眼疾患とその病態の組合せで正しいのはどれか。
1: 白内障――――――硝子体の混濁
2: 麦粒腫――――――眼瞼の悪性腫瘍
3: Behçet病―――――ぶどう膜の炎症
4: 流行性角結膜炎――色素上皮の剥離
5: 緑内障――――――眼圧の低下
2型糖尿病の運動療法について誤っているのはどれか。
1: 有酸素運動が用いられる。
2: インスリン感受性を上昇させる。
3: 食事療法との併用が基本となる。
4: 尿中ケトン体が陽性の場合においても推奨される。
5: 実施にあたってはインスリンが十分に補充されている必要がある。
血友病について正しいのはどれか。
1: 脾腫がみられる。
2: 血小板数が減少する。
3: 点状紫斑がみられる。
4: 膝に関節症をきたす。
5: 自己免疫性疾患である。
リンパ浮腫について正しいのはどれか。
1: 腹水を伴う。
2: 利尿薬で治療する。
3: 蜂窩織炎になりやすい。
4: 肺塞栓症の原因の1つである。
5: 皮膚が線維化を起こすことは稀である。
急性心筋梗塞後の運動療法の効果として正しいのはどれか。
1: 梗塞範囲の減少
2: 心室破裂の減少
3: 心嚢液貯留の減少
4: 左室駆出率の増加
5: 急性期心臓死の減少
内分泌異常と病態の組合せで正しいのはどれか。
1: 下垂体前葉ホルモン欠損――――先端巨大症
2: 甲状腺機能低下――――――――Basedow病
3: 抗利尿ホルモン分泌亢進――――尿崩症
4: 副甲状腺機能低下―――――――テタニー
5: 副腎皮質機能低下―――――――Cushing症候群
食道静脈瘤について正しいのはどれか。
1: 食道の中下部に好発する。
2: 吐血はコーヒー残渣様である。
3: 門脈圧の低下が原因で形成される。
4: 治療は食道離断術が第一選択である。
5: 初期のものは内視鏡で観察すると赤色にみえる。
アルコール性肝障害について正しいのはどれか。
1: アルコール性肝炎は自覚症状に乏しい。
2: アルコール性脂肪肝では腹痛がみられる。
3: アルコール積算飲酒量と肝障害の発症率は無関係である。
4: アルコール性肝硬変では断酒を続けても組織病変は正常化しない。
5: アルコール性肝硬変では肝細胞癌の発症率が健常者の3倍以上である。
心不全に特徴的な呼吸はどれか。
1: 下顎呼吸
2: 陥没呼吸
3: 奇異呼吸
4: 起座呼吸
5: 鼻翼呼吸
抗凝固薬はどれか。
1: レボドパ
2: ビタミンK
3: アドレナリン
4: バクロフェン
5: ワルファリン
痛風について正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 80代に多い。
3: 多臓器に症状を起こす。
4: るいそうに合併しやすい。
5: ピロリン酸カルシウム結晶が関節に沈着する。
慢性閉塞性肺疾患の急性増悪時の動脈血ガス分析の所見はどれか。
1: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧低下
2: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧正常
3: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧上昇
4: 酸素分圧正常、二酸化炭素分圧低下
5: 酸素分圧正常、二酸化炭素分圧上昇
急性心筋梗塞で左冠動脈閉塞に比べて右冠動脈閉塞に特徴的なのはどれか。
1: 房室伝導ブロック
2: 心原性ショック
3: 心室中隔穿孔
4: 心室性頻拍
5: 肺うっ血
胸部CTを示す。矢印の所見はどれか。
1: 肺炎
2: 胸水
3: 肺癌
4: 肺塞栓
5: 心嚢液貯留
心尖部の聴診で心室収縮期に持続する逆流性雑音を聴取するのはどれか。
1: 大動脈弁狭窄症
2: 心室中隔欠損症
3: 心房中隔欠損症
4: 肺動脈弁狭窄症
5: 僧帽弁狭窄症
急性心筋梗塞の発症後の血液検査所見でないのはどれか。
1: 白血球数増加
2: トロポニンⅠ上昇
3: クレアチニン上昇
4: 乳酸脱水素酵素(LD)上昇
5: クレアチンキナーゼ(CK)上昇
肝硬変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。
1: 出血性胃炎
2: 吻合部潰瘍
3: 食道静脈瘤
4: アカラシア
5: 逆流性食道炎
結核について正しいのはどれか。
1: 病変は肺に限局する。
2: 菌は胃酸の中では死滅する。
3: 初期から閉塞性換気障害を呈する。
4: 我が国では新規発症は年間100例未満である。
5: 診断した医師は保健所に届け出なければならない。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)について誤っているのはどれか。
1: HIV感染によりニューモシスチス・カリニ肺炎の発症率が上昇する。
2: AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIV感染によって生じる。
3: AIDS発症の抑制に有効な治療薬がある。
4: HIVは喀痰から感染する危険性が高い。
5: HIVはTリンパ球を死滅させる。