第34回午後第21問の類似問題

第49回午前:第61問

筋におけるタイプⅡb線維と比べたタイプⅠ線維の特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 持久力のある筋肉において比率が高い。

2: 周囲組織の毛細血管が密である。

3: ヒラメ筋において比率が低い。

4: ミオグロビン量が少ない。

5: ミトコンドリアが少ない。

第43回午後:第38問

骨格筋について正しいのはどれか。  

1: 白筋にはタイプI線維が多い。

2: タイプI線維はグリコーゲンを多く含む。

3: 姿勢保持筋はタイプI線維が多い。

4: タイプII線維にはミトコンドリアが多い。

5: タイプII線維は収縮速度が遅い。

第44回午後:第21問

骨格筋と比較した場合の平滑筋の特徴はどれか。  

1: 単核細胞である。

2: 横紋が見られる。

3: 体性神経支配である。

4: 電気刺激閾値が低い。

5: 運動は随意的である。

第53回午前:第56問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 円回内筋 ―――― 尺骨神経

2: 深指屈筋 ―――― 橈骨神経

3: 長掌筋 ――――― 正中神経

4: 長母指伸筋 ――― 後骨間神経

5: 腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経

  • 答え:3 ・4
  • 解説:筋と支配神経の組み合わせに関する問題です。正しい組み合わせを選ぶためには、各筋とそれに対応する支配神経の知識が必要です。
  • 円回内筋は正中神経(ときに筋皮神経)によって支配されています。尺骨神経は円回内筋を支配していません。
  • 深指屈筋は第2指が前骨間神経、第3指が正中神経、第4・5指が尺骨神経によって支配されています。橈骨神経は深指屈筋を支配していません。
  • 長掌筋は正中神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 長母指伸筋は後骨間神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 腕橈骨筋は橈骨神経によって支配されています。前骨間神経は腕橈骨筋を支配していません。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午後:第7問

