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第11回午前の過去問

国試第11回午前:第1問

誤っている組合せはどれか。

1:ベサリウス(Andreas Vesalius) ――――---------- 人体解剖学
2:ハーベイ(William Harvey) ――――――――---- 進化論
3:ジェンナー(Edward Jenner) ―――――――――- 種痘
4:ウィルヒョウ(Rudolf L.K.Virchow) ――----------- 細胞病理学
5:ナイチンゲール(Florence Nightingale) ―――---- 看護学

国試第11回午前:第2問

誤っているのはどれか。

1:患者に関する必要事項は記録に残さなければならない。
2:医療従事者は業務上知った患者のプライバシーを他人に漏らしてはならない。
3:病院は営利を目的として設立される。
4:患者と医療従事者とは対等の立場である。
5:臨床工学技士が定められた業務を行うに当たっては「医師の具体的な指示」を受けなければならない。

国試第11回午前:第3問

我が国の医療について正しいのはどれか。

a:医療費は今後増加する見通しである。
b:国民一人当たりの医療費は日本が最も多い。
c:社会保障費の中では医療費が50%を超えている。
d:医療費の対国民所得比は10%以上である。
e:高齢者の増加は医療費増加の一因である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第4問

感染症について正しいのはどれか。

1:外来伝染病とは入院を必要としない伝染病のことである。
2:不顕性感染とは感染して症状が発現した状態のことである。
3:日和見感染は季節流行を繰り返す感染の種類である。
4:流行予測は集団免疫の高さを参考にして行う。
5:後天性免疫不全症候群(エイズ)の患者数は感染者数とほぼ同数である。

国試第11回午前:第5問

我が国の大気汚染について正しいのはどれか。

a:二酸化硫黄の測定平均値は減少傾向にある。
b:一酸化炭素は環境基準を達成している。
c:二酸化窒素の測定平均値は増加傾向にある。
d:浮遊粒子状物質の測定平均値は増加傾向にある。
e:光化学オキシダントには環境基準が設定されていない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第6問

たとえ医師の指示があっても、臨床工学技士が行ってはならない業務はどれか。

a:導出電極の皮膚への接続
b:血液浄化装置の穿刺針のシャントヘの接続
c:人工心肺装置用カニューレの血管への接続
d:気管挿管
e:人工呼吸用マスクの患者への接続
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第7問

薬機法の目的について正しいのはどれか。

a:医薬品の価格の安定確保
b:医薬品の品質の確保
c:医薬品の有効性の確保
d:医薬品の安全性の確保
e:麻薬乱用の規制
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第8問

平滑筋によって行われる運動はどれか。

a:胃の蠕動
b:膀胱の収縮
c:手指の屈曲
d:呼吸
e:心臓の拍動
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第9問

四肢の運動と関係のない筋はどれか。

1:大胸筋
2:僧帽筋
3:腹直筋
4:大股筋
5:大内転筋

国試第11回午前:第10問

呼吸調節について正しいのはどれか。

a:動脈血酸素分圧(PaO2)の低下は頚動脈洞で感知される。
b:動脈血pHの低下は換気量を減少させる。
c:延髄の化学受容器は動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に反応しない。
d:肺への迷走神経知覚枝を切断すると吸息が延長する。
e:心拍出量の減少は呼吸数を増加させる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第11問

血糖値を上昇させるホルモンはどれか。

a:プロゲステロン
b:アドレナリン
c:グルカゴン
d:テストステロン
e:オキシトシン
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第12問

誤っている組合せはどれか。

1:下垂体後葉ホルモン ―――――――- 視床下部
2:甲状腺ホルモン ―――――――――- フッ素
3:上皮小体(副甲状腺)ホルモン ――--- 血中カルシウム
4:副腎皮質ホルモン ―――――------- 糖質コルチコイド
5:インスリン ――――――――-------- ランゲルハンス島

国試第11回午前:第13問

正しい組合せはどれか。

a:大脳皮質 ――――------- 書字不能
b:中脳 ――――――------- ブラウン・セカール症候群
c:視床下部 ――――------- パーキンソン病
d:小脳 ――――――------- 食欲中枢
e:脊髄 ――――――------- 膝蓋腱反射
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第14問

