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第12回午前の過去問

国試第12回午前:第1問

正しい組合せはどれか。

a:パスツール(Louis Pasteur) ――――― 滅菌法
b:パレー(Ambroise Pare) ――――――- 外科学
c:エールリッヒ(Paul Ehrlich) ――――--- 化学療法
d:ウィルヒョウ(Rudolf L.K.Virchow) ―---- 薬理学
e:ガレノス(Claudius Galenus) ――――― 免疫学
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第2問

医療保険について正しいのはどれか。

1:被用者は被用者保険と国民健康保険の両方から給付を受ける。
2:国家公務員は政府管掌健康保険に加入する。
3:組合管掌健康保険では本人と家族の自己負担率は同じである。
4:老人医療費には国と地方自治体からの公費が一部支出される。
5:保険医療費が一定額を超えると自己負担率が高くなる。

国試第12回午前:第3問

正しいのはどれか。

a:我が国でのマラリアは外国で感染して持ち込まれる例が多い。
b:レジオネラ菌は空調用循環水槽で増殖しやすい。
c:ポリオワクチンの乳児への接種は避ける方がよい。
d:MRSAは在宅での感染が多い。
e:ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は性的接触がなければ感染しない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第4問

第一次予防はどれか。

a:感染症に対する予防接種
b:疾病の早期発見のための集団検診
c:社会復帰のための訓練
d:生活習慣病を予防するための健康教育
e:上水道の塩素消毒
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第5問

疫学について正しい組合せはどれか。

a:標本調査 ―――― 対象全集団から一部を抽出
b:症例(患者)‐対照研究 ――― 対象とする疾病の有無別に要因への曝露歴を調査
c:介入研究 ―――― 対象の一部をある要因に曝露させて異常発生を非曝露群と比較
d:コホート研究 ―――複数の調査対象群を横断的に調査し各群の死因別死亡率を比較
e:罹患率 ――――対象集団の中の有病者の割合
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第6問

医療計画について誤っているのはどれか。

1:医療資源の地域的偏在の解消が目的の一つである。
2:都道府県医療審議会が定める。
3:必要病床数に関する事項を含む。
4:計画の策定に当たっては市町村の意見を聞かなければならない。
5:一般病床については二次医療圏ごとに策定と推進が図られる。

国試第12回午前:第7問

臨床工学技士として業務を行うことができるのはいつからか。

1:国家試験に合格したとき
2:国家試験合格証書を受領したとき
3:免許手数料を完納したとき
4:臨床工学技士名薄に登録されたとき
5:免許証明書を医療施設の長に提示したとき

国試第12回午前:第8問

最も栄養物に富む血液が流れるのはどれか。

1:総頸動脈
2:肺静脈
3:冠動脈
4:門脈
5:腎動脈

国試第12回午前:第9問

栄養素とその欠乏症との組合せで正しいのはどれか。

a:カロチン ―――――――- 夜盲症
b:葉酸 ――――――――― 貧血
c:ビタミンC ――――――-- 不妊症
d:ビタミンB12 ―――――--- 脚気
e:ビタミンD ――――――-- 骨軟化症
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第10問

酵素について正しいのはどれか。

a:反応速度は基質濃度と直線的な関連がある。
b:胃液中のペプシンの至適pHは7.0である。
c:高次構造が変化すると酵素活性は失活する。
d:乳酸脱水素酵素(LDH)には種々のアイソザイムがある。
e:CK(CPK)は心筋細胞に多量に含まれる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第11問

正しいのはどれか。

1:肝臓は横隔膜の上面に接している。
2:肝静脈は胃腸からの血液を肝臓に運ぶ。
3:胆管は胆汁を空腸に運ぶ。
4:肝小葉の中で肝細胞は放射状に配列している。
5:肝細胞はブドウ糖からアルブミンを作る。

国試第12回午前:第12問

骨と存在部位との組合せで誤っているのはどれか。

1:蝶形骨 ――――― 頭
2:胸骨 ―――――― 体幹
3:脛骨 ―――――― 前腕
4:腸骨 ―――――― 下肢帯
5:距骨 ―――――― 足

国試第12回午前:第13問

脳神経とその働きとの組合せで正しいのはどれか。

1:視神経 ―――――― 眼球の運動
2:顔面神経 ――――― 顔の皮膚の知覚
3:内耳神経 ――――― 平衡感覚
4:迷走神経 ――――― 胸腹部内臓の交感性支配
5:舌下神経 ――――― 舌の知覚

