作業療法士国家試験:第42回午後の過去問


第42回午後:第1問

外胚葉から発生するのはどれか。  

1: 骨

2: 脊髄

3: 筋

4: 心臓

5: 子宮

第42回午後:第2問

正しい組合せはどれか。  

1: 正中環軸関節-蝶番関節

2: 肩甲上腕関節-顆状関節

3: 橈骨手根関節-車軸関節

4: 母指手根中手関節-鞍関節

5: 椎間関節-らせん関節

第42回午後:第3問

関節円板を持つのはどれか。2つ選べ。  

1: 胸鎖関節

2: 肩甲上腕関節

3: 腕橈関節

4: 腕尺関節

5: 下橈尺関節

第42回午後:第4問

正しいのはどれか。  

1: 脊椎後縦靱帯は棘突起間を連結する。

2: 膝前十字靱帯は脛骨前顆間区に付着する。

3: 膝外側側副靱帯は大腿骨と脛骨とを連結する。

4: 烏口鎖骨靱帯は円錐靱帯と肩鎖靱帯からなる。

5: 三角靱帯は腓骨と距骨、踵骨、舟状骨とを連結する。

第42回午後:第5問

滑液(関節液)で誤っているのはどれか。  

1: 黄褐色である。

2: 滑膜で産生される。

3: 弱アルカリ性である。

4: ヒアルロン酸を多量に含む。

5: 関節軟骨の栄養をつかさどる。

第42回午後:第6問

肩甲骨に付着する筋で誤っている組合せはどれか。  

1: 小胸筋-烏口突起

2: 大円筋-下角

3: 前鋸筋-内側縁

4: 肩甲挙筋-上角

5: 上腕三頭筋-関節上結節

第42回午後:第7問

二関節筋はどれか。2つ選べ。  

1: 薄筋

2: 恥骨筋

3: 大内転筋

4: 大腿直筋

5: 膝窩筋

第42回午後:第8問

体表から容易に筋収縮を触知できるのはどれか。2つ選べ。  

1: 梨状筋

2: 外閉鎖筋

3: 小殿筋

4: 大腿筋膜張筋

5: 長内転筋

第42回午後:第10問

中枢神経系の系統発生と分化で正しいのはどれか。  

1: 海馬は大脳皮質で最も新しい。

2: 小脳半球は虫部より新しい。

3: 線条体は間脳に属する。

4: 橋は中脳から分化した。

5: 延髄は脊髄から分化した。

第42回午後:第11問

大脳基底核に含まれているのはどれか。  

1: 視床

2: 黒質

3: 赤核

4: 尾状核

5: オリーブ核

第42回午後:第12問

正中神経はどれか。 

42_1_12

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第42回午後:第13問

腰神経叢に含まれるのはどれか。  

1: 大腿神経

2: 上殿神経

3: 下殿神経

4: 陰部神経

5: 坐骨神経

第42回午後:第14問

右冠状動脈が支配する部位で正しいのはどれか。  

1: 中隔前2/3

2: 左室側壁

3: 左室下壁

4: 左房

5: 前乳頭筋

第42回午後:第15問

上大静脈に直接入るのはどれか。  

1: 椎骨静脈

2: 内胸静脈

3: 外頸静脈

4: 奇静脈

5: 内頸静脈

第42回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 食道は第4頸椎の高さから始まる。

2: 胃の口側を幽門と呼ぶ。

3: 胃の上縁を大弯と呼ぶ。

4: 総胆管は十二指腸に開く。

5: 大腸には輪状ヒダが存在する。

第42回午後:第17問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 左肺は3葉、右肺は2葉に分かれる。

2: 気管支は心臓の前面に位置する。

3: 気管は食道の前面にある。

4: 右気管支の分岐角は左気管支の分岐角より大きい。

5: 横隔膜は右側が左側より高い。

第42回午後:第18問

腎臓で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.糸球体は髄質にある。イ.近位尿細管は腎盂にある。ウ.尿管は皮質と連結する。エ.輸入細動脈は糸球体と連結する。オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午後:第19問

