Loading...

第14回午前の過去問

国試第14回午前:第1問

病気の治療について正しいのはどれか。

1:対症療法は病気の原因を取り除くことを目標とする。
2:物理療法は患者自身の運動による心身機能の回復を目標とする。
3:精神療法とは向精神薬を用いる治療のことである。
4:薬物療法とは内科的治療の一つである。
5:リハビリテーションとは外科的治療の一つである。

国試第14回午前:第2問

正しい組合せはどれか。

a:レントゲン(Wilhelm ConrRontgen) ―― MRI
b:パスツール(Louis Pasteur) ―――――- 種痘
c:コッホ(Robert Koch) ―――――------ ペニシリン
d:アイントーヴェン(WillEinthoven) ―--- 心電図
e:野口英世 --------――――――――- 黄熱病
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第3問

臨床工学技士として行うことのできる医療行為はどれか。

1:静脈からの採血
2:体外循環装置からの採血
3:気管内挿管
4:処方せん発行
5:診断目的の心電図検査

国試第14回午前:第4問

一次予防に含まれるのはどれか。

a:健康教育
b:ポリオの予防接種
c:デイサービス
d:胃がん検診
e:心筋梗塞後のリハビリテーション
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第5問

我が国の大気汚染について正しいのはどれか。

a:光化学オキシダントは二次汚染物質である。
b:窒素酸化物濃度は排出規制で近年改善傾向にある。
c:浮遊粒子状物質は直径の大きなものほど健康に有害である。
d:一酸化炭素濃度は環境基準を満たしている。
e:硫黄酸化物は酸性雨をもたらす。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第6問

環境問題について正しいのはどれか。

a:オゾン層の破壊によって皮膚癌発生の危険が増す。
b:PCB(ポリ塩化ビフェニル)は体内に蓄積される有害物質である。
c:二酸化炭素濃度の増加は地球温暖化の原因となる。
d:地球環境の変化を継続的に測定・監視することを環境アセスメントという。
e:ダイオキシンの発生源は農薬散布である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第7問

食品衛生について正しいのはどれか。

a:腸管出血性大腸菌O157は他の大腸菌に比べ耐熱性が高い。
b:黄色ブドウ球菌による食中毒は菌が産生する毒素による。
c:腸炎ビブリオは細菌性食中毒の原因となる。
d:フグの内臓に含まれるテトロドトキシンは神経を麻痒させる。
e:食品衛生法は食品用器具について規制していない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第8問

血圧上昇の原因となるのはどれか。

1:心拍出量の減少
2:血管抵抗の減少
3:尿量の減少
4:感神経活動の低下
5:循環血液量の減少

国試第14回午前:第9問

ホルモン分泌を直接調節する因子として正しい組合せはどれか。

1:アドレナリン分泌 ――――- 動脈血酸素分圧
2:インスリン分泌 ―――――- 迷走神経
3:糖質コルチコイド分泌 ――- 血漿ブドウ糖濃度
4:甲状腺ホルモン分泌 ――― 交感神経
5:エストロゲン分泌 ――----- 下垂体前葉ホルモン

国試第14回午前:第10問

安静時の血流量が最も多い器官はどれか。

1:
2:
3:肝臓
4:腎臓
5:皮膚

国試第14回午前:第11問

腎臓について正しいのはどれか。

1:糸球体は髄質にある。
2:近位尿細管は尿中にブドウ糖を分泌する。
3:ヘンレループは皮質の中で迂曲する。
4:集合管の水透過性はバソプレッシンによる調節を受ける。
5:ボーマン嚢はリンパ液を含む。

国試第14回午前:第12問

副交感神経の支配を受けない器官はどれか。

1:汗腺
2:虹彩
3:唾液腺
4:心臓
5:

国試第14回午前:第13問

小腸からそのまま吸収されるのはどれか。

a:グルコース
b:スクロース
c:マルトース
d:ラクトース
e:フルクトース
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第14問