骨格筋の構造で誤っているのはどれか。  

1: 筋線維は筋鞘で覆われる。

2: 横紋構造はA帯とI帯に大別できる。

3: A帯には太い筋フィラメントが存在する。

4: 筋収縮時のI帯の長さは一定である。

5: 筋原線維はアクチンとミオシンで構成される。

第45回午前:第61問

タイプⅠとタイプⅡbとの骨格筋線維における比較で正しいのはどれか。  

1: タイプⅠは疲労しやすい。

2: タイプⅠはミトコンドリアの量が少ない。

3: タイプⅡbは抗重力筋に多い。

4: タイプⅡbは単収縮の速度が遅い。

5: タイプⅡbはミオグロビン量が少ない。

第42回午後:第21問

骨格筋線維で正しいのはどれか。  

1: タイプⅠ線維は酸化還元酵素活性が低い。

2: タイプⅠ線維は疲労しやすい。

3: タイプⅡa線維は単収縮速度が遅い。

4: タイプⅡb線維は解糖活性が高い。

5: タイプⅡb線維はミオグロビンが多い。

第35回午後:第21問

骨格筋について誤っているのはどれか。  

1: 筋線維は横紋構造をもつ。

2: 筋線維は細胞膜をもつ。

3: 刺激はT管系を通じて筋線維内へ伝えられる。

4: 筋線維内の興奮伝達はNaイオンによって伝達される。

5: 筋原線維は主としてアクチンとミオシンからなる。

第40回午後:第38問

正しいのはどれか。  

1: 筋紡錘の求心性神経にはIb群線維がある。

2: 筋紡錘と錘外筋線維は直列関係にある。

3: 錘内筋線維を支配する運動神経はAα群である。

4: I群線維よりII群線維の方が伝導速度は速い。

5: H波はIa群線維の刺激によって得られる。

第46回午前:第62問

正しいのはどれか。  

1: 腓腹筋の神経支配比は外眼筋よりも小さい。

2: 1つの運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。

3: γ運動ニューロンは運動単位の構成要素の1つである。

4: 遅筋の支配神経線維の径は速筋の支配神経線維よりも太い。

5: 大径の脊髄前角細胞は小径の細胞よりも弱い筋収縮力で興奮する。

第46回午後:第62問

筋紡錘で正しいのはどれか。  

1: 錘外筋の筋線維と平行に存在する。

2: 求心性線維はIb群に属する。

3: α運動ニューロンの支配を受ける。

4: 一次終末は主に核鎖線維に終止する。

5: 二次終末は主に伸張の速度を検知する。

第56回午前:第62問

骨格筋について正しいのはどれか。  

1: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。

2: 伸張反射の感覚受容器は筋紡錘である。

3: 筋に単一刺激を加えると強縮が生じる。

4: 神経筋接合部にはアドレナリン受容体が分布する。

5: 筋小胞体から放出されたNa+がトロポニンに結合する。

  • 答え:2
  • 解説:骨格筋に関する正しい選択肢は、伸張反射の感覚受容器が筋紡錘であることです。他の選択肢は誤りで、活動電位の発生や筋収縮のメカニズム、神経筋接合部の受容体、筋小胞体から放出されるイオンに関する誤った情報が含まれています。
  • 選択肢1は間違いです。活動電位は筋収縮の前に発生し、筋収縮を引き起こすシグナルとなります。
  • 選択肢2は正しいです。伸張反射の感覚受容器は筋紡錘であり、筋が伸ばされると筋紡錘が刺激され、神経信号が発生します。
  • 選択肢3は間違いです。筋に単一刺激を加えるとツイッチが生じます。強縮は筋に反復刺激を加えることで生じる現象です。
  • 選択肢4は間違いです。神経筋接合部にはアセチルコリン受容体が分布し、アセチルコリンが結合することで筋収縮が引き起こされます。アドレナリン受容体は中枢神経系に分布しています。
  • 選択肢5は間違いです。筋小胞体から放出されるのはCa2+であり、これがトロポニンに結合することで筋収縮が引き起こされます。Na+は筋収縮のプロセスには関与していません。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第22問

正しいのはどれか。  

1: ゴルジ腱器官は張力受容器である。

2: ゴルジ腱器官からの感覚線維はIa群線維である。

3: 筋紡錘は錘外筋線維と直列関係にある。

4: II群線維はIb群線維より伝導速度が速い。

5: 錘内筋を支配する運動神経線維はA群αに分類される。

第54回午後:第55問

筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下双子筋――閉鎖神経

2: 短内転筋――坐骨神経

3: 縫工筋―――大腿神経

4: 前脛骨筋――深腓骨神経

5: 後脛骨筋――総腓骨神経

第55回午後:第64問

筋紡錘の感覚神経線維で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Ⅰa

2: Ⅰb

3: Ⅱ

4: α

5: γ

  • 答え:1 ・3
  • 解説:筋紡錘の感覚神経線維は、筋紡錘の一次終末(環らせん終末)から出るⅠa群線維と、筋紡錘の二次終末(散形終末)から出るⅡ群線維が正しいです。
  • Ⅰa群線維は筋紡錘の一次終末(環らせん終末)から出る線維で、筋紡錘の求心性神経線維(感覚神経線維)であるため、正しい選択肢です。
  • Ⅰb群線維は腱紡錘から出る求心性神経線維であり、筋紡錘の感覚神経線維ではないため、間違いです。
  • Ⅱ群線維は筋紡錘の二次終末(散形終末)から出る線維で、筋紡錘の求心性神経線維(感覚神経線維)であるため、正しい選択肢です。
  • α線維は骨格筋への運動ニューロンであり、筋紡錘の感覚神経線維ではないため、間違いです。
  • γ線維は筋紡錘への運動線維であり、筋紡錘の感覚神経線維ではないため、間違いです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第37回午後:第21問

骨格筋で誤っているのはどれか。  

1: 成人では体重の40%を占める。

2: 筋収縮にはカルシウムイオンが関与する。

3: 姿勢保持筋は赤筋線維が多い。

4: ミトコンドリアは白筋線維に多い。

5: 筋線維に横紋がみられる。

第50回午前:第73問

足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 第三腓骨筋は内がえしに作用する。

2: 長母指伸筋は外がえしに作用する。

3: 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。

4: 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。

5: 後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。

第44回午後:第5問

骨格筋の構造で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋細胞の細胞膜を筋周膜という。

2: A帯を明帯という。

3: A帯は筋収縮時に短縮する。

4: I帯の中央部にZ帯がある。

5: Z帯の間を筋節という。

第46回午前:第69問

タイプⅡ筋線維と比較してタイプⅠ筋線維の特徴はどれか。  

1: 筋線維の径が太い。

2: 筋小胞体数が少ない。

3: 酸化酵素活性が低い。

4: ミトコンドリアが少ない。

5: ミオグロビン量が少ない。

第51回午後:第63問

神経線維について正しいのはどれか。  

1: Aα線維は錘外筋線維を支配する。

2: Aβ線維は錘内筋線維を支配する。

3: Aγ線維は皮膚の痛覚を伝える。

4: Aδ線維は自律神経の節前線維である。

5: C線維は圧覚を伝える。