正しい組合せはどれか。

1:生化学的検査 ―――――――------ ヘマトクリット
2:血清学的検査 ―――――――------ 綱赤血球
3:病理組織学的検査 ―――――------ バイオプシー
4:細菌学的検査 ―――――――------ GOT
5:生理学的検査 ―――――――------ 腫瘍マーカ

国試第11回午前:第15問

悪性腫瘍の特徴はどれか。

a:ウイルス感染は原因とならない。
b:境界が一般に不鮮明である。
c:進行に伴い、悪液質がみられる。
d:原発部位から離れた部位に転移する。
e:摘出手術後の再発はまれである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第16問

正しい組合せはどれか。

a:全身性エリテマトーデス(SLE) ――――- 腎障害
b:重症筋無力症 ――――――――――― レイノー現象
c:悪性貧血 ――――――――――――― 皮下結節
d:全身性進行性硬化症(PSS) ――------- 肺の線維化
e:悪性関節リウマチ ―――――――――-下肢運動障害
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第17問

免疫の異常が主な原因となる疾患はどれか。

a:慢性関節リウマチ
b:ダウン症候群
c:インフルエンザ
d:クモ膜下出血
e:アトピー性皮膚炎
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第18問

ウイルスの感染によって起こる疾患はどれか。

a:結核
b:梅毒
c:B型肝炎
d:日本脳炎
e:マラリア
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第19問

低酸素血症の発生機序で誤っているのはどれか。

1:換気血流不均等分布の増加
2:拡散障害
3:左→右心内シャント
4:肺胞低換気
5:心拍出量の減少

国試第11回午前:第20問

気胸について正しいのはどれか。

a:自然気胸は若い女性に多い。
b:胸痛と乾性咳嗽が主な症状である。
c:気腫性嚢胞の破裂が多い。
d:緊張性気胸で重篤な場合はショックに陥る。
e:呼吸音は患側で増強する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第21問

急性上気道閉塞について正しいのはどれか。

a:急激な意識消失を来す。
b:完全な窒息状態では10~20秒で脳の不可逆性変化が出現する。
c:呼吸ができなくなると顔面は蒼白となる。
d:気管挿管は異物を押し込むので行わない。
e:季肋部を強く圧迫することにより異物を除去する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第23問

び漫性間質性肺炎の病因とならないのはどれか。

a:ハロタン
b:アスベスト
c:ブレオマイシン
d:放射線
e:ハウスダスト
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第23問

安静時の心臓について誤っているのはどれか。

a:成人男子では約300gである。
b:冠状動静脈血の酸素含有量の差は大きい。
c:冠血流量は心拍出量の約5%である。
d:酸素消費量は全体の約25%である。
e:左房内圧は約100mmHgである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第24問

肺循環について正しいのはどれか。

a:肺動脈の血管壁は大動脈のそれに比して薄い。
b:平均肺動脈圧は15mmHgである。
c:動脈圧が上昇すると肺動脈圧も上昇する。
d:肺静脈血の酸素飽和度は約75%である。
e:肺循環時間は4~5秒である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第25問

出血性ショックにおいて正しいのはどれか。

a:脈拍数増加
b:呼吸数増加
c:中心静脈圧減少
d:死腔換気率減少
e:乳酸値減少
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第26問

心臓活動の周期の模式図を示す。誤っているのはどれか。

11AM26-0
1:1:拡張期
2:2:収縮期
3:3:大動脈圧
4:4:左心室圧
5:5:肺動脈圧

国試第11回午前:第27問

代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。

a:動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。
b:幽門狭窄症で発生する。
c:重炭酸濃度は低下する。
d:カリウムは細胞内から細胞外に出る。
e:カルシウムイオン濃度は低下する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第28問

高カリウム血症時の心電図異常はどれか。

a:P波の消失
b:QRS時間の延長
c:QT時間の短縮
d:ST上昇
e:テント状T
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第29問

