第42回午後第70問の類似問題

第53回午後:第77問

ショックの発症初期に徐脈がみられるのはどれか。  

1: アナフィラキシー反応

2: 血管迷走神経反射

3: 重症熱傷

4: 大量出血

5: 敗血症

  • 答え:2
  • 解説:ショックの発症初期に徐脈がみられるのは血管迷走神経反射である。他の選択肢では、頻脈がみられる。
  • アナフィラキシー反応のショック発症初期は頻脈になる。これはアレルギー反応による血管拡張や血圧低下が原因である。
  • 血管迷走神経反射のショック発症初期は徐脈になる。これは迷走神経の興奮により心拍数が減少し、血圧低下や意識消失などの症状が現れるためである。
  • 重症熱傷のショック発症初期は頻脈になる。これは血管の透過性が亢進し、血圧低下や脈圧減少、中心静脈圧低下が生じるためである。
  • 大量出血のショック発症初期は頻脈になる。これは循環血液量の減少により、皮膚の蒼白や冷感、意識障害などが現れるためである。
  • 敗血症のショック発症初期は頻脈になる。これは感染症による炎症反応が原因で、発熱や頻呼吸、血圧低下などが現れるためである。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第43回午後:第65問

高齢者における変化で誤っているのはどれか。  

1: 収縮期血圧低下

2: 腎血流量低下

3: 心拍出量低下

4: 赤血球数低下

5: 体水分量低下

第54回午前:第76問

神経原性ショックの特徴はどれか。  

1: 交感神経の緊張

2: 徐脈

3: 心拍出量の増加

4: 中心静脈圧の上昇

5: 皮膚温の低下

  • 答え:2
  • 解説:神経原性ショックは、脊髄損傷や脳幹部損傷によって交感神経系が遮断されることで起こる。その結果、末梢血管が拡張し、静脈還流量が減少し、低血圧が生じる。
  • 神経原性ショックでは、交感神経は遮断されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 神経原性ショックでは、交感神経系が遮断されているため、副交感神経系が優位となり、結果的に徐脈を呈する。この選択肢が正しいです。
  • 神経原性ショックでは、交感神経系が遮断されているため、心拍出量は減少する。心拍出量が増加するのは、感染性ショックや循環血液量減少性ショックであるため、この選択肢は正しくありません。
  • 神経原性ショックでは、中心静脈圧が低下する。中心静脈圧が上昇するのは、心原性ショックや心外閉塞・拘束性ショックであるため、この選択肢は正しくありません。
  • 神経原性ショックでは、皮膚温が上昇し、全体に乾燥する。皮膚温の低下は、循環血液量減少性ショックで生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
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第49回午前:第41問

心疾患に対する運動療法の効果として誤っているのはどれか。  

1: 安静時の心拍数が低下する。

2: 同一運動負荷時の血圧が低下する。

3: 同一運動負荷時の心拍数が低下する。

4: 同一運動負荷時の自覚的強度が低下する。

5: 最大運動負荷時の心拍数が低下する。

第36回午後:第98問

廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。  

1: 心臓予備力の低下

2: 安静時心拍数の減少

3: 起立性低血圧

4: 最大酸素摂取量の低下

5: 肺活量の低下

第39回午前:第68問

廃用症候群で誤っているのはどれか。  

1: 血液粘稠度の低下

2: 一回心拍出量の低下

3: 安静時心拍数の増加

4: 最大換気量の減少

5: 腸管蠕動運動の低下

第40回午後:第86問

低血糖の症状で誤っているのはどれか。  

1: 冷汗

2: 顔面蒼白

3: 口渇

4: 頻脈

5: 意識障害

第55回午前:第48問

廃用症候群の症状と予防法の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧――離床

2: 筋力低下――――神経筋電気刺激

3: 骨萎縮―――――機能的電気刺激

4: 褥瘡――――――体位変換

5: 深部静脈血栓――弾性ストッキング

第52回午前:第36問

うっ血性心不全でみられるのはどれか。  

1: 咳嗽

2: 皮膚紅潮

3: 頸動脈雑音

4: 心胸郭比40%

5: 初期の体重減少

第41回午後:第25問

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか。  

1: 瞳孔の散大

2: 心拍数の増加

3: 収縮期血圧の上昇

4: 皮膚動脈の収縮

5: 排尿筋の収縮

第56回午前:第31問

うっ血性心不全の急性増悪時にみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 浮 腫

2: 四肢冷感

3: 体重減少

4: 頸静脈圧低下

5: 高ナトリウム血症

  • 答え:1 ・2
  • 解説:うっ血性心不全の急性増悪時には、心臓の機能障害により血流が滞り、浮腫や四肢冷感が現れる。これらの症状は、心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全が原因である。
  • 浮腫は、心不全により心臓へ戻る血流が弱くなることで生じる。うっ血性心不全の急性増悪時には、この症状が現れることがある。
  • 四肢冷感は、末梢の四肢への血液灌流が弱くなることで患者に自覚されやすい症状であり、うっ血性心不全の急性増悪時にはこれが現れることがある。
  • 全身うっ血により消化器症状が現れても、体重が急激に減少することはない。慢性症状として体重減少が見られることはあるが、急性増悪時には該当しない。
  • 全身うっ血となった場合、頸静脈怒張が生じる。拡張期血圧は末梢血管抵抗性と関連するが、静脈圧も同様に、うっ血によって血管抵抗性が高まると血管内圧が高まる。したがって、頸静脈圧低下はうっ血性心不全の急性増悪時には見られない。
  • 高ナトリウム血症は腎機能障害のパラメータであり、うっ血性心不全の急性期に生じる腎機能低下は尿量減少を生じさせるが、ナトリウムが高値になるほどの障害はさらに悪化するまでは起こらない。したがって、高ナトリウム血症はうっ血性心不全の急性増悪時には該当しない。
  • 科目:内科疾患
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第37回午後:第85問

低血糖の症状でないのはどれか。  

1: 空腹感

2: 口渇

3: 冷汗

4: 手の震え

5: 意識障害

第37回午後:第23問

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか。  

1: 心拍数の増加

2: 皮膚血管の収縮

3: 瞳孔の散大

4: 排尿筋の収縮

5: 収縮期血圧の上昇

第48回午後:第46問

うっ血性心不全の際にみられるのはどれか。  

1: 皮膚紅潮

2: 咳嗽

3: 初期の体重減少

4: 頸動脈雑音

5: 心胸郭比40%

第35回午前:第77問

温熱療法の効果で誤っているのはどれか。  

1: 血管の拡張

2: 筋緊張の低下

3: 発汗の増加

4: 脈拍数の増加

5: 分時換気量の減少

第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄

第44回午後:第84問

正常圧水頭症の症状でないのはどれか。  

1: 複視

2: 尿失禁

3: 計算力低下

4: 自発性低下

5: 歩行不安定

第52回午後:第63問

運動時の循環反応で誤っているのはどれか。  

1: 脳血流量は減少する。

2: 腎血流量は減少する。

3: 静脈還流量は増加する。

4: 分時心拍出量は増加する。

5: 骨格筋の血流量は増加する。

第41回午後:第30問

心拍の変動で正しいのはどれか。  

1: 深い吸気時に減少する。

2: 血圧低下で減少する。

3: 静脈還流量増加で増加する。

4: 脳圧の上昇で増加する。

5: 怒りで減少する。

第47回午前:第83問

発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。  

1: 認知症

2: 尿失禁

3: 動作緩慢

4: 起立性低血圧

5: 姿勢反射障害