骨成長を促進するのはどれか。2つ選べ。  

1: 抗利尿ホルモン

2: 甲状腺ホルモン

3: 副腎髄質ホルモン

4: 副甲状腺ホルモン

5: 成長ホルモン

第42回午後:第20問

痛覚の受容体はどれか。  

1: 自由神経終末

2: マイスネル小体

3: ルフィニ小体

4: パチニ小体

5: メルケル盤

第42回午後:第21問

骨格筋線維で正しいのはどれか。  

1: タイプⅠ線維は酸化還元酵素活性が低い。

2: タイプⅠ線維は疲労しやすい。

3: タイプⅡa線維は単収縮速度が遅い。

4: タイプⅡb線維は解糖活性が高い。

5: タイプⅡb線維はミオグロビンが多い。

第42回午後:第22問

筋収縮時に筋小胞体から放出されるのはどれか。  

1: ナトリウムイオン

2: カリウムイオン

3: 塩素イオン

4: カルシウムイオン

5: マグネシウムイオン

第42回午後:第23問

筋紡錘で誤っているのはどれか。  

1: 伸張反射の受容器である。

2: Ib群線維は核袋線維に終末をもつ。

3: II群線維は核鎖線維に終末をもつ。

4: γ線維は感度を調整する。

5: 錘外線維と並列に配置している。

第42回午後:第24問

神経伝達物質とそれが働く部位との組合せで誤っているのはどれか。  

1: アセチルコリン-神経筋接合部

2: ガンマアミノ酪酸(GABA)-小脳歯状核

3: セロトニン-視床下部

4: ドーパミン-線条体

5: ノルアドレナリン-交感神経節

第42回午後:第25問

副交感神経優位時の臓器とその働きとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 眼-縮瞳

2: 心臓-心拍数減少

3: 肝臓-グリコーゲン分解

4: 膵臓-膵液分泌

5: 膀胱-排尿筋収縮

第42回午後:第26問

感覚系と関係しないのはどれか。  

1: 内側毛帯

2: 大脳脚

3: 蝸牛神経核

4: 内包後脚

5: 外側膝状体

第42回午後:第27問

誤っているのはどれか。  

1: 残気量= 全肺気量 - 肺活量

2: 肺活量= 予備呼気量 + 最大吸気量

3: 予備吸気量= 最大吸気量 - 1回換気量

4: 予備呼気量= 全肺気量 - 最大吸気量

5: 機能的残気量= 予備呼気量 + 残気量

第42回午後:第28問

誤っているのはどれか。  

1: アシドーシスとは血液のpHが7.0未満の場合をいう。

2: PaCO2が上昇すると換気が増大する。

3: 代謝性アシドーシスでは換気が増加する。

4: 換気低下で呼吸性アシドーシスを生じる。

5: 呼吸性アルカローシスではPaCO2が低下する。

第42回午後:第29問

心拍出量を増加させる原因として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 吸息

2: 頭蓋内圧亢進

3: 動脈血圧上昇

4: アセチルコリン

5: 甲状腺ホルモン

第42回午後:第30問

誤っているのはどれか。  

1: エリスロポエチンは赤血球の産生を促す。

2: 赤血球は細網内皮系の器管で捕捉される。

3: 白血球で最も多いのは好塩基球である。

4: 血小板は骨髄で作られる。

5: 血漿成分にはフィブリノーゲンが含まれる。

第42回午後:第31問

誤っているのはどれか。  

1: 食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる。

2: 食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる。

3: ストレスによって胃液分泌が抑制される。

4: セクレチンはガストリン分泌を促進する。

5: 胃液分泌の過程は3相に分かれている。

第42回午後:第32問

排便で誤っているのはどれか。  

1: 直腸壁が便で伸展されると便意を生じる。

2: 食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する。

3: 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。

4: 排便には横隔膜が関与する。

5: 排便中枢は仙髄にある。

第42回午後:第33問

下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。  

1: 成長ホルモン

2: エストロゲン

3: オキシトシン

4: 甲状腺刺激ホルモン

5: 副腎皮質刺激ホルモン

第42回午後:第34問

誤っているのはどれか。  

1: 基礎代謝量は安静臥床で計測する。

2: 基礎代謝量は体温の上昇によって増加する。

3: 基礎代謝量は同性、同年齢ならば体表面積に比例する。

4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。

