作業療法士国家試験:第34回午後の過去問


第34回午後:第1問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.骨端-関節軟骨イ.骨幹-緻密質ウ.骨梁-シャーピー線維エ.骨膜-関節面オ.骨髄-ハバース管  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第2問

誤っている組合せはどれか。  

1: 球関節-肩関節

2: 鞍関節-母指の手根中手関節

3: 蝶番関節-肘関節

4: 車軸関節-股関節

5: 平面関節-椎間関節

第34回午後:第3問

手の月状骨と関節をつくるのはどれか。  

1: 三角骨

2: 豆状骨

3: 大菱形骨

4: 小菱形骨

5: 第3中手骨

第34回午後:第4問

脊柱の靭帯で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.前縦靭帯は椎体の前面を覆う。イ.後縦靭帯は脊柱管の後壁を覆う。ウ.棘上靭帯は椎骨横突起間を連結する。エ.棘間靭帯は上下の椎体間を連結する。オ.黄色靭帯は上下の椎弓間を連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第5問

肘部で触知できないのはどれか。  

1: 腕橈骨筋

2: 上腕二頭筋腱

3: 上腕骨外側上顆

4: 尺骨神経

5: 橈骨動脈

第34回午後:第6問

骨格筋の構造で誤っているのはどれか。  

1: 筋フィラメントはミオシンとアクチンからなる。

2: 一つの筋線維の表面は筋鞘で覆われる。

3: 筋線維は筋原線維からなる。

4: 横紋構造の明帯をH帯という。

5: 筋収縮における構造上の単位を筋節という。

第34回午後:第7問

上腕骨内側上顆に付着しない筋はどれか。  

1: 長掌筋

2: 浅指屈筋

3: 深指屈筋

4: 橈側手根屈筋

5: 尺側手根屈筋

第34回午後:第8問

坐骨結節に付着する筋はどれか。2つ選べ。 ア.薄筋イ.長内転筋ウ.大殿筋エ.大腿二頭筋長頭オ.半腱様筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第9問

中脳にないのはどれか。  

1: 乳頭体核

2: 黒質

3: 赤核

4: 被蓋

5: 動眼神経核

第34回午後:第10問

皮質脊髄路に含まれないのはどれか。  

1: 中心前回

2: 内 包

3: 大脳脚

4: 錐体交叉

5: 脳神経核

第34回午後:第11問

副交感神経が含まれる脳神経はどれか。2つ選べ。 ア.嗅神経イ.三叉神経ウ.顔面神経エ.迷走神経オ.舌下神経  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第12問

顔面の皮膚感覚を支配する神経はどれか。  

1: 三叉神経

2: 顔面神経

3: 舌咽神経

4: 迷走神経

5: 滑車神経

第34回午後:第13問

心臓の構造で誤っているのはどれか。  

1: 心房の筋層は心室に比べて厚い。

2: 心弁膜は心内膜がヒダ状になっている。

3: 心嚢には漿液がある。

4: 心筋は横紋筋である。

5: 心臓壁は3層からなる。

第34回午後:第14問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.右房室弁は二尖弁である。イ.左心房には左右の肺静脈が入る。ウ.左房室弁を僧帽弁という。エ.肺動脈弁は二つの半月弁で構成される。オ.心室中隔には卵円窩がある。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第15問

