車椅子の写真を別に示す。使われている部品はどれか。
1: リクライニング式バックサポート
2: 開き式フット・レッグサポート
3: デスク型アームレスト
4: ノブ付きハンドリム
5: トグル式ブレーキ
FIMの得点で5点以下となるのはどれか。
1: 食事:配膳、下膳は手伝ってもらうが、あとは一人で食事できる。
2: 清拭:首から下のみすべて一人で洗える。
3: 下半身更衣:装具の着脱は介助が必要だが、ズボン、パンツ、靴下は一人でできる。
4: トイレ移乗:ベッドサイドのポータブルトイレで自立している。
5: 歩行:50 mまでは、杖がなくても一人で歩ける。
Barthel Indexで「椅子とベッド間の移乗」が「最小限の介助」である場合と同じ点数になるのはどれか。2つ選べ。
1: 排尿コントロール自立
2: トイレ動作部分介助
3: 食事自立
4: 入浴自立
5: 移動自立
85歳の男性。ADLは「手すりを使えば1階から2階までの上りは自立しており、下りる際には恐怖心のために見守りが必要」であった。階段昇降のFIM の得点はどれか。
1: 6点
2: 5点
3: 4点
4: 3点
5: 2点
老研式活動能力指標で誤っているのはどれか。
1: 地域で独立して生活が可能かを評価の目的とする。
2: 金銭管理に関する評価が含まれる。
3: 自己記入あるいは面接で聴取する。
4: 自立度を3段階で評価する。
5: 評価項目は13項目である。
車椅子のパーツについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1: スカートガードは衝突時のガード板である。
2: トーストラップは足部が前方に落ちるのを防ぐ。
3: 転倒防止装置はティッピングレバーに取り付ける。
4: フットサポート(フットレスト)は下腿を後面から支える。
5: トグル型ブレーキは、レバーを強く引くほど制動力が大きい。
機能障害と自助具との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 片側上肢の切断 − プルトップオープナー
2: 両側上肢の切断 − 台付きつめ切り
3: 一側上肢の運動麻痺 − ボタンエイド
4: 体幹バランスの低下 − 補高便座
5: 四肢麻痺 − 呼気スイッチ
Barthel indexの下位項目で10点になるのはどれか。2つ選べ。
1: わずかな介助で食事がとれる。
2: 監視なしで45 m以上歩ける。
3: 監視なしで安全に階段の昇降ができる。
4: 介助なしで車椅子とベッド間の一連の移乗動作ができる。
5: 介助なしで通常着けている衣類、靴および装具の着脱ができる。
Lawtonの手段的ADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。
1: 歯磨き
2: 服薬管理
3: 階段昇降
4: 浴槽の出入り
5: 公共交通機関の利用
杖について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: T字杖の握りは腸骨稜の高さにする。
2: 杖には支持基底面を広げる機能がある。
3: カナディアン杖は体重を1点で支持する。
4: 患肢の免荷では杖を健側につくことを原則とする。
5: 杖で階段を上がるには杖、患側、健側の順に接地する。
杖歩行の動作と筋の組合せで誤っているのはどれか。
1: 三角筋前部-杖の振り出し
2: 上腕三頭筋-体重の支持
3: 烏口腕筋-肘関節の安定
4: 深指屈筋-握り手の固定
5: 長橈側手根伸筋-握り手の強化
車椅子に求められる機能と改造の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 段差の容易な乗り越え - 小さなキャスター輪を採用
2: 容易なキャスター上げ - 後輪の車軸を前方へ移動
3: 側方安定性の向上 - キャンバー角をプラス方向に設定
4: 右片麻痺者の使用 - 左ブレーキレバーを延長
5: 低把持力者の使用 - ノブ付きハンドリムを採用
手段的ADLに含まれないのはどれか。
1: 食事の支度
2: 電話使用
3: 庭木管理
4: 排泄コントロール
5: 戸締り
機能的自立度評価法(FIM)の得点が4点となるのはどれか。
1: 監視下で車椅子から便座に移乗している。
2: 口頭指示を受けて50 m以上杖歩行をしている。
3: 患側下肢を持ち上げてもらい階段昇降をしている。
4: 車椅子走行で角を曲がる時に押してもらう。
5: 排泄の後始末で身体を軽く支えてもらう。
手段的ADLに含まれないのはどれか。
1: 買 物
2: 洗 濯
3: 入 浴
4: 服 薬
5: 家計管理
FIMの評価項目で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 各項目0~7点で評価する。
2: 日常実際に行っている状態を評価する。
3: 運動項目と認知項目から成り立っている。
4: 介助者が必要でなければ5点以上と判定する。
5: 問題解決はコミュニケーションの下位項目である。
車椅子使用者に配慮した生活環境の整備で正しいのはどれか。
1: スロープの最大勾配:12%
2: 玄関の幅員:70 cm
3: 車椅子と人がすれ違う通路の幅員:100 cm
4: エレベーターのボタンの高さ:120 cm
5: 車椅子の回転スペース:150 cm