腎不全患者に対する血液透析により速やかに改善されるのはどれか。

a:電解質異常
b:酸・塩基平衡の失調
c:貧血
d:末梢神経障害
e:尿毒症性肺うっ血
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第30問

正しい組合せはどれか。

a:副腎皮質 ――――――――――---- アドレナリン
b:副腎髄質 ――――――――――---- アルドステロン
c:甲状腺 ―――――――――――---- カルシトニン
d:上皮小体(副甲状腺) ――― -------- パラソルモン
e:膵臓 ――――――――――――---- グルカゴン
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第31問

正しい組合せはどれか。

a:ビタミンB1欠乏症 ―――――――---- 末梢神経炎
b:ビタミンC欠乏症 ――――――――― 血栓症
c:高尿酸血症 ――――――――――― 骨粗鬆症
d:家族性高コレステロール血症 ――---- 虚血性心疾患
e:フェニルケトン尿症 ―――――――― 精神障害
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第32問

副腎皮質の内分泌異常による疾患として正しいのはどれか。

a:アルドステロン症
b:Cushing(クッシング)症候群
c:褐色細胞腫
d:尿崩症
e:Addison(アジソン)病
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第33問

出血傾向のない急性白血病患者について、ヘモグロビン(Hb)を5g/dlから8g/dlに上げるには何単位の赤血球輸血を必要とするか。ただし、体重は65kg、循環血液量は体重の1/13とし、輸血による循環血液量の増加は無視する。なお、1単位とは生血200ml由来であり、Hb濃度は15g/dlである。

1:0.5単位
2:1単位
3:5単位
4:10単位
5:15単位

国試第11回午前:第34問

正しい組合せはどれか。

a:悪性貧血 ―――――――――――-- ビタミンB6
b:再生不良性貧血 ――――――------ エリスロマイシン
c:若年性慢性骨髄性白血病 ――――― 骨髄移植
d:特発性血小板減少性紫斑病 ――---- 副腎皮質ステロイド
e:播種性血管内凝固症候群(DIC) ――- ヘパリン
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第35問

正しいのはどれか。

a:腎性貧血は正球性正色素性である。
b:総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能との和である。
c:血清鉄の基準値は10~30μg/dlである。
d:大量に出血すると血清鉄は上昇する。
e:ヘモグロビンには鉄が含まれている。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第36問

正しい組合せはどれか。

a:A型肝炎 ――――――--- 経口感染
b:B型肝炎 ――――――--- ワクチン投与
c:C型肝炎 ――――――--- 寄生虫
d:食道静脈瘤 ―――――-- 門脈圧低下
e:急性膵炎 ――――――-- 胆石
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第37問

上部消化管出血について正しいのはどれか。

a:原因として消化性潰瘍が多い。
b:誘因として飲酒がある。
c:出血持続の判定には胃洗浄が有効である。
d:消炎鎮痛薬の服用は誘因とならない。
e:吐血時には内視鏡検査は禁忌である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第38問

糖尿病の合併症で正しいのはどれか。

a:心筋梗塞
b:網膜症
c:皮下結節
d:光線過敏症
e:膀胱直腸障害
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第39問

麻酔薬について正しいのはどれか。

a:サイオペンタールは長時間作用性の静脈麻酔薬である。
b:ベクロニウムブロマイドは局所麻酔薬である。
c:フェンタニールは関心術の麻酔に使用されている。
d:ハロタンの副作用として肝障害がある。
e:イソフルランの体内代謝率は小さい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第40問

麻酔薬について誤っているのはどれか。

1:亜酸化窒素(笑気)の通常使用濃度は3%である。
2:セボフルランは揮発性麻酔薬である。
3:プロポフォールは静脈麻酔薬である。
4:スキサメトニウム(SCG)は筋弛緩薬である。
5:リドカインには抗不整脈作用がある。

国試第11回午前:第41問

人工呼吸の換気モードについて正しい組合せはどれか。

a:PEEP(positive end expiratory pressure)-------- 動脈血酸素分圧(PaO2)上昇
b:EIP(endinspiratory paus-------- 不均等換気是正
c:SIMV(synchronizintermittent mandatory ventilation)-------- 分時換気量増加
d:PSV(pressure support ventilation)-------- 呼気仕事量減少
e:CPAP(continuous positive airwpressure) -------- 機能的残気量減少
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第42問