内頸動脈の分枝でないのはどれか。  

1: 眼動脈

2: 前大脳動脈

3: 後交通動脈

4: 中大脳動脈

5: 後大脳動脈

第34回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 咽頭壁の筋層は平滑筋組織である。

2: 食道は第11胸椎で胃の幽門に移行する。

3: 幽門では括約筋が発達している。

4: 噴門腺にはガストリンを分泌するG細胞が多い。

5: 胃底とは胃体と十二指腸との間をいう。

第34回午後:第17問

小腸で誤っているのはどれか。  

1: 大十二指腸乳頭は総胆管と膵管の開口部である。

2: 空腸と回腸は腸間膜で固定されている。

3: 小腸の壁の粘膜は半月ヒダである。

4: 筋層の間や粘膜下組織に神経叢がある。

5: 腸腺は絨毛の間に開口する。

第34回午後:第18問

気管支で誤っているのはどれか。  

1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。

2: 食道の前方にある。

3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。

4: 前・側壁に気管軟骨がある。

5: 粘膜上皮には微絨毛がある。

第34回午後:第19問

腎臓の構成要素でないのはどれか。  

1: マルピギー小体

2: 糸球体

3: ボーマン嚢

4: 集合管

5: 毛様体

第34回午後:第20問

平衡・聴覚器官で誤っているのはどれか。  

1: 中耳は三つの耳小骨をもつ。

2: 鼓室は耳管によって咽頭に通じている。

3: 蝸牛は有毛細胞をもつ。

4: 三半規管は聴覚をつかさどる。

5: 内耳神経は平衡感覚に関与する。

第34回午後:第21問

骨格筋の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.ミオグロビン含有量により色が異なる。イ.内臓筋に比べて電気刺激閾値が高い。ウ.自律性をもつ。エ.内臓筋に比べて疲労しにくい。オ.支配神経の性質により筋線維タイプが決まる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第22問

筋生理について誤っているのはどれか。  

1: 赤筋は白筋に比べて長時間にわたる収縮が可能である。

2: 筋質量の75%は蛋白質である。

3: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経から筋への一方向である。

4: 活動電位は筋収縮に先行して発生する。

5: 乳酸の蓄積は筋疲労の化学的原因である。

第34回午後:第23問

筋紡錘の構造で誤っているのはどれか。  

1: 錘内線維で構成されている。

2: 核袋線維は中央部が太い。

3: 2種類の求心性線維終末がある。

4: 一次終末はIa群終末である。

5: α遠心性線維は核鎖線維を支配している。

第34回午後:第24問

細胞膜の電位について誤っているのはどれか。 ア.静止状態の膜電位は細胞内で正の電位を示す。イ.膜電位を維持するにはATPが必要である。ウ.活動電位の発生は全か無の法則(All-or-None Law)に従う。エ.活動電位を発生させる臨界の刺激強度を閾値という。オ.不応期は活動電位発生後に数分間続く。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第34回午後:第25問

