生後8か月の乳児。運動発達の遅れがあり、療育施設にて理学療法を受けている。図のような姿勢を示す。優先して行う運動はどれか。
1: 寝返り
2: 膝立ち
3: 四つ這い
4: 立ち上がり
5: 免荷立位での交互振り出し
NICUにおける低出生体重児の腹臥位での姿勢を図に示す。この児に対するポジショニングで適切な肢位はどれか。2つ選べ。
1: 頸部伸展位
2: 体幹伸展位
3: 肩関節内旋位
4: 肩甲骨挙上位
5: 股関節内転位
小児の正常発達で最も早く可能になるのはどれか。
1: 高這いをする。
2: 橈側手指握りをする。
3: つかまって立ち上がる。
4: 背臥位で足を口に持っていく。
5: 座位で上肢の後方保護伸展反応が出る。
2歳の幼児。臥位で図のような姿勢を示している。この児の遊びの姿勢で適切でないのはどれか。
健常児。座位をとらせたとき、常に図に示す姿勢をとる。この月齢でみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 足踏み反射
2: 足底把握反射
3: 後方への保護伸展反応
4: 腹臥位での頭部立ち直り反応
5: 背臥位での傾斜反応
図に示す正常発達児について答えよ。この時期に観察されないのはどれか。
1: 座位での後方への保護伸展反応
2: 立位での平衡反応
3: 腰掛け位
4: 指尖つまみ
5: 着替えに協力
小児の正常発達で最も早く可能になるのはどれか。
1: 手掌握り
2: 高這い移動
3: 1人で座る
4: つかまり立ち
5: バイバイをする
Down症児の初期の腹臥位での移動の特徴はどれか。
1: 股関節の外転
2: 伸展側下肢の尖足傾向
3: 上肢の過剰な引き込み
4: 緊張性迷路反射の残存
5: 下肢運動の交互性の欠如
正常発達の子どもの姿勢を図に示す。この時期に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査表に示される項目で獲得できているのはどれか。
1: ガラガラを振る。
2: 人見知りをする。
3: 身ぶりをまねする。
4: ひとりで座って遊ぶ。
5: 音声をまねようとする。
脳性麻痺児の背臥位姿勢を図に示す。獲得することが予想される順で正しいのはどれか。
1: A→B→C→D
2: B→C→D→A
3: B→A→C→D
4: C→D→B→A
5: D→A→B→C
小児の発達過程でみられる順序で正しいのはどれか。A.背臥位での四肢屈曲B.肘つき腹這いC.頸部の伸展保持D.四つ這い
1: A→B→C→D
2: B→A→C→D
3: B→C→A→D
4: A→B→D→C
5: A→C→B→D
2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への寝返りが可能である。背臥位と腹臥位での様子を図に示す。この時期に優先して行う理学療法で最も適切なのはどれか。
1: 下肢の筋力増強
2: 介助下での歩行練習
3: 椅子からの立ち上がり練習
4: 立位での陽性支持反射の促通
5: 座位での体幹の立ち直り反応の促通
健常児。最近、腹臥位にて図に示す姿勢をとるようになった。この月齢で残存している可能性が最も高い反射はどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: 交叉伸展反射
4: 足底把握反射
5: 非対称性緊張性頸反射
遠城寺式乳幼児分析的発達検査表による移動運動の発達指標で「つたい歩きをする」の次に獲得されるのはどれか。
1: 2、3歩歩く。
2: 靴を履いて歩く。
3: 2足1段で階段を上がる。
4: つかまって立ち上がる。
5: 座った位置から立ち上がる。
10歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。床上移動は交互性の四つ這いで自立している。移乗は手すりにつかまれば、かろうじて自力で可能である。主な移動手段は車椅子である。車椅子の作製で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 座面高は床からはい上がれる高さとする。
2: フットレストはスイングアウト式とする。
3: 座幅は成長を見越して広くする。
4: 背もたれはリクライニング式とする。
5: 背もたれの高さは肩の高さまでとする。
8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。
1: 座面を床面と平行にする。
2: 平面形状の座面を使用する。
3: 胸と骨盤をベルト固定する。
4: 背もたれの高さは肩までとする。
5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。
両膝関節の屈曲可動域が0〜90°に制限されている患者に指導する床からの立ち上がり方法はどれか。
1: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→立位
2: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→高這い位→立位
3: 四つ這い位→高這い位→立位
4: 四つ這い位→膝立ち位→片膝立ち位→立位
5: 横座り位→膝立ち位→片膝立ち位→立位
2歳の幼児。臥位で図のような姿勢を示している。このような姿勢をとる反射はどれか。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: 緊張性迷路反射
3: 交叉性伸展反射
4: Galant反射
5: Moro反射
痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