心肺蘇生法におけるABCについて誤っているのはどれか。

1:一次救命処置でいうBとは人工呼吸である。
2:心臓マッサージは柔かいベッド上で施行する。
3:マウスツーマウス人工呼吸が普及している。
4:一人で行う場合、人工呼吸と心臓マッサージとの比は2:15である。
5:蘇生中の1回換気量は成人で800~1200mlである。

国試第11回午前:第43問

正しい組合せはどれか。

a:薬物動態学(pharmacokinetics)―――― 薬物の体内分布
b:新薬の評価 ――――――――――― 二重盲検法
c:薬効評価の倫理 ――― GCP(good clinicpractice)
d:ブラセポ ―――――――――― QOL(quality of life)
e:薬効の心理的効果 ―― TDM(therapeutic drug monitoring)
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第44問

薬物投与について正しいのはどれか。

a:心肺蘇生時には皮下注射を選択する。
b:カテコールアミンは気管内投与でも有効である。
c:薬効出現は筋注より静注の方が速い。
d:極量とは生命に危険を及ぼす投与量である。
e:経口投与では副作用はない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第45問

滅菌・消毒について正しいのはどれか。

a:高圧蒸気滅菌は内視鏡の消毒に適している。
b:電気機器にはガス滅菌を行う。
c:ガス滅菌後は十分なエアレーションが必要である。
d:クレゾール石けん液は結核菌に有効である。
e:グルタールアルデヒドはヒト免疫不全ウイルス(HIV)には無効である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第46問

消毒薬について誤っている組合せはどれか。

1:クロールヘキシジン ――――――---- 手術器具
2:ヨードホルム ―――――――――---- 皮膚
3:グルタールアルデヒド ―――--------- B型肝炎ウイルス
4:ホウ酸 ――――――――――――--- 眼
5:エチルアルコール ―――――------- 多孔質膜型人工肺

国試第11回午前:第47問

誤っているのはどれか。

a:湿熱滅菌の高圧蒸気温は約130°Cである。
b:乾熱滅菌の高熱空気温は160~180°Cである。
c:ガス滅菌時の温度は40~55°Cである。
d:放射線照射滅菌では加熱を併用する。
e:紫外線照射滅菌では一方向より照射する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第48問

血液透析器(ダイアライザ)の滅菌に用いられるのはどれか。

a:高圧蒸気
b:クロールヘキシジン
c:紫外線
d:ガンマ線
e:エチレンオキサイドガス(EOG)
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第49問

MRSAとはどれか。

1:クラミジア
2:腸管出血性大腸菌O-157
3:ブドウ球菌
4:緑膿菌
5:結核菌

国試第11回午前:第50問

正しい組合せはどれか。

a:光電脈波計 ―――― CdSe ―――――― 電気抵抗
b:サーモグラフ ―――- HgCdTe ――――- 電気抵抗
c:シンチグラフ ―――--N――――――― 光
d:心磁計 ―――――― ホール素子 ―――― 静電容量
e:pHメータ ――――-- クラーク電極 ―――― 電流
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第51問

正しいのはどれか。

a:熱電対は温度の変化を抵抗値の変化に変換するトランスデューサである。
b:サーミスタは温度を起電力に変換するトランスデューサである。
c:心音計は低周波用、中間周波用、高周波用および人間の聴覚に似た周波数特性を示すフィルタを備えている。
d:インピーダンス法は生体に電流を通じて生体情報を求める方法である。
e:指尖脈波は指先にかけた磁場の変化によって測定する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第52問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a:計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。
b:電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。
c:電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。
d:低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
e:電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第53問

