第42回午後第63問の類似問題

第55回午後:第82問

切断後の幻肢で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 幼児の切断では強く現れる。

2: 四肢末梢部ほど明確に感じる。

3: いったん出現した幻肢は消失しない。

4: 術直後義肢装着法には予防効果がある。

5: 上肢切断よりも下肢切断で強く現れる。

  • 答え:2 ・4
  • 解説:幻肢は切断後に感じる現象で、特に遠位部に強く現れる。幼児ではあまり出現しないことが多く、持続時間は平均6か月~2年間とされる。切断術直後の義肢装着法は幻肢痛を軽減させる効果がある。
  • 選択肢1は間違いです。幻肢は6歳以下の小児切断例ではあまり出現しないため、幼児の切断では強く現れるというのは正しくありません。
  • 選択肢2は正しいです。幻肢は、近位部よりも遠位部に強く現れる。上肢は、母指、第2指、第5指を中心に、下肢は、足底、踵、足指部に生じやすい。
  • 選択肢3は間違いです。幻肢の持続時間は、平均6か月~2年間とされるため、いったん出現した幻肢が消失しないというのは正しくありません。
  • 選択肢4は正しいです。切断術直後の義肢装着法は、幻肢痛を軽減させる効果がある。早期にギプスソケットを装着し、運動療法を繰り返し、新しい末梢からのインパルスを送ることが効果的です。
  • 選択肢5は間違いです。幻肢は、一般に下肢より上肢に強く認められるため、上肢切断よりも下肢切断で強く現れるというのは正しくありません。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第26問

切断の幻肢・幻肢痛について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 小児切断では幻肢痛が強い。

2: 出現した幻肢は消失しない。

3: 幻肢は近位部よりも遠位部を明確に感じる。

4: 幻肢痛は精神的ストレスによって影響される。

5: ミラーセラピーは幻肢痛の軽減に効果がない。

第46回午後:第85問

小児の切断で正しいのはどれか。  

1: 5歳児の切断では幻肢が生じる。

2: 先天性切断では一側下肢切断が最も多い。

3: 後天性切断では一側上肢切断が最も多い。

4: 上腕切断では後に脊柱側弯を生じやすい。

5: 下腿切断では後に外反膝変形を生じやすい。

第51回午後:第43問

小児の四肢切断の特徴として正しいのはどれか。  

1: 後天性四肢切断は男児に比べ女児に多い。

2: 義手の装着開始時期は4歳ころが適切である。

3: 下腿切断では成長に伴い外反膝変形を生じやすい。

4: 後天性の切断における幻肢の頻度は成人より低い。

5: 骨肉腫が原因で切断になる頻度は増加傾向にある。

第56回午後:第38問

小児の四肢切断について正しいのはどれか。  

1: 後天性四肢切断は女児に多い。

2: 義手の装着開始時期は4歳ころが適切である。

3: 下腿切断では成長に伴い外反膝変形を生じやすい。

4: 悪性骨腫瘍が原因で切断になる頻度は増加傾向にある。

5: 後天性の切断における幻肢の出現頻度は成人より低い。

第36回午後:第68問

幻肢について誤っているのはどれか。  

1: 持続期間は平均8年である。

2: 手足の末梢部分に多い。

3: 4歳以後の切断で出現する。

4: 外界の温度・湿度によって左右される。

5: 断端の運動によって変化する。

第48回午後:第84問

下肢切断について正しいのはどれか。  

1: 大腿標準切断では股内転拘縮を生じやすい。

2: 下腿標準切断では外反膝を生じやすい。

3: Syme切断では断端末に創を生じやすい。

4: Chopart関節離断では足内反拘縮を生じやすい。

5: Lisfranc切断では足外反変形を生じやすい。

第34回午前:第85問

下肢切断術後のリジッドドレッシングで誤っているのはどれか。  

1: 浮腫の軽減が図れる。

2: 創治癒の促進がなされる。

3: 断端創部の観察が不十分になりやすい。

4: 老人の循環障害による切断に適応となる。

5: 術後早期からの義足装着訓練が可能となる。

第39回午前:第66問

症状と転倒予防対策との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 幻 肢 - 断端荷重訓練

2: 左半側空間無視 - 左側への注意喚起

3: 失調症状 - メトロノーム

4: 下垂足 - 短下肢装具

5: 後索障害 - 照明改善

第37回午後:第66問

切断部位と義肢との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 肩・肩甲骨離断-フォークォーター用義手

