第46回午前第97問の類似問題

第43回午前:第81問

物質依存についての組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 覚せい剤中毒 - フラッシュバック

2: シンナー中毒 - 嫉妬妄想

3: 大麻常用 - 身体依存

4: 睡眠薬依存 - 耐性獲得

5: カフェイン依存 - 共依存

第54回午前:第42問

依存性薬物で重篤な離脱症状がみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 大麻

2: 覚醒剤

3: コカイン

4: モルヒネ

5: ベンゾジアゼピン系薬剤

  • 答え:4 ・5
  • 解説:依存性薬物には様々な種類がありますが、重篤な離脱症状がみられるのはモルヒネとベンゾジアゼピン系薬剤です。これらは身体依存や耐性が形成されやすく、離脱症状が多彩であるためです。
  • 大麻は吸煙中止後に不穏や食欲減退、不眠などを生じることがありますが、身体依存や耐性、離脱症状はみられません。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • 覚醒剤では抑うつ気分や疲労感、全身倦怠感などの離脱症状が報告されていますが、これらは非特異的であり、単回使用後にも出現することから、離脱症状とはいいがたいです。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • コカインは多幸感や陶酔感の出現により、強い精神依存が形成されます。また、幻覚や幻聴などもみられますが、身体依存や耐性、離脱症状はみられません。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • モルヒネは多幸感や陶酔感、絶頂感などを生じ、耐性、精神依存、身体依存ともに急速に形成されます。離脱症状は多彩で、あくび、くしゃみ、流涙、鼻漏、流涎、下痢、発汗など自律神経症状が著明で、「自律神経の嵐」と呼ばれるため、重篤な離脱症状がみられる薬物です。
  • ベンゾジアゼピン系薬剤は睡眠薬や抗不安薬として広く用いられており、副作用、依存、耐性はバルビツール酸系薬より少ないですが、反跳性不眠や不安、焦燥、振戦などの離脱症状がみられやすいため、重篤な離脱症状がみられる薬物です。
  • 科目:その他の精神障害
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第44回午前:第82問

薬物依存について正しいのはどれか。  

1: 大麻には耐性がある。

2: コカインには耐性はない。

3: シンナーには身体依存がある。

4: モルヒネには身体依存はない。

5: 耐性によって薬物の使用量が減少する。

第46回午前:第41問

薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: パニック障害になりやすい。

2: 強迫性障害の人が陥りやすい。

3: 薬物摂取の自制が困難である。

4: 使用頻度と使用量は反比例する。

5: 薬物中止によって離脱症状が出現する。

第45回午前:第41問

依存性薬物で耐性が少ないのはどれか。  

1: LSD

2: コデイン

3: 3 コカイン

4: モルヒネ

5: アンフェタミン

第45回午後:第100問

薬剤とその典型的副作用との組合せで正しいのはどれか。  

1: 抗うつ薬-不安発作

2: 抗不安薬-脱力

3: 抗精神病薬-幻覚

4: 抗てんかん薬-錐体外路症状

5: Parkinson病治療薬-無月経

第53回午前:第98問

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存について正しいのはどれか。  

1: 中高年者にはみられない。

2: 身体依存は形成されない。

3: 離脱症状としてせん妄がある。

4: 常用量であれば依存は形成されない。

5: 作用時間の長い薬剤の方が依存を形成しやすい。

  • 答え:3
  • 解説:ベンゾジアゼピン系睡眠薬は依存性があるため注意が必要であり、中高年者や長期使用による常用量依存の問題が指摘されている。また、離脱症状としてせん妄や抑うつ気分、記憶・集中力障害などの精神障害がみられる。
  • 選択肢1は間違いです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存は中高年者にもみられ、長期投与による常用量依存の問題が指摘されています。
  • 選択肢2は間違いです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の長期使用により身体依存が形成されることがあります。
  • 選択肢3は正しいです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の離脱症状としてせん妄や抑うつ気分、記憶・集中力障害などの精神障害がみられることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、常用量であっても、長期使用により急に服用を中止すると、中断時症候がみられることがあります。
  • 選択肢5は間違いです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、作用時間の長い薬剤の方が体内での蓄積が少ないため、依存を形成しづらいとされています。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第41回午前:第83問

薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.習慣性を形成する。イ.薬物中止によって離脱症状が出現する。ウ.使用頻度と使用量は反比例する。エ.強迫性障害の人が陥りやすい。オ.パニック障害になりやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午後:第92問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-もうろう状態

2: うつ病-感情鈍麻

3: パニック障害-思考散乱

4: ナルコレプシー-睡眠麻痺

5: アルコール精神病-自生思考

第55回午後:第40問

精神作用物質使用による精神障害について正しいのはどれか。  

1: 幻覚が必発する。

2: アルコールは耐性を生じない。

3: モルヒネは身体依存を生じる。

4: 医薬品によるものは含まれない。

5: 急激な精神作用物質の摂取で離脱症状が生じる。

  • 答え:3
  • 解説:精神作用物質使用による精神障害は、幻覚を生じるものもあるが必ずしも必発するわけではない。また、アルコールやモルヒネは耐性や依存が生じることがあり、医薬品の依存症も含まれる。急激な摂取ではなく、長期にわたる摂取をやめると離脱症状が現れる。
  • 幻覚が必ずしも必発するわけではない。精神作用物質には幻覚を生じるものもあるが、必ずしもすべての精神作用物質が幻覚を引き起こすわけではない。
  • アルコールは長期の摂取により耐性が形成され、身体依存が生じることがある。このため、選択肢2は誤りである。
  • 正しい選択肢である。モルヒネは多幸感や陶酔感、絶頂感などを生じる。耐性、精神依存、身体依存ともに急速に形成される。
  • 精神作用物質使用による精神障害には、睡眠薬や抗不安薬などの医薬品の依存症も含まれる。このため、選択肢4は誤りである。
  • 急激な精神作用物質の摂取ではなく、長期にわたる摂取をやめると離脱症状が現れる。このため、選択肢5は誤りである。
  • 科目:その他の精神障害
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第56回午後:第43問

症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Wernicke脳症 ── ビタミンB1投与

2: 肝性脳症 ── 芳香族アミノ酸投与

3: 全身性エリテマトーデス ── 副腎皮質ステロイド投与

4: 尿毒性脳症 ── 瀉 血

5: ペラグラ ── 葉酸投与

  • 答え:1 ・3
  • 解説:この問題では、症状性精神障害を引き起こす疾患とその治療法について正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、1:Wernicke脳症とビタミンB1投与、および3:全身性エリテマトーデスと副腎皮質ステロイド投与です。
  • Wernicke脳症はチアミン(ビタミンB1)欠乏によって引き起こされる症状で、ビタミンB1投与が適切な治療法です。この選択肢は正しいです。
  • 肝性脳症の治療には、芳香族アミノ酸投与ではなく、分岐鎖アミノ酸投与が行われます。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 全身性エリテマトーデスは自己免疫結合組織疾患であり、副腎皮質ステロイド投与が適切な治療法です。この選択肢は正しいです。
  • 尿毒性脳症の治療には、瀉血ではなく、腎不全の治療が行われます。この選択肢は間違いです。
  • ペラグラはナイアシン欠乏症であり、葉酸投与ではなく、ニコチン酸アミド投与が適切な治療法です。この選択肢は間違いです。
  • 科目:その他の精神障害
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第39回午後:第71問

副作用として錐体外路症状を生じやすい薬物はどれか。  

1: 抗不安薬

2: 抗うつ薬

3: 抗精神病薬

4: 気分安定薬

5: 抗てんかん薬