生体から直接得られる電気信号でないのはどれか。

1:心電図
2:筋電図
3:脳波
4:脈波
5:眼振図

国試第11回午前:第54問

心電計の電極を右手と左手と逆に装着して記録した場合の誘導波形について誤っているのはどれか。

1:第I誘導では極性が反転する。
2:第II誘導と第III誘導が互いに入れ替わる。
3:単極肢誘導のaVRとaVLが互いに入れ替わる。
4:単極肢誘導のaVFでは極性が反転する。
5:単極胸部誘導のV1~V6では通常の波形が得られる。

国試第11回午前:第55問

脳波計のフィルタについて正しいのはどれか。

a:時定数0.3秒のとき低域遮断周波数は0.5Hzである。
b:基線のゆるやかな動揺を除去するには時定数を0.1秒に下げる。
c:時定数を0.3秒から0.1秒にするとβ波が抑制される。
d:高域遮断フィルタを使用すると校正電圧曲線に棘が出現する。
e:筋電図が混入するときには高域遮断フィルタによって除去する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第56問

正しいのはどれか。

1:ディジタル式の心電計に用いるサンプリング周波数は200Hzである。
2:心電図は心臓の拍動による血流の変化によって生じる電位変動である。
3:正常心電図のST部分は基線と概ね一致する。
4:QRSは心房の興奮の開始に対応している。
5:心音図は心電図を可聴周波数に変換して音として出力する。

国試第11回午前:第57問

脳波について正しいのはどれか。

a:電極接触抵抗は100kΩ以下とする。
b:α波は5Hzを中心とする成分である。
c:閉眼覚醒時の方が開眼時より振幅が小さい。
d:単極誘導の不関電極は頭頂に置く。
e:睡眠が深くなると振幅の大きい脳波が観察される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第58問

超音波診断装置について正しいのはどれか。

a:方位分解能は周波数に比例する。
b:周波数が3MHzのとき距離分解能は約0.5mmとなる。
c:ディジタル・スキャンコンバータはエコー信号をビデオ信号に変換する。
d:断層心エコーの走査機構にはメカニカルセクタと電子セクタとがある。
e:電子集束により距離分解能を向上することができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第59問

MRIで得られる情報について誤っているのはどれか。

1:信号強度は観測原子核の質量に比例する。
2:緩和は励起されたスピンが元の状態に戻ることである。
3:緩和時間差によって組織の区別が可能となる。
4:血流についての情報が得られる。
5:水素原子核以外の原子核からも情報が得られる。

国試第11回午前:第60問

正しいのはどれか。

a:脳の機能を観察するにはエックス線CTがMRIより優れている。
b:MRIは組織の透磁率の差を画像化する。
c:エックス線CTはMRIより生体への侵襲度が大きい。
d:ヘリカルスキャンは連続して高速にCT像を得る走査方式である。
e:MRIでは地磁気の100倍程度の直流磁場が用いられる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第61問

パルスオキシメトリについて誤っているのはどれか。

a:オキシヘモグロビンとデオキシヘモグロビンの量の比を測定する。
b:2種類の波長の光に対する吸光度を測定する。
c:酸素飽和度70%以上では精度の良い測定値が得られる。
d:毎回の測定において校正を必要とする。
e:心肺停止時に用いることができる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第62問

イオン選択性電極について正しいのはどれか。

a:測定対象以外のイオンの影響を受けない。
b:測定対象のイオン活量に対応した電位差を測定する。
c:ガラス膜電極はH+、Na+などの測定に用いられる。
d:ガス透過性高分子膜で覆うことによってガスを検知できる。
e:測定値は温度の影響を受げない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第63問

正しい組合せはどれか。

a:酸素分圧 ――- ポリプロピレン膜 ――― ポーラログラフィ
b:血圧 ――――- カテーテル ――― ストレインゲージ
c:心拍出量 ――- 造影剤 ―― インピーダンスプレチスモグラフィ
d:ヘマトクリッ ト -- ISFET ―――― バイオセンサ
e:酵素活性 ――-蛍光 ――――― 分光光度計
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第64問

