作業療法評価学の過去問


第56回午後:第4問

身体図のような感覚障害を呈する場合に考えられる脊髄の障害部位はどれか。 

56_1_4

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第56回午後:第25問

知覚機能を評価する検査法はどれか。  

1: Romberg test

2: Trail making test

3: Jobsen-Taylor hand function test

4: Rey auditory verbal learning test

5: Semmes-Weinstein monofilament test

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、知覚機能を評価する検査法を選ぶ必要があります。知覚機能とは、感覚情報を受け取り、解釈し、意味を与える能力です。選択肢の中で、知覚機能を評価する検査法はSemmes-Weinstein monofilament testです。
  • Romberg testは、運動失調の検査であり、閉眼立位で行われます。これは、知覚機能の評価ではなく、バランスや運動機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Trail making testは、注意機能の検査であり、数字やアルファベットを順番に結んでいくタスクが含まれています。これは、知覚機能の評価ではなく、認知機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Jobsen-Taylor hand function testは、上肢操作能力の検査であり、短い文章を書く、カードをめくる、物品を持ち上げて容器の中へ入れる、チェッカーの積み上げ、食事動作、空の大きな缶の移動、重い大きな缶の項目についての検査を含んでいます。これは、知覚機能の評価ではなく、上肢機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Rey auditory verbal learning testは、聴覚性言語学習検査であり、聴覚情報を記憶し、言語を理解する能力を評価します。これは、知覚機能の評価ではなく、言語機能や記憶力の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Semmes-Weinstein monofilament testは、触覚検査であり、フィラメントを用いて皮膚を刺激し、その反応をみることで知覚機能を評価します。この検査は、知覚機能の評価に適しているため、正解です。
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第56回午後:第26問

検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。  

1: GMFM ── 日常生活活動

2: WISC-IV ── ワーキングメモリー

3: S-M社会生活能力検査 ── 心理的発達

4: フロスティグ視知覚検査 ── 巧緻運動

5: 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ── 粗大運動

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、検査と評価項目の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、WISC-IVとワーキングメモリーです。
  • GMFM(Gross Motor Function Measure)は、主に脳性まひの子どもの運動機能を評価するための検査であり、日常生活活動ではありません。
  • WISC-IV(Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Edition)は、5歳から16歳11ヵ月の子どもを対象とした児童用知能検査で、ワーキングメモリー指標(WMI)を含むため、正しい組み合わせです。
  • S-M社会生活能力検査は、対象児の日頃の様子から社会生活能力の発達を捉える検査であり、心理的発達ではありません。
  • フロスティグ視知覚検査は、子どもの視知覚上の問題点を発見し、適切な訓練を行うための検査であり、巧緻運動ではありません。
  • 遠城寺式乳幼児分析的発達検査は、乳幼児発達の傾向を全般的に調べるもので、運動・社会性・言語の3分野から質問項目が構成されていますが、粗大運動ではありません。
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第56回午後:第27問

半側空間無視の評価法はどれか。  

1: BADS

2: BIT

3: CAT〈Clinical Assessment for Attention〉

4: FAB

5: WCST

  • 答え:2
  • 解説:半側空間無視の評価法は、Behavioural Inattention Test(BIT)である。これは、日常生活や訓練場面における半側空間無視発現の予測や訓練課題の選択への指針が得られる評価法である。
  • BADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は、実行機能障害の評価法であり、半側空間無視の評価法ではない。
  • BIT(Behavioural Inattention Test)は、半側空間無視の評価法であり、正しい選択肢である。日常生活や訓練場面における半側空間無視発現の予測や訓練課題の選択への指針が得られる。
  • CAT(Clinical Assessment for Attention)は、注意力や意欲を標準化された方式で評価できる方法であるが、半側空間無視の評価法ではない。
  • FAB(Frontal Assessment Battery)は、前頭前野機能を総合的に簡便に評価する検査であるが、半側空間無視の評価法ではない。
  • WCST(Wisconsin Card Sorting Test)は、前頭葉機能検査法であるが、半側空間無視の評価法ではない。
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第56回午後:第36問

