Brown-Séquard症候群で損傷髄節よりも下位の反対側に現れる症状はどれか。2つ選べ。
1: 運動麻痺
2: 触覚障害
3: 痛覚障害
4: 温度覚障害
5: 深部覚障害
脊髄損傷で正しいのはどれか。
1: 受傷直後は尿失禁状態となる。
2: 排尿筋括約筋協調不全は生じない。
3: 残尿が150 mLでは導尿は不要である。
4: 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。
5: 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。
視神経脊髄炎で正しいのはどれか。
1: 再発と寛解を繰り返す。
2: レム睡眠行動異常を生じる。
3: 免疫不全状態で罹患しやすい。
4: JCウイルス感染により発症する。
5: 抗コリンエステラーゼ薬で症状が改善する。
筋強直性ジストロフィーで正しいのはどれか。
1: 5歳までに発症する。
2: 伴性劣性遺伝である。
3: 顔面筋は侵されにくい。
4: ミオトニアがみられる。
5: 認知機能は障害されない。
神経原性ショックの特徴はどれか。
1: 交感神経の緊張
2: 徐脈
3: 心拍出量の増加
4: 中心静脈圧の上昇
5: 皮膚温の低下
ASIAの評価法における脊髄の髄節とそのkey muscleの組合せで正しいのはどれか。
1: C6――上腕二頭筋
2: C8――上腕三頭筋
3: T1――小指外転筋
4: L1――大腿四頭筋
5: L5――前脛骨筋
絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 手根管――下垂手
2: 足根管――足背の異常感覚
3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚
4: 肘部管――涙滴徴候
5: 腓骨頭――下垂足
脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。
1: 頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる。
2: 出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる。
3: 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。
4: 脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる。
5: 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。
Parkinson病でみられないのはどれか。
1: 便秘
2: 運動失調
3: 動作緩慢
4: 静止時振戦
5: レム睡眠行動障害
下肢の末梢神経伝導検査で複数の神経に運動神経伝導速度低下を認めた。最も考えられる疾患はどれか。
1: 多発性筋炎
2: 視神経脊髄炎
3: 閉塞性動脈硬化症
4: 筋萎縮性側索硬化症
5: Guillain-Barré症候群
ASIAの評価法における脊髄の髄節とその感覚支配領域検査ポイントの組合せで正しいのはどれか。
1: C5――鎖骨上窩
2: T7――臍
3: T12――鼠径靱帯の中点
4: L5――足関節内果
5: S4――膝窩
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
歩行障害がある患者の頭部MRIのT1強調冠状断像を示す。腰椎穿刺を行い髄液を排出させたところ、歩行障害が改善した。最も考えられるのはどれか。
1: Parkinson病
2: 正常圧水頭症
3: 脳梗塞
4: 脳出血
5: 慢性硬膜下血腫
脊髄ショック期の徴候として正しいのはどれか。
1: 温痛覚解離
2: 痙性四肢麻痺
3: 肛門括約筋反射消失
4: 深部腱反射亢進
5: 排尿反射亢進
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な動作の組合せで正しいのはどれか。ただし、機能残存レベルより下位は完全麻痺とする。
1: C4―――――万能カフを用いた食事
2: C5―――――前方移乗
3: C6―――――橈側-手掌握り
4: C7―――――更衣
5: C8―――――長下肢装具での歩行
Guillain-Barré症候群について正しいのはどれか。
1: 50%以上で再発する。
2: 脱髄型と軸索型がある。
3: アルコール多飲が原因である。
4: ビタミンB1欠乏によって起こる。
5: 歩行可能まで回復する症例は25%以下である。
Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸障害について正しいのはどれか。
1: 咳をする力は保たれる。
2: 口すぼめ呼吸が有効である。
3: 側弯症は呼吸機能に影響しない。
4: 動脈血二酸化炭素分圧が上昇する。
5: 呼吸不全は5歳以下から生じることが多い。
脳卒中後の肩手症候群について正しいのはどれか。
1: 運動麻痺重症例よりも軽症例に多い。
2: 女性の発症率は男性の約2倍である。
3: 脳卒中発症後6か月以降に生じる。
4: 発症頻度は40%程度である。
5: 複合性局所疼痛症候群typeⅠに分類される。
Parkinson病について正しいのはどれか。
1: 喫煙者に多い。
2: 再発と寛解とを繰り返す。
3: 孤発性症例が家族性症例より多い。
4: 30~40歳代での発症が最多である。
5: 我が国の有病率はAlzheimer病より多い。
神経麻痺と起こり得る症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 腋窩神経麻痺――――――下垂指
2: 肩甲上神経麻痺―――――Phalen徴候
3: 前骨間神経麻痺―――――涙滴徴候
4: 大腿神経麻痺――――――下垂足
5: 副神経麻痺―――――――翼状肩甲