自動生化学分析装置に最も多く使用されるのはどれか。

1:炎光分析計
2:光電比色計
3:赤外分光光度計
4:原子吸光光度計
5:紫外光度計

国試第11回午前:第65問

治療用物理エネルギーの特性で誤っているのはどれか。

1:マイクロ波照射で生体組織の誘電加温ができる。
2:高周波電流に対しては神経の感受性が低い。
3:レーザ光は収束性に優れている。
4:衝撃波は凸面反射板で収束する。
5:高周波電流の通電で生体組織にジュール熱が発生する。

国試第11回午前:第66問

除細動器について正しいのはどれか。

a:蓄積エネルギーと出力エネルギーとは同じ値である。
b:心室細動にはR波同期で除細動を行う。
c:BF形機器またはCF形機器に分類される。
d:整備点検には50Ωの負荷抵抗を用いる。
e:成人用体外電極の面積は50cm2である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第67問

心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

a:VVIペースメーカはディマンド型である。
b:除細動通電に対する保護機構がある。
c:整備点検には500Ωの負荷抵抗を用いる。
d:同期および抑制の感度は50mVである。
e:装着患者にMRI検査を行うことができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第68問

電気メスについて正しいのはどれか。

a:10cm2の対極板を使用すれば500Wの出力まで許容できる。
b:一人の患者に同時に2台使用することもできる。
c:高周波電流の周波数は0.3~5.0MHzである。
d:バースト波とは連続した正弦波である。
e:バイポーラ方式はモノポーラ方式より切開に適している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第69問

経皮的超音波結石破砕装置の常用周波数と振幅との組合せで正しいのはどれか。

1:10kHz以下 ――――――― 3~10μm
2:20~30kHz ―――――― 3~10μm
3:20~30kHz ――――― 30~100μm
4:200~300kHz ―――― 3~10μm
5:200~300kHz ――― 30~100μm

国試第11回午前:第70問

持続注入ポンプについて誤っているのはどれか。

1:注入圧アラームが作動した場合は回路の閉塞を点検する。
2:近くで携帯電話を使用すると誤動作することがある。
3:輸液の色によって気泡検出機能が誤動作することがある。
4:シリンジポンプは輸液ポンプより微量注入に適している。
5:ドロップセンサ方式では日光の直接照射は誤動作の原因となる。

国試第11回午前:第71問

レーザ手術装置について誤っているのはどれか。

a:CO2レーザ光が眼に入ると角膜が損傷する。
b:Arレーザ光が眼に入ると網膜が損傷する。
c:Nd:YAGレーザ光は石英ファイバで伝送する。
d:レーザ光では70°Cで組織が切開される。
e:CO2レーザ光はNd:YAGレーザ光より生体組織の深部に効果を及ぼす。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第72問

低温常圧型の冷凍手術器に使われるのはどれか。

1:液体酸素
2:高圧亜酸化窒素(笑気)
3:高圧二酸化炭素
4:液体ヘリウム
5:液体窒素

国試第11回午前:第73問

CO2レーザ手術装置について適切でないのはどれか。

a:乾燥したガーゼによる防護
b:多関節金属パイプ(マニピュレータ)
c:波長10.6μm
d:He-Neレーザガイド光
e:動脈性出血の止血
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第74問

マイクロ波メスに関連のあるのはどれか。

a:マグネトロン
b:高周波通電
c:対極板
d:誘導加温
e:凝固・止血
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第75問

超音波吸引装置(超音波メス)について誤っているのはどれか。

1:磁歪形ではニッケルが磁界内で伸縮する性質を利用している。
2:プローブから発せられた高周波電流が組織を破砕する。
3:乳化・細分化された組織は吸引除去される。
4:微小血管は熱凝固され、太い血管は浮き出て残る。
5:肝腫瘍手術に用いられる。

国試第11回午前:第76問

臨床工学技士の業務として適切でないのはどれか。

a:心電図検査
b:レーザメスの購入時評価
c:血液透析装置のベンチテスト
d:人工呼吸器の保守管理
e:RI検査装置の臨床試験
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第77問

商用交流によるマクロショックについて誤っているのはどれか。

a:電流が心臓に直接流入することを想定している。
b:0.1mAの電流流入は知覚できる。
c:心室細動は100mA以上の電流で生じる。
d:10mA以下では離脱が可能である。
e:50mA以上で呼吸困難を起こすことがある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第78問

