神経・筋系の障害と臨床医学の過去問


第42回午後:第85問

多発性硬化症で正しいのはどれか。  

1: 階段状に増悪する。

2: 温熱によって症状が悪化する。

3: 深部腱反射が消失する。

4: 50、60歳代で好発する。

5: 女性より男性に多く発症する。

第42回午後:第86問

筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: デュシェンヌ型は男児に発症する。

2: デュシェンヌ型では心筋障害はまれである。

3: 肢帯型は常染色体優性遺伝である。

4: 顔面肩甲上腕型は仮性肥大が特徴である。

5: 先天性筋ジストロフィー(福山型)は精神遅滞を伴う。

第41回午後:第66問

神経・筋変性疾患のリハビリテーションで誤っているのはどれか。  

1: Guillain–Barré 症候群では訓練中の不整脈に注意する。

2: Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する。

3: 脊髄小脳変性症では早期から補助具を導入する。

4: 筋萎縮性側索硬化症の車椅子利用者では褥瘡の発生に注意する。

5: 筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する。

第41回午後:第85問

女性に多いのはどれか。  

1: 筋萎縮性側索硬化症

2: 晩発性小脳皮質萎縮症

3: アルツハイマー病

4: 進行性核上性麻痺

5: パーキンソン病

第41回午後:第86問

パーキンソン病で誤っているのはどれか。 ア.固縮イ.病的反射ウ.企図振戦エ.仮面様顔貌オ.寡動  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第41回午後:第88問

脳血管障害の機能予後に関係しない因子はどれか。  

1: 発症時の年齢

2: 高血圧症の有無

3: 病巣の部位

4: 病巣の大きさ

5: 脳循環障害の程度

第40回午後:第50問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの筋病理所見について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.筋線維が筋線維束単位で萎縮する。イ.筋線維の直径はいずれもほぼ等しい。ウ.筋線維が結合組織や脂肪組織に置換される。エ.筋形質膜にジストロフィン蛋白がみられない。オ.リンパ球などの炎症性細胞の著しい浸潤がみられる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午後:第66問

ASIAの評価法で誤っているのはどれか。  

1: 感覚障害は5段階で規定されている。

2: 肛門括約筋収縮の有無が規定されている。

3: C7レベルの感覚は中指で検査する。

4: L5レベルのkey muscleは足指伸展筋群である。

5: 機能障害スケールはフランケル分類を改変したものである。

第40回午後:第67問

筋萎縮性側索硬化症で誤っているのはどれか。  

1: 40~50歳代に好発する。

2: 男性に多い。

3: 進行性である。

4: 外眼筋麻痺がみられる。

5: 球症状がみられる。

第40回午後:第71問

脳血栓と比較して脳出血に特徴的なのはどれか。  

1: 活動時に発症しやすい。

2: 症状の進行が緩徐である。

3: 高齢者に多い。

4: TIAを前駆症候とする。

5: 意識障害は軽いことが多い。

第40回午後:第73問

中心性頸髄損傷の特徴で正しいのはどれか。  

1: 小児に多い。

2: 頸部過屈曲によって生じる。

3: 頸椎の脱臼骨折を伴う。

4: 運動障害は上肢よりも下肢の方が著しい。

5: 会陰部の感覚は残存する。

第40回午後:第79問

パーキンソン病で誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧がみられる。

2: 小字症が認められる。

3: 振戦は運動によって憎悪する。

4: 方向転換が困難になる。

5: 立ち直り反応が障害される。

第40回午後:第80問

小脳症状でないのはどれか。  

1: 眼振

2: 構音障害

3: 体幹障害

4: 協調障害

5: 腱反射亢進

第40回午後:第85問

脳血管障害のCT異常所見で誤っているのはどれか。 ア.一過性脳虚血発作-低吸収域イ.脳梗塞(急性期)-高吸収域ウ.脳梗塞(慢性期)-低吸収域エ.くも膜下出血(急性期)-高吸収域オ.脳出血(急性期)-高吸収域  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第40回午後:第88問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 重症筋無力症 - 筋 痛

2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性

3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性

4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱

5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害

第39回午後:第63問

正中神経低位麻痺で障害される筋はどれか。2つ選べ。 ア.長母指屈筋イ.母指内転筋ウ.母指対立筋エ.短母指外転筋オ.浅指屈筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午後:第66問

ギラン・バレー症候群について誤っているのはどれか。  

1: 自覚的感覚異常がみられる。

2: 神経原生の筋電図所見である。

3: 軸索型の予後は良好である。

4: 呼吸・嚥下障害を伴う。

5: 髄液の異常所見がみられる。

第39回午後:第79問

中枢神経系の感染症と病原体との組合せで誤っているのはどれか。  

1: エイズ脳症-ウイルス

2: クロイツフェルト・ヤコブ病-プリオン

3: 進行麻痺-スピロヘータ

4: 日本脳炎-ウイルス

5: 急性灰白髄炎(ポリオ)-細菌

第39回午後:第80問

錐体外路症状を呈するのはどれか。  

1: 核黄疸

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: 脊髄空洞症

4: フリードライヒ型失調症

5: シャルコー・マリー・トゥース病