第40回午後第85問の類似問題

第36回午後:第86問

脳血管疾患で誤っているのはどれか。 ア.我が国では死因の第1位である。イ.糖尿病は危険因子である。ウ.視床は脳出血の好発部位である。エ.脳動脈瘤の破裂によってくも膜下出血が起こる。オ.脳梗塞の急性期ではエックス線CT所見は高吸収域を示す。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第41回午前:第6問

脳出血時の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。誤っているのはどれか。 

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1: くも膜下出血

2: 尾状核出血

3: 小脳出血

4: 脳幹出血

5: 被殻出血

第41回午前:第12問

脳出血時の頭部CTを示す。誤っているのはどれか。 

41_0_12

1: くも膜下出血

2: 尾状核出血

3: 小脳出血

4: 脳幹出血

5: 被殻出血

第38回午後:第64問

脳血管障害で正しい組合せはどれか。  

1: 脳出血-夜間就眠中に発症することが多い。

2: くも膜下出血-突発的に発症する。

3: 脳血栓-数分で症候は完成する。

4: 脳塞栓-症候の完成までに1~2日を要する。

5: 一過性脳虚血発作-血圧の上昇で発症する。

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第52回午前:第88問

脳血管障害について誤っているのはどれか。  

1: 高血圧は脳出血の危険因子である。

2: くも膜下出血は女性よりも男性に多い。

3: 発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である。

4: 癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる。

5: 慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である。

第52回午後:第76問

突然の右不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後6時間の頭部CTを示す。最も考えられるのはどれか。 

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1: 視床出血

2: 被殻出血

3: 皮質下梗塞

4: くも膜下出血

5: 慢性硬膜下血腫

第47回午後:第77問

頭部CTを示す。所見として考えられるのはどれか。 

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1: 脳梗塞

2: 被殻出血

3: 尾状核出血

4: くも膜下出血

5: 頭頂葉皮質下出血

第50回午後:第4問

70歳の女性。右利き。高血圧性脳出血。急性期の頭部CTを示す。この患者で最も出現しにくいのはどれか。 

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1: 片麻痺

2: 失語症

3: 感覚障害

4: 運動維持困難

5: 中枢性顔面神経麻痺

第38回午後:第52問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.脳出血-アテローム硬化イ.脳血栓-血小板減少ウ.脳塞栓-心房細動エ.くも膜下出血-動脈瘤破裂オ.慢性硬膜下血腫-動静脈奇形破裂  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午前:第90問

頭部CTを別に示す。所見として考えられるのはどれか。 

49_0_90

1: 硬膜外血腫

2: 硬膜下血腫

3: 皮質下出血

4: くも膜下出血

5: 脳動静脈奇形

第51回午前:第94問

突然の左不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後3時間の頭部MRIの拡散強調像を示す。最も考えられるのはどれか。 

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1: 脳出血

2: 脳梗塞

3: 脳腫瘍

4: 脳動静脈瘻

5: くも膜下出血

第35回午前:第5問

47歳の右利きの女性。脳出血発症後2か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。麻痺側の感覚障害を認めた。図に発症時の出血部位(出血部位:網かけ)を示す。脳の他の部位には萎縮や低吸収域を認めなかった。この患者の出血部位はどれか。2つ選べ。ア.脳梁イ.前障ウ.被殻エ.内包オ.視床  

35_0_5

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第99問

脳血栓に比べ脳出血に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 ア.症状の進行は緩徐である。イ.高血圧がある。ウ.活動時の発症が多い。エ.高齢者に多い。オ.心疾患を多く合併する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午前:第50問

脳出血発症2週時点の合併症で頻度が低いのはどれか。  

1: 誤嚥性肺炎

2: けいれん

3: 肩手症候群

4: 深部静脈血栓症

5: せん妄

第38回午前:第54問

頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。  

1: 排尿障害

2: 麻痺性イレウス

3: 胃潰瘍

4: 異所性骨化

5: 起立性低血圧

第55回午前:第88問

脳血管障害と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: ラクナ梗塞――――――――頸動脈血栓内膜剝離術