ヘマトクリット値上昇の直接的原因となる病態はどれか。

1:脱水
2:発熱
3:貧血
4:高血圧
5:換気障害

国試第14回午前:第15問

浮腫の原因となるのはどれか。

1:動脈圧低下
2:静脈圧低下
3:血漿膠質浸透圧低下
4:毛細血管壁水透過性低下
5:ヘモグロビン酸素飽和度低下

国試第14回午前:第16問

細胞性免疫を担当する細胞はどれか。

1:Tリンパ球
2:Bリンパ球
3:大食細胞
4:好中球
5:好酸球

国試第14回午前:第17問

正しいのはどれか。

1:疾病の原因となる病原微生物がウイルスから細菌に交代することを菌交代現象という。
2:季節や気候の変化に伴って悪化する感染性疾患のことを日和見感染という。
3:抗生物質によって感染症を治療することを脱感作療法という。
4:白血球増多を示す白血病で細菌感染への抵抗力は低下する。
5:出血傾向を伴う白血病を赤血病という。

国試第14回午前:第18問

正しい組合せはどれか。

a:大脳皮質 ―― 書字不能
b:中脳 ―――― フラウン・セカール症候群
c:視床下部 ―― パーキンソン病
d:小脳 ―――― 食欲中枢
e:脊髄 ―――― 膝蓋腱反射
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第19問

肺水腫を生じる原因はどれか。

a:右心不全
b:肺血栓塞栓症
c:高山などの低気圧下
d:僧帽弁狭窄症
e:肝硬変
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第20問

呼吸に最も関与しているのはどれか。

1:内肋間筋
2:大胸筋
3:腹直筋
4:横隔膜
5:三角筋

国試第14回午前:第21問

肺炎について正しいのはどれか。

a:カリニ肺炎はしばしば後天性免疫不全症候群(AIDS)に合併する。
b:マイコプラズマ肺炎は高齢者に多い。
c:ウイルスと細菌の混合感染性肺炎では抗生剤療法は行わない。
d:嚥下性肺炎の主な起炎菌は嫌気性菌である
e:ウイルス性肺炎の診断は発病時の抗体価と2~3週後のそれとを比較する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第22問

結核について正しいのはどれか。

a:ツベルクリン反応検査の判定は注射後12時間で行う。
b:ほとんど飛沫感染である。
c:後天性免疫不全症候群(AIDS)患者は発症しやすい。
d:ガフキー号数は菌培養の結果によって決める。
e:治療薬はペニシリンが第一選択である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第23問

虚血性心疾患について正しいのはどれか。

a:心筋の血流が減少することによって発症する。
b:冠状動脈の硬化性病変が主因である。
c:心筋梗塞では不可逆的心筋壊死が起きている。
d:狭心症は安静時には起こらない。
e:女性は男性より罹患率が高い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第24問

血圧の異常について正しいのはどれか。

a:高血圧症のほとんどは本態性高血圧症である。
b:収縮期圧140mmHg以上は高血圧症である。
c:高血圧症の治療方針は直ちに降圧剤を投与することである。
d:内分泌疾患では低血圧症は起こらない。
e:収縮期圧が120mmHg以下を低血圧症という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第25問

健常人の循環器系において圧力差がほとんどないのはどれか。

a:左心室収縮期圧と右心室収縮期圧
b:平均右心房圧と右心室拡張期圧
c:平均上大静脈圧と肺動脈拡張期圧
d:右心室収縮期圧と肺動脈収縮期圧
e:平均左心房圧と平均肺動脈標入圧
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第26問

狭心症発作時に胸部以外で痛みを訴えることが多い部位はどこか。

a:頭部
b:頸部
c:左上腕
d:下腹部
e:大腿
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第27問

心臓ぺースメーカの適応として誤っているのはどれか。

1:第1度房室ブロック
2:第2度房室ブロック
3:第3度房室ブロック
4:洞不全症候群
5:薬物抵抗性頻拍発作

国試第14回午前:第28問

人工血管が使用される疾患はどれか。

1:心房中隔欠損症
2:心室中隔欠損症
3:下肢静脈瘤
4:憎帽弁狭窄症
5:大動脈瘤

国試第14回午前:第29問

長期透析患者の合併症として正しいのはどれか。

a:多血症
b:免疫機能亢進症
c:アミロイドーシス
d:二次性上皮小体(副甲状腺)機能亢進症
e:異所性石灰化
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第30問

