筋疾患で正しいのはどれか。
1: Duchenne型ジストロフィーは中枢神経系形態異常を伴う。
2: Becker型ジストロフィーは5歳までに発症する。
3: 顔面肩甲型ジストロフィーは腰臀部の筋から発症する。
4: 筋強直性ジストロフィーはミオトニアがみられる。
5: 肢帯型ジストロフィーはミオパシー顔貌がみられる。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.思春期の男子に発症する。イ.初発症状は上肢の筋力低下である。ウ.脊柱側弯症を生じる。エ.股関節、膝関節の屈曲拘縮を起こす。オ.立位姿勢では著明な腰椎後弯を生じる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。
1: 常染色体劣性遺伝である。
2: 下肢の腱反射は亢進する。
3: 下肢の関節拘縮を生じやすい。
4: 閉塞性換気障害を生じやすい。
5: 前脛骨筋に仮性肥大を生じやすい。
疾患と遺伝形式の組合せで正しいのはどれか。
1: 筋強直性ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
2: 脊髄性進行性筋萎縮症 ── 伴性劣性遺伝
3: Becker型筋ジストロフィー ── 常染色体劣性遣伝
4: Duchenne型筋ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
5: Huntington病 ── 伴性劣性遺伝
進行性筋ジストロフィー患者について正しいのはどれか。
1: デュシェンヌ型では在宅療養例が増えつつある。
2: デュシェンヌ型のADLでは手指巧緻動作が問題となる。
3: 肢帯型では成人期の就業が不可能である。
4: 福山型の女性には家族計画の指導が必要である。
5: 筋緊張性ジストロフィー児では就学問題がある。
福山型筋ジストロフィーについて正しいのはどれか。
1: 男児のみに発症する。
2: 初発症状は3歳前後でみられる。
3: 精神遅滞はDuchenne型に比べて少ない。
4: 発症頻度はDuchenne型に比べて少ない。
5: 15歳以降も歩行が可能であることが多い。
Duchenne型筋ジストロフィーの特徴で正しいのはどれか。
1: 下肢筋力が上肢筋力より早く低下する。
2: 出生時から筋緊張低下がみられる。
3: 15~20歳で歩行不能となる。
4: 常染色体劣性遺伝である。
5: ミオトニア現象を認める。
筋疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 皮膚筋炎 — 叩打ミオトニア
2: 筋強直性ジストロフィー — 有痛性強直性けいれん
3: 肢帯型筋ジストロフィー — 動揺性歩行
4: Becker型筋ジストロフィー — floppy infant
5: Duchenne型筋ジストロフィー — 翼状肩甲
進行性筋ジストロフィー患者について誤っているのはどれか。
1: 福山型(先天性)は口唇での食物の取り込みが困難になる。
2: 肢帯型は座面昇降式の車椅子を使用する。
3: ベッカー型は脊柱変形のため車椅子の改造が必要となる。
4: デュシェンヌ型は頭を掻くのにしゃくとり様動作を使う。
5: 顔面肩甲上腕型では歩行は保たれることが多い。
筋強直性ジストロフィーで正しいのはどれか。
1: 5歳までに発症する。
2: 伴性劣性遺伝である。
3: 顔面筋は侵されにくい。
4: ミオトニアがみられる。
5: 認知機能は障害されない。
Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 関節拘縮は生じにくい。
2: 知覚障害はまれである。
3: 筋萎縮は遠位筋から始まる。
4: Gowers徴候が特徴である。
5: 5歳ころまでに歩行不能になることが多い。
平均的な発症年齢が最も低いのはどれか。
1: 筋強直性ジストロフィー
2: 福山型筋ジストロフィー
3: Becker型筋ジストロフィー
4: Duchenne型筋ジストロフィー
5: 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
10歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)。誤っているのはどれか。
1: 食事動作は自立している。
2: 車椅子の操作は可能である。
3: 四つ這いによる移動は可能である。
4: いざりによる移動は可能である。
5: 座位の保持は可能である。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの経過で誤っているのはどれか。
1: 頸部伸筋は初期に障害される。
2: 手内在筋は後期に障害される。
3: 腹直筋は後期に障害される。
4: 大殿筋は初期に障害される。
5: 大腿四頭筋は初期に障害される。
ステージ5(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に対する作業療法で誤っているのはどれか。
1: トランスファーボードや広い座面の便器を使用する。
2: はき口のゆるい靴下を用いる。
3: 洗面台を使って立位で顔を洗う。
4: 車椅子操作の習熟を図る。
5: 回転式の皿の適応を検討する。
四肢遠位部の筋力低下を特徴とするのはどれか。
1: 肢帯型筋ジストロフィー
2: 福山型筋ジストロフィー
3: 筋強直性ジストロフィー
4: Duchenne型筋ジストロフィー
5: 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症児が座位保持不能になった時期に生じやすい合併症はどれか。2つ選べ。 ア.肺 炎イ.心不全ウ.筋肉内出血エ.消化管出血オ.イレウス
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーについて正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 発症は10~20歳代が多い。
3: 経過は急性に進行する。
4: 仮性肥大がみられる。
5: 嚥下障害をきたす。
Duchenne(デュシェンヌ)型筋ジストロフィーで早期から短縮を起こしやすい筋はどれか。2つ選べ。
1: 中殿筋
2: 腸腰筋
3: 長腓骨筋
4: 前脛骨筋
5: 大腿筋膜張筋
デュシェンヌ型筋ジストロフィー児にみられる異常歩行で誤っているのはどれか。2つ選べ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