2: くも膜下出血―――――――クリッピング手術

3: 心原性脳塞栓症――――――頸動脈ステント留置術

4: 一過性脳虚血発作―――――コイル塞栓術

5: アテローム血栓性脳梗塞――アブレーション手術

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、脳血管障害とそれに対する適切な治療法を組み合わせた選択肢の中から正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、くも膜下出血とクリッピング手術です。
  • ラクナ梗塞は脳深部に生じる小さな脳組織の壊死で、動脈硬化が原因となります。頸動脈血栓内膜剝離術は頸部内頸動脈狭窄症に適応される治療法であり、ラクナ梗塞には適用されません。
  • くも膜下出血は脳動脈瘤や動静脈奇形によって生じることが多く、再出血予防のためにクリッピング手術が適応されます。この組み合わせは正しいです。
  • 心原性脳塞栓症は心内血栓形成が原因となる疾患で、血栓溶解療法やカテーテルによる血栓回収療法が適応されます。頸動脈ステント留置術は頸部内頸動脈狭窄症に適応される治療法であり、心原性脳塞栓症には適用されません。
  • 一過性脳虚血発作は短期間で完全に回復する脳虚血症状で、脳梗塞に準じた入院加療が行われます。コイル塞栓術は破裂動脈瘤の治療に適応される方法であり、一過性脳虚血発作には適用されません。
  • アテローム血栓性脳梗塞は動脈硬化による大血管の狭窄・閉塞が原因で、血栓溶解療法や抗血小板薬が適応されます。アブレーション手術は頻脈性不整脈に適応される治療法であり、アテローム血栓性脳梗塞には適用されません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第63問

脳血管障害による右大脳半球損傷の症状で頻度の少ないのはどれか。  

1: 間違った袖に手を通す。

2: 食事をお膳の片側半分残す。

3: 麻痺のあることが分からない。

4: 急須でお茶を入れる手順を混乱する。

5: 閉眼したままにという指示に開眼してしまう。

第54回午前:第89問

脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。  

1: 頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる。

2: 出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる。

3: 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。

4: 脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる。

5: 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、脳血管障害に対して行われる検査の中で誤っている選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は3で、陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられるという記述が誤りです。
  • 選択肢1は正しいです。頸部MRAは、血流のスピンを画像化する検査法で、アテローム性動脈硬化による頸動脈の閉塞や狭窄を非侵襲的に検査できます。類似した検査に、頸動脈超音波検査がありますが、これは、反射ビームから直接血管壁の状態を検査する方法です。
  • 選択肢2は正しいです。出血病変の検索には、CT画像のほか、MRIのT2*(スター)強調像が用いられます。T2*強調像は、CTでは描出困難な微小脳出血の検出に有用です。
  • 選択肢3が誤りです。陳旧性梗塞の検索には、MRIのFLAIR画像などを用います。FLAIR画像では、陳旧性の梗塞巣は低吸収域となります。拡散強調像は、解像度は低いものの、発症1時間後から脳梗塞を検出できます。
  • 選択肢4は正しいです。脳塞栓における心原性脳梗塞では、原因検索に24時間Holter心電図が用いられます。これにより、新たに発作性心房細動が検出されることもあります。
  • 選択肢5は正しいです。脳動脈瘤の検索には、脳血管撮影(MRA)が用いられます。これは、MRIを用いた血管描出法で、信号強度が血流速度に依存します。穿通枝などの細い動脈は描出されにくいため、主に主幹動脈の評価に有用です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午後:第84問

出血部位と出現しやすい症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 被殻 - 作話

2: 皮質下 - 複視

3: 視床 - 注意障害

4: 小脳 - 反響言語

5: 橋 - 半側空間無視