血液透析で正しいのはどれか。

a:最も多い死因は心不全である。
b:通常の透析液のカルシウム濃度は2.5~3.5mEq/lである。
c:透析と次の透析との間の体重増加は体重の10%程度を目標とする。
d:我が国ではアルミニウム脳症が多い。
e:エリスロポエチン投与による貧血治療目標はヘマトクリット値40~45%である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第31問

血清あるいは血漿測定値の基準値として正しいのはどれか。

1:Na : 128mEq/l
2:K : 3.0mEq/l
3:Ca : 6.0mEq/l
4:P : 5.0mg/dl
5:HCO3-: 24mEq/l

国試第14回午前:第32問

糖尿病について正しいのはどれか。

a:インスリン非依存型は先天的にインスリン産生不全がある。
b:糖化ヘモグロビン(HbA1C)値には採血時の病態が最もよく反映される。
c:腎合併症の早期発見には尿中アルブミン測定が有用である。
d:間欠性跛行は進行した動脈硬化症を疑わせる。
e:食事の糖質制限が最も重要である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第33問

下垂体ホルモンの分泌低下により生じるのはどれか。

a:性早熟症
b:先端巨大症
c:低身長症
d:Sheehan〈シーハン〉症候群
e:Cushing〈クッシング〉症候群
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第34問

健常成人の体重当たりの循環血液量はおおよそいくらか。

1:35ml/kg
2:55ml/kg
3:75ml/kg
4:95ml/kg
5:105ml/kg

国試第14回午前:第35問

エリスロポエチンはどこで産生されるか。

1:リンパ節
2:胸腺
3:脾臓
4:腎臓
5:骨髄

国試第14回午前:第36問

血液型について正しいのはどれか。

a:日本人ではABO血液型のうちA型が最も多い。
b:日本人ではRh0(D)陰性者は約5%である。
c:A型は抗A抗体を持っている。
d:B型はB抗原を持っている。
e:ABO以外の血液型に対する抗体を不規則抗体という。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第37問

腸閉塞(イレウス)について正しいのはどれか。

a:緊急処置を要する。
b:機械的イレウスと機能的イレウスに分類される。
c:腹部単純エックス線検査が診断に有用である。
d:腹痛は一般にない。
e:洗腸は禁忌である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第38問

C型肝炎について正しいのはどれか。

a:食物は感染経路の一つである。
b:発症には遺伝的因子が関与する。
c:肝硬変の原因となる。
d:針刺し事故は原因になる。
e:ワクチンによって予防できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第39問

ショック患者の酸素吸入について正しいのはどれか。

a:パルスオキシメータはモニタとして有用である。
b:ショックのタイプにかかわらず適応がある。
c:フェイスマスクでは7~8l/minの流量で約40%の吸気酸素濃度となる。
d:低酸素血症が改善されれば組織への酸素供給も改善される。
e:酸素吸入中に輸液療法を併用してはならない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第40問

正常範囲内の値であるものはどれか。

a:安静呼気位胸腔内圧 : +5cmH2O
b:1秒率 : 75%
c:残気率 : 25%
d:動脈血酸素含量 : 21ml/dl
e:平均肺動脈圧 : 65mmHg
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第41問

動脈硬化が原因となるのはどれか。

a:静脈瘤
b:肝硬変
c:大動脈瘤
d:心筋梗塞
e:慢性腎炎
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第42問

麻酔器の使用前点検を行った。酸素、亜酸化窒素(笑気)をそれぞれ3l/minで流した状態で酸素の供給を止めたところ、酸素の流量は0 l/minとなったが亜酸化窒素はそのまま流れ続けた。最も考えられるのはどれか。

1:正常である。
2:亜酸化窒素の圧力調整器が故障している。
3:酸素の圧力調整器が故障している。
4:ガス遮断安全装置が故障している。
5:低酸素防止装置付流量計が故障している。

国試第14回午前:第43問

カプノメータで検出できないのはどれか。

a:呼吸停止
b:心停止
c:肺塞栓
d:低酸素症
e:血圧低下
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第44問

モルヒネの作用はどれか。

a:鎮痛
b:便秘
c:振戦
d:発汗
e:催吐
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第45問

