発達・小児疾患の過去問


第39回午前:第95問

知的障害児で稀なのはどれか。  

1: 不安

2: 興奮

3: 過敏

4: 自傷

5: 制止

第39回午前:第96問

言語機能が保たれている自閉症児の知的レベルの測定で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.WAIS-Rイ.バウム・テストウ.コース立方体組合わせテストエ.ベンダー・ゲシュタルト・テストオ.ロールシャッハ・テスト  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第97問

多動性障害で観察されるのはどれか。2つ選べ。 ア.順番を待てる。イ.課題をやり遂げる。ウ.他者と関わらない。エ.興味が移りやすい。オ.忘れ物が多い。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第14問

3歳の女児。痙直型脳性麻痺。多くの時間を図のような姿勢で過ごす。食事は経口主体であり、介護者が児を抱きかかえて行う。スプーンでペースト食を口に入れるが、一部は口から流れ出る。この3年間、肺炎などの呼吸器合併症はない。この児の摂食機能の評価として適切でないのはどれか。 

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1: ピーナッツでの咀嚼

2: はちみつでの唾液の嚥下

3: 舌での軟菜の押しつぶし

4: スプーンを口に入れての口唇の動き

5: カップを用いての水分の取り込み

第39回午前:第15問

3歳の女児。痙直型脳性麻痺。多くの時間を図のような姿勢で過ごす。食事は経口主体であり、介護者が児を抱きかかえて行う。スプーンでペースト食を口に入れるが、一部は口から流れ出る。この3年間、肺炎などの呼吸器合併症はない。この児の上肢機能改善を図るための姿勢として適切でないのはどれか。

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第39回午前:第31問

10歳の男児。幼少時期から内気で、友達と遊ぶ時も受身な態度が多かった。学校では全く口をきかないため仲間はずれになり、不登校となった。家族との会話もあるが、学校のことに触れられると物を投げつけたりするようになったため、両親に連れられ外来受診。週2回の個別作業療法が開始された。学校での状態はどれか。  

1: 抑うつ反応

2: 失声

3: 選択性緘黙(かんもく)

4: 拒絶症

5: チック

第39回午前:第32問

10歳の男児。幼少時期から内気で、友達と遊ぶ時も受身な態度が多かった。学校では全く口をきかないため仲間はずれになり、不登校となった。家族との会話もあるが、学校のことに触れられると物を投げつけたりするようになったため、両親に連れられ外来受診。週2回の個別作業療法が開始された。4か月後には、作業療法士との関係も成立し、学校のことも本人から少しずつ話すようになってきた。しかし、自分の気に入らないことに直面すると、道具を投げつけたりする行動が時折みられた。このような状態への対応として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 不登校の原因を明らかにする。

2: 行動化は明確に制止する。

3: 本人の得意なものを取り入れる。

4: 15人程度のグループに移行する。

5: 担当者以外は関わらないようにする。

第38回午前:第20問

5歳のアテトーゼ型脳性麻痺児。介助立位では足底を持続して床に着いていられない。上肢運動年齢テストは24か月である。本児の手を使う作業活動中の配慮として適切でないのはどれか。  

1: 体幹ベルト付きコーナーチェアを使用する。

2: 椅子座位では股関節と膝関節を90゚以上屈曲させる。

3: 椅子座位では裸足にして感覚を刺激する。

4: レッグレストにベルトを付け下腿を固定する。

5: 臀部が前方にずれないよう滑り止めを用いる。

第38回午前:第21問

5歳のアテトーゼ型脳性麻痺児。介助立位では足底を持続して床に着いていられない。上肢運動年齢テストは24か月である。上肢機能の発達を促す遊びの設定として適切でないのはどれか。  

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第38回午前:第43問

4歳児に用いる検査で適切でないのはどれか。  

1: フロスティッグ視知覚発達検査

2: デンバー式発達スクリーニングテスト

3: 田中・ビネー式知能検査

4: 運動年齢検査

5: WISC-R

第38回午前:第44問

食事動作の発達について適切でない組合せはどれか。  

1: 12か月-スプーンですくって食べる。

2: 18か月-空の茶碗を母親に渡す。

3: 21か月-茶碗を元のところへ置く。

4: 24か月-片手でコップを持ち飲む。

5: 36か月-水差しからこぼさず注ぐ。

第38回午前:第45問

正常発達で最も年長のレベルはどれか。  

1: 片足で数歩跳ぶ。

2: 三輪車をこぐ。

3: 上手投げでボールを投げる。

4: 階段を昇る。

5: でんぐりがえしをする。

第38回午前:第67問

脳性麻痺児のADLで適切でないのはどれか。  

1: 座位は腹臥位→四つ這い位→座位の順で行うのが容易である。

2: 痙直型では割り座位が安定するので奨励する。

3: 痙直型では男子用トイレでは体幹支持バーが介助に有効である。

4: アテトーゼ型では滑り止めマットなどで食器を固定すると良い。

5: アテトーゼ型では足で蹴って車椅子駆動を行う。

第38回午前:第68問

「かくれんぼ」を用いて発達障害児の遊びの援助を行う際、適切でないのはどれか。  

1: 隠れやすい場所をあらかじめ作っておく。

2: 安心して隠れていられるよう外が見える工夫をする。

3: 子どもが自分で隠れられない場合は布などをかける。

4: 平行遊びのできる段階から子どもだけで行わせる。

5: 協調遊びのできる段階ではお互いの会話を促す。

第38回午前:第92問

精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。  

1: 情緒障害

2: 意識障害

3: 認知障害

4: 学習障害

5: 運動障害

第37回午前:第3問

図は脳性麻痺児が腹臥位におかれたときの状態を示している。この姿勢に最も影響を及ぼしているのはどれか。 

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1: 非対称性緊張性頸反射

2: 対称性緊張性頸反射

3: 陽性支持反応

4: 交叉性伸展反応

5: 緊張性迷路反射

第37回午前:第22問

6歳の女児。痙直型脳性麻痺。就学に備えた作業療法を外来で行っている。歩行器と短下肢装具を用いて屋内を歩くことができる。この児が使用する椅子で適切でないのはどれか。  

1: 座面は両足底が床につく高さにする。

2: 座面に内転防止のパッドをつける。

3: 背もたれにヘッドレストをつける。

4: 体幹側屈防止のパッドをつける。

5: アームレストで前腕支持を助ける。

第37回午前:第23問

6歳の女児。痙直型脳性麻痺。就学に備えた作業療法を外来で行っている。歩行器と短下肢装具を用いて屋内を歩くことができる。この児の作業活動の姿勢で適切でないのはどれか。  

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第37回午前:第72問

3歳の健常児が自立可能な生活習慣で誤っているのはどれか。  

1: 便意を知らせる。

2: スプーンで食事をとる。

3: タオルで顔をふく。

4: 上衣のボタンをかける。

5: 靴をはく。

第37回午前:第73問

正常発達で最も年長のレベルはどれか。  

1: 指示されて衣服を着る。

2: コップから飲む。

3: 階段を登る。

4: ボールを蹴る。

5: 身体部位を指示する。