国試第12回午前:第14問

萎縮について正しいのはどれか。

a:臓器が正常の大きさにまで成長しない場合をいう。
b:劇症肝炎では肝の萎縮がみられる。
c:筋ジストロフィーでは筋萎縮が起こる。
d:腎臓結石による水腎症が進行すると萎縮腎になる。
e:老人の脳の萎縮は神経細胞数の減少を伴わない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第15問

血液中に間接ビリルビンが直接ビリルビンより増加する病態はどれか。

a:肝細胞の壊死
b:抱合障害
c:肝細胞への取り込み障害
d:肝内胆汁うっ滞
e:肝外胆汁うっ滞
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第16問

細菌感染によって起こるのはどれか。

a:淋病
b:腸チフス
c:クロイツフェルト・ヤコブ病
d:風疹
e:帯状庖疹
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第17問

血清アルブミン値の低下を示すのはどれか。

a:肝硬変
b:慢性関節リウマチ
c:間質性肺炎
d:心筋梗塞
e:ネフローゼ症候群
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第18問

悪性腫瘍細胞の特徴として正しいのはどれか。

a:高度な機能的分化
b:細胞周期の延長
c:核容積の増大
d:染色体の形態異常
e:高温での易死滅性
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第19問

関係の深い組合せはどれか。

a:体位ドレナージ ―――――- 起坐呼吸
b:自然気胸 ―――――――― 胸腺腫
c:上大静脈症候群 ――――― 肺癌
d:肺コンプライアンス ―――-- 肺の膨らみやすさ
e:肺水腫 ――――――――― 呼吸不全
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第20問

肺機能検査について正しいのはどれか。

1:肺活量は1回換気量と予備吸気量との和である。
2:%肺活量70%は基準値内である。
3:1秒率60%は基準値内である。
4:残気量は機能的残気量と1回換気量との差である。
5:肺気腫では残気率が増大する。

国試第12回午前:第21問

健常成人において正しいのはどれか。

a:二酸化炭素産生量は2000ml/分
b:解剖学的シャントは心拍出量の2~4%
c:残気率は10%
d:混合静脈血酸素分圧は46mmHg
e:終末呼気二酸化炭素分圧は36mmHg
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第22問

呼吸不全について正しいのはどれか。

a:空気呼吸下で動脈血酸素分圧(PaO2)60mmHg以下である。
b:高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症は換気障害による。
c:高二酸化炭素血症を伴わない低酸素血症は拡散障害による。
d:呼吸不全は肺に基礎疾患がなければ起こらない。
e:シャント率が高い呼吸不全では酸素療法が有効である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第23問

急性心筋梗塞について正しいのはどれか。

a:約半数は不安定狭心症からの移行である。
b:典型的な胸痛は激烈な疼痛として表現される。
c:不整脈は80~90%に認められる。
d:梗塞範囲が狭いときは心原性ショックを起こす。
e:心破裂は急性心筋梗塞では起きない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第24問

生活習慣病に合まれないのはどれか。

1:糖尿病
2:脳梗塞
3:高血圧症
4:心筋梗塞
5:白血病

国試第12回午前:第25問

左→右シャントの原因となる心疾患はどれか。

a:動脈管開存症
b:心房中隔欠損症
c:大動脈弁狭窄症
d:肺動脈弁狭窄症
e:僧帽弁閉鎖不全症
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第26問

喫煙の関与している疾患はどれか。

a:肺癌
b:狭心症
c:甲状腺腫
d:悪性リンパ腫
e:閉塞性動脈硬化症
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第27問

慢性糸球体腎炎について正しいのはどれか

a:原因は急性糸球体腎炎の慢性化が最も多い。
b:腎機能悪化の防止にはカルシウム制限が必須である。
c:高血圧の併存が腎機能の予後を悪くする。
d:腎機能悪化の抑制には食事中の蛋自制限が有効である。
e:ネフローゼ症候群を呈する場合がある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第28問