計測時にミクロショックを起こす可能性のある検査はどれか。

a:心エコー図
b:心尖拍動因
c:ホルター心電図
d:食道誘導心電図
e:ヒス束心電図
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第79問

エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。

1:癌細胞は正常細胞より熱に弱い。
2:加温すると細胞の放射線感受性が高まる。
3:低酸素状態の細胞は熱に強い。
4:可視光はヘモグロビンに吸収される。
5:生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。

国試第11回午前:第80問

漏れ電流の許容値について正しいのはどれか。

1:接地漏れ電流の単一故障状態の値は正常状態の5倍である。
2:B形機器の患者漏れ電流Iの正常状態の値は最小感知電流の1/100である。
3:CF形機器とB形機器の外装漏れ電流の単一故障状態での値は同じである。
4:CF形機器とBF形機器の患者漏れ電流IIIの単一故障状態での値は同じである。
5:B形機器の患者漏れ電流IおよびIIの単一故障状態での値は同じである。

国試第11回午前:第81問

医用電気機器の分類について正しいのはどれか。

a:体表にのみ適用する場合はクラス0I機器も認められる。
b:クラスI機器の追加保護手段は基礎絶縁である。
c:クラスII機器では一重の強化絶縁は認められない。
d:クラスIII機器は患者に使用する機器として認められない。
e:商用電源に接続したときにクラスI機器になる内部電源機器もある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第82問

病院の非常電源について正しいのはどれか。

a:生命維持装置を使用する医用室には非常電源からの給電が必要である。
b:非常電源が供給されるコンセントの外郭は緑色とする。
c:特別非常電源の立ち上り時間は20秒以内である。
d:瞬時特別非常電源は蓄電池と自家用発電機との組合せで構成する。
e:一般非常電源と特別非常電源の最小運転時間は同じである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第83問

正しい組合せはどれか。

11AM83-0
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第84問

図に示す電流経路について正しいのはどれか。

11AM84-0
a:1は装着部に乗った電源電圧による患者漏れ電流である。
b:2は外装漏れ電流である。
c:3は信号入出力部にのった電源電圧による患者漏れ電流である。
d:4は患者測定電流である。
e:5は接地漏れ電流である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第85問

保守点検について正しいのはどれか。

a:終業点検の目的の一つとして安全性劣化の発見がある。
b:日常点検を効率よく実施するのにチェックリストが必要である。
c:始業点検では機能点検が主となる。
d:故障点検には修理も含まれる。
e:修理後の機器の使用前には定期点検に準じた点検が必要である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第86問

安全管理技術について誤っている組合せはどれか。

a:受入れ試験―――――仕様との照合
b:機能点検――――――機器の性能チェック
c:使用中点検―――――漏れ電流の測定
d:終業点検――――――滅菌の確認
e:定期点検――――――信頼性の維持
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第87問

誤っている組合せはどれか。

1:FTA ―――――――――――― 故障の樹分析
2:MTTR ――――――――――― 平均修理時間
3:定常アベイラビリティ ------------ 機器の利用可能な時間割合
4:MTBF ―――――――――---- 平均動作不能時間
5:FMEA ――――――――------ 故障モード効果分析

国試第11回午前:第88問

医療ガスの安全供給を維持するのに使用しないのはどれか。

1:マニフォールドシステム
2:遠隔警報表示盤
3:ピンインデックスシステム
4:酸素濃度系
5:EPRシステム

国試第11回午前:第89問

医療ガスについて誤っているのはどれか。

1:亜酸化窒素(笑気)はボンベに気体で充填されている。
2:窒素ガスは外科用手術装置の駆動源として用いられている。
3:亜酸化窒素(笑気)には支燃性がある。
4:合成空気の組成は酸素22%、窒素78%である。
5:二酸化炭素には麻酔作用がある。

国試第11回午前:第90問

医療の場でのEMI(電磁障害)の原因にならないのはどれか。

1:電気メス
2:携帯電話
3:パソコン
4:TVゲーム
5:補聴器