触受容器でないのはどれか。  

1: ゴルジ終末

2: パチニ小体

3: メルケル細胞

4: ルフィニー小体

5: マイスネル小体

第34回午後:第26問

健常人の呼吸量で誤っているのはどれか。  

1: 1回換気量は約500 mlである。

2: 機能的残気量とは努力呼息後に肺内にある肺気量をいう。

3: 成人男子の肺活量は3,500~4,000 mlである。

4: 1秒率の基準値は70%以上である。

5: 予備吸気量とは安静吸息後の努力吸気量である。

第34回午後:第27問

CO2と換気との関係で誤っているのはどれか。  

1: PaCO2は通常40 Torr程度に維持されている。

2: PaCO2が上昇すると換気が増大する。

3: 代謝性アシドーシスでは換気が減少する。

4: 換気低下で呼吸性アシドーシスを生じる。

5: 呼吸性アルカローシスではPaCO2が低下する。

第34回午後:第28問

血球とその働きとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 赤血球-酸素運搬

2: 顆粒球-栄養素運搬

3: 単 球-病原体貪食

4: リンパ球-抗体産生

5: 血小板-止血

第34回午後:第29問

口腔内の消化について誤っているのはどれか。  

1: 咀嚼運動は反射の影響を受けない随意運動である。

2: 唾液は食物を溶かして味覚受容体を刺激する。

3: 嚥下の口腔期では舌運動が主体である。

4: 唾液アミラーゼはでん粉を加水分解する。

5: ムチンは食塊・口腔を滑らかにする。

第34回午後:第30問

排便について誤っているのはどれか。  

1: 排便反射の中枢は第2~4仙髄にある。

2: 延髄にある高位中枢により調節される。

3: 排便反射の遠心路は交感神経である。

4: 直腸壁の伸展により誘発される。

5: 下痢には腸管運動異常によるものがある。

第34回午後:第31問

腎について正しいのはどれか。  

1: 腎血流量は運動により増加する。

2: 水は近位尿細管で能動的に再吸収される。

3: 尿量の増加の原因として浸透圧利尿がある。

4: 糸球体ろ過量は1日に約1.5 lである。

5: 糸球体ろ過膜は血漿アルブミンをろ過する。

第34回午後:第32問

下垂体前葉から分泌されるホルモンで誤っているのはどれか。  

1: 抗利尿ホルモン

2: プロラクチン

3: 甲状腺刺激ホルモン

4: 卵胞刺激ホルモン

5: 成長ホルモン

第34回午後:第33問

アドレナリンの作用について誤っているのはどれか。  

1: 心拍数の増加

2: 血糖値の上昇

3: 血中遊離脂肪酸の増加

4: 骨格筋の血管拡張

5: 消化管運動亢進

第34回午後:第34問

ビタミンとその作用との組合せで正しいのはどれか。  

1: ビタミンA-糖質代謝

2: ビタミンB1-ムコ多糖類の生成代謝

3: ビタミンC-視紅(ロドプシン)代謝

4: ビタミンD-鉄代謝

5: ビタミンK-血液凝固の促進

第34回午後:第35問

血圧調節のメカニズムについて誤っているのはどれか。  

1: 血圧が上がると、化学受容体の興奮性が高くなる。

2: 血圧が上がると、迷走神経の興奮によって心拍出量が減少する。

3: 血圧が下がると、脈拍の増加が起こる。

4: 血圧が下がると、交感神経の興奮によって末梢血管の収縮が起こる。

5: 圧受容体は頸動脈洞にある。

第34回午後:第36問

環境温度の低下による生体反応で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.皮膚血管の収縮イ.血圧の低下ウ.体熱産生の抑制エ.立毛筋の弛緩オ.熱放散の抑制  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第37問

誤っているのはどれか。 ア.力は質量と加速度との積で表される。イ.運動量は質量と速度との積で表される。ウ.力学的エネルギーは位置エネルギーと運動エネルギーとの積で表される。エ.1秒間に1ジュールの仕事をするときの仕事率が1馬力である。オ.1 kgの物体に1 m/sec2の加速度を生じさせる力を1ニュートンと呼ぶ。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第34回午後:第38問