5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。

第42回午後:第35問

体温で誤っているのはどれか。  

1: 午前に比べ午後が高い。

2: 呼気は熱放散に関与する。

3: 血管収縮で熱放散が増加する。

4: 交感神経活動は放熱を防止する。

5: 高齢者は小児より低い。

第42回午後:第36問

免疫系に関与しないのはどれか。  

1: 骨髄

2: 扁桃

3: 胸腺

4: 脾臓

5: 膵臓

第42回午後:第37問

運動の変数で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 速度を積分すると加速度になる。

2: 仕事は力と移動距離の積で表す。

3: ニュートンは仕事の単位である。

4: ワットはモーメントの単位である。

5: パワーは単位時間当たりの仕事である。

第42回午後:第38問

反射と求心性神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 下顎反射-顔面神経

2: 上腕二頭筋反射-筋皮神経

3: 上腕三頭筋反射-橈骨神経

4: 膝蓋腱反射-大腿神経

5: 下腿三頭筋反射-脛骨神経

第42回午後:第39問

運動時の循環制御で誤っているのはどれか。  

1: 心臓血管系は筋の代謝需要に対応できるように働く。

2: 交感神経は神経性制御に関与する。

3: 皮膚と内臓では血管の収縮が起こる。

4: 激しい運動時の心拍出量は安静時の5倍に増加する。

5: 局所の酸素分圧上昇は活動筋への血流を増加させる。

第42回午後:第40問

咀嚼筋はどれか。  

1: 頬筋

2: 口輪筋

3: 上唇挙筋

4: 大頬骨筋

5: 内側翼突筋

第42回午後:第41問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 棘上筋-肩関節外転

2: 三角筋中部-肩関節内転

3: 小円筋-肩関節内旋

4: 肩甲下筋-肩関節水平屈曲

5: 広背筋-肩関節外旋

第42回午後:第42問

肘関節屈曲に作用するのはどれか。2つ選べ。  

1: 烏口腕筋

2: 腕橈骨筋

3: 尺側手根屈筋

4: 深指屈筋

5: 方形回内筋

第42回午後:第43問

筋と作用との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 小殿筋-股関節外旋

2: 大腿筋膜張筋-股関節屈曲

3: 恥骨筋-股関節内転

4: 大腿直筋-股関節伸展

5: 縫工筋-股関節内旋

第42回午後:第44問

体幹の運動で誤っている組合せはどれか。  

1: 腹直筋-屈曲

2: 最長筋-伸展

3: 外腹斜筋-回旋

4: 内腹斜筋-回旋

5: 腰方形筋-回旋

第42回午後:第45問

呼吸運動で誤っている組合せはどれか。  

1: 安静吸気-横隔膜

2: 安静呼気-外肋間筋

3: 努力吸気-胸鎖乳突筋

4: 努力吸気-僧帽筋

5: 努力呼気-外腹斜筋

第42回午後:第46問

安静立位で正しいのはどれか。  

1: 頭部の重心線は環椎後頭関節の前方を通る。

2: 人体の重心は第5腰椎後方にある。

3: 人体の重心線は膝蓋骨前面を通る。

4: 股関節の腸骨大腿靱帯は弛緩する。

5: 大腿直筋は持続的に活動する。

第42回午後:第47問

正常歩行時の床反力で誤っているのはどれか。  

1: 垂直分力は2峰性の波形を示す。

2: 垂直分力の最大値は体重を超える。

3: 左右分力は立脚中期には外向きに働く。

4: 前後分力は足底接地時には後ろ向きに働く。

5: 前後分力は踵離地時には前向きに働く。

第42回午後:第48問

運動学習で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。

2: 臨界期とは技能を獲得するための条件が整う時期をいう。

3: 訓練時間を長く休みなく行う方法を全体法という。

4: 覚醒状態とパフォーマンス効率は正比例する。

5: 身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを負の転移という。

第42回午後:第49問

萎縮の原因で誤っているのはどれか。  

1: 栄養の低下

2: 血液供給の減少

3: 対臓器の一側の欠損

4: 仕事負荷の消失

5: 内分泌刺激の消失

第42回午後:第50問

創傷治癒で瘢痕組織の形成に主に関わるのはどれか。  

1: 角化細胞

2: メラノサイト

3: 血管内皮細胞

4: 線維芽細胞

5: 脂肪細胞

第42回午後:第51問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 心房細動は脳塞栓の原疾患となる。