低ナトリウム血症について正しいのはどれか。

a:健常者の血清ナトリウム値は約140mEq/lである。
b:高血糖は偽性低ナトリウム血症の原因となる。
c:意識レベルは低下しない。
d:直ちに生理食塩液の補給を行う。
e:抗利尿ホルモン(ADH)分泌過剰でみられる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第29問

糖尿病について正しいのはどれか。

a:インスリン依存型と非依存型とがある。
b:HbA1Cは血糖コントロールの指標である。
c:糖尿病性腎症が腎不全に移行するのは1%以下である。
d:高血糖時は低浸透圧血症を示す。
e:硝子体出血を合併することがある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第30問

痛風患者の合併症として多発するのはどれか。

a:腎障害
b:動脈硬化症
c:肺線維症
d:骨粗鬆症
e:尿路結石
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第31問

正しい組合せはどれか。

a:Cushing(クッシング)病 ―――― ACTHの低下
b:巨人症(末端肥大症) ―――― ACTHの過剰
c:Addison(アジソン)病 ――――- 副腎皮質ホルモンの低下
d:尿崩症 ―――――---------- 抗利尿ホルモン(ADH)の低下
e:クレチン病 ――――――――- 甲状腺ホルモンの低下
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第32問

甲状腺機能亢進症の所見でないのはどれか。

1:甲状腺腫
2:徐脈
3:眼球突出
4:手指振戦
5:体重減少

国試第12回午前:第33問

血小板数について正しいのはどれか。

a:肝硬変では増加する。
b:多発性骨髄腫では増加する。
c:真性多血症では増加する。
d:再生不良性貧血では減少する。
e:鉄欠乏性貧血では減少する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第34問

急性の播種性血管内凝固症候群(DIC)の診断に有用な検査はどれか。

a:白血球数
b:プロトロンビン時間(PT)
c:血小板数
d:フィブリン分解産物(FDP)
e:ビタミンK
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第35問

輸血療法について正しいのはどれか。

a:健常成人では出血量600mlまでは輸血しない。
b:Rh陽性患者にRh陰性の赤血球を輸血してもよい。
c:化学療法時の血小板数は通常2万/μl以上を維持する。
d:新鮮凍結血漿輸血の目的は栄養補給である。
e:血清アルブミン濃度は通常4g/dl以上を維持する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第36問

正しいのはどれか。

a:我が国の肝硬変患者の多くは肝炎ウィルスのキャリアである。
b:急性C型肝炎患者の多くはキャリアにはならない。
c:急性B型肝炎患者の多くはキャリアとなる。
d:急性A型肝炎患者の多くはキャリアとなる。
e:B型肝炎ウィルスの感染予防にはワクチンを接種する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第37問

誤っているのはどれか。

1:コレステロール系結石はカルシウムが主要成分である。
2:胆嚢結石があっても無症状なこともある。
3:急性膵炎では血中,尿中のアミラーゼが高値となる。
4:慢性膵炎の原因としてはアルコールの過飲が最も多い。
5:膵癌は予後の最も悪い癌の一つである。

国試第12回午前:第38問

痴呆について誤っているのはどれか。

1:我が国では脳血管性痴呆が最も多い。
2:脳血管性痴呆は段階的に進行する。
3:アルツハイマー型痴呆は40歳以下での発症が多い。
4:アルツハイマー型痴呆には遺伝性のものがある。
5:アルツハイマー型痴呆の大脳皮質は広範に萎縮する。

国試第12回午前:第39問

急性の播種性血管内凝固症候群(DIC)について正しいのはどれか。

a:尿糖がみられる。
b:出血傾向がみられる。
c:産科的疾患に合併しやすい。
d:ヘパリンが有効である。
e:高血圧が起こりやすい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第40問

PEEPの作用について正しいのはどれか。

a:動脈血酸素分圧(Pao2)上昇
b:機能的残気量増加
c:静脈還流量増加
d:肺動脈圧低下
e:尿量増加
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第41問