評価とその内容の組合せで正しいのはどれか。  

1: COPM ── 作業の運動技能

2: SF-36 ── 介護負担

3: 意志質問紙 ── 生活満足度

4: GBSスケール ── 認知症の症状

5: 興味チェックリスト ── 作業の遂行度

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、評価とその内容の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、GBSスケールと認知症の症状です。
  • COPMはカナダ作業遂行測定で、ADLスキルの中で本人や家族が重要と位置づける作業課題に対する遂行度と満足度を評価する尺度です。作業の運動技能ではありません。
  • SF-36は自己報告式の健康状態調査票で、世界で最も広く使われています。介護負担ではなく、健康状態を評価するための尺度です。
  • 意志質問紙は、人間作業モデルにおけるクライエントの意志を観察により評価する評価法です。生活満足度ではなく、意志を評価するための尺度です。
  • GBSスケールは、認知症の症状や行動を評価する尺度です。この選択肢は正しい組み合わせです。
  • 興味チェックリストは、高齢者用に作成された質問紙で、本人が重視する生活行為を聞き取る際の補助手段として用いられています。作業の遂行度ではなく、興味や関心を評価するための尺度です。
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第56回午後:第40問

軽度の意識障害の評価に重要な検査はどれか。  

1: 光トポグラフィー

2: 機能的MRI

3: MMPI

4: 脳 波

5: WAIS-III

  • 答え:4
  • 解説:意識障害の評価には脳波検査が重要であり、脳波によって意識障害の程度や予後を判断することができます。軽度の意識障害では、自然睡眠に近い脳波像が見られ、刺激によって一時的に正常脳波に戻ることがあります。
  • 光トポグラフィーは近赤外線光で血流動態を評価できる検査であり、うつ病や統合失調症などの診断に用いられますが、意識障害の評価には適していません。
  • 機能的MRIは脳や脊髄の活動に関連した血流動態反応を視覚化する方法の一つですが、軽度の意識障害の評価には脳波検査がより適しています。
  • MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)は、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3つの返答で答えさせる人格検査であり、意識障害の評価には適していません。
  • 脳波検査は意識障害の程度を客観的に判断できる検査であり、軽度の意識障害の評価に適しています。脳波の所見によっては障害部位や予後も予測できます。
  • WAIS-III(Wechsler Adult Intelligence Scale 3rd edition)は、全体の知能と4つの知能(言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度)のIQを測定し、発達障害などの知能診断に利用されますが、意識障害の評価には適していません。
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第55回午前:第23問

作業遂行の評価の説明で正しいのはどれか。  

1: 意志質問紙は生活満足度を評価する。

2: AMPSは患者への質問紙により評価する。

3: 興味チェックリストは作業の満足度を評価する。

4: COPMは作業の運動技能と処理技能を評価する。

5: 役割チェックリストは役割の知覚と価値を評価する。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、作業遂行の評価に関する説明の正しさを問うています。正しい選択肢は5で、役割チェックリストは役割の知覚と価値を評価するものです。
  • 意志質問紙は、個人の意志や動機を評価するものであり、生活満足度を直接評価するものではありません。
  • AMPS(Assessment of Motor and Process Skills)は、作業遂行能力を評価するための観察ベースの評価であり、患者への質問紙によって評価するものではありません。
  • 興味チェックリストは、個人の興味や好みを評価するものであり、作業の満足度を直接評価するものではありません。
  • COPM(Canadian Occupational Performance Measure)は、対象者中心の作業療法を実践するための評価尺度で、作業の重要度、遂行度、満足度を評価するものですが、作業の運動技能と処理技能を直接評価するものではありません。
  • 役割チェックリストは、学生や勤労者、ボランティアなど10の役割について、対象者が過去に各々の役割を担っていたか、現在担っているか、将来に担いたいか、という役割知覚とその価値を評価するもので、作業遂行の評価に関する説明として正しいです。
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第55回午前:第24問