2: 下肢静脈の血栓は肺塞栓の原因となる。

3: 脳塞栓の好発部位は大脳基底核である。

4: 下肢の外傷後に空気塞栓症が起こる。

5: 潜函病では脂肪塞栓症が起こる。

第42回午後:第52問

急性炎症と比較したとき、慢性炎症の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 血漿蛋白の浸出

2: 血管内皮細胞の損傷

3: 好中球の集積

4: 組織の線維化

5: 血管の増殖

第42回午後:第53問

悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 転移が多い。

2: 再発率が高い。

3: 細胞の異型性が強い。

4: 浸潤性に発育する。

5: 細胞の分化度が高い。

第42回午後:第54問

正しいのはどれか。  

1: B細胞は細胞性免疫を担当する。

2: T細胞はサイトカインを産生する。

3: マクロファージはT細胞から分化する。

4: 形質細胞は抗体が結合した物質を貪食する。

5: ナチュラルキラー細胞は免疫グロブリンを産生する。

第42回午後:第55問

若年者に多い腫瘍はどれか。  

1: 子宮筋腫

2: 膵癌

3: 悪性黒色腫

4: 骨肉腫

5: 大腸癌

第42回午後:第56問

転移・逆転移で正しいのはどれか。  

1: 治療者に対する患者の怒りは逆転移の一種である。

2: 逆転移を認識したら治療を中断する。

3: 心理治療の目的は陽性転移の出現である。

4: 転移は行動化の原因となる。

5: 転移を起こしている間の出来事は想起できない。

第42回午後:第57問

「一目惚れ」に関連する防御機制はどれか。  

1: 知性化

2: 合理化

3: 理想化

4: 否認

5: 転換

第42回午後:第58問

古典の授業で暗記した和歌を10年後も覚えているのはどれか。  

1: 意味記憶

2: エピソード記憶

3: 手続き記憶

4: 作動記憶(ワーキングメモリー)

5: プライミング

第42回午後:第59問

青年期心理と関係が少ないのはどれか。  

1: 吃音

2: 過食症

3: 手首自傷

4: 家庭内暴力

5: 社会的ひきこもり

第42回午後:第60問

投影法検査はどれか。2つ選べ。  

1: MMPI(ミネソタ多面人格検査)

2: P-Fスタディ

3: YG性格検査

4: CMI(コーネル・メディカル・インデックス)

5: 文章完成法テスト

第42回午後:第61問

運動性失語があっても目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか。  

1: 三宅式記銘力検査

2: 田中・ビネー式知能検査

3: コース立方体組合わせテスト

4: 改訂長谷川式簡易知能評価スケール

5: ミニメンタルステート検査(MMSE)