ジギタリスについて誤っているのはどれか。

1:うっ血性心不全の治療に用いる。
2:安全域が狭い。
3:薬物相互作用が強い。
4:副作用として頻脈が出やすい。
5:副作用として消化器症状が出やすい。

国試第14回午前:第46問

関係の深い組合せはどれか。

a:芽胞(胞子) ―--―- クロストリジウム属
b:菌交代現象 ――-- 真菌
c:嫌気性菌 ――---- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
d:抗酸菌 ――------ スピロヘータ
e:ビリオン ――----- ウイルス粒子
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第47問

手術野の消毒に使用されないのはどれか。

1:エチルアルコール
2:ポビドンヨード
3:クロルヘキシジン
4:逆性石けん
5:グルタールアルデヒド

国試第14回午前:第48問

ガンマ線滅菌法で正しいのはどれか。

a:器具を使用する現場で滅菌ができる。
b:残留放射線を減衰させる時問が必要である。
c:温度の管理が必要である。
d:包装状態のまま滅菌できる。
e:多数の器具を一括して滅菌できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第49問

エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌終了直後の眼科用器具を患者に用いたところ、眼球結膜に重度の傷害が生じた。原因はどれか。

1:滅菌中の温度管理が不適切であった。
2:滅菌中の湿度管理が不適切であった。
3:エアレーションが不十分であった。
4:エチレンオキサイドガス(EOG)の濃度管理が不適切であった。
5:滅菌時問が不十分であった。

国試第14回午前:第50問

センサの特性について正しいのはどれか。

a:センサの出力の変化と入力の変化との比を感度と呼ぶ。
b:ヒステリシスとは感度が温度に依存する性質である。
c:内部雑音は感度限界の要因でない。
d:過渡応答とは入力の時間変化に対する出力の応答である。
e:周波数特性には振幅特性と位相特性がある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第51問

平均10、分散2の正規分布について誤っているのはどれか。

a:標準偏差は4である。
b:分布密度関数の値は正である。
c:この分布に従う2つの独立な変量の和の平均は20である。
d:この分布に従う2つの独立な変量の和の標準偏差は2である。
e:この分布に従う2つの独立な変量の標本平均の分散はである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第52問

一つの量を同じ条件下で多数回計測したとき、図のような頻度曲線が得られた。精密は高いが正確度にかける計測を示す曲線はどれか。

14AM52-0

国試第14回午前:第53問

呼吸モニタについて正しいのはどれか。

a:流量はローリングシール型流量計によって測定される。
b:二酸化炭素濃度は赤外線分析計で測定される。
c:圧力センサには静電容量変化を検出するものがある。
d:コンプライアンスは、体積と圧力とによって求めることができる。
e:生理学的死腔率は呼吸モニタの一次情報である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第54問

脳波計について正しいのはどれか。

a:増幅器のCMRR(同相除去比)は60dB以上である。
b:CR結合の標準時定数は0.01秒である。
c:記録紙上では標準感度は50mV/mmである。
d:入カインビーダンスは5MΩ以上である。
e:電極接触インピーダンスは50kΩ以下が望ましい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第55問

図に示した脳波の波形の正しい分類はどれか。ただし、最上部の波形はθ波である。

14AM55-0
1:1 β波 2 δ波 3 α波
2:1 α波 2 β波 3 δ波
3:1 δ波 2 α波 3 β波
4:1 δ波 2 β波 3 α波
5:1 α波 2 δ波 3 β波

国試第14回午前:第56問

測定値のオーダーとして正しい組合せはどれか。

a:心電図 ―― 0.5~4 mV
b:筋電図 ―― 0.1~5V
c:眼振図 ―― 1~5mV
d:脳磁図 ―― 0.5T
e:脳波 ―― 10~150μV
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第57問

正しい組合せはどれか。

a:電子体温計 ―― 温度-抵抗変化
b:熱電対温度計 ―― 金属膨張変化
c:サーモグラフ ―― マイクロ波放射
d:深部体温計 ―― ペルチエ効果
e:鼓膜温計 ―― 赤外放射
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第61問

超音波診断について正しいのはどれか。

a:肺表面では超音波の大部分が反射される。
b:超音波造影剤は血管壁との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c:音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
d:20~100kHzの超音波が用いられる。
e:周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第62問