運動単位について正しいのはどれか。  

1: 運動単位には求心性線維が含まれる。

2: 同じ筋肉内では小さな運動単位は持久性に優れる。

3: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。

4: 同じ筋肉内では筋線維のタイプは同じである。

5: 発射頻度は200~500回/秒である。

第34回午後:第39問

遠心性筋収縮で誤っているのはどれか。  

1: 鉄棒の懸垂で体を引き上げるときの大胸筋の活動

2: 水の入ったバケツを台の上から床へ下ろすときの上腕二頭筋の活動

3: 正常歩行の踵接地直後の前脛骨筋の活動

4: 正常歩行の遊脚後期におけるハムストリングスの活動

5: 階段下降時の支持脚における大腿四頭筋の活動

第34回午後:第40問

高齢者の筋で誤っているのはどれか。  

1: 運動単位数が増加する。

2: タイプII線維の萎縮が強い。

3: 筋断面積が減少する。

4: 筋力増強効果はみられる。

5: 持久力は筋力に比較して維持される。

第34回午後:第41問

頸椎の回旋運動に最も関与する関節はどれか。  

1: C1-C2関節

2: C2-C3関節

3: C4-C5関節

4: C5-C6関節

5: C6-C7関節

第34回午後:第42問

手の機能肢位で誤っているのはどれか。  

1: 手関節は軽度尺屈している。

2: 手関節は中等度背屈している。

3: 母指は掌側内転している。

4: 示指は軽度屈曲している。

5: 手の横アーチは保たれている。

第34回午後:第43問

手関節の掌屈に関与しない筋はどれか。  

1: 橈側手根屈筋

2: 長掌筋

3: 尺側手根屈筋

4: 長母指屈筋

5: 短母指外転筋

第34回午後:第44問

上肢帯の運動で誤っているのはどれか。  

1: 肩甲骨は胸鎖関節を支点に動く。

2: 肩甲骨の回旋運動は烏口上腕靭帯で制限される。

3: 肩屈曲運動に伴い肩甲骨は上方回旋する。

4: 肩伸展運動に伴い肩甲骨は前傾する。

5: 肩30°以上の外転運動で肩甲骨は上方回旋する。

第34回午後:第45問

膝関節について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: らせん関節である。

2: 屈曲の最終期にはころがり運動となる。

3: 伸展位では側副靭帯は弛緩する。

4: 半腱様筋は下腿の外旋運動を行う。

5: 完全伸展時には下腿の内旋運動はできない。

第34回午後:第46問

誤りはどれか。  

1: 坐骨大腿靭帯は股伸展を制限する。

2: 腸骨大腿靭帯は股内転を制限する。

3: 半腱様筋の収縮は股外旋を制限する。

4: 恥骨筋の収縮は股外転を制限する。

5: 半膜様筋の収縮は股内旋を制限する。

第34回午後:第47問

正常歩行で正しいのはどれか。  

1: 歩行の一周期は一側の踵接地から他側の踵接地までである。

2: 歩行率(ケイデンス)は身長に比例して大きくなる。

3: 歩隔は踵が接地して、次に再び同側の踵が接地するまでの距離である。

4: 重心の上下・左右の移動が高振幅である方がエネルギー効率がよい。

5: 両脚支持期は一歩行周期に2回ある。

第34回午後:第48問

小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 前額面に比べて矢状面では安定している。

2: 上肢は肘屈曲位である。

3: 足底全体で接地する。

4: 遊脚期に股関節は外転する。

5: 歩隔は大きい。

第34回午後:第49問

正常細胞の基本構造で細胞質に含まれないのはどれか。  

1: 細胞膜

2: 小胞体

3: 基底膜

4: ゴルジ装置

5: ミトコンドリア

第34回午後:第50問

誤っているのはどれか。  

1: 細胞外液量のうち血管外成分の増加した状態を浮腫という。

2: うっ血性心不全による浮腫は全身に現れる。

3: 動脈性の血液が増える状態を充血という。

4: 静脈性の血液が増える状態をうっ血という。

5: 炎症による局所熱感はうっ血による。

第34回午後:第51問

組織の傷害による炎症反応で誤っているのはどれか。  

1: ヒスタミンの放出

2: 毛細血管の拡張

3: 血管壁の透過性亢進

4: リンパ球の貪食

5: 結合組織による修復

第34回午後:第52問

脳腫瘍で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.星細胞腫と周囲の境界は明瞭である。イ.上衣腫は脳室系に多発する。ウ.多形膠芽腫の悪性度は高い。エ.神経芽腫は成人に多発する。オ.髄膜腫の再発率は低い。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第53問

正しいのはどれか。  

1: 肺の小細胞癌は進行が緩徐である。

2: 胃癌では扁平上皮癌が多い。

3: 大腸癌は上行結腸に好発する。

4: 肝細胞癌は肝硬変に合併する。

5: 膵癌は女性に多い。

第34回午後:第54問

変性疾患でないのはどれか。  

1: シャイ・ドレーガー症候群

2: シャルコー・マリー・トゥース病

3: パーキンソン病

4: ハンチントン舞踏病

5: ギラン・バレー症候群

第34回午後:第55問

萎縮の要因でないのはどれか。  

1: 労作量の増加

2: 栄養の欠乏

3: 血流の減少

4: 神経支配の消失

5: 内分泌刺激の減少

第34回午後:第56問

強迫性格でないのはどれか。  

1: 依存的

2: 良心的

3: 几帳面

4: 自信欠乏

5: しゃくし定規

第34回午後:第57問

WAISについて正しいのはどれか。  

1: 13歳以上から適用できる。

2: 言語性テストと動作性テストからなる。

3: 人格特性を知ることができる。

4: 精神内界の葛藤を知ることができる。

5: 不安の防衛機制を知ることができる。

第34回午後:第58問

図形を模写させ数量的に評価する心理検査法はどれか。  

1: YG性格検査

2: MMPI(ミネソタ多面人格検査)

3: TAT(絵画統覚検査法)

4: ベンダー・ゲシュタルトテスト

5: ロールシャッハテスト

第34回午後:第59問

適切でない組合せはどれか。  

1: 精神分析療法-自由連想法

2: 生活技能訓練-ロールプレイ

3: 集団精神療法-リラクセーション

4: 行動療法-オペラント学習

5: 森田療法-絶対臥褥

第34回午後:第60問

心理療法の基本的技法で適切でないのはどれか。  

1: 支持する。

2: 説得する。

3: 表現させる。

4: 洞察させる。

5: 現実吟味をさせる。

第34回午後:第61問

防衛機制でないのはどれか。  

1: 投 射

2: 攻 撃

3: 抑 圧

4: 昇 華

5: 退 行

第34回午後:第62問

自己の敵意を抑え、逆にへりくだった態度で相手に接する防衛機制はどれか。  

1: 象徴化

2: 合理化

3: 打ち消し

4: 取り入れ

5: 反動形成

第34回午後:第63問

パーキンソン病の自律神経徴候で誤っているのはどれか。  

1: 便 秘

2: 脂 顔

3: 多 汗

4: 反射性膀胱

5: 起立性低血圧

第34回午後:第64問

高齢者頸髄損傷の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.スポーツ障害で起こりやすい。イ.上肢よりも下肢の障害が大きい。ウ.半側型の不全頸髄損傷である。エ.頸椎の骨傷を伴わない例が多い。オ.頸部過伸展を受傷機転とする。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第65問