ガス麻酔薬はどれか。

1:亜酸化窒素(笑気)
2:セボフルラン
3:イソフルラン
4:エンフルラン
5:ハロタン

国試第12回午前:第42問

心マッサージ(胸骨圧迫法)について正しいのはどれか。

a:救助者が1名の場合は心マッサージと呼気吹き込みとの比率は5:1とする。
b:乳幼児では80~100回/分とする。
c:成人では胸骨が3.5~5cm沈むように押す。
d:圧迫解除時でも手掌は胸骨上から離さない。
e:施行中の心拍出量は正常時の30~40%にとどまる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第43問

誤っているのはどれか。

1:ワーファリンには抗凝固作用がある。
2:アセチルサリチル酸(アスピリン)には血小板凝集促進作用がある。
3:ウロキナーゼにはフィブリン溶解作用がある。
4:ビタミンKは肝における凝固因子の産生に必要である。
5:トロンビン末には止血作用がある。

国試第12回午前:第44問

滅菌、消毒について正しいのはどれか。

a:グルタールアルデヒドは20%の濃度で用いる。
b:アルコールは純エタノール(100%)で用いる。
c:乾熟滅菌は130°C、作用時間15分で行う。
d:ガンマ線の滅菌効果は微生物構成成分の変性による。
e:蒸気滅菌は120°C、作用時間30分で行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第45問

誤っているのはどれか。

1:グルタールアルデヒドはB型肝炎ウイルスに無効である。
2:グルタールアルデヒドはファイバースコープの消毒に用いられる。
3:クレゾール石けん液は結核菌に有効である。
4:ホルマリンは腹腔鏡の消毒に用いられる。
5:エチレンオキサイドガス(EOG)はプラスチック製器具の滅菌に用いられる。

国試第12回午前:第46問

リドカインについて正しいのはどれか。

a:抗不整脈作用がある。
b:局所麻酔薬として適している。
c:気管支喘息患者には禁忌である。
d:点眼による麻酔には適さない。
e:副作用にショックがある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第47問

手術時の手洗いについて正しいのはどれか。

a:基本の第一は水洗である。
b:石けんを用いてブラッシング法で行う。
c:ベースン手洗いは24時間ごとに交換する。
d:手の乾燥は温風式がよい。
e:超音波手洗い装置には殺菌効果がある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第48問

消毒薬とその使用部位との組合せで適切でないのはどれか。

1:クレゾール石けん ――――――――――― 腟粘膜
2:塩化ベンザルコニウム(オスバン) ―――--- 口腔粘膜
3:グルタールアルデヒド ――――――――― 角膜
4:ピドンヨード(イソジン) ――――――――― 腸管
5:クロールヘキシジン ―――――――――― 手指

国試第12回午前:第49問

ガウンテクニックにおける装着順序で正しいのはどれか。

1:帽子 → マスク → ガウン → 手袋
2:マスク → ガウン → 手袋 → 帽子
3:ガウン → 手袋 → 帽子 → マスク
4:手袋 → 帽子 → マスク → ガウン
5:帽子 → 手袋 → マスク → ガウン

国試第12回午前:第50問

単位を表す組合せで正しいのはどれか。

a:絶対温度 ――――― ケルビン
b:吸収線量 ――――― ヘンリー
c:磁束 ――――――― ジーメンス
d:電気量 ―――――― ファラド
e:放射能 ―――――― ベクレル
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第51問

正しいのはどれか。

a:標準偏差の2乗は分散である。
b:ある測定値Xの分散がのとき、2Xの分散はである。
c:相対誤差は負の値をとらない。
d:二つの測定値a,bの絶対誤差をそれぞれ0.5,0.2とすると、(a-b)の絶対誤差の最大値は0.3である。
e:同じ測定をn回繰り返すと系統誤差は約になる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第52問

医用画像装置について誤っているのはどれか。

1:カラーディスプレイの3原色は赤、緑、青である。
2:サブトラクション法は同一対象の2枚の画像の差をとる処理法である。
3:DICOM規格は装置間の共通フォーマットである。
4:CRTの走査線の数は水平方向の分解能を決定する。
5:識別しやすい階調を得るためにガンマ補正を用いる。

