精神科デイケアのプログラムで適切でないのはどれか。
1: スポーツ活動
2: 作業活動
3: 集団精神療法
4: 職場適応訓練
5: 生活技能訓練
精神科デイケアについて正しいのはどれか。
1: 第一次世界大戦直後にイギリスで開始された。
2: ショートステイの機能をもつ。
3: スタッフとして助手の配属が規定されている。
4: 大規模と小規模の二つの基準が設定されている。
5: 障害者プランにおいて整備目標は定められていない。
精神科デイケアのプログラムで適切でないのはどれか。
1: 訪問支援
2: 就労準備
3: 家族支援
4: 授産作業
5: 心理教育
精神科デイケアへの通院が長期になっている患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.現在のプログラムを再検討する。イ.本人に継続の希望がある限りそのまま続ける。ウ.主治医からの指示が特にないため治療を続ける。エ.終了させる方向で期限を示して本人と面談する。オ.授産施設など、地域の社会資源への移行も考える。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
精神科デイケアの話し合いで適切でないのはどれか。 ア.スタッフがリーダーシップをとる。イ.沈黙があってもメンバーが発言するのを待つ。ウ.感情的な発言も集団内で取り上げる。エ.メンバー間の相互交流を促す。オ.混乱したときは多数決で決める。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
精神科デイケアについて正しいのはどれか。
1: 学童も対象になる。
2: 保険診療の対象ではない。
3: 在宅高齢者は対象ではない。
4: グループホーム利用者は対象ではない。
5: 対象疾患で最も多いのは認知症である。
精神科作業療法の作業種目の選択において適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.医師の指示によって決定する。イ.患者自身が選択して決定する。ウ.多種類の種目から選択する。エ.治療目標によって決定する。オ.病前の趣味を選ぶ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 他の患者との交流は避ける。
2: 変化のある作業種目を選択する。
3: 誤った言動は理論的に正す。
4: 作業の誤りはまとめて訂正する。
5: 楽しみの要素を取り入れる。
精神科作業療法の評価で適切でないのはどれか。
1: 関与しながらの観察を行う。
2: 非言語的表現も重視する。
3: 標準化された検査から始める。
4: 他部門の情報を考慮する。
5: 処方目的を考慮する。
うつ病のリワークプログラムで正しいのはどれか。
1: 集団療法として位置づけられる。
2: 精神科医療機関では実施されない。
3: 診断や就労状況などで対象者は限定されない。
4: 実施にあたり主治医との情報共有は制限される。
5: 急性期からプログラムに参加することが推奨される。
精神科リハビリテーション活動の説明で正しいのはどれか。
1: ACTは重症精神障害者の地域生活を支援する。
2: SSTは精神科病院内での生活技能の向上を目指す。
3: 認知リハビリテーションは集団形式で実施することは避ける。
4: ケアマネジメントは支援機関中心に必要なサービスを検討し利用者に提供する。
5: 心理教育は、援助する者とされる者とを明確に区分した構造的な治療関係の中で実施する。
境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
1: 支持的態度を維持する。
2: チーム間でかかわりの合意をしておく。
3: 指示的態度を維持する。
4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。
5: 実施時間の取り決めは明確にする。
精神科作業療法の初回評価で適切なのはどれか。
1: 複数の種目を同時に行う。
2: 複雑な種目で行う。
3: 種目は一定の設定場面で行う。
4: 患者が希望した種目で行う。
5: 退院後の希望にそった種目を行う。
器質性精神障害患者に対する作業療法開始時の作業適用で適切でないのはどれか。
1: 作業工程が単純なものを選ぶ。
2: 個別プログラムから始める。
3: 知的水準を確認しておく。
4: 耐久性を高める作業を選ぶ。
5: 安全な作業環境を設定する。
36歳の男性。精神分裂病(統合失調症)。20歳代に発病。就労を目的としてデイケアの通所を開始。対人関係は表面的には如才なく接している。しかし、女性や年下の人には横柄で命令的な反面、目上や初対面の人には緊張して口もきけない状態になることもある。就労に関しては公共職業安定所で職探しをしている。デイケアの活動で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.集団療法で過去の職歴について話し合う。イ.生活技能訓練で面接訓練を行う。ウ.外部機関への単独訪問を制限する。エ.自由画などの創造的作業を行う。オ.興味のある趣味的な作業を行う。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
精神科作業療法の面接時の留意点で適切でないのはどれか。
1: 患者の座る位置に配慮する。
2: 患者が自ら話せるように工夫する。
3: 患者の表情・姿勢を観察する。
4: 患者のペースを尊重して進める。
5: 患者に面接時間の長さを決めてもらう。
躁病患者への対応で適切なのはどれか。
1: 非構成的な作業を提供する。
2: 作業種目は本人が決める。
3: リーダーの役割を提供する。
4: 作業回数は本人が決める。
5: 行動範囲の枠を決める。
家族心理教育について正しいのはどれか。
1: 単発での実施が一般的である。
2: 家族を精神疾患の原因と捉える。
3: 治療者から家族への指示が重視される。
4: 家族の対処能力が向上することを目指す。
5: 当事者と同居する家族のみが対象である。
うつ状態の作業療法における留意点で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 生活に関連する活動を行う。
2: 気分転換の方法を検討する。
3: 社会適応のための耐性を高める。
4: 病前に得意だったことを優先する。
5: 他者との競争を作業に取り入れる。
精神科作業療法のインフォームドコンセントについて適切なのはどれか。
1: 作業種目を変更する場合の同意は必要ない。
2: 医療保護入院の入院患者は同意を得る必要はない。
3: 言語理解が困難な場合は誘導しながら同意を得る。
4: 活動内容の説明は良好な患者―治療者関係の構築に必要である。
5: 精神症状が重篤な場合は患者の同意よりも治療効果が優先される。