作業療法の目標設定で誤っているのはどれか。  

1: 定性的目標では治療効果の評価が容易である。

2: 長期目標では社会的側面に言及する。

3: 達成可能な現実的なものとする。

4: 制約条件を考慮して設定する。

5: 達成時期を明確に設定する。

  • 答え:1
  • 解説:作業療法の目標設定では、定性的目標よりも定量的目標の方が治療効果の評価が容易である。また、長期目標では社会的側面に言及し、達成可能な現実的なものとし、制約条件を考慮して設定し、達成時期を明確に設定することが重要である。
  • 定性的目標は、物事が数値化できないため、定量的目標と比較して治療効果の評価が困難になりやすい。このため、選択肢1は誤りである。
  • 長期目標では、達成に時間がかかり、複合的な目標となる。患者の社会的な地位や家庭内での役割などを十分考慮し、社会的側面にも言及することが多い。このため、選択肢2は正しい。
  • 目標設定は、現実不可能なレベルではなく、患者が達成可能な現実的なものとする。これにより、患者のモチベーションを維持し、治療効果を最大化することができる。このため、選択肢3は正しい。
  • 目標設定の際は、疾病後に想定される潜在能力だけでなく、障壁などの制約条件も勘案する。これにより、患者が目標達成に向けて効果的な治療計画を立てることができる。このため、選択肢4は正しい。
  • 目標は、達成時期を明確に設定し、計画的に作業療法を実施する。短期目標は、急性期病院であれば1~2週間程度、回復期・生活期病院であれば1~2か月程度、長期目標は6か月程度を目安とする。このため、選択肢5は正しい。
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第55回午後:第1問

Danielsらの徒手筋力テスト(段階3)を図に示す。検査肢位で正しいのはどれか。ただし、関節可動域には異常がないものとする。

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第55回午後:第2問

42歳の女性。左の末梢性顔面神経麻痺と診断された。味覚の異常を訴えている。舌の異常部位を網かけにした図を示す。症状がみられる部位として正しいのはどれか。 

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1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

第55回午後:第26問

関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩水平伸展―― 30°

2: 肘屈曲――――120°

3: 手背屈―――― 50°

4: 股内転―――― 30°

5: 足底屈―――― 45°

  • 答え:1 ・5
  • 解説:この問題では、関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)が正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは肩水平伸展―― 30°と足底屈―――― 45°です。
  • 肩水平伸展(水平外転)の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸は上腕骨であり、肩関節は90°外転位とします。参考可動域は30°で正しいです。
  • 肘屈曲の基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨であり、前腕は回外位にて実施します。しかし、参考可動域は145°であるため、この選択肢は正しくありません。
  • 手背屈の基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨であり、前腕は中間位とします。しかし、参考可動域は70°であるため、この選択肢は正しくありません。
  • 股内転の基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸は大腿中央線(上前腸骨棘より膝蓋骨中心を結ぶ線)であり、背臥位で骨盤を固定し、下肢は外旋しないようにします。また、反対側の下肢を屈曲挙上し、その下を通して内転させます。しかし、参考可動域は20°であるため、この選択肢は正しくありません。
  • 足底屈の基本軸は腓骨への垂直線、移動軸は第5中足骨であり、膝関節屈曲位で行います。参考可動域は45°で正しいです。
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第55回午後:第27問