重症筋無力症で誤っているのはどれか。  

1: 神経筋接合部の異常で発症する。

2: 男性より女性に多く発症する。

3: 眼瞼下垂や複視が起こる。

4: 日内変動があり午後の方が動作しやすい。

5: 胸腺疾患を合併することが多い。

第34回午後:第67問

障害者プラン(ノーマライゼーション7か年戦略)の施策をすすめる基本的な視点として適切でないのはどれか。  

1: 社会的自立を促進する。

2: バリアフリー化を促進する。

3: 生活の質の向上を目指す。

4: 安全な暮らしを確保する。

5: 経済的保護を推進する。

第34回午後:第68問

身体障害者障害程度等級表による内部障害に含まれないのはどれか。  

1: 心臓機能障害

2: じん臓機能障害

3: 呼吸器機能障害

4: 胃機能障害

5: ぼうこう機能障害

第34回午後:第69問

ピック病でみられやすい症状はどれか。2つ選べ。 ア.人格変化イ.感情失禁ウ.語間代エ.巣症状オ.滞続言語  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第70問

「他人からあやつり人形のように動かされる」と訴える精神分裂病(統合失調症)の症状はどれか。  

1: 作為体験

2: 反響症状

3: 考想吹入

4: 関係妄想

5: 被害妄想

第34回午後:第71問

「世界が破滅する」といった世界没落体験のかたちをとって現れる精神分裂病(統合失調症)の症状はどれか。  

1: 誇大妄想

2: 滅裂思考

3: 妄想気分

4: 妄想知覚

5: 妄想着想

第34回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の陰性症状でないのはどれか。2つ選べ。 ア.感情の平板化イ.自発性の低下ウ.思考途絶エ.対話性幻聴オ.思考の貧困化  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第73問

緊張型分裂病で誤っているのはどれか。  

1: 発症は急激である。

2: 慢性の経過をとる。

3: 精神運動興奮を呈する。

4: 昏迷を呈する。

5: カタレプシーを呈する。

第34回午後:第74問

躁病の症状で誤っているのはどれか。  

1: 爽快気分

2: 連合弛緩

3: 観念奔逸

4: 誇大妄想

5: 睡眠障害

第34回午後:第75問

うつ病でみられないのはどれか。2つ選べ。 ア.昏 迷イ.焦 燥ウ.徘 徊エ.行為心迫オ.精神運動興奮  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第76問

うつ病患者の訴えはどれか。2つ選べ。 ア.考えが他人に知られてしまう。イ.生き生きとした感情がわかない。ウ.周囲の人に迷惑をかけている。エ.考えを他人に抜き取られる。オ.周囲の人が自分を見張っている。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第77問

摂食障害(神経性食欲不振症)で誤っているのはどれか。  

1: 下剤の多用

2: 過度の運動

3: 自己誘発性の嘔吐

4: 消化管の吸収不全

5: ボディイメージの歪み

第34回午後:第78問

PTSD(外傷後ストレス障害)の症状として適切でないのはどれか。  

1: 集中困難

2: 睡眠障害

3: 思考化声

4: 焦燥感

5: 知覚過敏

第34回午後:第79問

新生児にみられる反射と中枢レベルとの組合せで正しいのはどれか。  

1: モロー反射-脊 髄

2: パラシュート反射-脊髄・橋

3: 自動歩行-大脳皮質

4: 非対称性緊張性頸反射-中 脳

5: ランドウ反射-中 脳

第34回午後:第80問

パーキンソン病について正しいのはどれか。  

1: 初発年齢は70歳代である。

2: 病的反射がみられる。

3: 仮面様顔貌がみられる。

4: 企図振戦がみられる。

5: 姿勢反射は障害されない。

第34回午後:第81問

多発性硬化症の初発症状で多いのはどれか。2つ選べ。 ア.腱反射低下イ.視力低下ウ.しびれ感エ.膀胱障害オ.言語障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第82問

