生理学(筋・感覚・神経系)の過去問


第54回午前:第64問

交感神経の機能で正しいのはどれか。  

1: 膵液分泌を促進する。

2: 心収縮力を減少させる。

3: 直腸平滑筋を収縮させる。

4: 水晶体の厚さを減少させる。

5: 肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。

  • 答え:4
  • 解説:交感神経は、ストレスや緊張時に働く神経で、体を活性化させる働きがあります。この問題では、交感神経の機能に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。
  • 選択肢1は間違いです。交感神経の作用により、膵液の分泌は減少します。逆に副交感神経が働くと、膵液分泌が促進されます。
  • 選択肢2は間違いです。交感神経の作用により、心収縮力は増加します。これにより、血流が増加し、体全体に酸素や栄養が届くようになります。
  • 選択肢3は間違いです。交感神経の作用により、直腸平滑筋の運動は減少します。一方、括約筋は収縮するため、便通が抑制されます。
  • 選択肢4は正しいです。交感神経の作用により、毛様体筋は弛緩し、水晶体の厚さが減少します。これにより、遠方にピントを合わせるようになります。これは、遠くのものを見る際に必要な調節機能です。
  • 選択肢5は間違いです。交感神経の作用により、肝臓ではグリコーゲン分解(糖新生)が行われます。これにより、血糖値が上昇し、エネルギーが供給されます。
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第54回午前:第65問

心筋の再分極に最も影響するのはどれか。  

1: Ca2+電流

2: K+電流

3: Na+電流

4: 細胞外電流

5: ペースメーカー電流

  • 答え:2
  • 解説:心筋の再分極に最も影響するのはK+電流です。心筋細胞では、プラトーと再分極が200 msec以上続く特徴があります。再分極の際には、電位依存性K+電流が増大し、活動電位の再分極に関与します。
  • Ca2+電流は心筋細胞特有のプラトーをゆっくりと開始させる役割がありますが、再分極には直接関与していません。
  • K+電流は正解です。電位依存性K+電流は脱分極で増大し、活動電位の再分極に関与します。また、内向き整流性K+電流は心室筋とPurkinje線維で静止電位の形成に寄与し、活動電位再分極の最終相を促進します。
  • Na+電流は心筋細胞でも骨格筋と同様に、Na+透過性の急速な増大により最初の脱分極と活動電位を生じさせる役割がありますが、再分極には直接関与していません。
  • 細胞外電流は心筋の脱分極・再分極にどちらにも影響しますが、再分極の際にはK+電流の影響が大きいため、最も影響する要素とは言えません。
  • ペースメーカー電流は過分極で活性化しますが、心筋の再分極に直接影響を与える要素ではありません。
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第54回午後:第60問

頸動脈洞反射で正しいのはどれか。  

1: 血圧が上昇する。

2: 心拍数が増加する。

3: 求心路は舌下神経を介する。

4: 遠心路は迷走神経を介する。

5: 血中酸素濃度の上昇によって生じる。

  • 答え:4
  • 解説:頸動脈洞反射は、血圧の変化を感知し、交感神経・副交感神経を介して血圧を元のレベルに戻す反射である。求心路は舌咽神経を介し、遠心路は迷走神経を介する。
  • 選択肢1は間違いです。頸動脈洞反射により血圧は低下する。呼吸抑制も生じる。
  • 選択肢2は間違いです。頸動脈洞反射により心拍数は減少する。
  • 選択肢3は間違いです。求心路は舌咽神経を介する。
  • 選択肢4は正しいです。遠心路は迷走神経を介する。頸動脈洞の感受性が亢進すると、迷走神経の過剰な反射により、頸動脈洞失神を起こす。
  • 選択肢5は間違いです。頸動脈洞反射は、頸動脈洞に存在する動脈圧受容器が血圧の変化を感知することで生じる。一方、頸動脈小体は、血液の酸素分圧の低下を感受する。
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第54回午後:第61問