第42回午後:第62問

正しい組合せはどれか。  

1: 自律訓練法-四肢重感練習

2: 系統的脱感作-絶対臥褥

3: 森田療法-不安階層表

4: 自由画法-バウムテスト

5: 交流分析-古典的条件づけ

第42回午後:第63問

切断後の幻肢で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: いったん出現した幻肢は消失しない。

2: 先天性四肢欠損症でも認められる。

3: 四肢末梢部ほど強く現れる。

4: 上肢切断よりも下肢切断で強く現れる。

5: 術直後義肢装着法には予防効果がある。

第42回午後:第64問

スポーツが原因とならないのはどれか。  

1: 腰椎分離症

2: 大腿骨頭すべり症

3: 大腿骨離断性骨軟骨炎

4: オスグッド病

5: 中足骨疲労骨折

第42回午後:第65問

個人情報保護法に基づき患者情報を取り扱う上で誤っているのはどれか。  

1: 利用目的を特定する。

2: 漏えい防止措置を講じる。

3: 内容を最新に保つ。

4: 本人に対しても非開示とする。

5: 個人情報に関する苦情窓口を設ける。

第42回午後:第66問

国際生活機能分類(ICF)の用語で誤っているのはどれか。  

1: 心身機能・身体構造は心身の生理的・解剖学的状態を示す。

2: 活動とは個人が行う課題または行為の遂行状況を示す。

3: 参加とは障害部位の日常生活での利用状況を示す。

4: 環境因子とは個人に影響している物理的・社会的状況をさす。

5: 個人因子とは個人的特徴で生活機能と障害に影響する因子をさす。

第42回午後:第67問

変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 中年期以降の肥満女性に好発する。

2: 頻度は変形性股関節症より低い。

3: 起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。

4: 進行すると膝外反変形を生じやすい。

5: エックス線写真で関節裂隙の狭小化がみられる。

第42回午後:第68問

ノーマライゼーションで誤っているのはどれか。  

1: 障害者の自立

2: 質の高い生活の実現

3: 社会的理解の促進

4: 疾病の治癒

5: 自己決定権

第42回午後:第69問

眼疾患とその病態との組合せで正しいのはどれか。  

1: 白内障-硝子体の混濁

2: 緑内障-眼圧の低下

3: ベーチェット病-ぶどう膜の炎症

4: 流行性角結膜炎-色素上皮の剥離

5: 麦粒腫-眼瞼の悪性腫瘍

第42回午後:第70問

ショックの初期症状として誤っているのはどれか。  

1: 動脈圧の低下

2: 心拍数の増加

3: 呼吸数の減少

4: 冷汗の出現

5: 尿量の減少

第42回午後:第71問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 高血圧は危険因子である。

2: 冠動脈の閉塞で起こる。

3: 胸痛のない心筋梗塞が存在する。

4: 心電図上、異常Q波が最も早期の変化である。

5: 血中CK値が上昇する。

第42回午後:第72問

高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 症状が非定型的である。

2: 精神症候を伴いやすい。

3: 合併症を伴いやすい。

4: 検査所見での個人差が少ない。

5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。

第42回午後:第73問

関節リウマチで障害されにくいのはどれか。  

1: 環軸関節

2: 肘関節

3: 遠位指節間関節

4: 膝関節

5: 手関節

第42回午後:第74問

原発性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発症率は男性の方が高い。

2: 類骨の割合が増加する。

3: 海綿骨の骨梁が減少する。

4: 血清カルシウム値は低下する。

5: 血清アルカリフォスファターゼ値は正常である。

第42回午後:第75問

骨折治癒に影響する因子として適切でないのはどれか。  

1: 低蛋白血症

2: 高尿酸血症

3: 転位の程度

4: 局所の感染

5: 血管損傷の合併

第42回午後:第76問

膝関節のロッキング現象の原因となりやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 離断性骨軟骨炎

2: 半月板損傷

3: 前十字靱帯損傷

4: 膝蓋大腿関節障害

5: 内側側副靱帯損傷

第42回午後:第77問

骨壊死を合併しやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 鎖骨骨折

2: 上腕骨外科頸骨折

3: 大腿骨頸部内側骨折

4: 膝蓋骨骨折

5: 距骨頸部骨折

第42回午後:第78問

骨折、脱臼に合併しやすい障害の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺

2: 腓骨頭骨折-深腓骨神経麻痺

3: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺

4: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺

5: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺

第42回午後:第79問

末梢神経損傷で誤っているのはどれか。  

1: 筋萎縮

2: 異常感覚

