整形外科疾患の過去問


第39回午前:第16問

33歳の女性。第一子出産後、関節の痛みが出現し、関節リウマチとの診断を受けた。現在、スタインブロッカーのステージII、クラスIIである。夫婦で文具店を営んでいる。日常生活の指導で適切なのはどれか。  

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第39回午前:第17問

33歳の女性。第一子出産後、関節の痛みが出現し、関節リウマチとの診断を受けた。現在、スタインブロッカーのステージII、クラスIIである。夫婦で文具店を営んでいる。この患者に現在導入をすすめる自助具などで適切でないのはどれか。  

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第39回午前:第18問

35歳の男性。幼少時に右上腕骨外顆を骨折した。現在、右手は図のようである。右手で可能な動作はどれか。 

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1: 雑巾を固くしぼる。

2: 示指でスイッチを押す。

3: ペンチで針金を切る。

4: 食事で箸を使う。

5: 手掌で水をすくう。

第38回午前:第14問

図は慢性関節リウマチの母指中手指節関節の病変を示している。図の説明として適切でないのはどれか。 

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1: 亜脱臼

2: 関節包の腫脹

3: スワンネック変形

4: 短母指伸筋腱の断裂

5: 長母指伸筋腱の尺側移行

第38回午前:第15問

慢性関節リウマチの主婦への指導で適切でないのはどれか。  

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第38回午前:第55問

慢性関節リウマチの生活指導で正しいのはどれか。  

1: 疲れていない早朝に散歩を行う。

2: 多くの関節に負担をかけないよう同一肢位を心がける。

3: 大きな関節の運動は負担が大きいので小さな関節を使う。

4: 頸椎の前屈を防ぐには枕は低めのものを使う。

5: 膝の関節炎が強い場合、屈曲位を保つ。

第38回午前:第56問

橈骨神経麻痺でみられるのはどれか。  

1: 母指の内転ができない。

2: ボタンがかけづらい。

3: 母指と示指で輪ができない。

4: 母指と小指の対立ができない。

5: 指差しができない。

第38回午前:第57問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 第1背側骨間筋の萎縮がみられる。

2: 手掌部のしびれは末期になると生じる。

3: 手関節部での正中神経の伝導速度が低下する。

4: 夜間スプリントは手関節背屈位とする。

5: 作業療法では手指の等張性屈曲・伸展運動を中心に行う。

第38回午前:第58問

手指屈筋腱縫合の術後6週から導入する運動で最も適切なのはどれか。  

1: MP関節とPIP・DIP関節の他動伸展

2: PIP・DIP関節の他動屈曲

3: MP関節伸展位固定でPIP・DIP関節の自動屈曲

4: MP関節屈曲位固定でPIP・DIP関節の他動伸展

5: MP関節屈曲位固定でPIP・DIP関節の他動屈曲

第37回午前:第2問

38歳の男性。交通事故による右腕神経叢損傷。肘屈曲を指示したところ、抗重力位では、回外位、中間位、回内位とも自動運動はみられなかった。そのため図のように重力を除いた肢位にしたところ、手関節の伸展、前腕の回内を伴いながら全可動域屈曲した。しかし前腕回外位のままでは肘屈曲ができなかった。この患者の肘屈曲について正しいのはどれか。 

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1: 上腕二頭筋の筋力は2(Poor)である。

2: 上腕二頭筋の筋力は3(Fair)である。

3: 腕橈骨筋の筋力は3(Fair)である。

4: 除重力位での肘屈曲は主として長橈側手根伸筋で行っている。

5: 除重力位での肘屈曲は主として橈側手根屈筋で行っている。

第37回午前:第10問

55歳の女性。慢性関節リウマチ。発症後10年経過。スタインブロッカーのクラスII。作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 総自動運動(TAM)

2: ブレークテスト

3: 簡易上肢機能テスト(STEF)

4: リーチテスト

5: FIM

第37回午前:第11問

55歳の女性。慢性関節リウマチ。発症後10年経過。スタインブロッカーのクラスII。この患者のADL指導で適切でないのはどれか。  

1: ペットボトルはボトルオープナーで開ける。

2: 爪切りは小型のものを使う。

3: 車のドアロックはリモコン式にする。

4: 洗体に柄付きブラシを使う。

5: 「孫の手」で遠くのものを引き寄せる。

第37回午前:第12問

55歳の女性。慢性関節リウマチ。発症後10年経過。スタインブロッカーのクラスII。この患者の住環境整備で適切でないのはどれか。  

1: 床面のフローリング化

2: 便座の補高

3: ベッドの導入

4: タオル掛けを手すりとして利用

5: ドアノブの変更

第37回午前:第13問

棘上筋部分断裂患者に対する図のような運動で期待できない効果はどれか。 

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1: 小円筋の筋力増強

2: 大円筋の筋力増強

3: 棘上筋の筋力増強

4: 肩甲下筋の拘縮改善

5: 腱板筋群の協調性改善

第37回午前:第14問

62歳の女性。転倒により骨折した。この患者のエックス線像を示す。適切でないのはどれか。 

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1: 前方に手掌をついて倒れた場合に生じる。

2: 骨折部より末梢は掌側に転位する。

3: 高齢者に多い。

4: 尺骨茎状突起の骨折を伴う。

5: フォーク状変形が見られる。

第37回午前:第15問

62歳の女性。転倒により骨折した。固定期間中に非固定部の関節可動域訓練を行う際、適切でないのはどれか。  

1: 固定後早期から開始する。

2: 可動域検査は上肢全体を行う。

3: 自動運動を原則とする。

4: 骨折部を固定して行う。

5: 骨折部の痛みがあっても続ける。

第37回午前:第16問

手指屈筋腱縫合術直後に作製するスプリントで適切なのはどれか。  

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第37回午前:第17問

83歳の男性。大腿骨頸部骨折で入院中。受傷前は屋内歩行が自立していた。自宅退院に向けた準備を開始した。適切でないのはどれか。  

1: 便座の高さは30 cmにする。

2: 玄関スペースは車椅子用に130 cm×130 cm確保する。

3: 洗い場、浴槽内とも滑り止めを敷く。

4: 廊下に足元灯をつける。

5: ベッドに移動バーをつける。

第37回午前:第64問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 夜間は上肢を下垂して負担を減らす。

2: 正中神経の伝導速度は前腕部で低下する。

3: 安静のためのスプリントは手関節背屈位とする。

4: 掌側のしびれで発症する場合が多い。

5: 母指球の筋萎縮は運動神経の脱髄によって生じる。

第37回午前:第65問

手根屈筋腱の縫合術後8 週以降に開始する作業で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.釘打ちイ.菊練りウ.折り紙エ.籐細工オ.刺しゅう  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