皮膚の侵害受容器はどれか。  

1: 毛包受容体

2: Pacini小体

3: Ruffini終末

4: 自由神経終末

5: Meissner小体

  • 答え:4
  • 解説:皮膚の侵害受容器は自由神経終末である。これは機械的、熱的、化学的刺激や鈍痛などに応答する受容器があり、痛みを感じるための受容器である。
  • 毛包受容体は皮膚の侵害受容器ではなく、触覚に関与し、毛幹の傾きの変化をとらえる。
  • Pacini小体は皮膚の侵害受容器ではなく、触覚に関与し、高頻度の振動に関与する。
  • Ruffini終末は皮膚の侵害受容器ではなく、触覚および圧覚に関与し、持続的な皮膚変化で順応は遅い。
  • 自由神経終末は侵害受容器であり、機械的侵害受容器であるAδ線維や、機械的、熱的、化学的刺激、鈍痛などに応答するC線維の末端がある。これが正しい答えである。
  • Meissner小体は皮膚の侵害受容器ではなく、粗振動、触覚に関与し、数十Hz以下の振動刺激による感覚を受容する。
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第54回午後:第63問

心臓の刺激伝導系でないのはどれか。  

1: 固有心筋

2: 洞房結節

3: Purkinje線維

4: 房室結節

5: 房室束

  • 答え:1
  • 解説:心臓の刺激伝導系は特殊心筋が構成し、興奮の生成と伝導を担当します。刺激伝導系には洞房結節、房室結節、His束(房室束)、Purkinje線維が含まれます。
  • 固有心筋は刺激伝導系ではなく、興奮させられることで収縮する筋肉であり、作業筋とも呼ばれます。これが正解です。
  • 洞房結節は心臓の刺激伝導系の一部であり、心臓の拍動が起こる部位で歩調を取る役割を持っています。この選択肢は間違いです。
  • Purkinje線維は心臓の刺激伝導系の一部であり、右脚・左脚から続き、心室壁の一般筋線維に移行します。この選択肢は間違いです。
  • 房室結節は心臓の刺激伝導系の一部であり、右心房の下面に位置し、His束に移行します。この選択肢は間違いです。
  • 房室束は心臓の刺激伝導系の一部であり、房室結節から伸びる心房と心室の筋の唯一の連結部です。この選択肢は間違いです。
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第54回午後:第64問

線維素溶解に働くのはどれか。  

1: アルブミン

2: グロブリン

3: トロンビン

4: フィブリン

5: プラスミン

  • 答え:5
  • 解説:線維素溶解は、損傷部位の修復が進んだ際に、血栓中のフィブリンがプラスミンなどの作用で分解され、凝結も分解されて除去される現象です。これは止血の機序における血栓の除去に関与しています。
  • アルブミンは血漿蛋白質の一種で、肝臓で合成され、血漿膠質浸透圧を保つ働きがあります。また、pH緩衝作用や組織に対するアミノ酸供給源としての機能も持っていますが、線維素溶解には関与していません。
  • グロブリンは血漿蛋白質の一種で、α1、α2、β、γの4種類があります。γグロブリンは免疫グロブリンで、リンパ節で産生されますが、その他は基本的に肝臓で生成されます。しかし、線維素溶解には関与していません。
  • トロンビンは、止血反応が進んだ際に、内因性・外因性要因により形成される酵素です。トロンビンはフィブリノーゲンをフィブリンに変換する働きがありますが、線維素溶解には関与していません。
  • フィブリンは、血小板血栓を網目状に包むことにより、血栓をさらに強固にする働きがあります(血液凝固)。しかし、線維素溶解には関与していません。
  • プラスミンは、損傷部位の修復が進んだ際に、血栓中のフィブリンを分解する働きがあります。これにより、凝結が分解されて除去されるため、線維素溶解に関与しています。正解はプラスミンです。
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第54回午後:第65問

嚥下中枢が存在する部位はどれか。  

1: 赤核

2: 中脳

3: 小脳

4: 橋

5: 延髄

  • 答え:5
  • 解説:嚥下中枢は、延髄網様体に存在します。延髄は、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含んでいます。
  • 赤核は嚥下中枢ではありません。赤核は中脳被蓋の中央部に位置し、錐体外路系に属する灰白質塊です。
  • 中脳は嚥下中枢ではありません。中脳は大脳と脊髄、小脳とを連絡する多数の伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢が存在します。
  • 小脳は嚥下中枢ではありません。小脳は大脳と脊髄との間を走行する伝導路の途中に介在し、錐体外路系の重要な中枢で、運動や平衡の調節中枢を構成しています。
  • 橋は嚥下中枢ではありません。橋は延髄や脊髄と大脳との間を行き交う多数の伝導路の通路です。
  • 嚥下中枢は延髄網様体に存在します。延髄には、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含まれています。
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第53回午前:第61問

