副作用として錐体外路症状を生じやすい薬物はどれか。
1: 抗不安薬
2: 抗うつ薬
3: 抗精神病薬
4: 気分安定薬
5: 抗てんかん薬
パニック障害の薬物療法で用いられるのはどれか。
1: 抗うつ薬
2: 抗精神病薬
3: 気分安定薬
4: 抗てんかん薬
5: 中枢神経刺激薬
気分安定薬で再発の防止や頻度の減少が最も期待できる疾患はどれか。
1: 気分変調症
2: 血管性うつ病
3: 双極性障害
4: 適応障害
5: 非定型うつ病
抗精神病薬の副作用で治療しても遷延する可能性が高いのはどれか。
1: 突進歩行
2: アカシジア
3: 悪性症候群
4: 全身倦怠感
5: 遅発性ジストニア
薬剤とその典型的副作用との組合せで正しいのはどれか。
1: 抗うつ薬-不安発作
2: 抗不安薬-脱力
3: 抗精神病薬-幻覚
4: 抗てんかん薬-錐体外路症状
5: Parkinson病治療薬-無月経
急性ジストニアを生じやすい向精神薬はどれか。
1: 気分安定薬
2: 抗不安薬
3: 抗痴呆薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬
筋弛緩作用の強い薬物はどれか。
1: 抗痴呆薬
2: 抗うつ薬
3: 抗不安薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬
うつ病の治療で正しいのはどれか。
1: 重要な事項についての自己決定を促す。
2: 抗うつ薬は三環系薬物が最も広く用いられている。
3: 抗うつ薬の副作用を説明する。
4: 症状の改善後には抗うつ薬を速やかに中止する。
5: 電気けいれん療法は効果がない。
我が国で生涯有病率が最も高いのはどれか。
1: うつ病
2: てんかん
3: 強迫性障害
4: 統合失調症
5: パニック障害
器質性精神障害について正しいのはどれか。
1: 妄想はみられない。
2: 安定した人格を認める。
3: 記憶障害はみられない。
4: 抗精神病薬は投与しない。
5: 心理的要因の影響を受ける。
22歳の男性。職場でケアレスミスがあまりにも多いため、産業医の勧めで精神科を受診した。母親の話によると、幼少時から落ち着きがなく、小学校の担任から「人の話を聞いていない」、「順番を守れない」、「隣の子にちょっかいを出す」などと注意されたことがあり、大学でも提出物の締め切りを守れないなどといった問題から成績は悪かった。この患者に薬物療法を行う場合、最も適切と思われる向精神薬はどれか。
1: 気分安定薬
2: 抗うつ薬
3: 抗精神病薬
4: 抗不安薬
5: 精神刺激薬
統合失調症の急性期治療で最も重要なのはどれか。
1: 薬物療法
2: 精神療法
3: 環境調整
4: 生活指導
5: 心理教育
治療者を操作しようとしたり、独占しようとしたりする可能性が最も高い疾患はどれか。
1: 1. アルコール依存症
2: 2. 双極性感情障害
3: 3. 境界性人格障害
4: 4. 広汎性発達障害
5: 5. 統合失調症
薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: パニック障害になりやすい。
2: 強迫性障害の人が陥りやすい。
3: 薬物摂取の自制が困難である。
4: 使用頻度と使用量は反比例する。
5: 薬物中止によって離脱症状が出現する。
精神科作業療法の適応にならないのはどれか。
1: せん妄状態の患者
2: 攻撃的な患者
3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者
4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者
5: 不潔恐怖のある患者
向精神薬内服中の精神疾患患者に錐体外路症状、無月経、体重増加、起立性低血圧が同時にみられた。最も疑われる原因薬剤はどれか。
1: 抗酒薬
2: 抗うつ薬
3: 抗不安薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬
緊張病症候群の症状でないのはどれか。
1: 興 奮
2: 昏 迷
3: 拒絶症
4: 感情鈍麻
5: カタレプシー
器質性精神障害の急性期の症状として最もみられるのはどれか。
1: 失語
2: せん妄
3: 知能低下
4: 性格変化
5: 健忘症候群
統合失調症の薬物療法で正しいのはどれか。
1: 1日の服薬回数が少ないと服薬遵守を得やすい。
2: 陰性症状は陽性症状より薬物反応性が良い。
3: 非定型抗精神病薬には錐体外路系副作用がない。
4: 数種類の薬剤を少量ずつ投与すると副作用が少ない。
5: 症状が改善したら薬物療法を終了する。