2: クルッケンベルグ切断-能動義手

3: 下腿切断-PTB義足

4: ショパール離断-足袋式足根義足

5: 中足骨切断-スリッパ式足指義足

第36回午前:第86問

下肢切断者の切断術後早期の断端管理として適切でないのはどれか。  

1: 弾性包帯は断端末梢部ほど強く巻く。

2: 弾性包帯は1日に4、5回巻きかえる。

3: 睡眠時は断端を挙上する。

4: 大腿切断者には腹臥位を1日数回とらせる。

5: 車椅子座位で過ごす時間は短時間とする。

第57回午後:第32問

切断部位と義手の組合せで正しいのはどれか。  

1: 上腕骨頸部切断―――――――上腕義手

2: 上腕骨70%残存での切断―――肘義手

3: 橈尺骨35%残存での切断―――前腕義手

4: 手関節離断―――――――――手部義手

5: 手根骨レベルの離断―――――指義手

  • 答え:3
  • 解説:切断部位と義手の組み合わせには、適切な義手が選択されることが重要である。切断部位によって、肩義手、上腕義手、前腕義手、手義手、指義手などが選択される。
  • 上腕骨頸部切断は肩関節部分での切断であり、上腕義手ではなく肩義手が適用されるため、正しくない。
  • 上腕骨70%残存での切断は肩~肘の間での切断であるが、この場合は上腕義手ではなく肘義手が適用されるため、正しくない。
  • 橈尺骨35%残存での切断は肘~手の間での切断であり、前腕義手が適用されるため、正しい。
  • 手関節離断は手関節での切断であるが、手部義手ではなく手義手が適用されるため、正しくない。手部義手は手根骨レベルで切断された場合に使用される。
  • 手根骨レベルの離断では指義手ではなく、手部義手が適用される。指義手は基節骨、中節骨、末節骨で切断された場合に使用されるため、正しくない。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午前:第60問

前腕切断術後の弾力包帯装着について適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 幻肢予防の効果がある。

2: 遠位から近位に向けて巻く。

3: 1日のうち4、5回巻き直す。

4: 上肢では15cm幅の包帯を使用する。

5: 断端周径が2、3日安定したらはずす。

第46回午前:第17問

装具の適応で正しいのはどれか。 

46_0_17

1: 正中神経麻痺

2: 橈骨神経麻痺

3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)

4: 腱板断裂術後

5: 上腕骨骨幹部骨折

第49回午後:第39問

Syme切断で正しいのはどれか。  

1: 足根間関節の切断である。

2: 断端の外観が良い。

3: 断端荷重はできない。

4: 義足懸垂は下腿義足に比べて困難である。

5: 義足装着時の歩行能力は健常者とほぼ同等である。

第56回午前:第84問

切断について正しいのはどれか。  

1: 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。

2: 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。

3: Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。

4: Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。

5: 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、切断に関連する拘縮や変形について正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は3で、Chopart関節離断では足内反変形を生じやすいことが述べられています。
  • 選択肢1は間違いです。上腕切断(短断端)では、拘縮を生じにくいのが一般的です。
  • 選択肢2は間違いです。前腕切断(中断端)では、拘縮を生じにくいのが一般的です。
  • 選択肢3は正しいです。Chopart関節離断では、尖足や足内反変形を生じやすいです。これは、背屈筋群の腱がすべて付着部より中枢部で切断されるのに対し、底屈の主動作筋である下腿三頭筋が残存するためです。
  • 選択肢4は間違いです。Lisfranc関節離断では、尖足や足内反変形を生じやすいです。これは、背屈の主動作筋である前脛骨筋腱が切断されるのに対し、底屈の主動作筋である下腿三頭筋と、内反の主動作筋である後脛骨筋が残存するためです。
  • 選択肢5は間違いです。大腿切断(標準切断)では、股関節屈曲、外転、外旋拘縮を生じやすいです。これは、内転筋群や、大腿筋膜張筋、薄筋などの内旋筋群、伸展の主動作筋であるハムストリングスなどが切断されるのに対し、外転、外旋、屈曲筋群が残存するためです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第26問

上肢切断はどれか。  

1: Boyd切断

2: Syme切断

3: Pirogoff切断

4: Chopart切断

5: フォークォーター切断

第50回午前:第30問

二分脊椎の病変部位と特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 第12胸髄 - 長下肢装具を装着し、杖を使わずに歩行可能

2: 第1腰髄 - 短下肢装具を装着し、杖を使わずに歩行可能

3: 第2腰髄 - 下肢装具は使わずに、松葉杖を用いて歩行可能

4: 第3腰髄 - 尖足変形

5: 第4腰髄 - 踵足変形

第39回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 先天性股関節脱臼は男児に多い。

2: ペルテス病では股関節に内転制限が起こる。

3: マルファン症候群では四肢の短縮が起こる。

4: 先天性多発性関節拘縮症は生後進行する。

5: 二分脊椎では水頭症を合併しやすい。

第44回午前:第91問

機能障害と自助具との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 片側上肢の切断 − プルトップオープナー

2: 両側上肢の切断 − 台付きつめ切り

3: 一側上肢の運動麻痺 − ボタンエイド

4: 体幹バランスの低下 − 補高便座

5: 四肢麻痺 − 呼気スイッチ