正しい組合せはどれか。

a:電磁血流計 ――------------------------ 磁界変化検出
b:超音波血流計 ――---------------------- ドップラー効果
c:熱希釈法 ――-------------------------- 血液温度変化
d:電気的インピーダンスプレチスモグラフィ ―― 血液導電率変化
e:RIクリアランス法 ――-------------------- RI半減期計測
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第65問

物理エネルギーを用いた治療における治療効果と副作用との関係が図のようになるとき、治療の選択基準について適切なのはどれか。

14AM65-0
a:E3-E1が大きい。
b:E1-E0が大きい。
c:M3/M1が大きい。
d:S3/S1が大きい。
e:M2/S2が大きい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第66問

心臓ぺースメーカについて正しいのはどれか。

a:副作用の一つに横隔膜刺激がある。
b:体外式は内部電源機器である。
c:植込み式の内蔵電池はマンガン電池である。
d:植込み式では双極電極の方が単極電極より電気ノイズによる感知不全を起こしやすい。
e:植え込み式のリード線をマルチ・ファイラーコイルとするのは断線対策である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第67問

除細動器について正しいのはどれか。

a:出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗(無誘導)を用いる。
b:出力電流波形は20ms以上長く尾を引くパルスがよい。
c:有効に除細動が行われた場合はパドルを接触させた皮膚に熱傷ができる。
d:心房細動の除去はR波同期で行う。
e:出力端子と接地問の静電容量によって高周波分流が起こる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第68問

電気メスの使用法について正しいのはどれか。

a:患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。
b:終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。
c:接地された金属部分を患者の身体に接触させない。
d:通電中に出力の調整を行ってもよい。
e:余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第69問

電気メスの出力について正しいのはどれか。

1:出力波形の基本周波数は20~30kHzである。
2:凝固では、連続的な正弦波を用いる。
3:無負荷時の出力電圧の最高値は1000V以上である。
4:スプレー凝固で用いる出力電圧の最高値は切開より低い。
5:出力の校正は5kΩの負荷抵抗(無誘導)で行う。

国試第14回午前:第70問

レーザ手術装置について正しいのはどれか。

a:ハンドピースはオートクレーブで滅菌する。
b:ファイバ先端の汚れはアルコールガーゼで拭きとる。
c:術者は使用レーザに適応した保護メガネを着用する。
d:照射野からの拡散反射光も危険である。
e:手術野からの煙霧の排除は医療ガス設備の吸引を用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第71問

Nd:YAGレーザ手術装置について正しいのはどれか。

a:非接触照射で鋭利な切開ができる。
b:半導体レーザを使用している。
c:発振波長は近赤外領域にある。
d:石英ガラス光ファイバで伝送できる。
e:生体組織へ照射した場合の発熱深さは0.1mm以内である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第72問

マイクロ波メスについて正しいのはどれか。

a:周波数は500kHzである。
b:切開に適している。
c:対極板は不要である。
d:誘電損で発熱する。
e:心電図モニタに影響を与えない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第73問

体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。

a:微小爆発方式では音響レンズで衝撃波を収束させる。
b:圧電素子方式では圧電素子を球面状に配列してある。
c:電極放電方式では回転楕円体面反射で衝撃波を収束させる。
d:電極放電方式では真空中に置いた2本の電極の間で放電を行う。
e:電極放電方式では1ms程度の放電を行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第75問

輸液ポンプについて正しいのはどれか。

1:フィンガポンプはチューブをローラーでしごく。
2:ドロップセンサの原理は光透過計測である。
3:ドロップセンサは薬液の成分を分析する。
4:成人用点滴セットは20滴で1mlである。
5:5. 小児用点滴セットは80滴で1mlである。

国試第14回午前:第76問

臨床工学技士の業務として適切でないのはどれか。

1:医師の指示の下での高気圧酸素治療装置の操作
2:人工心肺装置の保守
3:患者の脳波の測定
4:呼吸機能曲線の解析についての研究
5:レーザ手術装置の操作方法についての説明

国試第14回午前:第77問

最小感知電流と周波数との関係について誤っているのはどれか。

1:成人男性の商用交流周波数近傍における閾値は約1mAである。
2:小児の閾値は成人男性に比べて低い。
3:1kHzを超えると閾値は周波数に伴って高くなる。
4:商用交流周波数の近傍で閾値が最も低い。
5:500Hz近傍で閾値は極大値を示す。

