てんかんで知的障害を伴うのはどれか。
1: 側頭葉てんかん
2: Jacksonてんかん
3: 小児欠神てんかん
4: 覚醒時大発作てんかん
5: Lennox-Gastaut症候群
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 前駆期から幻聴がみられる。
2: 慢性期に軽度の認知機能障害がみられる。
3: 家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる。
4: 発症から治療開始までの期間は予後と関連がない。
5: 急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する。
雑踏の中で強い不安が生じ、その場所を避けるようになるのはどれか。
1: 適応障害
2: 解離性障害
3: 強迫性障害
4: 広場恐怖症
5: 社交恐怖症
見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。
1: 演技性パーソナリティ障害
2: 境界性パーソナリティ障害
3: 強迫性パーソナリティ障害
4: 非社会性パーソナリティ障害
5: 統合失調質パーソナリティ障害
抗精神病薬を服用中の統合失調症患者。意識障害、37.5℃以上の発熱、発汗および身体のこわばりが出現した。最も考えられるのはどれか。
1: アカシジア
2: 悪性症候群
3: 急性ジストニア
4: 遅発性ジスキネジア
5: 薬剤性Parkinson症候群
前頭側頭型認知症(Pick病)に特徴的な症状はどれか。2つ選べ。
1: 幻視
2: 考え無精
3: 替え玉妄想
4: 時刻表的行動
5: 物盗られ妄想
統合失調症で現れにくいのはどれか。
1: 幻声
2: 思考奪取
3: 被影響体験
4: 解体した会話
5: 夜間の意識変容
うつ病でみられやすい訴えはどれか。
1: 「テレビカメラで見張られている」
2: 「何か恐ろしいことが起こりそうだ」
3: 「新しいアイデアが次々と湧いてくる」
4: 「自分の考えがみんなに知れ渡っている」
5: 「取り返しのつかない罪を犯してしまった」
小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 吃音は行為障害に分類される。
2: 児童期に恐怖症を発症することはない。
3: 虐待を原因として反応性愛着障害が起こる。
4: 小児自閉症は約半数が統合失調症に移行する。
5: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。
悪性症候群の原因となる可能性が最も高いのはどれか。
1: 抗うつ薬
2: 抗不安薬
3: 気分安定薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬
アルコール依存症で正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 病期の進行に伴い、以前よりも少量の飲酒で酔いが回る。
3: 振戦せん妄は飲酒中止後12時間以内にみられることが多い。
4: Wernicke 脳症はアルコールの毒性が原因である。
5: 集団療法が有効である。
統合失調症の症状で、薬物療法によって比較的改善しやすいのはどれか。
1: 1日中何もしない。
2: 喜怒哀楽を表さない。
3: 自分の殻に閉じこもる。
4: 身だしなみを気にしない。
5: 他人の声が自分に呼びかけてくる
PTSD(外傷後ストレス障害)について誤っているのはどれか。
1: アンヘドニアがみられる。
2: アルコール乱用の要因となる。
3: 小さな物音にも敏感に反応する。
4: 症状は外傷後1か月以内に改善する。
5: 原因となる出来事は、ほとんど誰にでも大きな苦悩を引き起こす。
学童期に発症することが多いのはどれか。
1: 欠神てんかん
2: 熱性けいれん
3: 側頭葉てんかん
4: West症候群
5: Lennox-Gastaut症候群
我が国の自殺の動向や対策について正しいのはどれか。
1: 自殺者数は女性の方が男性よりも多い。
2: 過去10年の自殺者数は、年間2万人を下回る。
3: 年齢ごとの自殺者数の割合は、20歳代の方が50歳代よりも高い。
4: 自殺予防についての啓発活動は、一次予防に相当する。
5: 自死遺族(自殺者の家族)支援は、二次予防に相当する。
物質依存についての組合せで適切なのはどれか。
1: カフェイン — 共依存
2: ベンゾジアゼピン — 離脱症状
3: トルエン — 嫉妬妄想
4: 大麻 — 身体依存
5: 覚せい剤 — 滞続言語
「自分の周辺でただならぬ事件が起こっている気配がして不気味だ」という訴えはどれか。
1: 強迫観念
2: 社会恐怖
3: 妄想気分
4: 作為体験
5: 支配観念
パニック発作に関して正しいのはどれか。
1: 健忘を残す。
2: 予期不安がある。
3: 転換症状である。
4: 脳波で棘徐波を認める。
5: フラッシュバックを伴う。
摂食障害でみられないのはどれか。
1: 徐脈
2: 無月経
3: 低体温
4: 高血圧
5: 電解質異常
いつも右足から踏み出さねばならないという思考の異常はどれか。
1: 保続
2: 迂遠
3: 作為体験
4: 思考化声
5: 強迫観念