国試第12回午前:第53問

呼吸機能検査法に関するのはどれか。

a:バリストカーディオグラフィ
b:スパイロメトリ
c:ニューモグラフィ
d:パルスオキシメトリ
e:オシロメトリック法
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第54問

電極について正しいのはどれか。

a:体表面電極のペースト充填構造は皮膚-電極間インピーダンスを安定させる。
b:銀-塩化銀電極は分極電圧が小さい。
c:接触インピーダンスの主な成分はペースト-電極間のインピーダンスである。
d:オフセット電圧は計測装置の増幅器に直接入力されない。
e:発汗によってオフセットドリフトが生じる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第55問

心電計の電気的特性で誤っているのはどれか。

1:JIS規格で規定されている。
2:標準感度では1mV(P-P)入力に対して記録計が10mm振れる。
3:10Hzで50μV(P-P)入力を判読できる。
4:総合周波数特性は10Hzにおける10mm振幅を基準(100%)としている。
5:75Hzでは基準の50%以下の振幅である。

国試第12回午前:第56問

電磁血流計について正しいのはどれか。

a:血流によって発生する電流を計測する。
b:1心拍ごとの脈動血流量を測定できる。
c:磁界が血流の方向と直角になるようにプローブを装着する。
d:カフ型プローブの内径は血管外径より約10%小さいものを使う。
e:カフ型プローブの電極は血液と接触させる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第57問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1:脳波計の増幅度は60dB以上必要である。
2:電磁誘導は商用交流雑音の原因となる。
3:シールドルーム外での測定では電極の接触抵抗は高くする。
4:電極の分極電圧は基線動揺の原因になる。
5:電極の接触抵抗の不ぞろいは雑音の原因になる。

国試第12回午前:第58問

MRIについて誤っているのはどれか。

1:放射線防護対策が必要である。
2:脳動脈瘤手術でステンレス鋼製クリップを植え込んだ患者には禁忌である。
3:T1、T2画像は緩和時間の分布像である。
4:プロトン密度の分布像が得られる。
5:位置情報を得るために傾斜磁場が必要である。

国試第12回午前:第59問

超音波診断について正しいのはどれか。

a:肺表面では超音波の大部分が反射される。
b:超音波造影剤は血液との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c:胎児診断には禁忌である。
d:音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
e:周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第60問

超音波診断装置について正しいのはどれか。

a:ドップラー血流計では超音波ビームを血流方向と直交させる。
b:生体組織に発生したキャビテーションを画像化する。
c:ダイナミックフォーカスは機械的走査の一種である。
d:空間分解能には距離分解能と方位分解能とがある。
e:骨の背後にある組織は観測できない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第61問

ポジトロンエミッションCT(PET)について誤っているのはどれか。

1:消滅ガンマ線のエネルギーはポジトロン放出核種にかかわらず一定である。
2:検出器にはコリメータが必要である。
3:使用される核種の半減期は短い。
4:シングルフォトンエミッションCT(SPECT)に比べて高分解能である。
5:代謝に関する情報が得られる。

国試第12回午前:第62問

正しいのはどれか。

a:ガンマカメラはHe原子核を検出する。
b:ガンマカメラのコリメータは放射線透過度の高い物質で作られる。
c:ヘリカルCTでは患者をらせん状に走査する。
d:ヘリカルCTは肺癌の早期発見に有用である。
e:エックス線CTは脳の各部位の機能を計測するのに適している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第63問

自動的に血球を計測する装置について正しいのはどれか。

a:血球が細孔を通過するときの電気抵抗の変化で血球数を計測できる。
b:血小板数を計測できる。
c:ヘモグロビン濃度は測定項目に含まれる。
d:網赤血球数は電子顕微鏡で画像化して算出する。
e:フローサイトメトリではレーザ光によって血球を破壊して計測する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第64問

放射型鼓膜体温計の測定原理と関係のあるのはどれか。

1:気体定数
2:膨張率
3:音響インピーダンス
4:比熱
5:ステファン‐ボルツマン定数

国試第12回午前:第65問

図の治療余裕度はどれか。

12AM65-0
1:M1/S1
2:M2/S2
3:E1-Eo
4:E2-Eo
5:E2-E1

国試第12回午前:第66問

除細動器について誤っているのはどれか。

1:動作試験には150Ωの負荷抵抗を用いる。
2:放電回路にはインダクタが挿入されている。
3:出力パルス幅は約5msである。
4:通電時には電極パドルを押し付ける。
5:電極接触不良では装着部に熱傷が起こる。