国試第14回午前:第79問

放射線に対して感受性の高い細胞はどれか。

a:神経細胞
b:心筋細胞
c:癌細胞
d:造血幹細胞
e:皮膚基底細胞
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第80問

医用機器からの漏れ電流について正しいのはどれか。

a:患者漏れ電流Iの単一故障状態の許容値は正常状態の2倍である。
b:患者漏れ電流IIはBF形とCF形に規定されている。
c:患者測定電流の直流の許容値はBF形とCF形で同じである。
d:接地漏れ電流に関する単一故障状態は電源導線の断線だけである。
e:接地漏れ電流の単一故障状態の許容値は正常状態の5倍である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第81問

正しいのはどれか。

1:外装漏れ電流は機器外装から機器の接地端子までの電流を測定する。
2:患者漏れ電流Iは装着部から壁面接地端子までの電流を測定する。
3:患者測定電流は内部電源機器の場合、測定する必要がない。
4:内部電源機器の接地漏れ電流はクラスI機器と同じ方法で測定する。
5:患者漏れ電流IIはF型装着部に電源電圧を加えて測定する。

国試第14回午前:第82問

病院電気設備の安全基準について誤っているのはどれか。

1:接地極の接地抵抗は1Ω以下である。
2:一般病室には、医用接地方式が用いられる。
3:一般非常電源の電圧確立時間は40秒以内である。
4:瞬時特別非常電源には蓄電池設備が含まれる。
5:手術室にはEPRシステムを必要とする。

国試第14回午前:第83問

病院電気設備の安全基準(JIS T 1022)について正しいのはどれか。

a:接地極として病院建物の鉄骨を使用してよい。
b:非接地配線方式はミクロショック防止に有効である。
c:手術灯は一般非常電源から給電される。
d:非常電源用コンセントの色は赤である。
e:非常電源は医用室以外の電気設備にも共用できる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第84問

絶縁物で覆われている機器の外装漏れ電流を測定する場合、外装に密着させる金属箔の大きさはどれか。

1:2cm×5cm
2:5cm×5cm
3:10×20cm
4:20×20cm
5:外装全体

国試第14回午前:第85問

漏れ電流測定回路について正しいのはどれか。

14AM85-0
a:漏れ電流の測定値は電圧計Vの読みをR2で除した値である。
b:R1とC1とで高域通過フィルタを形成している。
c:入力インピーダンスZは広い周波数範囲にわたって約10kΩである。
d:R1の抵抗値は10kΩである。
e:点線内は人体の電撃に対する周波数特性を模擬している。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第86問

医用機器の安全管理について正しいのはどれか。

a:受入れ試験では臨床的評価は必要としない。
b:機器管理の一つとして点検記録の整理がある。
c:機器の定期点検にはチェックリストを用意する。
d:機器の使用に際して緊急事態処理の訓練・教育も必要である。
e:機器の廃棄の決定にMTBFによる評価は適切でない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第88問

機器やシステムの信頼性について正しいのはどれか。

a:同一の信頼度を持つ機器を直列に接続すると系の信頼度は低下する。
b:定常アベイラビリティは機器が利用できる時問割合を表す。
c:MTBFは修理に要した時問の平均値を表す。
d:MTTRは故障と故障との問の無故障時問の平均値を表す。
e:故障率は初期故障期問より偶発故障期問の方が大きい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第89問

医療ガスについて誤っているのはどれか。

1:合成空気の成分は酸素と窒素である。
2:医療ガスには吸引も含まれる。
3:ボンベ内の亜酸化窒素(笑気)の残量はボンベ内圧から求める。
4:酸素の比重は空気より大きい。
5:窒素は外科用手術機器の動力源として用いられる。

国試第14回午前:第90問

医療ガス設備について正しいのはどれか。

a:非常時に下流へのガス供給を止めるためにシャットオフバルブを使用する。
b:CEシステムは-183°Cの液化酸素を貯蔵できる。
c:シュレーダ方式は接続部の口径の違いによってガスの誤供給を防止している。
d:マニフォールドは液化酸素から酸素ガスに変換するシステムである。
e:ピン方式の接続部はビンの数のみによってガスの種類を定めている。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e