反射と脳神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 角膜反射―――――視神経

2: 対光反射―――――動眼神経

3: 前庭動眼反射―――三叉神経

4: 下顎反射―――――顔面神経

5: 咽頭反射―――――副神経

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、反射とそれに関連する脳神経の組み合わせを正しく選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、対光反射と動眼神経です。
  • 角膜反射は求心路が三叉神経、遠心路が顔面神経であるため、視神経との組み合わせは正しくありません。視神経は対光反射に関与します。
  • 対光反射は正しい組み合わせで、求心路が視神経、遠心路が動眼神経です。この反射は、光が目に入ると瞳孔が収縮する現象を指します。
  • 前庭動眼反射は、求心路が前庭神経、遠心路が動眼神経、滑車神経、外転神経であるため、三叉神経との組み合わせは正しくありません。三叉神経は角膜反射に関与します。
  • 下顎反射は、求心路・遠心路ともに三叉神経であるため、顔面神経との組み合わせは正しくありません。顔面神経は角膜反射に関与します。
  • 咽頭反射は、主に求心路が舌咽神経、遠心路が迷走神経であるため、副神経との組み合わせは正しくありません。副神経は、上位の頸神経と合して胸鎖乳突筋と僧帽筋に分布します。
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第53回午前:第62問

伸張反射について正しいのはどれか。  

1: 侵害受容反射である。

2: 単シナプス反射である。

3: 求心性線維はIb群線維である。

4: 遠心性線維はγ運動線維である。

5: 筋紡錘内の錘内線維を支配するのはα運動線維である。

  • 答え:2
  • 解説:伸張反射は筋の伸長時にその筋が収縮する反射であり、哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。
  • 侵害受容反射は侵害刺激により生じる反射であり、屈筋反射や交叉伸展反射がある。伸張反射とは異なる。
  • 伸張反射は単シナプス反射であり、正しい選択肢である。哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。
  • 伸張反射の求心性線維はIa群線維であり、Ib群線維ではない。
  • 伸張反射の遠心性線維はα運動線維であり、γ運動線維ではない。
  • 筋紡錘内の錘内線維を支配するのはγ運動線維であり、α運動線維ではない。
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第53回午前:第63問

運動単位について正しいのはどれか。  

1: 運動単位には求心性線維が含まれる。

2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。

3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。

4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。

5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。

  • 答え:3
  • 解説:運動単位は1個の運動ニューロンとそれが支配する筋線維群のことであり、神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
  • 運動単位に含まれるのは運動性の遠心性線維であり、知覚性の求心性線維ではないため、選択肢1は間違いです。
  • 1つの筋は複数の運動単位で構成されるため、選択肢2は間違いです。
  • 神経支配比は、1個の運動ニューロンが支配する筋線維の数であり、指や眼筋のように神経支配比が小さいほど微細な運動ができるため、選択肢3は正しいです。
  • 随意運動時には、小さい運動単位ほど先に活動を始めるため、選択肢4は間違いです。
  • 伸張反射において弱い刺激で活動を開始するのは遅筋であり、強い刺激では速筋の活動がみられるため、選択肢5は間違いです。
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第53回午後:第61問

骨格筋の構造で筋収縮時に長さが一定なのはどれか。2つ選べ。  

1: A帯

2: H帯

3: I帯

4: Z帯

5: 筋節

  • 答え:1 ・4
  • 解説:骨格筋の構造には、A帯、H帯、I帯、Z帯、筋節などがあります。筋収縮時に長さが一定なのはA帯とZ帯です。
  • A帯は暗く見える暗帯で、筋収縮時でも長さは一定です。これは、筋収縮時にアクチンとミオシンの相互作用により力が発生するためです。
  • H帯は筋収縮時に次第に短くなります。これは、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの中心に向かって移動するためです。
  • I帯は明るく見える明帯で、筋収縮時に次第に短くなります。これは、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントに引き寄せられることで、I帯の長さが短くなるためです。
  • Z帯は筋収縮時でも長さは一定です。これは、Z帯が筋線維の構造を維持する役割を果たしており、筋収縮時にもその機能が変わらないためです。
  • 筋節はZ帯とZ帯の間の距離で、筋収縮の機能的単位です。筋収縮時にはH帯などが短くなるため、筋節も短縮します。従って、筋節は筋収縮時に長さが一定ではありません。
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第53回午後:第62問

