問

日和見感染が起こりやすいのはどれか。

a:胃癌根治手術後
b:未熟児
c:免疫抑制剤使用中
d:前立腺肥大症
e:甲状腺機能亢進症
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第49問

正しいのはどれか。

a:振動源近くのねじにはゆるみ止めの処置をしない方がよい。
b:血液ポンプの回転軸には強いトルクがかかる。
c:モータやギヤボックスは常に機器の振動源となる。
d:穴のあいた部品はその材料のもつ機械的強度より低い外力で破壊される。
e:切欠きは機器の振動源となる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第50問

質量Mの重りを机の上に置いたとき正しいのはどれか。ただし、重力加速度をgで表す。

a:重りは机をM×gの力で押し付ける。
b:机は重りをM×gの力で支える。
c:重りと机の接触面には2M×gの力が生じる。
d:重りが机に及ぼす力の方向と、机が重りを支える力の方向は同じである。
e:重りは振動を開始する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第51問

正しいのはどれか。

1:振動数は周期の逆数である。
2:円盤が同じ速度で回転する現象を自由振動という。
3:振動数が時間とともに減少する振動を減衰振動という。
4:二つの物体が同じ方向に振動する現象を共振という。
5:単振動は必ず減衰する。

国試第6回午前:第52問

正しいのはどれか。

a:圧力は単位体積あたりに作用する力である。
b:パスカルの原理に従えば流体の圧力は体積に比例する。
c:圧力が流体内部のあらゆる方向に作用する現象を連続の定理という。
d:地表における大気圧は水銀柱で約760mmである。
e:流れの様子が常に変化している流れを非定常流という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第53問

正しいのはどれか。

a:ずり応力がずり速度に比例する流れをハーゲン・ポアズイユ流れという。
b:剛体管内の層流の単位時間の流量は粘性率が大きいほど多い。
c:レイノズル数は流れの速度に比例する。
d:長い剛体管内では臨界レイノルズ数以下の流れは層流である。
e:レイノルズ数は速度と同じ次元をもつ。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第54問

正しいのはどれか。

a:非ニュートン流体ではずり応力はずり速度に比例する。
b:キャッソンの式は非ニュートン流体の流動関係を表す式の一つである。
c:血液の流れはキャッソンの式によく従う。
d:血液も血漿もニュートン流体である。
e:血管径が0.4mm以下になると、血管径の減少に伴ってみかけの粘性は増加する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第55問

正しいのはどれか。

a:同じ性質で位相の異なる二つの波が重なると干渉を起こす。
b:弾性体中を伝わる縦波と横波の進行速度は常に同じである。
c:気体中の音速は温度に無関係である。
d:気体中を伝わる音波には縦波と横波の二種類がある。
e:水や生体組織中での音速は約1,500m/sである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第56問

正しいのはどれか。

a:キャビテーションは気体中でのみ起こる現象である。
b:音の強さの単位はワットである。
c:音の強さと感覚上の音の大きさの間にはウェーバ・フェヒナの法則が成り立つ。
d:音源が近づいたり遠ざかったりするとき、周波数が変化して聞こえるのはドップラ効果のためである。
e:ドップラ効果は超音波では観察されない現象である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第57問

正しいのはどれか。

a:超音波は音としての性質を持たない。
b:超音波は真空中も伝わる。
c:振動数2MHzの音は超音波である。
d:超音波は周波数が高いほど指向性が鋭い。
e:生体組織中では超音波の速度は周波数に比例する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第58問

正しいのはどれか。

a:熱の伝わり方には熱伝導、熱対流および熱放射(熱輻射)の三種類がある。
b:空気は銀に比べて熱伝導は大変よい。
c:熱対流は個体だけにみられる現象である。
d:高温の物質ほど波長の長い電磁波を出している。
e:熱放射は真空中でも起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第59問

正しいのはどれか。

a:熱力学では分子の位置エネルギーのみを扱う。
b:熱力学における不可逆変化とは何をしてもはじめの状態に戻れない変化のことである。
c:摩擦や熱伝導を伴う現象はすべて不可逆変化となる。
d:熱の一部を仕事にかえる装置を熱機関という。
e:熱力学では外部からエネルギーを与えなくても、低温体から高温体に熱移動できる可能性を示している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第60問

