標準予防策(standard precaution)で誤っているのはどれか。
1: 湿性生体物質には、血液、痰などが含まれる。
2: すべての患者の湿性生体物質が隔離の対象となる。
3: 創傷皮膚を扱ったら、他の部位に触れる前に手洗いをする。
4: 手袋を用いれば、手洗いは省略してよい。
5: 飛沫による汚染の予防には、マスクやガウンを用いる。
作業療法室における感染予防として適切でないのはどれか。
1: 部屋の湿度は十分に保つ。
2: 洗面台には足踏み式の給水栓を設置する。
3: 手は患者の治療ごとに洗う。
4: 石鹸を用い流水で20秒程度洗う。
5: 手洗い後は備え付けの布タオルで拭く。
インフォームド・コンセントに含まれないのはどれか。
1: 患者の同意
2: 治療法の選択肢の提示
3: 予後の説明
4: 治療方針の説得
5: 診断結果の伝達
軽作業を開始する際、注意すべき安静時所見はどれか。
1: 収縮期血圧134 mmHg
2: 拡張期血圧86 mmHg
3: 脈拍92/分
4: 呼吸数30/分
5: 酸素飽和度98%
精神科デイケア・スタッフの対応として適切なのはどれか。
1: 職種の役割を優先した活動を行う。
2: プログラムの作成はスタッフが行う。
3: スケジュール通りの活動を重視する。
4: 個別の対応よりも集団の維持を重視する。
5: 家族指導・援助を重視する。
作業療法中に院内感染を起こす可能性が低いのはどれか。
1: 結核
2: MRSA
3: AIDS
4: インフルエンザ
5: 疥癬
院内感染の防止対策について誤っているのはどれか。
1: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。
2: MRSA患者が触れた器具や手指は消毒する。
3: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。
4: 患者の血液に触れたら直ちに洗浄する。
5: 患者に使用した注射針を刺したら直ちに医師に報告する。
感染症に関して正しいのはどれか。
1: MRSAは健常者でも保菌者が存在する。
2: 疥癬患者は入浴後に作業療法室で訓練する。
3: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
5: AIDS患者の唾液は感染性が高い。
患者の病室に行ったところ車椅子が横転し患者は床に仰臥位で倒れていた。適切な対応はどれか。
1: 患者を側臥位にする。
2: 患者を車椅子に乗せる。
3: 患者をベッドに戻す。
4: 床の上で四肢を他動的に動かしてみる。
5: 病棟スタッフを呼ぶ。
主治医への作業療法経過報告書に記載する内容で適切でないのはどれか。
1: 作業への取り組み方
2: 開始時から報告時までの状態変化
3: 他の患者との関係
4: 口止めされた患者との約束
5: 作業能力の評価結果