第51回午前第86問の類似問題

第43回午後:第74問

肝硬変の患者が茶碗1杯の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。  

1: 出血性胃炎

2: 吻合部潰瘍

3: 食道静脈瘤

4: アカラシア

5: 逆流性食道炎

第57回午前:第92問

食道癌について正しいのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 腺癌が90%を占める。

3: リンパ行性転移は稀である。

4: 飲酒・喫煙は発症に関与する。

5: 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。

  • 答え:4
  • 解説:食道癌に関する正しい選択肢は、飲酒・喫煙が発症に関与するというものです。食道癌は男性に多く、扁平上皮癌が主な組織型であり、リンパ行性転移が多く見られます。また、中部食道の発症率が最も高いとされています。
  • 食道癌は女性よりも男性に多く、男性は女性より6倍多いと報告されているため、この選択肢は誤りです。
  • 食道癌の組織型では、扁平上皮癌が90%を占めており、腺癌は5%未満です。この選択肢は誤りです。
  • 食道癌ではリンパ行性転移が多く見られ、予後不良の原因となります。この選択肢は誤りです。
  • 飲酒・喫煙は食道癌の発症要因となり、両方の摂取習慣がある場合、発症率が高まります。この選択肢は正しいです。
  • 食道癌の部位別発症率では、中部食道が半数を占めており、下部食道は約25%です。この選択肢は誤りです。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第65問

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。  

1: 徐脈になる。

2: 血圧が低下する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌咽神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第46回午後:第57問

正しいのはどれか。  

1: 食道は上行大動脈の腹側にある。

2: 胃底部は横隔膜と接する。

3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。

4: 総肝管は十二指腸に開口する。

5: 膵頭部は脾臓に接する。

第43回午前:第62問

前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血で生じやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 錐体路徴候

2: 小脳性失調

3: 記銘力障害

4: 観念運動失行

5: 自発性低下

第37回午後:第84問

門脈圧亢進の症状でないのはどれか。  

1: 食道静脈瘤

2: 腹部静脈怒張

3: 腎機能低下

4: 浮腫

5: 腹水

第44回午後:第16問

消化管、膵臓および脾臓からの血液を肝臓内に導く血管はどれか。  

1: 門 脈

2: 肝静脈

3: 下大動脈

4: 固有肝動脈

5: 上腸間膜動脈

第47回午前:第59問

消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 胆管は空腸に開口する。

2: 大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。

3: 小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。

4: 回腸と盲腸との移行部には弁がある。

5: 幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。

第55回午前:第77問

胃全摘出術後に起こりやすいのはどれか。  

1: 多血症

2: てんかん

3: 血小板減少

4: 逆流性食道炎

5: 高カルシウム血症

  • 答え:4
  • 解説:胃全摘出術後に起こりやすいのは逆流性食道炎です。胃全摘出により、噴門の逆流防止作用が障害されると、胆汁、膵液などの逆流により、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。
  • 多血症は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出術後2~5年すると、本来胃で吸収されるビタミンB12が吸収できないため、貧血を生じやすくなります。
  • てんかんは胃全摘出術後に起こりにくいです。胃全摘出とてんかんには直接的な関連はありません。
  • 血小板減少は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出後には、赤血球で巨赤芽球性変化を生じるが、これが血小板系や顆粒球系にも及ぶことがあるものの、一般的には起こりにくい状況です。
  • 逆流性食道炎は胃全摘出術後に起こりやすいです。胃全摘出により、噴門の逆流防止作用が障害されると、胆汁、膵液などの逆流により、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。
  • 高カルシウム血症は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出により、ビタミンD吸収障害を生じ、低カルシウム血症をきたすことがあるものの、高カルシウム血症にはなりにくいです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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