正しいのはどれか。

a:ころがり軸受は一般にベアリングといわれる。
b:軸受の半径方向の荷重をラジアル荷重という。
c:すべり軸受では軸と軸受とが薄い油膜を介して相対的な滑りをする。
d:すべり軸受では軸方向のスラスト荷重を受けることはできない。
e:すべり軸受は低速回転に限られる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第61問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

1:温度依存性
2:非線形性
3:強磁性
4:周波数依存性
5:異方性

国試第6回午前:第62問

生体膜における輸送現象に関係のないのはどれか。

1:浸透圧
2:蠕動運動
3:拡散
4:組織圧
5:能動輸送

国試第6回午前:第63問

誤っているのはどれか。

1:脳の活動により微小な磁界が発生する。
2:心臓の活動により微小な磁界が発生する。
3:磁界はスカラ量である。
4:肺に吸入された微粉末の磁化によって微小な磁界が発生する。
5:心筋の一部が傷つくと損傷電流による微小な磁界が発生する。

国試第6回午前:第64問

生体物性について誤っているのはどれか。

1:電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2:刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3:導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4:人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5:神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。

国試第6回午前:第65問

神経細胞や筋細胞などの興奮に関係するのはどれか。

a:粘性係数
b:イオン濃度こう配
c:活動電位
d:膜電位
e:減衰定数
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第66問

誤っているのはどれか。

1:生体での荷重、衝撃力、機械振動などの現象には力学特性が関係する。
2:超音波特性は音響インピーダンス、音速、減衰定数で示すことができる。
3:生体組織は赤外光を吸収する。
4:血管壁は縦方向より横方向に伸びやすい。
5:生体での機械振動、音響振動は変位速度と応力の関係で表される。

国試第6回午前:第67問

生体の超音波特性について誤っているのはどれか。

a:心筋の減衰定数は肺より大きい。
b:減衰定数は周波数に反比例する。
c:音響インピーダンスは媒質の密度と音速の積で表される。
d:横波より縦波の方が重要である。
e:超音波エネルギーはハイパーサーミアに利用される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第68問

生体と材料の相互作用における慢性全身反応はどれか。

a:壊死
b:臓器障害
c:免疫異常
d:発癌
e:肉芽形成
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第69問

医用セラミックスの用途として適切なのはどれか。

a:コンタクトレンズ
b:人工食道
c:大動脈バルーンカテーテル
d:人工歯根
e:人工骨頭
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第70問

正しいのはどれか。

1:シリコーンゴムは天然ゴムである。
2:プラスチックに添加剤が含まれることはない。
3:コラーゲンは植物たんぱくの一種である。
4:ポリスチレンは注射器に用いられる。
5:オキシセルローズは人工弁に用いられる。

国試第6回午前:第71問

医用材料の基本要件はどれか。

a:生体適合性
b:表面弾力性
c:生体結晶性
d:医用腐食性
e:医用機能性
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第72問

高圧蒸気滅菌法を用いることができるのはどれか。

1:大動脈バルーンカテーテル
2:ペースメーカ
3:膜型人工肺
4:鋼製持針器
5:体外循環回路

国試第6回午前:第73問

標準偏差で正しいのはどれか。

1:偶然誤差の2乗平均の平方根
2:偶然誤差の算術平均の平方根
3:過失誤差の2乗平均の平方根
4:過失誤差の算術平均の平方根
5:系統誤差の算術平均の平方根

国試第6回午前:第74問

系統誤差でないのはどれか。

a:理論的誤差
b:計測器誤差
c:動誤差
d:過失誤差
e:偶然誤差
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第75問

単位を表す組み合わせで正しいのはどれか。

a:熱力学温度・・・・・・・・ケルビン
b:吸収線量・・・・・・・・・・ヘンリー
c:磁束・・・・・・・・・・・・・ジーメンス
d:電荷、電気量・・・・・ファラッド
e:放射能・・・・・・・・・・ベクレル
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第76問

図に示す正弦波交流電流の実効値(A)として正しいのはどれか。

6AM76-0
1:最大値と同じであるから、a
2:平均値のことであるから、a/2
3:平均値のことであるから、2a/π
4:2乗平均値の平方根であるから、a/2
5:2乗平均値の平方根であるから、a/ √2