評価の説明で正しいのはどれか。  

1: FIMでは全介助の場合は0点である。

2: WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。

3: Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。

4: 障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。

5: 老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。

第55回午後:第39問

せん妄で正しいのはどれか。  

1: 夜間には出現しない。

2: 環境変化で生じやすい。

3: 高度の意識混濁を伴う。

4: 記憶障害を伴うことはない。

5: 老年者より若年者に出現しやすい。

  • 答え:2
  • 解説:せん妄は一過性の精神症状で、夜間に出現しやすく、環境変化によって生じやすい。意識混濁や記憶障害を伴うことがあり、老年者に出現しやすい。
  • 選択肢1は間違いです。せん妄は夜間に出現しやすいことが一般的です。
  • 選択肢2は正しいです。せん妄は環境変化によって生じやすく、特に睡眠や覚醒リズムを障害する環境要因の変化が影響します。
  • 選択肢3は間違いです。せん妄は軽い意識障害が加わった状態であり、高度の意識混濁を伴うわけではありません。
  • 選択肢4は間違いです。せん妄は一過性の認知機能低下を伴い、その中には記憶障害も含まれます。
  • 選択肢5は間違いです。せん妄は老年者に出現しやすく、高齢が準備因子とされています。
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第55回午後:第44問

作業療法の面接における直面化の説明で正しいのはどれか。  

1: 話の中で疑問に思ったことを尋ねて会話を促進する。

2: 話の中に含まれる無意識的な意味を指摘する。

3: 話の矛盾点を指摘して問題点を明らかにする。

4: 話から感じられる情緒的な面を言葉で返す。

5: 話の不明確な点を尋ねて明らかにする。

  • 答え:3
  • 解説:直面化は、患者の心的葛藤が伺えるものの、言葉として表現されない場合に、葛藤を伺せる態度について話題にしたり、葛藤によって生じている話の矛盾点を指摘したりする技法である。
  • 選択肢1は正しくありません。治療者が疑問に思ったことを尋ねて会話を促進する技法は、質問である。
  • 選択肢2は正しくありません。患者の話のなかに含まれる無意識的な意味を指摘する技法は、解釈であり、精神力動的精神療法で用いられる。
  • 選択肢3は正しいです。直面化は、患者の心的葛藤が伺えるものの、言葉として表現されない場合に、葛藤を伺せる態度について話題にしたり、葛藤によって生じている話の矛盾点を指摘したりする技法である。
  • 選択肢4は正しくありません。患者から伝わってくる情緒的、感情的なものを患者に伝える技法は、反映である。
  • 選択肢5は正しくありません。患者の話や治療者の話のなかの不明瞭な点を尋ねることで問題点や解決方法を明らかにしていく技法は、明確化である。
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第55回午前:第1問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。

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第55回午前:第3問

頭部MRIを示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 第四脳室

2: 尾状核

3: 脳梁

4: 視床

5: 被殻

第54回午前:第21問

腋窩での体温測定で正しいのはどれか。  

1: 側臥位では下方の腋窩で測定する。

2: 体温計は腋窩の前下方から後上方に向かって挿入する。

3: 発汗しているときはアルコール綿で腋窩を消毒してから測定する。

4: 平衡温を測定する場合は3分間測定する。

5: 麻痺のある場合は麻痺側で測定する。

  • 答え:2
  • 解説:腋窩での体温測定に関する正しい知識は、体温計を腋窩の前下方から後上方に向かって挿入することです。他の選択肢は、測定方法や条件に関する誤った情報を含んでいます。
  • 側臥位では下方の腋窩ではなく、上方の腋窩で測定する。下方の腋窩では血流が低下している可能性があるため、正確な測定ができない。
  • 正しい選択肢です。体温計は、体軸に対して約30°の傾きで、腋窩の前下方から後上方に向かって挿入する。これにより、正確な体温測定が可能となります。
  • 発汗しているときは、アルコール綿で消毒するのではなく、汗を拭き取ってから測定する。汗をかいたままでは、熱の伝導率が異なり、正確な検温ができない可能性がある。
  • 平衡温を測定する場合は、3分間ではなく、10分以上測定する。平衡温は体内の温度が反映され、十分に温まった時の温度であるため、短時間では正確な測定ができない。
  • 麻痺のある場合は、麻痺側ではなく、非麻痺側で測定する。麻痺側は血流が低下しているため、腋窩温がやや低く出る傾向がある。正確な測定のためには非麻痺側で測定する。
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第54回午前:第22問