オリーブ橋小脳萎縮症で誤っているのはどれか。  

1: 発症は20歳前後である。

2: 進行性の経過をとる。

3: 初発症状は歩行困難である。

4: 断綴性発語がみられる。

5: 錐体路徴候が加わる。

第34回午後:第83問

筋萎縮性側索硬化症で生じにくい障害はどれか。2つ選べ。 ア.構音障害イ.膀胱直腸障害ウ.眼球運動障害エ.嚥下障害オ.呼吸障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第84問

ギラン・バレー症候群の症状で誤っているのはどれか。 ア.前駆症状がある。イ.運動麻痺の出現は急速である。ウ.麻痺の進行時に発熱を伴う。エ.腱反射は消失する。オ.自律神経障害がある。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第34回午後:第85問

末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第86問

失語症分類と症状との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 伝導失語-音節性錯語

2: ウェルニッケ失語-ジャーゴン

3: ブローカ失語- 自発話困難

4: 健忘失語-語想起困難

5: 超皮質性感覚失語-復唱障害

第34回午後:第87問

ゲルストマン症候群に含まれるのはどれか。2つ選べ。 ア.失 算イ.失 行ウ.失 語エ.失 読オ.失 書  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第88問

アルコール性肝炎の検査所見で誤っているのはどれか。  

1: 血清ビリルビンの増加

2: 血清GOTの増加

3: 血清γ-GTPの増加

4: 白血球の増加

5: 血漿アルブミンの増加

第34回午後:第89問

甲状腺機能亢進症の症状で正しいのはどれか。  

1: 眼球陥没

2: 食欲不振

3: 徐 脈

4: 体重減少

5: 低体温

第34回午後:第90問

糖尿病の眼の合併症として多いのはどれか。2つ選べ。  

1: 結膜炎

2: 白内障

3: 網膜症

4: ブドウ膜炎

5: 緑内障

第34回午後:第91問

昏睡時にチェーン・ストークス呼吸を示さないのはどれか。  

1: 脳腫瘍

2: 髄膜炎

3: 脳出血

4: 肝不全

5: 一酸化炭素中毒

第34回午後:第92問

気管支喘息について誤っているのはどれか。  

1: 発熱が認められる。

2: 呼気が著明に延長する。

3: 夜間に起こることが多い。

4: 胸郭拡大が認められる。

5: 肺気腫に移行することがある。

第34回午後:第93問

消化器疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.十二指腸潰瘍による痛みは食後に生じる。イ.胆石による典型的な痛みは鈍痛である。ウ.腹膜炎では腹部を軽く押すと腹筋の緊張が低下する。エ.食道静脈瘤の基礎疾患として肝硬変がある。オ.広汎な熱傷には胃潰瘍が続発しやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第94問

副腎皮質ステロイド薬の副作用で誤っているのはどれか。  

1: 骨粗鬆症

2: 筋肥大

3: 免疫能低下

4: 耐糖能低下

5: 精神症状

第34回午後:第96問

間欠性跛行を示すのはどれか。2つ選べ。 ア.閉塞性動脈硬化症イ.筋萎縮性側索硬化症ウ.変形性膝関節症エ.脊髄空洞症オ.腰部脊柱管狭窄症  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第97問

骨と平均癒合日数との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肋 骨-3週

2: 鎖 骨-4週

3: 脛 骨-5週

4: 上腕骨頸部-7週

5: 大腿骨頸部-12週

第34回午後:第98問

胸郭出口症候群で誤っているのはどれか。  

1: 神経血管束の圧迫により発症する。

2: 頸肋により発症する。

3: 発症には斜角筋が関与する。

4: 若い男性に多く発症する。

5: アドソンテストは陽性である。

第34回午後:第99問

骨粗鬆症で正しいのはどれか。  

1: 正常の骨と比べて骨量に差はない。

2: 正常の骨と比べて類骨の割合が増加している。

3: 女性では閉経以後その進行が緩徐となる。

4: 内分泌疾患に伴って起こる。

5: エックス線透過性が低下している。

第34回午後:第100問

骨折と合併症との組合せで正しいのはどれか。  

1: 上腕骨骨折 - 尺骨神経麻痺

2: 上腕骨外顆骨折 - 内反肘

3: 上腕骨顆上骨折 - フォルクマン拘縮

4: コーレス骨折 - 掌側尺側変形

5: モンテジア骨折 - 尺骨の脱臼