国試第6回午前:第77問

生体電気と発生信号振幅の組合せで正しいのはどれか。

a:心電図・・・・・・・・・・1~2mV
b:脳 波・・・・・・・・・・0.05~0.1mV
c:筋電図・・・・・・・・・100~150mV
d:眼振図・・・・・・・・・1~5mV
e:網膜電位・・・・・・・10~50mV
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第78問

生体電気現象の計測について正しいのはどれか。

a:低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
b:金属と電解液の接触面では静止電位が発生する。
c:電極に電流が流れると静止電位の他に電極と生体間に分極電圧が発生する。
d:生体と電極との接触インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
e:増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第79問

生体発生情報に混入する雑音の原因とその種類との組合せで正しいのはどれか。

a:静電気・・・・・・・・・・・・・・・・高周波
b:ハ ム・・・・・・・・・・・・・・・・低周波
c:電気メス・・・・・・・・・・・・・・高周波
d:温度変化・・・・・・・・・・・・・パルス
e:電源線伝導雑音・・・・・・・超低周波
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第80問

体表電気計測について正しいのはどれか。

a:電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。
b:体表面電極の静止電位は体動によって変動することがある。
c:皮膚が乾燥すると皮膚インピーダンスは低下する。
d:電極に電流を流さないでおくと分極電圧が発生する。
e:生体内部のインピーダンスは一般に皮膚のインピーダンスより低い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第81問

生体発生情報の計測時の雑音について正しいのはどれか。

a:目的信号以外の生体電気は雑音とみなされる。
b:差動増幅器は同相雑音を軽減することができる。
c:商用交流雑音の除去には帯域除去フィルタが有効である。
d:脳波測定のためのシールドルームのシールドは接地してはならない。
e:周期的な信号をn回加算すれば不規則雑音を1/nにすることができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第82問

心電計について正しいのはどれか。

a:高域遮断周波数は基線動揺を防ぐために20Hz以下にする。
b:無線テレメータ心電計では一般にFM方式が用いられる。
c:記録器の標準紙送り速度は2.5cm/sである。
d:一般に熱書き方式が用いられる。
e:携帯用の長時間テープ心電図記録装置はベクトル心電計という。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第83問

生体内での電磁波のふるまいとして誤っているのはどれか。

1:吸 収
2:対 流
3:反 射
4:屈 折
5:散 乱

国試第6回午前:第84問

単光子断層法について誤っているのはどれか。

1:PETとも呼ばれる。
2:ラジオアイソトープの濃度分布を測定することができる。
3:代謝機能がわかる。
4:空間分解能は3~5mmである。
5:体内放射線被曝がある。

国試第6回午前:第85問

生体組織の電気的性質として正しいのはどれか。

a:生体の電気抵抗率は周波数に依存しない。
b:細胞膜は微小な直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。
c:生体組織の中では骨は電気抵抗率が高い。
d:生体組織の中では血液は電気抵抗率が高い。
e:生体組織の中では脂肪は電気抵抗率が低い。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第86問

正しいのはどれか。

a:生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。
b:生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。
c:電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。
d:脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。
e:生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第87問

正しいのはどれか。

a:生体内では光散乱は少ない。
b:生体内の光吸収は主にヘモグロビンと皮膚のメラニンによる。
c:光電式脈波計により血行動態についての情報が得られる。
d:光によるヘモグロビンの酸素飽和度測定には二種の波長が用いられる。
e:パルス光を用いたヘモグロビンの酸素飽和度測定装置をパルスオキシメータという。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第88問

ディジタルラジオグラフィに必要でないのはどれか。

1:造影剤
2:イメージングプレート
3:エックス線源
4:シンチレーションカウンタ
5:コンピュータ

国試第6回午前:第89問

検体計測について正しい組合せはどれか。

a:呼気ガス・・・・・・・・原子吸光光度計
b:Na,K・・・・・・・・・・・・ガスクロマトグラフ
c:糖・・・・・・・・・・・・・・炎光分析計
d:ヘモグロビン・・・・・光電比色計
e:酵素活性・・・・・・・・紫外線光度計
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第90問

自動化学分析器の特徴として誤っているのはどれか。

1:多数の検査項目を短時間に分析できる。
2:わかりやすい形で医師に結果を知らせる。
3:集団検診に役立つ。
4:即時測定に適している。
5:多数の検体を分析するのに適している。