作業療法の評価で正しいのはどれか。  

1: MTDLPは質問紙による評価である。

2: COPMはセラピストの意見を中心に評価する。

3: 人間作業モデルを構成するのは運動面と精神面である。

4: クライアント中心の実践は、評価結果を本人に提示しない。

5: 作業遂行は人―環境―作業の相互作用の結果として生じる。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、作業療法の評価に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は5で、作業遂行は人と環境の相互作用の中で遂行される目的指向的行為であることが示されています。
  • MTDLPは質問紙による評価ではありません。MTDLPは、運動機能の評価法であり、筋力や関節可動域などの測定を行います。
  • COPM(Canadian Occupational Performance Measure)は、クライアントの意見を中心に評価する方法であり、セラピストの意見を中心に評価するわけではありません。
  • 人間作業モデルは運動面と精神面だけで構成されているわけではありません。人間作業モデルは、運動面、精神面、認知面、環境面など複数の要素から構成されています。
  • クライアント中心の実践では、評価結果を本人に提示し、対象者とセラピストで情報を共有することが重要です。評価結果を本人に提示しないというのは誤りです。
  • 作業遂行は人と環境の相互作用の中で遂行される目的指向的行為であることが正しいです。Lawは、人と環境と作業の相互作用モデル内で、作業遂行の重要性を示しています。
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第54回午前:第27問

呼びかけると開眼し、発語はあるが不適当である。運動の指示に応じた動きは見られず、逃避反応がある。この時のGCS〈Glasgow Coma Scale〉はどれか。  

1: E4V3M4

2: E4V4M5

3: E3V3M4

4: E3V4M3

5: E3V5M5

  • 答え:3
  • 解説:Glasgow Coma Scale(GCS)は、患者の意識レベルを評価するためのスケールで、開眼反応(E)、言語反応(V)、運動反応(M)の3つの要素から構成されています。この問題では、それぞれの要素に対応する反応が与えられており、それに基づいてGCSのスコアを求めることが求められています。
  • E4V3M4は開眼反応が自発的(E4)であるため、呼びかけると開眼する条件に合わないため、正しくありません。
  • E4V4M5は開眼反応が自発的(E4)であるため、呼びかけると開眼する条件に合わないため、正しくありません。
  • E3V3M4は開眼反応が呼びかけによる(E3)、言語反応が不適切(V3)、運動反応が逃避反応がある(M4)という条件に合致しているため、正しい答えです。
  • E3V4M3は言語反応が混乱している(V4)であるため、発語が不適当である条件に合わないため、正しくありません。
  • E3V5M5は運動反応が局所的な痛みに対して適切な反応がある(M5)であるため、運動の指示に応じた動きが見られず、逃避反応がある条件に合わないため、正しくありません。
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第54回午前:第28問

SF-36は、8領域の健康概念の質問項目から成り立っている。その領域にある項目で正しいのはどれか。  

1: 活力

2: 嗜好

3: 食欲

4: 人格

5: 知能

  • 答え:1
  • 解説:SF-36は、過去1か月間の健康状態に関する36の質問項目から成り立っており、健康概念の質問項目は8領域から構成されています。その中で正しい項目は活力です。
  • 活力はSF-36の8領域の1つであり、エネルギーと疲労感に関する質問が含まれています。これは正しい選択肢です。
  • 嗜好はSF-36の8領域には含まれていません。嗜好は個人の好みや趣味を指しますが、健康状態とは直接関係ありません。
  • 食欲はSF-36の8領域には含まれていません。食欲は健康状態に影響を与える要素の1つですが、SF-36では直接的に測定される項目ではありません。
  • 人格はSF-36の8領域には含まれていません。人格は個人の性格や特性を指しますが、健康状態とは直接関係ありません。
  • 知能はSF-36の8領域には含まれていません。知能は認知能力や知識を指しますが、健康状態とは直接関係ありません。
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