国試第12回午前:第67問

植込み式心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。

1:ICHD (Inter-society Commission on Heart Disease)コードの第1文字目は刺激部位を示す。
2:AAIはデマンド型動作をするペースメーカである。
3:電極間抵抗は500Ωで設計してある。
4:出力エネルギーは一刺激当たり200mJである。
5:火葬の場合は患者から取り出す。

国試第12回午前:第68問

植込み式ペースメーカの機能に大きな影響を及ぼすのはどれか。

a:輸液ポンプ
b:超音波ドップラー血流計
c:電気メス
d:MRI
e:ヘリカルCT
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第69問

誤っているのはどれか。

1:体外衝撃波結石破砕法(ESWL)では患者と衝撃波発生装置との間の音響インピーダンスマッチングを行う。
2:体外衝撃波結石破砕法(ESWL)では体外で発生させた衝撃波を結石に収束させる。
3:電気水圧砕石装置は水ジェットによって衝撃波を発生させる。
4:超音波結石破砕装置のプローブ先端は振幅30~100μmで動く。
5:レーザ砕石装置では光ファイバでレーザ光を導く。

国試第12回午前:第70問

誤っている組合せはどれか。

1:CO2レーザ ――――――――-- 組織切開
2:Nd:YAGレーザ ―――――--- 凝固止血
3:アルゴンレーザ ――――――― 綱膜光凝固
4:エキシマレーザ ――――――― 角膜形成術
5:He‐Neレーザ ――――――--- 結石破砕

国試第12回午前:第71問

マイクロ波メスについて誤っているのはどれか。

1:発熱原理は誘電加熱である。
2:照射面から深度約2cmまででほとんどのエネルギーが吸収される。
3:対極板を装着する。
4:肝臓の切除手術に用いられる。
5:眼球の熱傷害に注意する。

国試第12回午前:第72問

CO2レーザ手術装置の運用について誤っているのはどれか。

1:可視光レーザが照射部位を示す。
2:光沢のある金属製手術器械を用いる。
3:照射野で発生した煙は排除する。
4:術者は保護眼鏡をかける。
5:誤照射傷害を防止するため生理食塩液を含ませたガーゼを用いる。

国試第12回午前:第73問

超音波吸引手術装置について誤っているのはどれか。

1:振動数は20~30kHzである。
2:ニッケル製トランスデューサは磁歪素子である。
3:メス先の最大ストロークは300μmである。
4:術中の灌流液には蒸留水を用いる。
5:血管を残すことができる。

国試第12回午前:第74問

電気メスの対極板装着法として正しいのはどれか。

a:接触抵抗が少ないように装着する。
b:出力200Wに対して10cm2の対極板を用いる。
c:対極板コードはコイル状に巻いておく。
d:身体の一部をアースされた金属部に接触させておく。
e:装着部位への血液の付着を避ける。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第75問

腹腔鏡下手術について誤っているのはどれか。

1:腹腔内に空間を作る。
2:同時に複数の術者が術野を観察できる。
3:複数の手術器械を同時に使用できる。
4:電気メスは禁忌である。
5:入院期間が短縮される。

国試第12回午前:第76問

[        ]内に入るべき適切なのはどれか。臨床工学は[        ]と工学との学際領域の中で、臨床の場において医療に直接貢献することを目的とする学問・技術分野である。

1:チーム医療
2:社会科学
3:生命科学
4:バイオテクノロジー
5:予防医学

国試第12回午前:第77問

エネルギーの人体作用について正しいのはどれか。

a:1.5Tの超電導MRI検査で頭部に熱傷を起こす。
b:43°Cの温熱の長時間曝露で低温熱傷が生じる。
c:15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。
d:2.45GHz、0.5W/cm2の電磁波の照射部位で温度上昇が生じる。
e:波長193nmの光照射によって深部組織に熱傷が生じる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第78問

