第34回午後第65問の類似問題

第40回午前:第89問

重症筋無力症で誤っているのはどれか。  

1: 神経筋接合部に異常がみられる。

2: 内眼筋が障害される。

3: 午前より午後の方が症状が重い。

4: 診断にテンシロンテストが使われる。

5: 胸腺の異常を伴う。

第49回午前:第89問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 女性より男性に多く発症する。

2: 四肢では遠位筋の筋力低下が起きやすい。

3: 夕方にかけて症状は軽快する。

4: 末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

5: コリンエステラーゼ阻害薬が用いられる。

第48回午前:第90問

重症筋無力症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

2: 抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である。

3: 症状の日内変動がある。

4: 嚥下障害の合併はない。

5: 眼瞼下垂がみられる。

第52回午後:第88問

重症筋無力症について正しいのはどれか。  

1: 起床時に症状が強い。

2: 悪性腫瘍の合併が多い。

3: 自己免疫性疾患である。

4: 女性よりも男性に多い。

5: 40歳以前の発症は稀である。

第51回午後:第29問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 脱髄性疾患である。

2: 午前中に症状が悪化する。

3: 複視を生じることは稀である。

4: 感染はクリーゼの誘発因子である。

5: 四肢遠位筋の筋力低下を生じやすい。

第54回午後:第91問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 胸腺の異常を伴うことが多い。

2: Parkinson病より患者数が多い。

3: テンシロン試験で症状が悪化する。

4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。

5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。

  • 答え:1
  • 解説:重症筋無力症は骨格筋の易疲労性や脱力を主症状とし、症状の日内変動や寛解と増悪を繰り返す病気です。胸腺の異常を伴うことが多く、検査所見では血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴です。
  • 選択肢1は正しいです。重症筋無力症は、悪性胸腺腫などの胸腺の異常を伴うことが多いです。悪性胸腺腫の合併例は予後不良であることが知られています。
  • 選択肢2は間違いです。重症筋無力症の有病率は11.8人/10万人であり、Parkinson病の有病率は100~150人/10万人とされているため、重症筋無力症の患者数はParkinson病より少ないです。
  • 選択肢3は間違いです。テンシロン試験は、塩酸エドロホニウムを静脈注射し、眼や全身の症状が改善されるかどうかをみるものであり、症状が悪化することはありません。劇的な改善が得られた場合、重症筋無力症と診断されます。
  • 選択肢4は間違いです。重症筋無力症では、筋炎や心筋炎を合併しない場合、血清クレアチンキナーゼの上昇はみられません。血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴的な検査所見です。
  • 選択肢5は間違いです。重症筋無力症の誘発筋電図では、低頻度の連続刺激で振幅の漸減(waning現象)を認めるのが特徴です。振幅の漸増ではありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第57回午後:第44問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 過用に注意して運動は漸増負荷とする。

2: 日内変動として午前中に症状が悪化する。

3: 低頻度連続刺激の筋電図でwaxing現象がみられる。

4: 運動神経末端からのアセチルコリン放出が障害される。

5: クリーゼによる呼吸症状悪化は閉塞性換気障害で起こる。

第53回午前:第46問

重症筋無力症のクリーゼについて誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害を認める。

2: 咳嗽機能が低下する。

3: 閉塞性換気障害をきたす。

4: 発症率は20%以上である。

5: ステロイドの急激な減量が原因となる。

第48回午前:第76問

重症筋無力症を合併することが多いのはどれか。  

1: 肺癌

2: 乳癌

3: 中皮腫

4: 胸腺腫

5: 食道癌

第44回午後:第90問

認知障害がみられるのはどれか。  

1: 重症筋無力症

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: Guillain-Barré症候群

4: 筋強直性ジストロフィー

5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)

第46回午前:第91問

皮膚筋炎で誤っているのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 四肢近位筋の筋力が低下する。

3: 赤沈が亢進する。

4: 血中CK値が低下する。

5: 悪性腫瘍を高率に合併する。

第57回午前:第34問

皮膚筋炎について正しいのはどれか。  

1: 男性に多い。

2: 胸腺腫を合併する。

3: 赤沈は亢進しない。

4: 嚥下障害はきたさない。

5: 近位筋優位の筋力低下をきたす。

  • 答え:5
  • 解説:皮膚筋炎は、筋炎と皮膚症状を伴う膠原病で、近位筋優位の筋力低下が特徴です。
  • 皮膚筋炎は女性に多い疾患であり、男性に多いというのは誤りです。
  • 胸腺腫を合併するのは重症筋無力症であり、皮膚筋炎とは異なる疾患です。
  • 皮膚筋炎は膠原病を伴うことが多く、赤沈は亢進することが一般的です。この選択肢は誤りです。
  • 皮膚筋炎では咽頭筋の筋力低下が見られることがあり、嚥下障害が発生することがあるため、この選択肢は誤りです。
  • 皮膚筋炎では近位筋が優位に筋力低下することがあるため、この選択肢が正しいです。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午後:第84問

自律神経症状を主症状とする疾患はどれか。  

1: 重症筋無力症

2: 多発性硬化症

3: アルツハイマー型痴呆

4: パーキンソン病

5: シャイ・ドレイガー症候群

第49回午後:第43問

糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。  

1: 単神経障害を呈することが多い。

2: 近位部の筋力低下が生じやすい。

3: アキレス腱反射が低下しやすい。

4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。

5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。

第44回午後:第89問

末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 長胸神経 − 翼状肩甲

2: 後骨間神経 − 手指MP関節伸展の筋力低下

3: 大腿神経 − 股関節伸展の筋力低下

4: 総腓骨神経 − 下垂足

5: 閉鎖神経 − 股関節内転筋筋力低下

第48回午前:第89問

感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。  

1: 多発性硬化症

2: 重症筋無力症

3: 筋萎縮性側索硬化症

4: 肢帯型筋ジストロフィー

5: 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー

第40回午後:第67問

筋萎縮性側索硬化症で誤っているのはどれか。  

1: 40~50歳代に好発する。

2: 男性に多い。

3: 進行性である。

4: 外眼筋麻痺がみられる。

5: 球症状がみられる。

第45回午後:第90問

神経筋接合部の障害が病態の中心である疾患はどれか。  

1: ボツリヌス中毒症

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: 急性散在性脳脊髄炎

4: Guillain-Barré症候群

5: Charcot-Marie-Tooth病

第42回午前:第86問

脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害-とろみ調整食品

2: 起立性低血圧-弾性包帯

3: 脊髄後索障害-視覚代償

4: 四肢失調症-PNF

5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸

第49回午前:第75問

心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。  

1: 心室頻拍

2: 下肢静脈瘤

3: 肩手症候群

4: 僧帽弁逆流

5: 心室中隔穿孔