視覚について正しいのはどれか。  

1: 一次視覚野は側頭葉にある。

2: 視細胞の杆体は色覚を司る。

3: 空間分解能は全視野で均一である。

4: 暗順応は明順応より速やかに行われる。

5: 毛様体筋は近くを見るときに収縮する。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では視覚に関する知識を問うています。正しい選択肢は5で、毛様体筋が近くを見るときに収縮することが正しいです。
  • 一次視覚野は側頭葉ではなく、後頭葉の17野にあります。これは選択肢1が間違いである理由です。
  • 視細胞の杆体は色覚を司るのではなく、薄暗いときの視覚に関与します。色覚に関与するのは錐体であるため、選択肢2は間違いです。
  • 空間分解能は全視野で均一ではなく、視野の中心と周辺で大きく異なります。中心視野ほど空間分解能が高いため、選択肢3は間違いです。
  • 暗順応は明順応より速やかに行われるのではなく、むしろ明順応の方が速やかに行われます。このため、選択肢4は間違いです。
  • 毛様体筋は近くを見るときに収縮し、対象物が近づくと毛様体筋が収縮して毛様体小帯を弛緩させます。これにより前面の曲率が大きくなり、屈折力を増すことで遠近順応を行います。選択肢5は正しいです。
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第53回午後:第63問

副交感神経の作用で収縮する筋はどれか。  

1: 立毛筋

2: 排尿筋

3: 血管平滑筋

4: 瞳孔散大筋

5: 内肛門括約筋

  • 答え:2
  • 解説:副交感神経は、身体のリラックスや消化を促す働きがあり、筋肉の収縮や緩和に関与しています。この問題では、副交感神経の作用で収縮する筋を選ぶ必要があります。
  • 立毛筋は皮膚の毛を逆立てる筋肉で、交感神経の作用で収縮します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 排尿筋は副交感神経(骨盤神経)の作用により収縮し、尿の排出を助けます。この選択肢は正しい答えです。
  • 血管平滑筋は交感神経の作用により収縮し、血管の収縮や拡張を調節します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 瞳孔散大筋は交感神経の作用により収縮(散瞳)し、瞳孔を拡大させます。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 内肛門括約筋は交感神経の作用により収縮し、排便を制御します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
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第52回午後:第61問

1本の神経線維を電気刺激した場合の興奮伝導の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 興奮は一方向に伝わる。

2: 興奮は減衰せずに伝わる。

3: 興奮は太い線維ほど速く伝わる。

4: 興奮は並走する別の線維に伝わる。

5: 有髄線維では興奮が髄鞘に伝わる。

第52回午後:第62問

四肢からの感覚伝導路について正しいのはどれか。  

1: 触覚の線維は中脳で交叉する。

2: 圧覚の線維は脊髄視床路を通る。

3: 温度覚の線維は脊髄節で交叉する。

4: 一次ニューロンの細胞体は後角にある。

5: 痛覚の伝導路は延髄で二次ニューロンになる。

第52回午後:第64問

交感神経の作用はどれか。  

1: 瞳孔の縮小

2: 膀胱の収縮

3: 心拍数の減少

4: 気管支の拡張

5: 膵液の分泌促進

第52回午前:第58問

大脳辺縁系とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 海馬―――――体温調節

2: 嗅球―――――内分泌

3: 視床下部――――長期記憶

4: 帯状回―――――運動学習

5: 扁桃体―――――短期記憶

第52回午前:第62問

運動単位について誤っているのはどれか。  

1: 1個の運動ニューロンとそれに支配される筋線維群を運動単位という。

2: 1つの筋肉は多数の運動単位で構成される。

3: 1個の運動ニューロンが何本の筋線維を支配しているかを神経支配比という。

4: 上腕二頭筋より虫様筋の方が神経支配比は大きい。

5: 最も強い筋収縮は筋のすべての運動単位が同期して活動するときに起こる。

第52回午前:第63問

腱をたたいて骨格筋を急速に伸ばすと起こる筋単収縮に関与するのはどれか。  

1: 筋紡錘

2: Pacini小体

3: Ruffini終末

4: 自由神経終末

5: Meissner小体

第51回午前:第62問

骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。  

1: 電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる。

2: 支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という。

3: 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。

4: 刺激頻度を5~6 Hzに上げると強縮が起こる。

5: 速筋は遅筋に比べ強縮を起こす刺激頻度の閾値が高い。