最小感知電流と周波数との関係について誤っているのはどれか。

1:成人男性の商用交流周波数近傍における閾値は約1mAである。
2:小児の閾値は成人男性に比べて低い。
3:1kHzを超えると閾値は周波数に伴って高くなる。
4:商用交流周波数の近傍で閾値が最も低い。
5:500Hz近傍で閾値は極大値を示す。

国試第12回午前:第79問

漏れ電流の許容値について正しいのはどれか。

a:一般機器の接地漏れ電流の正常状態は0.5mA以下である。
b:BF形機器の患者漏れ電流Iと外装漏れ電流とは許容値が同じである。
c:患者漏れ電流IIの許容値は患者漏れ電流Iの許容値より小さい。
d:BF形機器の患者漏れ電流IIIはミクロショックを防止できる許容値である。
e:CF形機器の患者測定電流は交流、直流とも同じ許容値である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第80問

病院の電気設備で誤っているのはどれか。

1:等電位接地はミクロショック防止のシステムである。
2:非接地配線方式にはアイソレーションモニタが必要である。
3:非接地配線方式に使用する絶縁変圧器は電源容量が大きいほどよい。
4:ME機器を使う医用室には医用3Pコンセントが必要である。
5:人工透析室では非接地配線方式が必要である。

国試第12回午前:第81問

医用機器の単一故障状態でないのはどれか。

a:医用3Pプラグの接地ピンの折損
b:強化絶縁の絶縁破壊
c:二重絶縁の同時破壊
d:信号出力部における外部電圧の出現
e:機器の電源導線の1本の断線
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第82問

図に示す電流の測定で正しいのはどれか。

12AM82-0
a:1:接地漏れ電流
b:2:患者漏れ電流
c:3:患者測定電流
d:4:外装漏れ電流
e:5:外装漏れ電流
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第83問

図に示す漏れ電流の測定用回路について誤っているのはどれか。

12AM83-0
1:R1の値は5kΩである。
2:R2の値は1kΩである。
3:Cの値は0.015μFである。
4:Vの入カインピーダンスは1MΩ以上である。
5:Vの測定精度は5%以内である。

国試第12回午前:第84問

除細動器の電気的安全性のチェック項目でないのはどれか。

1:アース漏れ電流
2:電極部漏れ電流
3:内部放電時定数
4:対極板コード抵抗
5:アース線抵抗

国試第12回午前:第85問

安全管理について正しいのはどれか。

a:ベンチテストは機器の廃棄のための方法である。
b:機器の故障率曲線をバスタブカーブと呼ぶ。
c:受入れ試験の方法の一つとして臨床的評価がある。
d:機器の購入は試用・評価ののちに行う。
e:機器の耐用寿命は偶発故障期間より短い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第86問

信頼度0.9の記録器を2台並列で使用した場合の信頼度はいくらか。

1:2.22
2:1.8
3:0.99
4:0.81
5:0.45

国試第12回午前:第87問

医療ガス供給システムでフールプルーフ安全対策はどれか。

a:シャットオフバルブ
b:定置式超低温液化ガス供給装置(CEシステム)
c:ビン方式迅速継手
d:シュレーダ方式迅速継手
e:マニフォールドシステム
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第88問

医療用酸素の設備・取扱いについて正しいのはどれか。

1:高圧ガス取締法ではボンベの色は灰色と規定されている。
2:ボンベの初期充填内圧は150kgf/cm2である。
3:配管内圧は通常2気圧である。
4:医療ガス配管設備のJISでの表示色は黒である。
5:ボンベ内の残量はボンベ重量から計算する。

国試第12回午前:第89問

医療ガスについて正しいのはどれか。

a:真空による吸引は医療ガスに分類されている。
b:ボンベは横にねかせて使う。
c:減圧弁をボンベに取り付ける際はグリースを使用する。
d:医療ガス設備の保守点検記録は10年間保存しなければならない。
e:臨床工学技士は医療ガス安全管理委員会に参加できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第90問

電気メスによって機能が障害されないのはどれか。

1:心電計
2:IABP装置
3:輸液ポンプ
4:無影灯
5:アイソレーションモニタ