3: 発汗異常

4: 腱反射亢進

5: 筋線維束攣縮

第42回午後:第80問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 前頭葉-運動

2: 頭頂葉-聴覚

3: 側頭葉-視覚

4: 後頭葉-体性感覚

5: 大脳辺縁系-情動

第42回午後:第81問

髄膜刺激症候で誤っているのはどれか。  

1: 項部硬直

2: バレー徴候

3: ブルジンスキー徴候

4: 頭痛

5: ケルニッヒ徴候

第42回午後:第82問

脳出血患者のADL自立に関係する因子で適切でないのはどれか。  

1: 性別

2: 血腫の部位

3: 血腫の大きさ

4: 治療開始時期

5: うつ病の有無

第42回午後:第83問

パーキンソン病で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 眼振が出現する。

2: 立ち直り反応が低下する。

3: 下肢ミオクローヌスが頻発する。

4: 運動によって振戦が増悪する。

5: 初期症状は一側性に出現する。

第42回午後:第84問

筋萎縮性側索硬化症で適切なのはどれか。  

1: 筋の圧痛

2: 筋線維束攣縮の存在

3: 近位筋優位の筋萎縮

4: 筋電図の低振幅電位

5: 筋生検上、顕著な壊死線維の存在

第42回午後:第85問

多発性硬化症で正しいのはどれか。  

1: 階段状に増悪する。

2: 温熱によって症状が悪化する。

3: 深部腱反射が消失する。

4: 50、60歳代で好発する。

5: 女性より男性に多く発症する。

第42回午後:第86問

筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: デュシェンヌ型は男児に発症する。

2: デュシェンヌ型では心筋障害はまれである。

3: 肢帯型は常染色体優性遺伝である。

4: 顔面肩甲上腕型は仮性肥大が特徴である。

5: 先天性筋ジストロフィー(福山型)は精神遅滞を伴う。

第42回午後:第87問

つたい歩きを行っている時期にできないのはどれか。  

1: バイバイをする。

2: 玩具を引っ張ると抵抗する。

3: 2語文を話す。

4: 親指を使って干しぶどうをつかむ。

5: 両手の積み木を打ち合わせる。

第42回午後:第88問

小児期の疾患でないのはどれか。  

1: キーンベック病

2: ショイエルマン病

3: セバー病

4: ペルテス病

5: 第一ケーラー病

第42回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 標準予防策(standard precaution)は、感染患者への標準的対処法をいう。

2: 空気感染は、咳やくしゃみなどによる飛沫核によって生じる。

3: 間接接触感染は、感染患者への医療行為以外の接触で生じる。

4: 血液、体液、排泄物に触れるときは、手袋を着用する。

5: 使用済み注射針は、キャップをして廃棄する。

第42回午後:第90問

クリニカルパスで誤っているのはどれか。  

1: インフォームドコンセントの充実

2: チーム医療の推進

3: 医療訴訟への対策

4: 医療の標準化

5: 業務の効率化

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第42回午後:第92問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-もうろう状態

2: うつ病-感情鈍麻

3: パニック障害-思考散乱

4: ナルコレプシー-睡眠麻痺

5: アルコール精神病-自生思考

第42回午後:第93問

気分安定薬はどれか。  

1: クロルプロマジン

2: ジアゼパム

3: ハロペリドール

4: フェノバルビタール

5: リチウム

第42回午後:第94問

治療関係における感情疎通性を表すのはどれか。  

1: カタルシス

2: ラポール

3: リエゾン

4: コンプレックス

5: モデリング

第42回午後:第95問

アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。  

1: 幻覚

2: 妄想

3: 解離

4: 健忘

5: せん妄

第42回午後:第96問

統合失調症の薬物療法で正しいのはどれか。  

1: 1日の服薬回数が少ないと服薬遵守を得やすい。

2: 陰性症状は陽性症状より薬物反応性が良い。

3: 非定型抗精神病薬には錐体外路系副作用がない。

4: 数種類の薬剤を少量ずつ投与すると副作用が少ない。

5: 症状が改善したら薬物療法を終了する。

第42回午後:第97問

統合失調症を診断する根拠とならない発言はどれか。  

1: 「電波をかけられている」

2: 「誰かに見られている」

3: 「誰かに操られている」

4: 「自分のことを噂している」

5: 「自分はなんでもできる」

第42回午後:第98問

うつ病でみられない症状はどれか。  

1: 睡眠障害

2: 食欲不振

3: 胃腸障害

4: 行為心迫

5: 易刺激性

第42回午後:第99問

転換性障害で正しいのはどれか。  

1: 身体症状がある。

2: 脳波異常がある。

3: 死の恐怖を伴う。

4: 作為体験の一種である。

5: フラッシュバックがある。

第42回午後:第100問

自閉症で正しいのはどれか。  

1: 乳児期の虐待(ネグレクト)が原因となる。

2: 20%に精神遅滞の合併がある。

3: 言語の意味理解が障害される。

4: 家庭ではほぼ問題なく会話できる。

5: 特定のものに対するこだわりがある。